Resident Rebuilding Kivotos 作:柊 シズク
夜の帷がアビドスを覆った頃一人の男がジョンの前に立った。
「クックックッ初めまして、異世界からの来訪者。」
「お前は誰だ。」
ジョンが声のトーンを落として聞いた。
「名乗り遅れましたね、私はゲマトリアのそうですね黒服と呼ばれています。」
黒服と名乗った男が不気味な顔で答えた。
「それで黒服俺に何の用だ?」
「あなたの知りたい情報を教えましょう、無論対価は頂きますが。」
「対価次第だな。」
「そうですね、対価はあなたの元いた世界についての一年分の情報につき一つ語るとしましょう。」
「分かったなら教えろ、神秘とは何だ。」
黒服は少し考え込むと答えた。
「神秘とはこの世界を構成するパーツ、生徒が生徒である理由、神々の残した軌跡、使い手によって変質するエネルギー、などといったものとされています。」
「なるほど、なら次だ何故俺はここに来た。」
「何故来たかですか、むしろ適切な表現をするならあなたはここに生み出されたという方が正しいでしょうね。」
「生み出されただと?」
「ええ、あなたはキヴォトスの外の神によって解析、分解、再構成されたのですから。」
ジョンはあまりにも常識外れな発言に対して動揺を隠せなかったがそう考えれば整合性が取れると考えて落ち着いた。
「ほう、あまり驚いていらっしゃらないようですね。」
「生憎そう言われた方が辻褄が合うしな、さあ続きを話せ。」
「もちろんですとも、まずはあなたの会った神について教えねばなりませんね。」
「それは言葉に表すなら無邪気、好奇心旺盛といったところでしょうか、それは生命体には観測することはできませんでした。故にそれはあなたの不可視のものを観測できる力に惹かれたのでしょう。」
「まるでお前は見たことがある口振りだな。」
「いえ、あくまで我々はそれの残した数少ない痕跡と記録でしか確認したことはありません。どうやらそれはキヴォトスで何人かのあなたのような人間と交流があったようです。」
「それであなたがキヴォトスに来た理由ですが、それにとっていくらか都合が良かったのでしょう。」
「それとあなたの体はそれによって作り変えられたことによって神秘を溜め込み使用できるようになっていますね、それこそがあなたの端末に神秘の表記された理由でしょう。」
「なら最後に一つ、お前は我々と言ったなゲマトリアとは何だ。」
「ただの研究者の集まり、崇高、恐怖、神秘について探究する者達といったところでしょうか。」
「ではあなたの世界について聞かせてもらいましょう。」
ジョンは最終戦争までの歴史について簡単に話した。
「なんと興味深い、これで十分です。」
「聞いたところによるとあなた以外にこちらに来た存在がいるそうです、それとトリニティ側の地下道に何かあるとも聞きましたね。」
「これはただの独り言なので聞き流しても問題ありません。」
「ではまた会う日まで。」
そう言って夜の闇に黒服は消えていった。
(俺以外にもキヴォトスに来た奴がいるとのことだが話が通じる奴だといいな。トリニティの境界線近くにあるものか…今度調べに行かないとな。)
.
2日後
突然ジョンのスマホにアンナからの連絡が来た。
(パトロール中の電話は緊急連絡のみにしていた、一体何があった?)
急いで繋ぐとアンナが怯えた声でジョンに言った。
『見たことない化け物がいます!? 』
「見たことない化け物だって?どんな見た目だ?」
『えっと、3メートルぐらいの大きさで大きなかぎ爪を持った二足歩行のトカゲのようなやつでそれと鎧みたいなのを身につけてます。』
ジョンは思い当たる生き物が一つあった。
「今はどこにいる?」
『砂尾町2丁目です。』
「分かった、すぐに向かう。」
ジョンはユメとホシノに事情を話し一緒に向かった。
「みんな大丈夫?」
ユメがアンナたちに聞くと
「はい、全員傷ひとつないです。」
リノが答えた。
『なら問題ない、状況は?』
ジョンがアンナに確認すると
「ここを左に曲がって100m先にそいつがしきりに周りの匂いを嗅いでいました。」
『了解、ユメは盾を構えて俺の後ろに。』
『ホシノ、アンナたちはその後ろで銃を構えろ。』
「「「分かりました。」」」
ジョンが路地から顔を出すと思った通りの対象とは少し違い
『デスクローだが、あいつはまさか!?』
弱点である腹部を守るためのポリマー装甲や特徴的な片方だけ伸びた角が彼のC.A.M.Pで共に暮らしていたペットの一匹ということを指し示していた。
『全員警戒を解いてくれ、あれは俺のペットだ。』
「あれがペットって正気ですか!?」
ホシノはジョンの正気を疑ったようだ。
ジョンがヘルメットを外して口笛をリズムよく吹くとデスクローがゆっくりと近づいてきて座った。
「ほら、これで信じてくれるか。」
ジョンの自身ありげな言葉にホシノは少し納得したようだった。
「まあ、ジョンさんには従ってるから大丈夫なんだろうけどこのトカゲ?でいいかな、ジョンさんの故郷だとこいつを飼ってるのって普通だったんですか。」
「いや基本は飼い慣らせないぞ、死ぬほど凶暴だしな。」
その言葉に固まったホシノを尻目にユメが尋ねた。
「どうやってそんな猛獣を手懐けたんですか〜。」
ユメがいつもと変わらない声で聞いた。
「仲間の間で一部の大人しい手懐けられるようなやつもいることを聞いてな、その情報を頼りに探していたら見つけたのがあいつだった。」
ジョンが懐かしむように言った。
それからユメの呼びかけで復帰したホシノやアンナたちに質問攻めをされながらデスクローを連れて行った。
デスクローは完全に趣味で出しました。
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早く本編に入るべき?
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早くしろ
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ゆっくりで問題ナッシング