忍の世界とか割と詰みである   作:こうすけ増田劇場版

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アニオリエピソードは1から10まで全部やらないけど一部はやります


第12話

 

「いや〜お待たせ」

 

「「「「おっそーい!!」」」」

 

 そんなこんなで最終試験サバイバル演習が行われるのだがカカシ先生が遅刻した。

 遅刻するのは分かっていたが普通にやられたらキレる……カカシ先生は闇墜ちしてもおかしくない環境下と言うか恩師とか世話になった人達基本的に死にまくってる人で、今日は大方、墓参りしてたんだろう。

 

「いや、道行くおばさんの荷物を運んでいたらね」

 

「上手いこと言って誤魔化そうたって無駄だってばよ!」

 

「ナルト、落ち着け……この怒りはカカシ先生をぶん殴るのに使え」

 

 明らかに嘘だと思える事を言ってくるのでナルトは拳を握っている。

 取り敢えずは落ち着けと言って落ち着かせればナルトはカカシ先生をぶん殴ることに意識を向ける。

 

「さて、サバイバル演習の内容だが俺を相手にして俺の持っているこの3つの鈴を正午までにどんな手を使ってでも奪えばいい」

 

 カカシ先生は時計を丸太の上にセットした。

 

「この鈴を奪うことが出来れば合格だ。だが、奪うことが出来なければ不合格……鈴が3つあるって事は意味は分かるよな?」

 

「……1人は鈴を手に入れる事は出来ない、か」

 

「そう。だから鈴を取れなかった奴はこの丸太に縛って飯抜き……昨日の夜から飯食ってない腹ペコのお前等にゃキツいだろう」

 

 鈴の数について言えばサスケは1人は鈴を手に入れる事は出来ない事に辿り着き、カカシ先生は鈴を取れなければ丸太に縛ると言う。

 飯を食ってないことについて指摘すればグルルと4人ともお腹を鳴らした……育ち盛りなので飯が欲しい。

 

「一応言っとくけど……殺すつもりで奪いに来ないとダメだから。忍具だろうがなんだろうが使えよ」

 

「っへ、痛い目見ても知らないってばよ!」

 

 ナルトはそういう手裏剣とかを入れているポーチに手を当てる。

 素早く手裏剣を取り出す流れは無駄が無いとは言えないがそれなりにスムーズだった……だが

 

「待て待て、まだ開始宣言してないだろう」

 

 カカシ先生はあっさりとナルトの背後を取ってナルトから苦無を奪って背中に向ける。

 今までのんびりとしていると言うかいい加減な所がある人だからと見下していた3人だったが、音も気配もせずにナルトの背後を奪ったことに驚きを隠せない。

 

「んじゃ、改めて……サバイバル演習開始」

 

 カカシ先生がサバイバル演習開始の宣言をすれば俺とサクラとサスケはカカシ先生が見える範囲に隠れる。

 ナルトはと言うと隠れるような事はしない。

 

「いざ尋常に勝負!」

 

「あのね、お前そんな真っ向からの対決ってどうなのよ?他の3人みたいに隠れなさいよ」

 

「どうせカカシ先生をぶん殴らなきゃその鈴を奪えないってばよ!だったら、堂々と殴りに行くってばよ!」

 

「……まぁ、間違いではないんだがな」

 

 カカシ先生はそう言うと自来也さんが書いている官能小説、愛読書であるイチャイチャパラダイスを取り出した。

 忍具じゃねえのか!?とナルトはリアクションを取るがカカシ先生は小説の続きが気になるからと小説に集中している……とまぁ、その後の展開は基本的には原作通りである。

 

 写輪眼無しでもカカシ先生強えなと思えるぐらいには強い……コレで弱体化している状態で疾風伝では万華鏡写輪眼をポンポンと使ってくるという普通にクソ仕様な人だ。六代目火影やってる頃とかどうなってんのと言いたい。

 

「さて、最後はお前だな辰五郎」

 

「最後ってことは彼奴等1回はボコったって事でいいんすか?」

 

「ん〜まぁ、一応はな。1つ、聞いておくけどお前答えは分かってるだろ?」

 

「イルカ先生は能力を上手く分けてるって言ってて猪鹿蝶とかはそうだなってなるけど、班によっては即席のチームで人間性が合う合わないとかがある。これからは一緒に任務をこなす関係性になる。だからチームワークとかが大事だけど……その辺を言おうにも3人とも1回痛い目に遭ったりしなきゃ人の話を聞くタイプじゃないでしょう」

 

 その後もまぁ、原作通りではあるがまだまともに戦っていない俺が居る。

 俺なりに気配を隠しているつもりだが、流石は一流の忍、簡単に気配を察知している……こりゃ観念するしかないなと表に姿を出せばカカシ先生はこのサバイバル演習の意図について気付いているかどうかについて確認してくる。

 

「まぁ、確かにそう言われればその通りだ……で、負けたナルト達に対して協力して俺から鈴を奪おう!って話を持ちかけにいかないのか?」

 

「それはしますけど、まぁ、一応は先生と戦っておこうかなと……挫折するならするで早いところしておこうかなって」

 

 俺はそう言うと刀を鞘から抜いた。

 カカシ先生は聞きたいことを聞き終えて、俺が戦うつもりだと分かったらイチャイチャパラダイスを閉じてポケットにしまう。

 

「さっき痛い目に遭ったからな……悪いけど、少し真面目に行かせてもらう」

 

 あ〜こりゃミスったな。

 カカシ先生は写輪眼は使わないがイチャイチャパラダイスを無しにして俺と戦うつもりである……サスケの前に戦ってたらカカシ先生が完全に舐め腐った真似をして不意打ち出来ただろうが、サスケを相手にしてイチャイチャパラダイスを読めないレベルの下忍は居ると認識を改めた。カカシ先生から鈴を奪うだけならあの忍術を使えばいいがあの忍術、普通に疲れるからあんまり使いたくはない。

 

 カカシ先生は苦無を取り出した。

 流石に刀を相手にするには生身の肉体じゃ無理だと判断したんだろう……まぁ、取り敢えず……

 

「っ!?」

 

「あ、くそ!コレに反応するのかよ」

 

 足にチャクラを纏わせて弾く所謂、瞬身の術。

 それを用いての高速移動で斬りかかるんだがカカシ先生は反応して苦無で防いだ……コレでも結構、スピードには自身があるんだがな。

 

「なんて速さ……と、他の上忍なら驚いてるだろう。だが、残念な事に俺をライバルと呼ぶ男は体術のエキスパートで俺の師は瞬身の術を使わせれば右に出るものは居ない人でな……かなりの高レベルだが対応は可能だ」

 

「んじゃ、ちょっと力技で。大地斬!」

 

「っ!?」

 

 カカシ先生に斬りかかったが普通に苦無で捌かれた。

 カカシ先生の師が黄色い閃光の異名を持つ四代目でライバルがガイ先生でちゃんとした任務では写輪眼を使っている。だから体術に関して、特に素早い動きに関しては他の忍よりもより早く対応をする事が出来る。

 素早い攻撃に関しては難しいか?と思ったので手段を変える。一応は自由自在に使いこなす事が出来るようになっている大地斬を使えばカカシ先生は避けた。大地斬は止められないので地面に当たれば地面がバコッと抉れて一筋の切れ目が入った。

 

「スピードだけじゃなくてパワーも兼ね備えてる……お前のその戦闘スタイル、忍者って言うよりは鉄の国の侍だな」

 

「お恥ずかしい話、手裏剣とかの投擲系は苦手でして色々と模索してたらコレに落ち着いた感じっすよ」

 

 カカシ先生は苦無で斬り掛かってくるので刀で対抗する。

 武器の性能だけを言えば刀の方が上とか色々とあるんだがそこは圧倒的な実力差が物を言う。カカシ先生が俺の戦闘スタイルが忍者らしくないのだと言ってくるので最終的にこうなった事を伝える。ホント手裏剣だけは苦手なんだ。

 

「どうした?忍術もチャクラ刀も使ってこないなんて、お前まで舐めた真似をしてるのか?」

 

「この後にナルト達と頑張って鈴を取る事を考えたら俺だけが鈴を持ってたら揉めるなぁと」

 

「ふ〜ん……鈴を取れば合格で答えを分かってるお前だけ合格でもか?」

 

「答えを分かっててもチームワーク出来る相手が居なきゃ無理でしょう……とは言えこういう話をした以上は真面目に鈴を取りにいくしかないですがね」

 

 俺はそう言うと手裏剣にチャクラを纏わせて投げた。

 ブーメランみたいに曲がったりする手裏剣投擲は苦手だが、真っ直ぐ投げるぐらいならば出来る。カカシ先生は手裏剣を苦無で弾いたので俺は再び手裏剣を投げた。

 

「ノーコンとは言わんが上手いとは言えないな」

 

「もう仕込みは済んでますよ」

 

 写輪眼を使っていたら、この忍術を回避することは出来ていただろうが写輪眼を使っていないので無理だろう。

 印を結んだがさっきカカシ先生はサスケと戦っていたのでアカデミーじゃ教わらないであろう忍術を俺が使ってもなんら驚かない。

 

「韋駄天の術」

 

 俺がそう言うと俺はカカシ先生の背後と言うかカカシ先生の後ろにある手裏剣に移動した。

 

「なっ、鈴が!……まさか、飛雷神の術か!?」

 

「あいたた!?ヤバい、筋肉めっちゃ悲鳴を上げてる……」

 

 カカシ先生から鈴を奪うことが出来たのだがこの術は体を滅茶苦茶痛める術なので筋肉が悲鳴を上げる。

 飛雷神の術なのかとカカシ先生は驚いているが、俺の反応から見て飛雷神の術じゃないのは理解した。

 

「瞬身の術……にしてはおかしいな……なにをした?」

 

「え〜教えなきゃダメすか?」

 

「教えたらお前から鈴を奪い返さないでやる」

 

「っちょ、それ卑怯っすよ」

 

「奪えとは言ったけども奪われない様にするし、奪い返すとも言っていないからな」

 

 うわ、卑怯だ……とは言え、今めっちゃ筋肉が痛いからどう頑張ってもカカシ先生に負ける。

 この術、作ったのはいいけれどもよくよく考えたら影分身の術みたいに実体があるタイプの分身に使わせなきゃまともに運用出来ないんだよな。

 

「別に難しい話じゃないっすよ……チャクラと一緒に肉体を飛ばしたんすよ」

 

「それは飛雷神の術じゃないのか?」

 

「違います……チャクラ糸を纏った手裏剣を相手にぶつけて、相手のなにかと自分の間にチャクラ糸を作る。その相手の背後にチャクラの糸を作る。んで、2つの糸を合わせる……この場合だとカカシ先生に近付いて最終的には手裏剣の元に辿り着くチャクラ糸が出来る。後はそのチャクラ糸に向かって体を弓矢みたいに発射する。チャクラコントロールさえ上手けりゃ高い身体能力での瞬身の術よりも高速で、それこそ人間が反応出来ない速度で移動出来る」

 

 正確に言えばもっとややこしいが……ワールドトリガーの黒江が使っている韋駄天を参考にした。

 正式な説明は出ていないが確かワールドトリガーの韋駄天は体を弾系のトリガーみたいに動かして高速移動の斬撃を食らわせるトリガー、忍術で再現は可能だったが普通にありえない速度で動くから体が痛い。コレは完全に影分身の術じゃなきゃダメだが、今の俺じゃ影分身の術と韋駄天の術の同時併用が出来ない。

 

 一応はこの術を応用して九頭龍閃と流星のロックマン3でなにかとお世話になったソードファイターを使える。

 今回はカカシ先生がマジとは言っているが写輪眼を使わない舐めプをしているので韋駄天の術を使った……チャクラに敏感な奴とかチャクラの流れを見る奴相手には韋駄天の術はそこそこ効きにくい。

 

「まったく、サスケといい驚かされるな……このまま奪い返そうと思えば奪い返せるが、約束は約束だ……が、ここからが問題だぞ」

 

「俺がゲットしたから独断専行しそうってこと?」

 

「そういうこと……んじゃ、失礼」

 

 カカシ先生から無事とは言えないが鈴を奪うことに成功したが、これはギリギリ赤点を回避している所だろう。

 カカシ先生はピンピンしていて俺は物凄く筋肉が悲鳴を上げている……俺が鈴を奪えたから、チームワークとかそういう事を考えないで自分達もと考える。具体的に言えばサスケとナルトが……まだ時間があるし、どうするか。

 

「コォオオオ」

 

 取り敢えず体に陽遁のチャクラを流して痛みとかを誤魔化しておく。

 痛いけど動けなくもないぐらいにはなった……次の修業は影分身の術で韋駄天の術が使える様になることか。影分身の術、チャクラ分割の術だからどうしてもチャクラ足りないんだがな……

 

「ナルト達に話を持ちかけるか」

 

 1回はボコボコにされたナルト達に会いに行った……そう言えば原作的にはそろそろ12時になんじゃねえの?と思ったが1時間ぐらい時間が余ってた……バタフライエフェクトか。

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