キミノアイバガズキュンバキュン(デデデン)
「本官、フェノーメノと申します!どうぞよろしくお願い致します!」
「ナカヤマフェスタだ。どーも」
「私たち2人でやらせていただきます。しかし、少し意外ですね?ナカヤマさんがこんな舞台に出るのは?」
「いやまぁ、ゴルシのやつと少し賭けをしてな、それが原因でこうなっちまった」
「賭け事…あまり関心は出来ませんね…」
「大丈夫だって。人に迷惑は掛けてないからよォ」
「怪しい…いったい何をされたのですか?」
「ジャーニーの靴底を段々と上げていっていつ気がつくか賭けてた」
「貴方よく無事でしたねぇ!?」
「2回はいけると思ったんだよ…!一発目でバレやがった…!」
「あまりにもバカではないですか!?ちなみにゴルシさんは?」
「……明日の朝刊に載らなきゃいいなぁ…」
「ゴルシさんは!?」
「そんなこんなで、私は罰として何かしらの芸をやることになった。録画してステゴに送るんだとよ」
「なるほど…いやこれ私は完全に巻き込まれてるでありますね!?」
「頼むぜメノ…!オルフェとシリウスには断られたんだ…!」
「よりにもよってその2択!?もう少し適性というのを考えたらどうなのですか!?」
「そうなんだけどよォ…適正ってので考えたら…」
「「……明日の朝刊待ちかぁ…」」
「仕方ありませんね…付き合いましょう!」
「よしキタ!頼んだぜ!」
「では、何かやりたいことはありますか?」
「そうだな…メノ、おまえ警察に詳しいか?」
「随分とざっくりとした言い方ですね…一応、勉強中の身ではあります」
「私よく補導されるんだけどよ」
「よくされては駄目でしょう!?」
「まあそこは置いといて。テレビであるだろ、警察24時的なやつ。あれの警察側やりたい」
「ありますね。では、私とナカヤマさんで巡回している警察官をやってみましょう」
「よっしょやるぜ!」
『夜10時、2人の警察官がパトカーでの巡回を始めた』
「ナレーション付けるんですか!?」
『1人はフェノーメノ。人一倍正義感に溢れる真面目なウマ娘だ』
「ありますね、軽い紹介みたいやつが」
『別名…ハナキン』
「マメチンじゃないんですか!?」
「いやマメチンもべつに認めてはいませんが!?これ金曜日にウキウキで帰ってる人になりませんか!?」
『もう1人はナカヤマフェスタ。直感を武器に調査を進める』
『現在サザエさんジャンケンを5連敗中』
「使い物にならないっ!!!」
「あれに連敗してるのは武器とは呼べないであります!?」
「絶対パーだろあそこは…クソッ…!」
「すごい悔しそう!?」
『巡回中、怪しい車が停車しているのを見つけた』
「ほら、仕事ですよ。こちら巡回中1号車、取り調べ入ります」
「コイツハナニカアヤシイケハイガスルゼッ!(甲高い声)」
「声の編集は要らないでしょ!?」
「それは犯人の声にやるやつですよ!警察側は必要ありません!」
「ワカッタヨ」
「要りません!!!」
「(コンコン)すみません、少々お時間よろしいでしょうか?」
「ちょっくら協力して欲しいんだけどよ」
「我々、こういう者です(スッ)」
「おまえそのボンドロシールどこで買ったの?」
「シール帳じゃありませんよ!?」
「警察手帳であります!いるわけないでしょうシール帳見せてくる警察!?」
「自慢してーのかなって?」
「しませんよ取締り中に!?」
「警察手帳ですよ…!警察の者です。調査に協力いただきたいのですが」
「最近、ここいらで怪しい奴らがウロウロしてるって話なんだよ」
「あまり時間は取りませんのでいくつかの質問と検査にご協力を。まずアルコールの検査から。ナカヤマさん、道具を」
「オーケー」
「ほらリトマス試験紙」
「何が分かるんですか」
「アルコール検査ですよ!こんなの理科の授業でしか使いませんよ!」
「大人になると見なくなっちまうのかなぁ?」
「知りませんよ!?」
「ではこの機械に息を吹きかけて…はい、ありがとうございます」
「さっきの話の続きだけどよ、怪しい奴らの情報があってな。今あんた車の中でなんかやってるのが見えたから呼び止めたのよ」
「すみませんが車内の調査もさせていただきます」
「ちゃちゃっと済ませるからよ。え〜っと…あっ!」
「どうしましたナカヤマさん!?」
「こいつ車内で靴脱いでやがる」
「どうでもいい!?」
「土足厳禁のやつだこいつ…」
「別にいいでしょ今時!そういう人もいるであります!」
「え〜っと…あっ!見ろよメノ、白い粉だ!」
「白い粉!?まさか!?」
「間違いないぜ!こいつは…」
「ハッピーターンの粉だ」
「ハッピーターンの粉!?」
「間違いねぇ、異様にうまいぜ」
「なんでそんな物をもって、舐めない!!!」
「他には別に怪しいもんはねぇかなぁ?」
「ハッピーターンの粉を持ち歩いてるだけでも充分怪しいですからね?」
「シートの裏も特にはなぁ…」
「変な乾燥した草と注射器しかねぇなぁ」
「確保ぉぉぉぉぉぉ!?!?!?」
「完ッ全にアウトであります!?現行犯逮捕であります!?」
「まったく油断ならねぇな」
「他にも隠してるかと」
「だな。例えば…トランクとかなぁ!(バッ!)」
「ハッピーターンの粉だ」
「もういいであります!!!」
「トランクギッチギチのハピ粉だ」
「トランクギッチギチ!?どれだけ好きなのですかこの人!?」
『容疑者は麻薬所持及び、ハッピーターンの粉の過剰摂取の疑いにより逮捕されたのである』
「変な罪状が追加されてる!?」
『こうして夜の街とハッピーターンの未来は守られたのである』
「守られてますかこれ!?」
『犯人を連行後、2人のもとに緊急連絡が入る』
「緊急連絡!?」
「はいこちらナカヤマ。なんだと行方不明?」
「行方不明者でありますか?」
「今日未明から連絡が取れず、姿が消えたと…」
「それは大変でありますな!?」
「特徴は?…トレセン学生?」
「なんですって!?」
「髪色は芦毛、身長170センチ程と」
「…ん?」
「本人は非常に明るい性格で、レースでは長距離が得意だった為、遠方への移動も考えられると」
「………」
「………」
「「明日の朝刊に載せられるかなぁ…」」
「しゃーねぇ、探しに行くとするか!それじゃあどうもお疲れさん」
「急ぎましょう!どうもありがとうございました!!!」
業務用でキロ単位で売ってるんですよねあの粉