ヱヴァンゲリオン新劇場版 アナザーエンディング 作:りょう9▼
第一話 世界の分岐点
物語は第9の使徒戦から始まる。エヴァンゲリオン初号機パイロット碇シンジはエヴァンゲリオン弐号機パイロット式波・アスカ・ラングレーが参号機の中に閉じ込められてしまっており戦意を失っていた。
シンジ「アスカが乗ってるんだよ!?」
このまま戦えばアスカは死んでしまうかもしれない。しかし、このまま戦わなければ自分が死んでしまう。どうすることも出来ない状況にシンジは苦しむ。
ゲンドウ「お前が死ぬぞ?」
NERVの司令にしてシンジの父親であるゲンドウはシンジに問いかける
シンジ「そのほうがいいよ!アスカを殺すよりは!」
そうしてシンジが使えないと判断したゲンドウはダミープラグに切り替えるように指示を出そうとしたその時だった。
『シ、ンジ…』
それはシンジの幻聴なのかもしれない。しかしその声は確かにアスカの声だった。そしてアスカと共に過ごしてきた騒がしくも楽しかった日々。短い時間だったが確かに惹かれ合っていた二人の日常。その声を聞いたシンジはアスカとの思い出を思い出す。
シンジ(このまま……アスカを見殺しになんて出来ない…!)
その頃NERV本部ではダミープラグへの切り替えが行われようとしていた。しかしその時だった。
グググ…!バキ!メキ!
突如無抵抗だった初号機が3号機の第三の腕と第四の腕をへし折ったのだ。
マヤ「初号機シンクロ率上昇中!ダミープラグの切り替えが作動しません!」
シンジ(少しでも早く!アスカを助け出す!)
直後3号機のエントリープラグをプログレッシブナイフを使い削ぎ落とそうとする初号機。第9の使徒も抵抗するが今の初号機には叶わなかった。そして、そのまま中にいるアスカの影響が最小限になるようにエントリープラグを砕く初号機。
ピー
同時に活動限界になり停止した初号機の中でシンジはアスカの無事を祈るしかなかった
ミサト「アスカの状態は?」
リツコ「かなりまずい状態だけど命に別状はないわ。侵食してしまった第9の使徒も使徒封印用呪詛文様を使って抑えることが出来る。ただ……意識がいつ回復するかが不明ね。何しろ最小限だったとはいえが身体の損傷が激しすぎる。」
ミサト「今のシンジ君は自責の念に駆られてるわ。シンクロ率も落ちてしまったし、しばらくはエヴァに乗れなさそうね。」
リツコ「えぇ。3号機がギリギリ使える状態になりそうなのが唯一の救いね。」
二人の会話は重苦しい雰囲気だった。しかし、いつまでもそうしてはいられないのだ。次に来る使徒に備えなくてはならないのだから…
シンジ「僕が殺した…僕が殺した…僕が殺したんだ…アスカを…この手で…助けられなかった…もうエヴァに乗りたくない…もう誰も殺したくない…」
シンジの精神は限界を迎えついに初号機パイロットから降りてしまった。
続く
最近エヴァを見返したので書こうと思いました。時空大戦争は展開が思いつかずに止まってます。なのに他のアイデアはポンポン出てくる。なんでなんだよぉ!