忍の世界とか割と詰みである 作:こうすけ増田劇場版
漫画やアニメ、ゲームはとても面白い。
海賊版が出回る程で、主に正規品の原産地は日本である……外国でもゲームとか作られているがクオリティだけを言えば日本が異次元、と言うよりは漫画なんかの所謂二次元系の9割は日本産だろう。
作者は日本向けに書いていて日本で売っている作品なのに外国人向けの作品を書けと外国人は言っている。そんなもん書きたくないしそんな事を思うのならお前等が書けよと言いたいが、外国は表現の規制が色々と厳しかったりフェミニストとかLGBTとか黒人とかの人種差別に繋がるとかで書けないとかどうとか。
「やってしまった……」
さて、話をするが俺こと寺田辰五郎の住居は主人公であるうずまきナルトのお隣さんだ。
孤児院とかあるだろう!と思うだろうが確かに存在はしている。九尾の事件の一件でイルカ先生みたいな立ち位置の忍の子供はそれなりにいるんだがまぁ、NARUTO世界で物事が大体悪い方向に流れている原因であり下手したらうちはマダラよりもタチが悪い大蛇丸の様に学者としての利用価値があるかと聞かれれば皆無な老害ことダンゾウの息がかかっている。
Next Generationとして活躍する予定だった四代目火影が居なくなって三代目が仕方なく現場に復帰した。
そうなると確実に横槍を入れてくるのがあの老害であり、具体的に言えば忍の家系の孤児を買い漁ったりしている。ネームドキャラの一族の孤児は勿論のこと、スゴい家柄じゃないけど中忍もしくは上忍で両親共に忍で才能がありそうな奴とか。
三代目に経済的支援をしてくれたとしてもあのジジイは嫌だとハッキリと主張し、一人暮らしの権利を手に入れた。
一応は忍は職業軍人の世界だから下忍の子供が中忍もしくは上忍の親を亡くして一人暮らしを始めるというのは割とよくある話だ。そしてまぁ、一人暮らししても問題は無い生活費はしっかりと貰っては居るが……やっぱりお金は欲しい物だ。
今はまぁ、お小遣い的な感じで生活費を渡されていて税金とかそういうのは無い。
忍になってある程度は自立したと判断されるまでは一応は最低限の生活費は渡されている……ただまぁ、それ以外所謂遊興費と呼ばれる金はあるにはあるが、些細な額だ。まぁ、若い内に贅沢の味を覚えちゃいけないとそっち系に関しては割とダメ人間である蝦蟇仙人が教えてはいるし一理あるが……それでもやはり金が欲しいと言うのは事実だ。
金を得る以上は働かないといけない。電気工事士とかの資格ってこの世界にあんの?な感じの世界観であり世間一般で言う子供がお金を稼ぐ方法は以上は所謂お手伝いだ。ただ……明らかに雑用だなと思えるお手伝いが下忍の任務だ。畑仕事とか赤ん坊の世話とか犬探しとか屋根の修理とか、まぁ、銀魂の万事屋の仕事がDランクの任務であり、一応は木ノ葉の里は忍世界じゃ五大国と呼ばれる国の里であるのでDランク任務レベルの雑務ならば下忍に押し付けよう!な感じであり万事屋みたいな事は出来ない。
「コレをやったらなぁ……色々となぁ……」
じゃあ、金を稼ぐ方法がねえじゃん!と思うだろうが幾つかは抜け道はある。
新種の果物を作ったりとか、野菜や果物の品種改良は至ってシンプルだ。苺で例えるのならば糖度が他よりも高い品種と味は美味しくないけど病気には強い品種を人工授粉させた苺を育てて理想個体を見つけてその理想個体をまた同じ品種と掛け合わせて更に繁殖するの繰り返しだ。簡単そうに見えるがポンポン成功するわけじゃないし恐ろしく手間がかかる。普通に年単位の期間は費やすし、仮に売るのが日本の果物レベルだと育てる際の品質管理とかエグいぐらい厳しいし、種を1回でも盗まれたら努力が水の泡である。
時間も手間もかかるからパパっと回収することは出来ない。台風とか来たらその時点で終わりとか普通にある。
もっと確率が高そうな物は無いのか?……と言う問いかけに対して1つだけ答えはある。本を書くことだ。この世界はしっかりと製本技術や印刷技術は確立されており、蝦蟇仙人も物凄い額を稼いでいると言われていて色々な所に根強いファンがいる。
テレビはあるがテレビゲームは無い……ならば娯楽品として本は確実に需要がある。
ただしそこで息詰まる……シンプルイズベスト、話のネタが無い。話のネタが無ければ無理……なんだが、俺には一応は前世の記憶もとい前世の漫画やゲームの知識はある。やり込んでいるゲームならばストーリーは大体は覚えている。
それを使えばええんや!と使ってとりあえず3つの作品を作り上げた。
ここで作る時の注意点としては分かりやすい技術を出さない。例えばDr.STONEとか要所要所は省いているが現実でも本当に作れる火薬を作ったりプラチナを用いての硝酸の量産方法を載せている。下手にそういう技術を出したくはない。
チャクラと言うエネルギーは忍世界の住人には常識でHUNTER×HUNTERの念の技術を本にして世界中にバラ撒けば確実にエグい事になるのは目に見えている。
でもまぁ、使えそうなのは使おうぜと色々とやって書き上げた作品は3つだ。
ただ……コレ、出版社に持ち込んでええんか?と言う最もな疑問……二次小説とかで前世の漫画とかがなくて自分で書いてやるとか布教してやるとかそういうのあるけども、漫画とかって言うまでもなく知的財産だ。著作権とか色々とそういうのがある。書き終えて誤字脱字修整及びキャラデザインを終えて、いざ出版社に見てもらおう!と思ったけれども、冷静に考えて他の人達があの手この手を使って考えた作品パクっていいのか?と言うスゴい罪悪感に近い悩まされている。
金を得る為とは言え、他人の褌を使うのはなぁ……と言う罪悪感に近い悩みがある。
ただ……中国で多分トップレベルで有名な童話の西遊記をベースにしている作品は日本に無数にある。パタリロ西遊記、最遊記、実写ドラマの西遊記×2、ぼくのそんごくう、ゴゴゴ西遊記と色々とある。
西遊記って実際に起きた出来事なのか?と言う話題はさておくとして、西遊記と言う作品を記録している人は確かに存在している。最遊記みたいに西遊記っぽい感じの名前を借りてるだけならまだしも、パタリロ西遊記とかドラマの西遊記は原典の西遊記に近い。
その辺の著作権ってどうなってんだっけ?と思い出せない以前に知らん。
確か夢の国の支配人ことあのネズミは一部が著作権が切れていてあのホラー映画が生まれた。西遊記を書いた人の末裔が居ると言う話は聞いたことが無いから著作権切れてんじゃね?となる。そしてあの会社の作品って一部はグリム童話とかアンデルセン童話とかアラビアンナイトとかの話をベースにしている。じゃあ、セーフか?となるが、全てのスーパー戦隊が出るスーパー戦隊シリーズの時は石ノ森先生が原作者として今もしっかりと名を残している。ゴーカイジャーとかまさにそれだし、これからも仮面ライダーシリーズは石ノ森先生の名前を使い延々と東映の金を生み出すアイテムになるだろう。
同人誌があるからセーフと言えばそこまでなんだけど、夢の国とかウマ娘はその辺は厳しいんだよな…………
「金は欲しいしなぁ……」
確実とは言えないが高確率で金を手に入れる事が出来そうなのは印税だ。
……金は欲しい。本は需要がある。同人誌ならセーフ。でも今から行うのは金が発生する事……
「うぉ……胃が痛くなってきた」
「そこの坊主、顔色が悪いが大丈夫か?」
「今から作品を見られるって考えたら……」
出版社の前で持ち込みするかそうでないのかと悩んでいると1人の男性……エロ蝦蟇仙人こと自来也が話しかけてきた。
出版社の前でうんうんと唸っていたら体調不良の心配がされたが、胃が痛くなってきていてとりあえず上手いことを言って誤魔化した。
「物書きってのは批評されるもんだぞ坊主……ワシとて今では作家として成功しておるが、最初の一歩は普通に失敗したわ」
「いや、そうなんですけどね」
「大体お前さん、物凄く若いが親はどうした?」
「親は物心つく前に死んだよ」
「……すまんの」
「いや、いいよ。忍の世界じゃそういうのは当たり前みたいだし」
子供が出版社の前で色々とやってるので親はどうしたと聞いてくるので死んだことを言えばエロ蝦蟇仙人は謝った。
忍の世界じゃそういうのは当たり前みたいと言えばなんとも言えない顔をしている。
「ここで会ったのも何かの縁じゃ。ワシが1つ、作品を見てやろう!」
「3つあるんで」
「うむ。ならば3つとも見てやろう!プロの作家がアドバイスをくれてやる!」
あんた官能小説家だろうに……と言いたいが、これでも物凄く儲かってる作家なのも事実だ。
エロ蝦蟇仙人は出版社から出てきたばっかだが出版社に戻り俺と一緒に入って担当編集の人を呼び出した。
俺の書いた作品は3つ。
1つはテイルズオブベルセリア……コレに関してはしっかりと終わりまで書いている。
1つは月光条例、チルチルがマッチ売りの少女を拉致してアラビアンナイトの世界に立てこもり最終的にはマッチ売りの少女が答えを導き出した所を書いている。
1つはトリコ、フグ鯨のところまで書いた。
10歳にも満たない子供が書いた物だろうで担当編集はエロ蝦蟇仙人もとい自来也さんが言うしで付き合って読む。
担当編集が最初に読んだのは月光条例、自来也さんが読んだのはテイルズオブベルセリア……担当編集は最初は子供の内容と思っていたが、月光条例はその子供向け絵本の内容について色々と物申す作品だ。自来也さんが読んだテイルズオブベルセリアは復讐譚だ。
面白くないから途中で読むのを止めた!ということを担当編集も自来也さんもしない。
進撃の巨人の作者が集英社に持ち込みしたら「ジャンプ作品持ってこいよ」とスゴく雑に扱われた時と似た感じのことは無い。
担当編集が月光条例を読み終える。自来也さんがテイルズオブベルセリアを読み終える。互いに読み終えたので交換する。
そうしたら涙腺が崩壊する……ポロポロと涙を流していて感動をしてくれている。そして最後にトリコを読んでくれる。
「辰五郎だったか……3つともいい話じゃねえか……最初に読んだ作品は人の心がねえのかと思ったが、次に読んだこのお伽噺の意味を教えてくれる作品を読んだら泣けんじゃねえか。最後の作品もガキの冒険譚としては中々に上出来だ」
「ありがとうございます……」
「自来也先生、コレはヤバいですよ……1つは最高の復讐譚だし、1つは物語の意味を教えてくれる、1つは子供向けの冒険譚としては最高の出来で……自分、官能小説の部署なんで他の所に回します。辰五郎くんだったか、コレは他に持ち込みしていないんだよね?」
「はい……えっと……ボツとかそういうのじゃないんですよね?」
「しいて言うなら料理人は女じゃねえと、ヒロインは大事だぞ」
馬鹿野郎!小松は男のヒロインなんだよ!ゼブラ登場してから小松のヒロイン属性が圧倒的に高くなったんだよ!!
自来也さんが料理人は女にした方がいいと言うが小松は男だからの需要があるし、そういう恋愛要素は不要だ。
とりあえずボツにはならなかった……漫画家として成功している人の成功している作品を模倣してるんだからそりゃ受けるだろう。
コレで落ちたのならば色々と作者に失礼だ……自来也さんの担当編集は官能小説の部門なので部署が違うからと、同じ会社の違う掲載誌に話を回してくれる。
「自来也さん、ありがとうござます」
「礼なんざ言われる覚えはねえよ……ただ単純にお前の作品は面白かった、それだけだ」
「……仮に書いたのが売れたらなんか上手く誤魔化せないですかね……子供が書いたとかってなったらナメられそうなんで」
「乗りかかった船だ。その辺は上手く誤魔化してやる」
自来也さんの担当編集がその後、違う部署に回した。
3つとも好評だったので3つとも出版……トリコは言うまでもなく秋道一族に売れた。一番はテイルズオブベルセリアで結構な印税が入ったけど、やっぱ罪悪感の方が大きいからか娯楽品に手を出せなかった。
二次小説で他所の作品を布教する作品って作品をパクってるとかの罪悪感とかどうなってんだろうねな話