転生したら妖怪だった件   作:鋼色

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14と再会と強さ

カイジンが殴って、また捕まって、国外追放されました。

 

不幸中の幸いはカイジンだけじゃなく、ミルド、ガルム、ドルドも一緒に来てくれたこと。

 

村の発展が早まる〜!

 

「来い、水嵐(スイラン)嵐牙(ランガ)

 

俺が狼の中で唯一名付けを行ったのがこの二体だ。

 

他にも名付けされた個体はいるが、そこに関してはほとんどカミアの管轄だな。

 

基本的にゴブリン系は俺、狼や白豹の獣系はカミアだ。

 

まあ、そんなわけで。言っちゃえば魂の回路を繋いでいるのはこの二体だけなんだ。だから極限者(チカヅクモノ)による簡単召喚はコイツらしか出来ない。

 

でも、問題はないんだなあ。なんでか分からないけど分身が使えるから。

 

俺も使えるようになりたい…。

 

「よかったのか?テッカク。このまま旅を続けても良かったのに、俺たちの村に来る決断をして」

「儂はカミア様が蘇るのを待っていた。その村にカミア様がいるのなら、選択肢はない」

「そっか」

「良いじゃないっすかリムル様!テッカクさんっていう強い味方が仲間に入ったんですから」

 

強い味方……まあ、それはそうか。基礎的な防御力で俺の全てを寄せ付けない圧倒的なものだし、得物を使っていない状態でも大抵の奴らはボコボコにできる。

 

ここまで頼りになるヤツは中々いないしな。

 

仲間になってくれるのなら頼って行こう。

 

 

 

 

「あ、リムル。お帰り」

「えっと……これは?」

「うん?なにが?」

「いや、このゴブリンの大群。行く前はこんな人数いなかったろ」

「あぁ、この子たちね。狼ちゃんたちを倒したってのが広がってさ。庇護を受けたいって集まったの。片方は名付けしたからもう半分はお願いね。それで?そのゴツイ人は誰なの?」

 

警戒心丸出しのカミアさん。その言葉にショックを受け、言葉を失っているテッカク。

 

……うん、何となくこうなるんじゃないかと思ってた。

 

記憶も何もかもない上に周りを全員信頼できるってわけじゃない。

 

そんなカミアに知らないヤツを会わせたらどうなるかなんてある程度想定できる。

 

「ぁ……もしかして閻魔大王?」

「はい…!儂は10代目閻魔大王、テッカクです!」

「うぅん…煌炎も仲良くなりたがってたし、私は閻魔を引き寄せる性質でもあるのかな…。まあいいや!それならよろしくね、テッカク!」

 

あら、意外。もう少し警戒度合いが高い状態が続くかなって思ってたんだけど。

 

「…意外そうな顔。私がテッカクに気を許したかが分からない?」

「まあ、そうだな」

「別に私は気を許したわけじゃないよ。ただ、私の過去を知っている存在は手元に置いた方がいいと思っているだけ。私の側にいたいんでしょ?テッカク。なら、この程度問題ないよね?」

「全くもって問題ありません。カミア様、貴女様が儂を信頼できるときまで試してください」

 

うむ、随分と強かになりおってからに。いつの間にか頼もしくなってくれてありがたいよ。

 

心なしか精神面だけじゃなくて肉体面や能力(スキル)の方面も強かになっている気がするけど。

 

〈解。個体名カミア=テンペストは新たに閻魔覇気、妖魔伝記(アヤカシ)、閻魔武装を獲得しています〉

 

俺が留守の間に何があったんだよ、本当に。何でそこまで強化されているのかリムル分からないネ。

 

「……リムル、まだアスラム抜けてないの?」

「うぐっ。なんかイマイチ上手く操作できないんだよ。感覚がよく分かんないっていうかさ」

「確かにリムルはまだ魔素の操作が上手くないからアスラムを操るのは無理だと思うけど……押さえつければ良くない?」

 

ぁ……確かに…っ!!あの魔人戦のときは超オニ魂や焼きおに斬りを捕食してなかったから押さえつけるのが出来なかったが、今なら出来る…!

 

強く、強く、強く…押さえつけるイメージで…。

 

「あ、できた」

 

〈告。鬼玉武器の完全制御を確認。滅亡の因子を個体名リムル=テンペストに投与されます。特別能力(エクストラスキル)[怨念創造]、[悪虐感知]、[滅却眼]、[亡魂眼]を獲得しました〉

 

「やっぱりリムルおかしいよ。多分私よりも狂ってるからね?本当におかしいからね?何で言われて即実行移せるの?イかれてるの?」

「んなこと言われても」

 

〈告。亡魂眼を用いて名付けが行われていないゴブリンに対して一斉に名付けを行いますか?〉

 

え、そんなことができるのか?

 

〈解。可能です。名前を用意するか、規則性を定めていただければ〉

 

ゴブリン系統だからゴブ+五十音でいいよ。それでいっぱいになってきたらゴブ+五十音+アルファベット。それでダメになったらゴブ+五十音+アルファベット+五十音で。

 

あ、妖魔受胎もできる。

 

〈了。ゴブリンたちへの名付け、及び妖魔受胎による妖魔化を行います〉

 

「……本当に意味が分からない。やっぱりリムルはイカれてるよ」

「別に良いだろ、イかれても。というか、そうじゃなきゃお前の隣にいられないだろ」

「……っ、恥ずかしげもなく言ってるの、大丈夫そう?羞恥心が出来ていないんじゃないの?」

「お前に好意を吐けるのなら、俺はいくらでも捨てるよ」

「……っ、ばか」

 

耳を濃い赤に染めたカミアに堪能していたいが、これ以上ここで長居はできないな。

 

色々とやらなきゃいけないことが山積みだ。

 

新しく来たデモンゴブリンたちの担当係を決めなきゃいけないしな。

 

さぁてと、これから忙しくなりそうだな。




滅却眼
・大賢者とのリンクで大賢者の思考加速×滅却眼の思考加速となる
・標的を動かず見続けるか、マーキングをつけることで一部部位を破壊する
・マーキングを行った相手への滅却は自身の魔素を用いず、マーキングが置かれた相手の魔素を用いる
・簡易的かつ範囲的な時間逆行を行うことができる。特殊能力(ユニークスキル)以上のものを保有している場合、通用しない。
・結界や物体に特化した解析鑑定、物質鑑定(マテリアルアナライズ)で結界などを容易に破壊できる
・一定以上魔素の格差がある場合、魔法や能力(スキル)の行使を妨害できる。

亡魂眼
・こちらに付き従っている魂の操作が可能であり、実際に行ったような一斉名付けが可能となっている。
・魂の操作を得意とする瞳であり、空中に浮かんでいるだけのただの魂ならば掌握できる。
・大賢者の演算能力×リムル=テンペストの演算能力が手に入る。
・圧倒的格差がある場合、洗脳ができる。
・妖怪の魂とは相性最高であり、亡魂眼を発動している最中は妖怪魂関係の身体能力や能力(スキル)などは120%の性能を引き出される。
・半精神生命体や精神生命体などに少しの特攻を得る。

妖魔伝記
・元となった能力+更に便利な能力が追加された感じ。
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