忍の世界とか割と詰みである   作:こうすけ増田劇場版

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第10話

 昔 妖狐ありけり その狐 九つの尾あり

 

 その尾 一度振らば 山崩れ津波立つ

 

 これに困じて 人ども 忍の輩を 集めけり

 

 僅か一人が忍の者 生死をかけ これを封印せしめるが

 

 その者 死にけり その忍の者 名を四代目火影と 申す

 

「ギャーッハッハッハ!見たか!見たか!俺ってばこんなん出来るってばよ!お前等じゃ無理だってばよ!」

 

 ナルトがペンキを片手に火影岩に落書きをしている……はい、原作開始です。

 ナルトがイタズラをしている事についてはこの世界で善人の塊であるイルカ先生が説教したりするし後始末もナルトがする。

 将来的にもボルトも同じ事をする。確か初代のおっさんはバカ、卑劣様は陰険、三代目はスケベ、四代目はジジイ、五代目はババア、カカシ先生は…………なんだっけ?ナルトはバカオヤジとかどうとか書いている。

 

 ナルトは寂しいからこういう行動をしていたりすると三代目は形式上は怒っているが、ナルトの心の底を分かっている。

 たださ、サスケの一件もそうだけども三代目は放任主義みたいな所が多い。ナルトとサスケは親や一族がめっちゃスゴいからそれ相応の金があったりする。三代目達の個人資産からの経済的支援はしていないと思うが、ナルトとサスケが忍を目指すことを決めたり受け入れたのならばそれ相応の指導者が必要になるだろうとは思う。

 

 性質変化とかは影分身に物を言わせた時短方法でなんとかしているが、ナルトは真面目に指導してくれる指導者が居なかったから成長が他より遅れたと個人的には思っている。

 

「分身の術!」

 

「よーし、辰五郎、合格だ!」

 

「うぃーっす」

 

 ナルトとイルカ先生の一楽での交流については下手に関わり合いを持たない。

 卒業試験の日がやって来たので分身の術を使い成功するのでイルカ先生から額当てを貰う……そう言えば、結局のところ飛び級のシステムっぽいのが無かったな。

 

 カカシ先生とかイタチはアカデミー入学して即座に卒業して翌年に中忍とか上忍になってるという設定で、物語と照らし合わせたら矛盾とかおかしくねえか?となってる部分があるにはあるが。

 イタチはどうかは知らないが、カカシ先生の時代は戦争が普通に起きている時代で戦闘能力を重視にしている所がある。

 原作の中忍試験で中忍になれたのがシカマルだけで戦闘能力も大事だけども状況判断能力とかの起きている問題に対してどういう風に対応出来るかの能力も見られていた。

 

 今は他の里と大きく戦争をしていないから伸び伸びと子供を育てる教育方針に切り替えた……でいいのか?

 

「辰五郎!ナルトの奴を見なかったか!!」

 

「いや、見てないっすよ」

 

「そうか。取り敢えず、避難をしてくれないか?」

 

「はい?」

 

 分身の術を成功して卒業試験に合格した日の夜、イルカ先生がやって来た。

 原作通りの展開になっているんだろうなと感じていれば何故か避難命令を出してきた。

 

「いや、なんで避難を」

 

「すまん。だが、そこにはシカマル達も居るからお前も頼む」

 

「はぁ……」

 

 なんで避難をしなきゃいけないのかがわからなかったがシカマル達も居ると言うので避難をする。

 避難場所に迎えばシカマル、いの、チョウジ、シノ、キバとまぁ、ナルトと同期になる忍達が居るにはいた……

 

「辰五郎、お前もか」

 

「なんか避難しろって言われてさ」

 

「私達もよ……お父さん達が避難してくれって真剣に言っているから仕方なくって感じね」

 

 サスケとサクラとヒナタ以外は居る。

 シカマルがお前も来たかと言っているのでよく分からんから避難していると言えばいのが理由が分からないから避難していると認めた。

 

「避難してくれと頼まれたが、理由が分からない。だが、避難しろと言うことは何かしらの事件が起きているのだろうが」

 

「ああ、その通りだ」

 

「親父……事件ってなんだよ?」

 

 シノが避難するにはそれなりに理由があるはずだと読んでいればシカクさんが現れた。

 事件が起きていることについて否定しないどころか認めるのでシカマルがその内容について聞いた。

 

「ナルトの奴が火影が作った禁術も載っている巻物を盗みやがったんだ」

 

「なっ、マジかよ!?」

 

「ああ、マジだ……ナルトの事だ、そこに載っている忍術を覚えようって魂胆だろう。でまぁ、それに巻き込まれない様にだな」

 

「シカクさん…………そろそろ止めにしませんか?」

 

「止めるってなにがだ」

 

「俺等は特に知らないだけで、知ってる人は知ってるんすよ」

 

 ナルトが禁術の巻物を盗んでその中から忍術を覚えようとしているから巻き込まれるなよと言う体裁で避難をさせている。

 それで納得が行く奴等は行くが……普通に引っかかる。シカマルとかもなにかがあると言うのを薄々察している。

 

「……そうだな。もう、止めにするか」

 

「おじさん、なにかあるの?」

 

「ナルトが禁術を使って暴走すると困るから避難させてるってのは本当だ……だが、木ノ葉の忍なら下忍ですらないナルトを捕まえるぐらいなら朝飯前だ」

 

「なんだったら俺と赤丸が探してやろうか?そういうのなら得意だぜ」

 

「アン!」

 

 シカクさんが観念したのか腹を括った。

 チョウジがなにかあるの?と聞けばナルトの禁術関係の話については本当だが、事件の解決だけならばあっさりと出来ることについては素直に認める。キバがナルト探しなら自分が一番得意だからと挑発的な真似をする。

 

「巻物を盗んだのが他の奴等ならここまでの事はしねえ……だが、ナルトとなれば話は別だ。何かの拍子で九尾が出てくるかもしれねえ」

 

「九尾って、四代目が封印した化け物じゃねえか!封印したってのは聞いてるけど、ナルトの中にあんのか」

 

「ああ、そうだ。九尾が暴れていた当時も里内のゴタゴタだから下忍とかは避難させられたり戦闘に参加したりしないわけで今回もそれと同じだ」

 

 シカマルの言葉にシカクさんは頷き避難させている理由について改めて述べる。

 それを聞いた俺達は……どういう風に反応をすればいいのかが分からない。ナルトがイタズラ小僧なのは知っているし、四代目が命がけで九尾を封印したのも知っている。ただし凶暴な九尾については特に知らない。

 

「コイツに関しては三代目の命令で里全体で口止めされてる事だ」

 

「シカクさん、1つ聞いてもいいすか?」

 

「なんだ?」

 

「確か九尾が現れたのって10月10日でしたよね?」

 

「ああ、そうだ……なにが言いたい?」

 

「いや、ナルトの誕生日も10月10日だからなんかシカクさんも知らない裏で壮大ななにかがあるんじゃないかって」

 

「……」

 

 ナルトの九尾については三代目は言うなと言っているが、ダンゾウが色々と言い回して噂を広めている。

 やっぱダンゾウはクソだなと思えるが、それならばナルトが四代目火影の息子である事を知らせるというカウンターも出来る筈なんだが……なにを思って三代目は四代目の子供であることを隠しているのかは知らん。

 

 シカクさんも言われてみりゃそうだなと言う顔をしている……裏で大きな事件が起こっているのはなんとなくで気付いたか?

 

「それで、お前等はどう思う?」

 

「どうって言われても、私達が知っているのは、バカのナルトだけだから……」

 

「ナルトの中に九尾が封印されたからと言って露骨に態度は変化は出来ないしするつもりは無い。何故ならナルトの中に九尾が封印されていると言っても今まで何もなくイメージが湧かないからだ」

 

 ナルトの事件は放っておけば終わるものなので、ここでナルトについて聞いておいた。

 いのはナルトの九尾について見たりしていないからバカナルトで止まっている。シノも態度を変える理由とかは特に無いとも言い切った……ナルト自身は良い意味でも悪い意味でもバカなのは理解していて、ナルトの中の九尾は言葉でしか知らないから今更関係性とか距離感を改めるとかそういうことは出来ないとキッパリと言い切った。

 

 今まで通りの距離感で接する、それで終わりだ。

 少ししたら事件が終わったので避難は解除されてアパートに戻ればナルトと鉢合わせする。

 

「へへっ、どうだ辰五郎!似合ってるか?」

 

 ナルトはイルカ先生から貰った額当てを見せつける。

 

「全然だ」

 

「なっ!?そこは似合ってるって言うってばよ!」

 

「バカを言うなよ、お前が巻物を盗んだの知ってるからな……それは今はまだ似合わない。やっと着ける事が許されただけだ……だから、その額当てが似合う様にこれからもっと修行しねえとな」

 

「…………おう!!俺ってば、これからこの額当てが似合う男になってみせるってばよ!!」

 

「ところで、なんの術を会得したんだ?」

 

「ああ、一個だけだってばよ。影分身の術!」

 

「おぉ……どれ、俺も……影分身の術!」

 

 ナルトがなんの術を会得したかについて聞けば見せてやると影分身の術を使った。

 両手の人差し指と中指で十字を作る印を結んだのでコレが影分身の術なのかと分かれば取り敢えず真似てみるかと影分身の術を使えばあっさりと成功しナルトが口を開いた。

 

「そ、そんな……やっとの思いで会得したのに」

 

「まぁ、どんまい…………ヤバいな」

 

 ナルトが目に見えて落ち込んでいるがどんまいとしか言えない。

 それと同時にこの影分身の術が圧倒的にナルト向けの忍術……チャクラを等分割する忍術で5人に影分身を作ったが、結構ヤバい。ナルトは1回で100人ぐらい分身出来てその上で他の忍術が使えるからチャクラ量がイカれている。

 

「影分身の術を用いた戦闘は無理か……」

 

 戦いは数だぜ兄貴!とまぁ、単純に複数人で殴った方が普通に強いんだが影分身の術は俺には向いていない。

 尾獣レベルのチャクラがあるんだったら影分身の術を実戦で使うことは出来るが流石に無いもの強請りをするのはいけない事だ。

 ナルトも無事に試験に合格したので忍者登録をする……ナルトのバカは歌舞伎メイクをしやがったが、俺は普通に撮った。木ノ葉丸とのイベント?ナルトとは仲良くしているが年がら年中一緒に居るわけじゃない。遭遇しない時は普通にある。

 

「1,2,3……」

 

 そんなこんなで下忍になったので説明会を受けるのだが、ここでこの説明会を受ける下忍の人数確認を行う。

 流石にこんな大事な日はナルトでも遅刻はしない。現在ナルトはサスケにガンを飛ばしている所で、ファーストキスが奪われるがそれはどうだっていい。

 

「……31人か……」

 

 数え終えたら現在この教室に居る下忍は31人だった。

 31は3で割ることが出来ない、どうしても1余ってしまう……薄々そういう展開になるだろうなとは思っていたがやっぱりそういう展開になるな。

 

「さて、お前等。晴れて下忍になれたわけだが、これからは4人1組のフォーマンセルのスタイルで下忍として活動をしてもらう」

 

 そんなこんなでイルカ先生がやって来て説明会が始まる。

 下忍としての活動は4人1組のフォーマンセル……は、多分そうだろうな。

 

「正確に言えば3人1組のスリーマンセルに上忍が1人ついてのフォーマンセルだ」

 

「イルカ先生、ここって31人居るんですけど3で割れません」

 

 下忍3人で上忍1人の4人一組のフォーマンセルだと補足を入れてくれる。

 しかしここで俺は最もな意見、この場所に居る下忍は31人だと言えばイルカ先生は右手の人差し指で髪の毛をポリポリとする

 

「確かにそうだ……だから1つの班だけ4人になる」

 

 2で割り切る事が出来る所謂偶数ならば色々とやりやすいだろうが奇数の3だと扱いづらい。

 アカデミー卒業試験内容が術を使えるかどうかなのでどうしても3でちょうど割り切れない事もある。そういう時は何処かに4人の班を作る事になるもしくは2人の班、今回は31人だから1人余る。

 

「さて、チーム分けだが既に決めている」

 

 その言葉を聞いて下忍達はえー!っと不服そうな声を漏らす。

 人間性の相性だけで班を選んでどうすんだよと言うツッコミは無しである……一応、人間性の相性で人を選ぶのも間違いじゃないんだけどな。

 

 聖杯戦争とか呼び出すサーヴァントも大事だが、サーヴァントと仲良く出来るかどうかも重要だ。

 ギルガメッシュとかコイツになら宝使わせてやってもええなと思わせれる関係性を築き上げれるかどうかで優勝の有無が決まる。オジマンディアス?召喚した時点で召喚に必要な触媒が嫁さんの遺物だからその時点で殺すと純粋な怒りと殺意向けられるマイナスからのスタートだ。

 

「コレは各々の能力等から計算して決めた班分けだ」

 

 後日、聞いたがシカマルとチョウジはコレを聞いた時点で猪鹿蝶のコンビ確定だなと確信していた。

 今更交流深めなくちゃいけない関係性とか聞かれればそうじゃないから気楽と言えば気楽な関係性である。

 

 イルカ先生は班員の名前を言っていく。

 なんでコイツとかそういう思いが各々にある中で……第七班について発表がある。

 

「続いて第七班、この班が4人の班になる……うちはサスケ、春野サクラ」

 

「ふん」

 

「シャーッ!」

 

「うずまきナルト、そして寺田辰五郎」

 

 俺の配属先は第七班……うん、良い方向にも流れている。

 もし仮に原作を良い方向に進めるのならば、第七班じゃなきゃ無理だ。

 

「ちょっと待ったぁ!イルカ先生、なんでこんな編成なんだってばよ!辰五郎とサクラちゃんはまだわかるけど、なんでこんな奴に!」

 

「あのな、お前は本来は卒業試験に落ちている。別枠で合格したわけで普段の成績なんかはドベもドベだ!サスケは男子、サクラは女子で主席、辰五郎も一部を除いては好成績……お前1人で物凄いマイナスになっているんだ!」

 

「うぐっ……」

 

 ナルトは本来の卒業試験で卒業していなくて本来覚えなきゃいけない事とか大体覚えていない。

 影分身の術というチートな術を会得しているだけでそれ以外はなんにもない。その点について指摘されれば反論する余地が無いので言い返せなかった。

 

「と言うわけで、担当上忍がこの後にやって来るから待っておけよ」

 

 取り敢えず……第七班になった。

 能力的に原作とは全くと言って無関係な班になる可能性もあったが、第七班になった……コレばっかりは運とかが絡んでいるから何とか第七班に潜り込めた。

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