ヱヴァンゲリオン新劇場版 アナザーエンディング   作:りょう9▼

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第四話 覚醒と終焉

「目標はターミナルドグマ第七層を通過中!」

ミサト「ここに来るわ!非戦闘員退避!」

グググ… バゴォーン!

地響きとともに使徒が司令室に到達してしまった。

ミサト「くっ…」

使徒が目から光線を出す直前のギリギリのことだった。

ドゴーン! ガコォ!

横から初号機が殴り込んできたのだ。

ミサト「エヴァ初号機? シンジ君!?」

初号機が第十の使徒を遠くに連れ込んだ。殴り合いで腕が吹き飛んでも構わずに戦うシンジ。

シンジ「ミサトさん!」

ミサト「固定ロック全部外して!」

ガキン! ビュン!

第中の使徒を引きずり出すことに成功した初号機。シンジはそのまま使徒タコ殴りする。

ガン!ガン!ミチミチミチチ…(使徒の腕を引きちぎろうとする音) グゥゥン…

シンジ「!?」

マヤ「初号機、活動限界です!予備も動きません!」

ミサト「シンジ君…」

第十の使徒はこの隙を見逃さなかった。すぐさま初号機を突き飛ばし紐のような腕で胴体を貫通させる。

グシャッ… そして赤い液体が吹き出る。そしてシンジも血を吐くレベルのダメージを負ってしまった。

ミサトたちが外に出てくる。

ミサト「シンジ君!」

 

ー活動停止した初号機の中でシンジの脳内にはアスカと共に過ごしてきた日々が走馬灯のように流れ始める。第八の使徒との戦いの後の会話。学校での痴話喧嘩。過ごしてきた時間は短かった。しかし、思い出は数え切れないほどにあった。

 

シンジ「アスカを…」

 

シンジ「アスカを…返せ!」シンジの眼が赤く光る。

初号機の眼が赤く輝き動き始める。

マリ「エヴァ再起動?活動限界のはずなのに…」

ミサト「暴走?」

リツコ「わからない…一体初号機の中で何が起こっているというの?」

初号機が立ち上がると体の装甲の所々は赤く光り始める。

第十の使徒はすぐさま初号機に向かい腕を飛ばす。しかし、ATフィールドによって簡単に防がれてしまう。突進し光線を放つが全く動じることのない初号機。初号機から光る左腕が生え、そしてそれが変形し第十の使徒を吹き飛ばす。弾き飛ばされた第十の使徒は光線を放つが初号機も同じように放つ。しかし、初号機の光線がそれを飲み込みあれほど苦戦していた多重ATフィールドまでもが一瞬で消し飛ぶ。とてつもない光が発生し、ミサトは思わず目を塞ぐ。そして再度初号機を見ると初号機から光輪が生えてくる。

ミサト「エヴァにこんな力が!?」

リツコ「初号機がヒトの域を超えている」

マヤ「プラグ深度180をオーバー!もうこれ以上は危険です!」

リツコ「やめなさい!シンジ君!ヒトに戻れなくなる!」

 

シンジ「僕がどうなったっていい!世界がどうなったっていい!だけどアスカは!せめてアスカだけは!絶対助ける!」

パピュン! ジュン!

初号機がまた光線を放つ。それは第十の使徒のATフィールド真っ二つにしコアをむき出しにさせるほどの威力だった。初号機の背後には大爆発が起こる。

ミサト「行きなさい!シンジ君!」

リツコ「ミサト!?」

ミサト「誰かのためじゃない!あなた自身の願いのために!」

初号機は第十の使徒の元にたどり着く。そしてコアに手をかざす。

シンジ「アスカ!どこだ!」

アスカ『きちゃだめ…!』

シンジ「!?」

アスカ『もう私のことはいいから…私はもうここでしか生きれない。』

シンジ「アスカ?」

アスカ『みんなと一緒に行ったときにいた水槽の魚と同じよ。こんなとこであのエコヒーキが言ってたことが正しいって分かるなんてね…いいの気にしないで…シンジ。私が消えたとしても代わりはいるんだかから。弐号機のパイロットのバックアップが。だから私のことは気にしないでいいから…!』

シンジ「違う!アスカは!僕の知っているアスカは!一人だ!だから!今助ける!」

 

空に赤い円に広がり始める。初号機の装甲が弾けコアが剥き出しになる。初号機と第十の使徒は浮遊を始める。

マヤ「そんな…?形状制御のリミッターが消えています!解析不能!」

リツコ「ヒトの域にとどめておいたエヴァが本来の姿を取り戻していく…ヒトのかけた呪縛を解いてヒトを超えた神に近い存在へと変わっていく。天と地と万物を紡ぎ相補性の巨大なうねりの中で、自らエネルギーの疑縮体に変身させているんだわ。純粋に人の願いを叶える。ただそれだけのために!」

シンジ「う゛お゛ぉ゛ぉ!」

シンジが両腕を第十の使徒のコアにかざす。そしてコアに凹みが発生した。

シンジ「グッ、うっ、う゛お゛ぉ゛ぉ!アスカ!」

第十の使徒の奥深くにいたアスカはシンジの呼びかけに気づき振り返る。

シンジ「アスカ!う゛お゛お゛ぉ゛ぉ!」

シンジは躊躇いなく第十の使徒のコアの中に飛び込む。

シンジ「アスカ!手を!う゛ぐっ!来い!う゛お゛ぉ゛ぉ!」

アスカが上に上がってくる。そしてシンジがアスカの手を掴み取った。現実世界では初号機が第十の使徒のコアを掴み上げた。

シンジ「う゛お゛ぉ゛ぉ!!」

そして遂にアスカを救い出すと同時に第十の使徒のコアは砕け散り破片が集まり少女の姿へと変化する。

加持「数が揃わぬ内に初号機をトリガーとするとは…碇司令、ゼーレが黙っちゃいませんよ。」

冬月「まさかあの二人で初号機の覚醒へとなるとわな。」

ゲンドウ「ああ、だがこの程度の誤差なら問題はない。我々の計画にたどり着くまで後少しだ。

 

シンジ「アスカ、ごめん。僕がエヴァに乗る決意を出来なくて…二度も苦しませちゃって。」

アスカ「ありがとう。二度も助けてもらっちゃて。でも私は何も出来なかった…」

シンジ「いいんだ、もう。これでいいんだ…」

 

 

マリ「なるほど、まさに王子様と姫って感じの展開だね〜。お似合いだ。」ヘックシ

 

(第三新東京市が崩壊する音)赤い円が更に空に広がってゆく。リリスが揺れ始める。

 

リツコ「この世界の理(ことわり)を超えた新たな生命の誕生。代償として古の生命は滅びる。」

ミサト「翼…15年前と同じ…!」

リツコ「そう…セカンドインパクトの続きサードインパクトが始まる。世界が終わるのよ…」

 

 

 

フュユイン! パーン!

ミサト「一体何が!?」

 

上空から舞い降りるエヴァMark.6

 

カオル「少し想定外はあったけど、約束の時だ。今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ。碇シンジくん。」

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 アナザーエンディング︰破   完

 

アナザーエンディング:Qに続く




正直この展開を書くためだけにシナリオ考え始めました。此処から先はまたしばらく先になるかもです。
Qではとりあえずアスカはヤンデレになります。(断定)そこは確定で決まってます。
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