忍の世界とか割と詰みである 作:こうすけ増田劇場版
「一次試験を突破したのは79名……まったく、こんなにも残すだなんてね」
「意外な男のせいでな」
一次試験を無事に突破したと思えば香港映画の如く窓を突き破ってやってきたのは、みたらしアンコ。
二次試験の試験官を務めるんだが、一次試験で一気に振り落とすつもりがナルトが何がなんでも諦めないと言うど根性発言を見てイビキがやった心理的な揺さぶりを突破する者が大勢居た事に対して苦言を呈する。
「さぁ、このまま二次試験に行くよ!ついてきな!」
アンコが二次試験を行うと言えば、一次試験を無事に突破した俺達はついて行く。
辿り着いたのは……死の森と呼ばれる木ノ葉の里でも立ち入ることが禁止されている演習場だ。
「イビキの奴がふるいにかけるを失敗したから一気に削らせてもらうわよ……二次試験の内容はこの死の森を使った巻物争奪サバイバル。26チームの内の半分に天の巻物を、もう半分に地の巻物を渡す……天と地、2つの巻物を揃えてゴールであるこの死の森の中心にある塔を目指すのよ」
「え、そんだけ?」
「なに言ってんだ……さっきのペーパーテストと違って文字通りの戦いが始まるんだぞ」
「どう頑張っても13チームしか残れねえだろ」
「あら、そんな甘い話があるわけないじゃない……この死の森には毒草や毒虫は大量に居るのよ?理論上は13チームしか残れないけど、5日間のサバイバルの中でそれ以下の数になるわ」
ナルトが巻物争奪戦だと言えば先程まで物凄く苦戦していたペーパーテストと比べれば圧倒的にシンプルな内容だとなるが俺とサスケがどう頑張っても殴り合いになるしどう頑張っても13チームしか残れない事を指摘する。
死の森自体がイカれた環境下であることをアンコがサラッと言った。それを聞いたナルトがため息を吐いた……なんか呆れる要素でもあったのか?
「まーた、このパターン!もう飽き飽きしてるってばよ!……俺達を揺さぶろうとしても無駄だぜ!」
「あら、威勢がいいわね……でもね」
「えっ!?」
「揺さぶろうじゃなくて、ホントのことだから……サインをしなさい」
イビキが一次試験でやった精神的な揺さぶりと全く同じ事をしているんだと思ったナルトはそんな恐喝にはビビらないと鼻で笑う。
アンコは威勢がいいのはいいことだとなるが、完全に油断しているナルトの頬に向かって苦無で軽く流血する程度の引っ掻きとは言い難いが刺したとも言い難いレベルの傷をつけ……誓約書を取り出した。
中忍試験の願書と違って正真正銘、死の森でのサバイバル試験中に大怪我を負っても死んだとしても自分が悪い事故だったで済ませる死んだとしても何処も責任取ってくれない誓約書だ。
「はい、じゃあ一応は聞いとくけど」
「今更ここまで来て引くつもりは無いわ」
「いや、そうじゃなくてよ」
各々が誓約書にサインをしたりサバイバルのルールを確認したりしている中で第七班が集まる。
俺がここで確かめておかなきゃいけねえことがあるからとあることを言おうとすればサクラは引くつもりは無いとサインをした誓約書を見せる。
「そっちじゃねえ……今の俺達ならそれに関しては迷いなくサインが出来る。そこはお前等を疑いはしない」
「じゃあ、なに?」
「誰がそこまでの事をするかだ」
「!!」
死んだとしても事故だったで済ませる、何処にも責任を追及しない誓約書のサインを書かされている。
ここに居るのはまだまだ子供だが、人を殺す為の技術については一応は会得している下忍……何処ぞの落第忍者とは違って、一応は忍として認められている。そして今からは巻物を奪い合う。
「さっきサラッと試験官が毒草や毒虫もあるって言った。それがある以上は薬草だってあるだろう……だが、コレを書かせている事とここに居るのは自分達よりも能力が何段階も上の奴等も居るわけだ。サバイバルってことは24時間常に気を配らなきゃならねえ。場合によってはブービートラップみたいなのもありだ」
「そう……よね……」
「文字通り、命の奪い合いか……」
「あのさあのさ……巻物を持ってる奴と戦う時に天と地のどっちか聞くとかしない?」
ここからは試験であると同時に殺し合いが始まる。文字通りどんな手を使ってでも巻物を奪い合う血みどろの戦いが生まれる。
何でもありな事を聞けばそういう事だと理解する一同だがナルトが比較的に平和な方法で解決する案を発案した。
「バカっ、そう都合良くいかないわよ。仮に自分が持っている巻物と被ってなくって黙ってての奇襲だってありえるのよ?」
「うっ……」
「俺達以外は全員敵だ……ヌルい事を言ってんじゃねえ、このウスラトンカチが」
「このサバイバル演習は中忍に必要な基礎的な技術を測る為のもんだろうが……そんな都合のいいもんはない」
ナルトが甘いことを言うのでサクラが、サスケが、俺が苦言を呈する
「じゃあゴール前で待ち伏せってのは?」
「それルールで禁止にされてるぞ」
5日以内に天と地の巻物を持ってゴールに辿り着く、それがこの二次試験を突破する方法だ。
ナルトはゴールに必ず天と地の巻物が揃うからとゴール前に先に向かってそこで巻物を一気に奪うと考えているが、流石に中忍試験を作っている運営側もそれは読んでいるからアウトだって記載している。
ボルトの時代みたいにシンプルな旗取り合戦とか……いや、無理だな。
「……決定打になる技を持ってんのは俺だ。波の国の一件で、腹は括った……だからそういう時が来るならやる」
「で、でもよ」
「ナルト、俺達だけがコレを書いているんじゃない。シカマルもチョウジもいのもヒナタもシノもキバも……皆、なんだかんだでコレを書いている。だったら、それ相応の覚悟が出来ているだろう」
今のナルトには螺旋丸が無い。今のサスケには千鳥が無い。
一発勝負の決定打になる攻撃を持っているのは俺とサクラで、サクラは波の国でジャジャン拳の力を抜いた。波の国以降、変わろうと必死になっているのは分かっているが……俺の計算通りに展開が動いた場合、確実に無関係な人間が2人は死ぬのが確定している。
「……仲間同士で命のやりとり、か……」
「もしこのやり方に不満があるなら、お前がさっさと火影になって試験内容を見直せ……火影ならそれぐらい出来るだろう」
場合によっては仲間同士での殺し合いになる……ナルトが悲しそうな顔をして再不斬の事を思い出している。
ナルトの説得に時間を使ったら今度はこっちがナルトに対して説得されそうになるから、火影になって試験内容を見直せと一番手っ取り早くどうにかする方法を教えた。
「そうだな……よし!さっさと火影になる為に中忍試験をサクッと終わらせるってばよ!」
「待て待て。戦力確認とか必要だろ……お前等、アレからなんかスゴい術とか覚えてる?」
誓約書を出そうとするナルトを止めて戦力確認をする。
波の国以降になんかスゴい術とか覚えているかどうかを聞けば……3人は黙った。
「私はジャジャン拳が完成してないから完成させるのと水面歩行を……ジャジャン拳も形だけはどうにかなったわ」
「俺は写輪眼に馴れる為に色々としたが……ここ最近の任務が任務と言う名のただの雑用だったせいで実戦が乏しい」
「なんだよ2人とも……俺ってば必殺技を考えてきたってばよ!」
ジャジャン拳の会得と水面歩行に時間を使ったサクラ、写輪眼を用いて色々としたがここ最近の任務が雑用なので実戦皆無なサスケ、それに対して自信満々のナルト……ナルトになんか必殺技あんのか?多重影分身に物を言わせた術とかそんな感じか?
とにかく自信があるナルト……必殺技があるからカカシ先生に修業を見てもらいたかったのか?……まぁ、いいか。
「こっちが他のチームと比べて有利なのは単純な頭数だ、ナルトの影分身の術があれば人海戦術は可能だ」
「人海戦術はいいんだけど、なんかスゴい疲れるってばよ」
「そういう術だからだ……影分身の術で周りの偵察で……何度か分かれて隙を作る」
「あえて隙を作って誘い出すってところか」
「そういう事だ……相手も色々な忍術を使ってくるが、さっきも言った様に単純な頭数ではこっちが上だ。つまりは巻物を死守する役割にのみ集中する事が出来る」
情報収集はナルトの多重影分身の術を用いた人海戦術、向こう側も当然偵察行為はしてくるので何度か隙を作る。
堂々と狙ってくるのかそれとも不意打ちを仕掛けてくるのか……ホントにキッツいぞ。このサバイバル演習は。
「っと、最後のトイレに行ってくる」
全員が同時に入らない、時間差で死の森に入る感じであり俺達は最後の方だった。
天の巻物を貰ってこれから5日間も風呂に入らずまともに飯も食えない過酷な環境下に置かれるので最後ぐらいは気持ちいい思いをしたいのだとトイレに行った。
「……今回、ヤバい相手が出てくる。お前の力がどうしても必要になる」
トイレで踏ん張ると同時に語りかける。
ここには大蛇丸もカブトも居ない……今の今まで隠し通していたので対話をする。姿は見せないが、声は確かに聞こえている筈だ。
「お前の力を猫探しや畑仕事になんか使ったらブチギレるのは目に見えている。波の国で暴れられるベストなタイミングは何度かあった。だがそれでも、それでもずっと隠し通していた」
時計の針を早く進める方法を考えて、この死の森に現れる例のオカマと交渉する事が出来る様になる。
最初は穢土転生の術を破壊する為に作り上げた空裂斬だが大蛇丸に対しても特攻が入っているのが分かっている……だがそれでも大蛇丸は百戦錬磨だ。1回でもお前の存在がバレた場合は何かしらの対応をしてくる可能性も高い。
大蛇丸の狙いはサスケで……例え色々と言われるのを覚悟しても大蛇丸と交渉を成立させる。
ダンゾウの事をクソ野郎と認定しているのに大蛇丸を倒すんじゃなくて大蛇丸と交渉を成立させようと考えているから思考が悪に偏りかけている……でも、コレ以外に時計の針を早くいい方向に動かせない。
「お前の力を完全に使いこなせるかって言えばまだまだだ……多分、仙人モードとかを覚えたらパワーアップするとは思う」
ここまで徹底的に隠していたから実戦経験が乏しいが、火力のゴリ押しで誤魔化す。
パワーアップさせる確かな手段にも心当たりが、多分仙人モードを使ったらパワーアップをすることが出来るだろう。
「ふぅ……お前の力がなんだかんだで必要になる時が着実に近づいている。最初の一歩目がやってきている……聞こえてないかは知らんが、頼んだぞ」
長い長い糞を出し終えて便器の水を流す。
向こう側から干渉はしてこないが、出てこないって事は分かってくれたんだろうか……まぁ、頑張るしかない。
「木ノ葉隠れの里第七班、死の森へ」
糞を出し終えて3人の元に戻って数分後に死の森に入った。
先に入っている奴等は動いている……先ずは少しずつでいいからこの二次試験を合格する為のサバイバルが始まった
次回に転生特典を出すと思います。
色々と五月蝿い
将来的にはナルトやサスケと同じで巨大怪獣戦が出来る
使いこなせて有名になった場合はガイの二つ名がなんかショボくなる。
辰五郎自身が鍛え上げることで幾つかのパワーアップがある
マトリフと言う名前を勝手につけている
しか言えないですね。
しつこいと言われようが言っときますが、それが出てきてもタグに◯◯つけなくていいんですか?は無しで。多分見てもピンと来ない人は来ないんで