忍の世界とか割と詰みである   作:こうすけ増田劇場版

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第18話

 

 ナルトもサスケも無事に木登りの修業をマスターした

 

「全く、護衛任務なのにグースカ寝て」

 

「まぁ、いいんじゃねえの?今日までなんも無かったし」

 

 木登りの修業をマスターしたナルトとサスケは自主練だと頑張り続けた。

 先に開花したのはサスケの方でサスケは本来の護衛任務とかに戻ったりしたわけで、ナルトは更に時間を費やした……あ、タズナのおっさんの孫のイナリとのエピソードはあったけども、具体的にどういう風に干渉すればいいのかが分からんから無視した。ナルトが上手く解決してくれる。

 

 そしてまぁ、修業しまくって疲れて眠っている。

 恐ろしい速度で体力が回復しているがサクラが護衛任務なのに護衛対象を無視して眠ってる事について呆れている。ただまぁ、今日まで特に何もなかった。

 

「カカシ先生も今日から復帰だし、あの時、普通に負けかけたからリベンジとかしないんじゃね?」

 

 護衛しとけよと俺とサクラが護衛を任されていたがガトーの刺客が襲ってくる事は無かった。

 冷静になって考えればカカシ先生に負けかけていたわけだから、再不斬がリベンジをするのは無策……とは言えこの後に起こる展開からして無理なんだよな。

 

「むしろ逆だ。曲がりなりにも再不斬は忍だ。忍として請け負った任務は最後まで遂行する……俺が復帰したからって油断しないの」

 

 浮かれた考えを持っている俺に対してカカシ先生は注意をする。

 すんませんしたと軽く謝っておいた。

 

「修業は完遂したからな……来るなら来い。試してやる」

 

「サスケくん……」

 

 木登りでパワーアップした自分はこの前までの自分とは大幅に異なっている。

 サスケはそれを実感していてその力を早く試したいとウズウズしておりそれを見たサクラはときめいていた。

 

「な、なんじゃこりゃ!」

 

「うっ」

 

「うぅ……」

 

 ガトーに怯えて日に日に減っていく建設作業員と一緒に後もう少しで完成の橋に来れば残ってくれていた建設作業員が倒れていた。

 タズナのおっさんがなんじゃこりゃあと驚いていれば……建設途中の橋の上が濃霧に包まれる。

 

「やはり、来たか……」

 

 出来れば来ないで欲しかったが、来てしまった。

 カカシ先生が振り向けば追い忍の面をした奴と再不斬が立っていた。

 

「驚かねえんだな」

 

「色々と怪しい点があったからな」

 

 自分が現れても特に驚かないことを聞いてくる再不斬。

 カカシ先生は色々と怪しい点があったからと言いながらも額当てで隠している写輪眼を見せる。

 

「再不斬さん」

 

「ああ……先ずは小手調べだ」

 

 追い忍の面をつけた奴がそう言うと再不斬は印を結んだ。すると橋の下にある水が一部動き出して再不斬に変化して橋の上に飛んできた。話し合いは通じないのだと分かれば臨戦態勢に入る。

 水分身の再不斬は襲いかかる。水分身だから迷いなく俺は斬る。サスケも苦無を刺したり、サクラも殴ったりして水分身をただの水に戻した。

 

「コレは驚きました……水分身は再不斬さんの10分の1しか力はありませんが、下忍程度なら軽々といけると思ったのですが」

 

「そっちが来るって事さえ分かってれば色々と対策ぐらい出来るんだよ……特に第七班は天才の一族、秀才のくノ一、意外性No.1……とまぁ、色々とな」

 

「俺だけハブんのどうなんすか!?」

 

「いや〜すまん。思い浮かばなかった」

 

 ナルト達に修業期間を与えれば成長しまくるぞと威張って言いたいんだろうが、俺だけハブりやがった。

 なんかこう、上手いことを言えるだろうとツッコミを入れたがカカシ先生は閃くことが出来なかったと謝ってくる。

 

「再不斬さん、下忍は僕が」

 

「ああ、白……殺れ」

 

 カカシ先生に対してツッコミを入れ終えたので相手が動く。

 追い忍の面もとい白が下忍である俺達を対処すると言えば再不斬はやれと殺せを合わせた感じでやれと言っている……針を持って突撃してくる白の最初の狙いはサスケで、サスケは苦無を取り出して攻撃をするが撃ち合いになる。

 

「どうやら多少は出来るようになったようですね」

 

「っち……」

 

 サスケは苦無を使っていて、白は針を使っている。

 武器の性能では勝っているが白の方が体術は上だと直ぐに見抜いて、修業してもまだ届いていない事に対して苛立ちの舌打ちをする。

 

「ですが、貴方は僕には勝てません……」

 

「なっ!?片手で印を結んだだと!?」

 

 苦無と針の押し合いをしている中で白が片手で印を結んだ。

 そんなのは見たことが無いのだとカカシ先生は驚き……再不斬の水分身が残した水がピキピキと動きながら固まった。

 

「なに……これも忍術なの!?」

 

「まさかコイツは」

 

「ああ、そうだ。白は氷遁の血継限界を持っている……さて、授業参観はここまでだ」

 

「辰五郎、サスケをフォローしろ!強くなったと思い過ぎている可能性が高い!」

 

「了解っす」

 

 氷遁の血継限界を持っている事を言えば再不斬は首切り包丁を握った。

 今からカカシ先生と戦うつもりであり、カカシ先生は俺達に対するフォローに回る事が出来ない。サスケは確かに強くなったが、流石に血継限界が相手となれば話は別だとフォローに回るように言う。

 

「お前等、ワシは気にするな……ここでお前等がやられたらその時点で終わりじゃ。相手をぶっ倒すのに超集中するんじゃ」

 

「その言葉は嬉しいんだか悲しいんだか……サクラ、ジャジャン拳は?」

 

「グーだけ出来るけど大きな物を破壊することは出来るけど、溜めなきゃいけないし外したら今までのタズナさん達の努力が……そういう辰五郎こそなんかあるんじゃないの?」

 

「この状況じゃ無理!」

 

 俺達が死ぬ=タズナさんの橋作りの失敗に終わる。

 タズナさんは腹を括っていると自分の護衛に専念せずに戦うことに集中してくれと言ってくれるが、それで殺られたら殺られたで任務は失敗だ。

 

 ジャジャン拳の成果について聞けばグーは使えるが実戦で使えるレベルじゃなくて他は無理と答えた。

 俺にも修業の時間があったからなんか作ってるんだろうと聞いてくるけれども、この状況じゃ無理だと答えた。

 

「氷遁だかなんだか知らねえが、氷ならこの術だ。火遁 業火球の術!」

 

 俺達の周りに氷で出来た鏡があり、その中に白は入った。

 サスケは相手が氷ならば溶かせばいいだけだと火遁の術をぶつけた……が、全くと言って溶けていない。

 

「無駄ですよ。その程度では氷は溶かせない」

 

「だったら斬ればいいだけだ!大地斬!!」

 

「っ!?」

 

 火遁の術で氷を溶かす事は不可能だと白は言うので大地斬を使った。

 流石は硬い物質を斬ることに特化した力の斬撃、火遁の術で全くと言って溶けなかった白の氷鏡を斬ることが出来た。

 

「まさか斬るとは……ですが、斬っただけ」

 

 スッスッスと片手で印を結べば再び氷鏡が生まれる。大地斬そのものは通じているけれども、白に当てることが出来ていない。

 氷鏡が破壊されていることは驚いているがそれだけで直ぐに対応をする…………やっべ、力の差が酷いな。

 

「あの面野郎本体を倒さなきゃならねえみてえだな……」

 

「一撃で仕留める……」

 

 サスケと俺は冷静に状況を分析し、白を一撃で仕留めなきゃいけないと考えサクラを見る。

 相手を確実に仕留める一撃、それならばこっちにある。

 

「「ジャジャン拳だ、サクラ」」

 

「でも」

 

「当てるまでは俺達が誘導する。俺の大地斬で氷を斬って、サスケの業火球の術で範囲攻撃して……サクラは決定打のジャジャン拳だ」

 

 別に狙ったわけじゃないが、ジャジャン拳を使うタイミングが即座に来た。

 ジャジャン拳はまだ実戦では使えないことを言うが、当てることと即座にチャクラを固める事が出来ないだけでそれ以外は出来ている。だったらジャジャン拳を当てれる様に誘導するだけだ。

 

「氷遁 魔鏡氷晶」

 

 俺達を無数の氷の鏡で囲う。

 1つ1つに白が入っておりサスケは何処に居るんだと探す。

 

「最初は、グー……」

 

 サクラはジャジャン拳の準備に入る。

 

「大地斬……っ!」

 

「その剣術、純粋な筋力というよりは最も効率のいい力で斬っていますね?……僕と同じレベルの他の忍ならば通じていましたが、僕とだけは相性が最悪ですね」

 

「やべ、そうだった……」

 

 大地斬で氷を斬るんだが、中にいた白に回避されると同時に針が刺さった。

 大地斬は最適な力で斬る攻撃で、白の戦闘は針を用いた攻撃で針でツボを突いたりすることが出来る。大地斬の仕組みを見抜いた白は針で突き刺して神経を乱してきて大地斬を使うのに必要な最適な力を出すことが出来ない様にした。

 

「辰五郎」

 

「やられた。大地斬が使えん……」

 

 針が数本突き刺さっている俺を見てサスケが声をかけるので利き手がプルプルと震えてるのを見せる。

 ツボを押してるだけだから、針を抜いて暫くすれば治るだろうが……そんな時間は無い!

 

「他はないのか?」

 

「何個かあるけど殆ど剣術で利き手がやられたから厳しい!多分、純粋な物理であの氷を破壊出来るのジャジャン拳だけだ」

 

 刀が折れたとかならまだ色々と出来るけど、利き手が潰されたから出来ることが物凄く減った。

 当たり前といえば当たり前だけれど利き手が使えなきゃ戦闘は出来ない。チャクラが多かったらチャクラの弾丸とか作れるんだけども、それが出来ない。

 

「こいつ……ナメやがって……」

 

 攻撃に使用している武器が苦無でなく針である事にサスケは苛立つ。

 攻撃そのものを当てることが出来ていると言う事は武器を少し変えるだけで俺達に致命傷を合わせる事が出来るという事だ。

 

「溜まったけど……」

 

 ジャジャン拳を撃てるレベルにチャクラを込めれたが、無数の氷の鏡に白が居るのでどれを殴ればいいのかがサクラには分からない。

 仮に殴りに行ったとしても氷の鏡から別の氷の鏡に移動してしまう……

 

「よぉ!待たせたな!」

 

「ナルト!」

 

 ピンチな中でナルトが現れた。現れたんだが……

 

「このウスラトンカチ!なんで中に入ってきやがった!!」

 

「なんだと!!ピンチのところを助けに来てやったんだぞ!!」

 

「状況をよく見ろ!お前はおっさんの護衛だろう!」

 

 ナルトが俺達の方にやってきた。つまりは氷の鏡に囲まれている内側にやって来た。

 大地斬が使えなくなっている中でナルトの参戦は数こそ増えるがそれだけ。結局のところ、木登りの修業をして会得したのはチャクラコントロールなだけでなんかスゴい忍術を持っているわけじゃねえ。

 

 サスケが内側に入ってきてことを怒ればナルトは言い返すがそれを更にサスケが言い返す。

 

「1枚1枚相手にするから時間がかかるんだ!俺にはコレがあるってばよ!!」

 

 ナルトは多重影分身の術を使い無数の分身を生み出す。

 1人1枚を目安に氷の鏡を破壊しに行くが氷の鏡の中に入っている白は高速で動いてナルトに向かって針を突き刺した。

 

「っつー!」

 

「無駄ですよ。そんなものでは……全員が揃って力量は大体分かりました……倒させてもらいますね」

 

「サスケ……ヤバいな……」

 

「ああ……」

 

「ここで限界越えなきゃヤバい。一番可能性を持ってるのはお前だ……理由は分かるよな、うちはくん」

 

 利き手が使えない以上は使える手が本当に限られている。

 手刀でのチャクラ刀を使ったところで意味は無いから……サスケを煽る。一か八かの可能性に賭けると

 

「このままじゃ終われない、ここで終わったら…………っ!」

 

「限界を越えれたか?」

 

「越えれたがどうする?見切るのは出来るが、あいつの動きにすぐには追いつけねえ!」

 

 流石は原作キャラ、一か八かには強い。

 サスケに限界を超えろと言えばサスケはうちは一族の血継限界、写輪眼を開眼する……白の動きを見切る事は出来るが、追いつけないと言う。

 

「追いつけなくて大丈夫だ。ナルト、さっきみたいに影分身だけで突っ込め!サスケは面野郎が出ている間に火遁の術を氷に向かってばらまけ」

 

「だが」

 

「溶かすんじゃない。炎の壁で氷の鏡に戻る時間まで、外にいる時間を1秒でも長くするんだ。ナルトは影分身だから迷いなく燃やしていい……サクラは相手を殴ることにだけ集中してナルトを踏み台にしろ」

 

 火遁の術で溶かせない事を言うが溶かす事は期待していない。

 今の状況で出来る一か八かの攻撃……コレで無理ならば使いたくはないけれども転生特典を使うしかない。俺はシビれる利き手とそうじゃない手で印を結ぶ。

 

「影分身の術!」

 

 ナルトが影分身の術を使う。

 氷の鏡に向かって分身のみを向かわせていくが、白は氷の鏡から出ようとするがサスケが写輪眼で動きを僅かながら見切り、業火球の術を放つ。

 

「風遁 昇流波!」

 

「うぉ!?」

 

「なっ!?」

 

 風遁の術は風を操る術。

 人を浮かせるレベルの圧倒的な風を上に向かって放つ。俺も、サスケも、ナルトも、サクラも……そして白も風の流れに逆らう事が出来ず体が空を舞う。

 

「お前のチャクラコントロールとナルトを踏み台にすればいける!」

 

 風圧に逆らう事が出来ずに飛ばされる中で俺は叫んだ。

 誰に向かって言っているのかは決まっている……

 

「しゃんなろー!!」

 

 ナルトを踏み台にして白のもとに近付いたサクラは拳骨を白の顔に叩き込んだ……………人の事を言える義理じゃねえけど、やったな……。

 

 今のサクラがジャジャン拳で木を殴れば簡単に破壊することが出来る。

 そんな物を人にぶつければ言うまでもなく死ぬ……サクラは土壇場になってチャクラコントロールが乱れたのか、確実に仕留める一撃でなくお面が砕け散り頬や口から血を流す程度の一撃で留まった。

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