忍の世界とか割と詰みである 作:こうすけ増田劇場版
「今日はもう終わりだ」
「あのさあのさ、カカシ先生。波の国の時みたいに修業をつけてほしいってばよ」
波の国の任務を終えてからなんかスゴい任務は無い。
当たり前と言えば当たり前の話で、ナルト達は任務の内容に不満……は、抱かなかった。再不斬や白が明らかに今の自分のレベルじゃ敵わない相手、再不斬も白も偶然が重なって勝つことが出来た相手であり純粋な実力で勝てなかった相手だ。
派手な任務はしたいにはしたいが明らか今の自分のレベルに釣り合わない。だから任務よりも強くなる事に対して意識をナルト達は向けているんだが……まぁ、具体的な修業方法が浮かんでいない。
今日は午前の内に任務があっさりと終わって他に出来そうな任務とかが無いのでカカシ先生が解散を宣言しようとするが、ナルトは修業をつけてくれと言った。
「すまないな……新刊があるんだ」
カカシ先生はイチャイチャバイオレンスを取り出した。
そういえばこの前、出たな……と思ったが、カカシ先生は一瞬だけ視線を俺達以外……木ノ葉の里でよく使われている鷹が居た。
ああ、そういうことねと流す。
カカシ先生はイチャイチャバイオレンスの続きが気になると言って上手いこと誤魔化して消えた。
本来の目的は火影からの呼び出し……そろそろ頃合いかと思っていたが、やってきたか。
「カカシ先生、あんなもん読んでる暇あるなら俺達に修業をつけてほしいってばよ」
「まぁ、カカシ先生もプライベートはあるから」
「おい、辰五郎。お前のことだから他になんか知ってんだろ?カカシが無理なら教えれる事を教えろ」
カカシ先生が完全に去っていったので文句を言うナルト。
カカシ先生にも事情があるからしゃあねえと割り切ろうとするとサスケが修業方法を教えろと言ってくる……前までは自分だけでとなっていたがサスケなりに俺達とコミュニケーションを取ろうとしている。
「教えろつってもよ、後は水の上を歩くのと性質変化とかぐらいだ。写輪眼が開眼したお前ならチャクラの流れを見切る事が出来たりカカシ先生と同じコピー出来るだろうが、俺は写輪眼の使い方を知らんからサスケが覚えなきゃいけない戦闘を伝授は無理」
「……」
「あ、サスケくん!水の上の歩き方ぐらいなら私が」
「それはもう覚えた」
「ええっ!!……じゃあ俺だけ!?」
カカシ先生が水の上を歩くのを実演してくれたからチャクラを使えば水の上を歩くことが出来るとサスケは知っている。
サクラが水面歩行を理由にサスケに近付こうと考えていたがサスケは既にその技術は覚えているみたいでサクラを突っぱねる。サクラがアドバイスをとなるので自分だけ水の上を歩けないのだとナルトはショックを受けた。
「このウスラトンカチが、オフの日とかもあるんだから自主的に修業しろよ」
「うぐっ……」
「つっても、俺も最近修業出来てねえからな……」
Dランクだから難易度は低くてチャクラを使わなくてもいい内容であっさりと終わる。
今日は物凄く早いけれども大体は3時前に終わるからそこから修業……と、行きたいんだがここ最近は修業出来てねえ。
「あの任務の報酬、受け取ったからね」
「言うな」
任務の合間に修業をしたいが出来ない。
無限界時空名義で本を書いているから担当編集になんか書けとか言われてもストックは貯めているからなんとかなる。毎月出すんじゃなくて数カ月に1回のペースで出していげ売上は全部合わせたら自来也さんのイチャイチャシリーズと同じぐらいある。
任務をして休みの日は修業と言うストイックな生活が出来るかと聞かれれば怪しいがやらなきゃ命が危ねえ。
さっきのカカシ先生の行動からしてそろそろ中忍試験が始まるのは確かなんだろうが……御前試合での優勝賞品である家一軒が、事前に確認した通りに家を建てる所からスタートだった。
木ノ葉の里で家を建てることになったんだが……ぶっちゃけた話、一人暮らしをするならばナルトの隣の部屋で足りている。
俺が優勝することになったおかげでもあり原因でもある準優勝のチョウジに譲ろうにもチョウジには普通に帰る家があるので要らないと断られて現金に換える事が出来ないかと聞けば無理だった。
「一人暮らしには広すぎるとかそういうレベルじゃねえってばよ」
「言うな」
作ってもらう家なんだが……一階はサザエさんの家、2階はちびまる子ちゃんの家の間取りに似ている。
風呂の大きさを指定出来るからデカい風呂が欲しいと一応は注文しているが一人暮らしどころか二世代住宅でも充分過ぎる広さだ。
「普通なら喜ぶだろう、なにが不満だ?」
「……」
家を貰ったのは嬉しいし、サザエさんの家とちびまる子ちゃんの家の間取りを合体させたような二階建ての家なのも嬉しい。
立地条件も八百屋や肉屋なんかが近くて飲食店も近い……文句をつけるところを探すのが難しいところなんだが……立地的に絶対に1回はぶっ壊される。
暁のリーダーの長門は木ノ葉の里にペイン六道として襲来してくる。
神羅天征だったか?引力か斥力かで弾く技を使って木ノ葉の里を木っ端微塵にする……俺の計算通りに上手く事態が動いた場合、ペイン六道が襲撃している裏でサスケvsダンゾウを起こす。だからまぁ、どう頑張ってもペイン六道は木ノ葉の里を木っ端微塵にする。
他里の忍なんかが襲来してきて住居を破壊したら直してくれる保険の一番高いコースを選んどかなくちゃならねえが……家が木っ端微塵に壊されるの確定だから喜ぶに喜べない。
いや、マイホームは嬉しいんだぞ。家が大きいのは嬉しいしローンとか一切無い。サクラはサスケと
「まぁ、まだまだ時間がかかるわよね」
「ナルト兄ちゃん!!」
「ん、木ノ葉丸?どうしたってばよ?」
「どうしたってばよじゃねえぞこれ!俺達と遊んでくれるって約束をしたぞこれ!」
まだまだ時間がかかるから家を手に入れるという実感が湧いていないんだなとサクラが流していれば木ノ葉丸とその友達が現れた
なにしに来たんだとナルトが聞けば遊ぶ約束をしていたことを言い、ナルトはそういえば約束してたなぁと思い出して……まぁ、そこからは大体は原作通り、なのか?
カンクロウと木ノ葉丸がぶつかって、カンクロウが睨めば木ノ葉丸が暴言を吐いてトラブルが起こる。
一触即発な喧嘩が起きそうな空気の中で現れたのは我愛羅……カンクロウにくだらない事はするなと言われれば威張っていたカンクロウが血の気が引いた感じで下がった。
「その額当て、砂隠れの額当て!なんで木ノ葉の里に砂隠れの忍が居るの!?」
「なんだ、なんにも知らねえのか?……木ノ葉の里と砂隠れの里……後はまぁ他のショボい里と合同で中忍試験があるじゃん」
「今回は木ノ葉の里で開催する、私達は中忍試験を受けに来た……我愛羅、カンクロウ、いくぞ」
同盟国ではあるがそれだけで他所の国の忍がここに居るということについてサクラが指摘すれば中忍試験があると教えられる。
今回は木ノ葉の里で開催されると最後に現れたテマリが答えればこの場を去った
「あの瓢箪野郎……」
3人がかなりの実力者であることを気付き、その中でも我愛羅が別格の力を持っていることをサスケは見抜いた。
水の上を走るとかそういう基礎的な修業をしてて少しずつ強くなっていると思えば明らかに段違い、しかも自分達と同じぐらいの年齢であると気付けばギリィと歯を食いしばる。
「あんなのが……俺達も中忍試験を受けるってばよ!」
「バカ!担当上忍のカカシ先生が推薦してくれないと受けることすら出来ないのよ!!」
明らかに自分達よりもレベルが上の我愛羅達を見たナルトは対抗心で中忍試験を受けると言う。
ただ、中忍試験を受けるには担当上忍が中忍試験を受けさせる手続き、要するに推薦が無いと受けられないとサクラは呆れてその日は解散した。
「やぁ、おはよう」
「「「「おっそーい!!」」」」
翌日にカカシ先生から呼び出しを受けた。
今日はオフな日の筈なのに呼び出しやがった。
「カカシ先生、今日はオフなんだ……呼び出すにしても早く来てくれよ」
「いやいや、コレにはちゃんとした理由があるんだ」
「どうせイチャイチャバイオレンスを読んでて寝坊しただろ!その手には騙されないってばよ!」
「お前達の中忍試験の願書の手続きをな」
「「「っ!」」」
カカシ先生は中忍試験の願書を4枚取り出した。
昨日あんな事があっただけに中忍試験に対しては3人とも意識はあり驚いている……カカシ先生が真面目に仕事をしている事を……
「カカシ先生」
「なんだ?」
「砂隠れ……他の国の忍に会ったんすけど、そこは下忍が3人でした……俺等は4人ですけど大丈夫なんすか?」
「ああ、大丈夫だ……この班は特例だから一応はその特例を認めている」
確か中忍試験って3人一組じゃないと受けられないもので、俺達は4人一組だ。
誰かが受けられないんじゃないのかと思ったので聞いてみればそもそもでこの班が特例な人数なので、受験資格も特例の人数で認めている。
「ただし、全員が全員合格出来るわけじゃない……お前等はグングンと伸びているから推薦したがもしかしたら今回は誰も合格しないとかもあるし、サクラだけ合格とかもある。中忍から上忍になるには既に上忍の人間もしくは上層部からの推薦があればなれるが、下忍から中忍になるにはこの中忍試験を突破しなきゃならない……波の国の一件でお前達が忍をやっていく覚悟は出来た筈だ。なら、それを実行してみせろ」
カカシ先生は願書を俺達に渡せば消えた。
他にも色々と言わなきゃいけねえこととかあるだろうが、あえてなにも言わないようにしている。
「誓約書って書いてるわね……」
「下忍ならここ最近の軽い任務しか回されないけど、中忍以上になりゃ波の国の一件と同じレベルの任務をポンポン渡されるからな……里の為に命を賭ける覚悟は出来ているだろうなってサインが欲しいんだろ」
受け取った願書をよくよく見てみれば誓約書でもあることにサクラは気付いた。
中忍以上になりゃ過酷な任務が多い。それをすることが出来る覚悟が決まっているのならばサインをしてくれって意味だろうと言えば無言になった。
「……あいつらが、受けるのよね……」
中忍試験は何段階か分けてふるいにかける。最後まで残ったとしても合格することは無い。
サクラは我愛羅達を思い出す。あの3人が強いと言うのはサクラでも感じ取っており、この中忍試験では何処かの段階では確実に戦うことをしなきゃいけない。明らかに強い3人を相手にしなければならないだけでなく、サラリと言っていた他の国の忍も居る。
「……サクラはどうすんだ?」
「え?」
「いや……ナルトとサスケを見てるだけで一緒に歩いてねえだろ?」
「……」
サクラにジャジャン拳を教えて、サクラに向いている技術だった。カカシ先生が水の上を歩いている事から独学で水面歩行を覚えた。
だが……サクラはなんと言うかやる気が無い。任務は真面目にやったりとか色々としているのは分かっているんだけど、それだけでありなんかこう、目標とかそういうのが無い。
「そういう辰五郎こそ、どうなの?」
「自己紹介の時に言っただろう。ある物を作りたいって……作れたら面白そうだから作ってみたいって思っている。それを作るにはそれ相応の金とか能力とか必要で、中忍になっておけば一歩前進する……サスケもサスケでやりたいことがある。ナルトは昔から言っている様に火影を目指している」
「……夢が無い事がなんか負けとかそういう空気を出さないでよ」
俺もナルトもサスケもやりたいことがあるのに対してサクラだけがやりたいことが見えていない。
その事について指摘すれば夢が無い、夢を持っていない事が悪いみたいな空気を出しているのをサクラは不満そうにしている。
「ナルトとサスケくんが頑張ってるんだから私も頑張らないといけないってのは分かってるわ……流されてなんとなくだったって言われたらその通りだけど……2人だけじゃなくてあんたも頑張ってるのよ。だったら負けてられないわ!」
少し言葉をかければ流されて惰性でやるんじゃなくて、自分の意思で上を目指すのだとハッキリと覚悟を決める。
これで余計な事はしなくていいなと家に帰って中忍試験を受ける準備をする。