ハイスクールⅮ×Ⅾ 碧い猛獣と赤き龍帝   作:BLUE@

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一誠の眷属化についてある方が解決案を出してくれたのでそれを採用しました。


眷属勧誘と繋がる想い

「粗茶です」

「ありがとうございます」

 

オカルト研究部の自己紹介を終えると姫島先輩が俺達に緑茶を入れてくれた。

 

受け取ったお茶を一口飲めば、心に染みる良いお味。些細な違和感もお茶の美味しさの前に消えはてる。

 

「美味しいです」

「落ち着くにゃ~」

「とても美味しいです」

「あらあら。ありがとうございます」

 

嬉しそうに笑う姫島先輩に、これは本心からだなと感じた。

 

「朱乃、あなたもこちらに座ってちょうだい」

 

姫島先輩もリアス先輩の隣に腰を下ろす。これで全員座った形だ。

 

「早速だけど、昨日貴方が捉えた堕天使について話すわ」

 

グレモリー先輩は俺を襲った堕天使の処遇について話始めた。

取り調べやら交渉材料など様々な話を聞くが正直俺には興味が無い。

 

「それでねイッセー、貴方が捕えてくれた堕天使は堕天使陣営に引き渡すことになったわ。その、何か報復とかはしなくて良いの?」

 

俺が望むならば報復は許されるとグレモリー先輩は言う。けどその返事は決まっている。

 

「特にありませんね。あんな小物を痛めつける趣味は無いんで」

「そ、そうなの?意外と辛辣ね、貴方は」

 

俺のカラッとした返答に先輩達はちょっと戸惑っていた。

まあ、普通なら命を狙ってきた相手に俺みたいな態度を取らないわな。

 

「さて、堕天使についての話はここまでにして本題に入りましょうか」

 

グレモリー先輩は一度座り直すと真っ直ぐ俺を見つめる。

 

「兵藤一誠君。貴方は悪魔に興味は無いかしら?」

 

グレモリー先輩の問に黒歌と白音が敏感に反応する。俺は二人を落ち着かせるように頭を撫でる。

 

「やっぱり勧誘も目的でしたか」

「大戦以後、力ある純血悪魔の減り続ける悪魔は、強い同朋を求めている。それこそ他種族を勧誘し悪魔化するほどに」

 

リアス先輩は語る。

 

「四大魔王が一角、アジュカ・ベルゼブブ様が創り出した【悪魔の駒】。爵位持ちの悪魔に下賜されるそれを使い眷属とするの」

 

テーブルの上に並べられるチェスを模した駒。ただその色は白でも黒でも無く、持ち主の髪の色と同じ血のような紅だった。

 

魔力に反応し色が変わるのか?駒から発する魔力は紛れもなくグレモリー先輩と同じものだ。

 

「昨日貴方から堕天使を撃退したと聞いた時、是非勧誘したいと思っていたけど。当代の赤龍帝だと……」

『厄災呼ぶ悪名高い赤龍帝だ、覚悟も無く引き入れれば火傷ではすまんぞ』

 

俺の左腕からドライグが挑発する。ドライグの声を聴いて、木場と姫島先輩が目を見開く。

でもいくら強い眷属が欲しくても赤龍帝となると話は別になるか。良い人だからいささか残念だな。

 

「リアス・グレモリーを舐めないで赤龍帝。イッセーを勧誘したい気持ちに変わりはないわ。私は神器を抜きにしてイッセーのことは気に入ったもの。ただ所有者の実力で眷属化が可能か決まるから、私の実力ではできないかもと思ったのよ」

『そうだな。俺から見ても相棒はかなりの実力を持っているからな、天才程度では足りんかも知れんな』

 

実力かあ。俺は師匠に鍛えられながらはぐれ悪魔を狩ったりしているからな。実力が彼女を上回っていてもおかしくは無い。……師匠には未だ勝ててないけど。

 

「……眷属化については何とかなると思います」

 

俺の言葉に全員が注目する中、俺は思いついた策を伝える。

 

「実は俺の隣に居る黒歌と白音は猫又の中でも希少な存在である猫魈という存在で仙術を扱えます。二人の力で俺の力を眷属化出来るレベルまで弱体化してもらえば眷属に出来ると思います」

「そんな、危険にゃ!」

「そうです!そんなことをすれば先輩が」

 

俺が考えた提案に、黒歌と白音が叫ぶが俺の意志は変わらない。

どんなに危険でもやってみる価値はあるはずだ。

 

「……一誠君。どうしてそこまで」

 

どうしてか。そんなものは決まってる。

 

「単純なものですよ。好きな人と長く一緒に居たい。ただそれだけです」

 

俺は心配そうに見つめる二人に笑いかける。彼女達と一緒に居る為ならどんな事もするつもりだ。

俺の言葉にオカルト研究部の人達は思うところがあるのか神妙な表情になる。

 

「好きな人と長く居たい……か。【情愛】を司るグレモリーとしては貴方の願いを叶えたいわね」

「そうですね。少し羨ましいわ」

「協力しましょう部長」

 

俺の言葉に何か共感したのか三人は俺を眷属にすることに前向きになった。

 

「イッセー……」

「一誠先輩……」

 

黒歌と白音は嬉し恥ずかしといった表情で俺を見つめる。そんな二人に俺は頼み込む。

 

「協力してくれ。黒歌、白音」

 

俺の頼みに二人はしょうがないと言った様子で頷いた。

 

その後、出来る限りの準備を整えた俺達は早速眷属化の儀式を始める。黒歌と白音の仙術で力を弱められた俺の身体に八つの兵士の駒が入っていく。

 

目論見は成功したらしく、悪魔の駒は問題なく馴染んだようだ。

 

「正直、どうなるか不安だったけど。上手くいって良かったわ。調子はどう?」

「少し違和感がありますが些細なものですね。問題ありません」

 

俺は手足を動かして体の調子を確かめる。うん、この程度なら直ぐに慣れるだろう。

 

「二人共、何か違和感を感じるか?」

 

俺は仙術を使用している黒歌と白音に体の異常が無いか調べてもらう。

 

「う~ん、少し力の流れが乱れているけどそれくらいにゃね」

「私も同じですね」

 

どうやら問題は無いらしい。

 

「……では気を改めて、自己紹介ね」

 

俺の身体に異常が無い事が分かるとグレモリー先輩達は背中から翼を生やした。

 

「私はリアス・グレモリー。駒は『王』よ。宜しくね、イッセー♪」 

「姫島朱乃ですわ。『女王』を務めさせていただいてますわ。宜しく、イッセー君」

「僕は木場祐斗。『騎士』をやらせてもらってるよ。」

 

三人の名乗りに俺も応える為に悪魔の翼を生やした。

 

「兵藤一誠です。まだ勝手がよく分からないので迷惑をかけるかと思いますが、宜しくお願いします」

 

その後、俺達三人はオカルト研究部に入部するための入部届に記入した後、家に帰宅して各々のんびりと過ごした後、俺は寝る為に布団に入ると扉からノックの音が響いた。

 

今、この家には三人しか居ないからあの二人だろう。

 

「何だ?いつもなら無断で忍び込んでくるのに」

 

俺はいつもと違う行動に疑問に思いながら扉を開けるとそこには太もも辺りまである大きなパーカーを一枚だけ着た黒歌と白音が居た。

 

「どうしたんだ、二人共?」

「イッセーに渡したいものがあって、入っていいかにゃ?」

「私も、イッセー先輩に貰って欲しい物があります」

 

俺に渡したい物?こんな時間に一体何を渡すつもりなんだ?

 

「?とりあえず入れよ」

 

俺は良く分からないまま二人を中に入れる。そして俺がベットに座ると二人は俺を挟む様に座った。

 

「それで、渡したい物ってなんだ?」

「ふふ、そ、れ、は、えい♪」

「えい」

「え?おわっ!?」

 

二人は悪戯ぽい笑みを浮かべながら俺を押し倒すと足にまたがる様に乗ってきた。

 

「ふ、二人共?」

「ごめんねイッセー。私達、我慢できなくなっちゃった」

「もう、抑えられないんです」

 

突然の事に混乱する俺に二人は何処か興奮しながら潤んだ瞳で俺を見つめてくる。

 

その様子に俺は見覚えがあった。獣人系の人に良くある子孫を残そうとする本能、即ち。

 

「は、発情期!?」

 

今の二人の状態が発情していると分かって俺は目を見開く。だがおかしい。彼女達は仙術でそれらをコントロール出来るはず。

そんな疑問を二人はまだ理性が残っているのか答えてくれた。

 

「あの日、自分達を助けてくれた時から貴方に惹かれていたにゃ」

「その後、一緒に住んで居るうちに貴方の優しさに私達の想いが強くなりました」

「そんな状態で今日、あんなことを言われたらにゃあ」

「もう、じっとしていられなくなったんです」

 

どうやらあの時、俺が先輩達に言った言葉が二人の俺に対する想いが限界を迎えたらしい。

 

そうこうしている内に二人はパーカーを脱ぎ捨てる。

 

「な、なんだそれ!?」

 

俺はその下に纏っている物に絶句した。簡単に説明するなら極薄のマイクロビキニだろうか。サイズが小さいのかぴったりと食い込みながら大事な部分がくっきりと見えていた。

しかも、二人の髪色に合わせているからその卑猥さは倍増していた。

 

「驚いたかにゃ?知り合いに特注で作ってもらったのにゃ」

「……恥ずかしいけど、先輩が喜んでくれるなら……」

 

恥ずかしそうに頬を赤らめる二人に俺はようやく気付いた。

 

「もしかして、渡したい物って……」

 

全てを察した俺の様子に二人は妖艶に微笑み。

 

「「私達の初めて、貰ってください」」

 

そのまま俺に覆いかぶさってきた。

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