忍の世界とか割と詰みである 作:こうすけ増田劇場版
「ったく、勝手に消えるんじゃねえってばよ!」
「すまない、少しな」
「あんたもエロ仙人みたいに色々と上手く言って誤魔化す口か!」
「まぁまぁ、落ち着けって」
未来のサスケが何処かに雲隠れしたかと思えば再び堂々と姿を出した。
勝手に消えたと思えば勝手に現れてとナルトは怒っており、未来のサスケは軽く謝罪をしたらナルトは文句を言い続けているのでボルトが落ち着く様に宥める。
「にしてもエロ仙人の奴、何処に行ったんだってばよ」
「里からは抜け出してねえみたいだし、また取材とか言ってバカな事をしてんだろ」
「そんな暇があるってなら俺に修業をつけろっての」
「……!」
「ん、どうした?」
ナルトがずっと文句を言い続けていれば未来のサスケがなにかを感知して見上げた。
なにを感知したんだと思ってサスケが見ている方向を見れば、そこには空中に浮いている男が居た。
「お前は、ウラシキ!」
「まったく、どうして貴方達は邪魔ばかりをしてくれるのか……とは言え、貴方達のおかげで探す手間が省けたというもの」
「お前等、あいつと知り合いなのか?」
「知り合いじゃねえ!敵だってばさ!」
ボルトがそういうとウラシキは赤色の釣り竿を取り出して振り被った。
この時にナルトが狙われるんだろうなと思っていたら、釣り竿の釣り針はまさかの俺の方向に飛んできて俺に突き刺さった。
「辰五郎!……いや、待て。この時はまだ」
「おや……なにも無い?……確かに感じませんね。ですが、うずまきナルトからは感じることが出来る」
俺に釣り針が突き刺さったが物凄く痛いとかそういうのは感じない。
大人になったサスケはなにかを思い出していて釣り針を刺したウラシキも少しだけキョトンとした顔をしていて探知をすれば俺からはなにかを感じる事が出来ないのだと直ぐに矛先はナルトに変わって釣り針はナルトに突き刺さる。
「ナルト!」
「っつう……って、あれ?痛くないってばよ」
「コレは……九尾のチャクラが上手く抜き取れない?」
釣り針を引っ張るが上手くチャクラを抜くことが出来ないと驚くウラシキ。
とりあえずは明らかに敵なのは確かだと分かった。
「辰五郎、最初からマトリフを使え!相手は別格だ!」
「はいよ!」
「お前が何者か分かんねえけど、悪い奴なのは分かった!影分身の術!」
未来のサスケがマトリフを最初から出せと言うので最初から全力で行く。
ナルトはコイツが何者なのかが分からないが敵だと分かれば影分身の術を使って螺旋丸を作り上げる。
「螺旋丸!」
「無駄ですよ」
ナルトの螺旋丸を軽々と避ける。
釣り糸を鞭の様にしならせて攻撃をして……螺旋丸を持っていた分身体のナルトを倒せば第二の矢であるボルトの螺旋丸がやって来た。
「くらいやがれ!!」
「あ〜はいはい、分かってますから」
「だったらコレもか!!」
ボルトが螺旋丸で攻撃しようとするが軽々と避けて、次だと言わんばかりに俺がブルードラゴンを出して殴る。
ただウラシキはそれをも読んでいたと言わんばかりにブルードラゴンの拳を軽々と回避をした。
「お前達、大丈夫か!」
「エロ仙人!」
「自来也さん、どうも敵襲みたいっすよ……しかもとびっきり極上の」
「辰五郎……それが噂に聞く蒼い龍か」
「辰五郎、とっとと力を寄越せ……あの野郎、全然本気じゃねえ」
自来也さんが現れて俺達の安否を確認してくるので敵襲だと言えば自来也さんはブルードラゴンを見た。
ブルードラゴンは直ぐにウラシキが本気を出していない事に気付いてチャクラを寄越せよ要求をしてくるが……チャクラを渡したとして勝てる相手なのか?
「こうも外野がぞろぞろと増えてしまったのは厄介です……悪いですが、目的は果たさせて貰う」
ウラシキはそういうと腰にある巾着袋から無数の岩を出して俺達の頭上に降り注ぐ。
ヤバいと慌てている隙にナルトを釣り針で拉致していき、俺達は岩の中に生き埋めにされる。
「コレは……辰五郎、お前さんなら破壊出来るだろう」
「出来ますよ」
「ならば頼む……して、お前達よ。ただの旅の大道芸人とは思っていなかったが、何者だ?」
「……俺達はとある国の忍で、うずまきナルトとナルトの中に眠っている九尾を守りにやって来た」
「……」
「奴の名はウラシキ、詳しい詳細については俺達も把握しきれていないが奴等はおそらくは尾獣を狙っている組織である暁と何らかの繋がりがあると睨んでいる。暁の2人がつい最近、ナルトと接触があったからもしやと思い派遣された」
「なんと、そんな情報まで握っているとはの……敵はナルトの九尾を狙っておるが、失敗に終わった様にも見えたが」
「それは……」
「ここで色々と話し合いをしてるよりも、探しに行くのが先だってばさ!マトリフでドカンと大穴を開けてくれってばさ!」
「マトリフって呼ぶんじゃねえ!クソガキが!!」
「え、えぇ……」
相変わらずマトリフ呼びを嫌っているブルードラゴンを怒らせたボルト。
取りあえずは岩を砕くかとチャクラを込めてブルードラゴンの拳骨で岩を破壊して抜け穴を作り出して脱出したら移動時間を少しでも節約するぞと自来也さんは蝦蟇を口寄せして蝦蟇に乗った。
「あのウラシキと言う奴はナルトの九尾を狙っておるのだろう……だが、ナルトの九尾は四代目の八卦封印によって封印されておる。チャクラを外側から取り出そうにも不可能な筈だ」
「封印……そうか。それならば」
四代目の封印があるからチャクラを早々に奪う事が出来ないと言えばサスケは何かに閃いた。
それがあるならばとサスケは行動に移り自らに封印式の術式を刻んだ後に無事にナルトの元に向かえばナルトは両手両足を拘束されており尾獣のチャクラの衣を纏っていた
「ったく、しつこいですね……多少の成果がありましたがここに来たのは少々間違いでしたね」
ウラシキがしつこいと言えばボロボロになっている右手にある兵糧丸ぐらいに小さな粒のチャクラの塊を飲んだ。
ウラシキのボロボロになっている右手の傷はあっという間に治ったがそれだけ。だがウラシキはそれで充分だと笑みを浮かべて釣り竿を取り出した。
「先ずは一番厄介なのからいかせてもらいますよ!!」
蛇の様に揺れ動く釣り糸を飛ばすウラシキ。
飛んでいった先にいるのはサスケで、回避することはせずサスケは釣り針が刺さって引っ張り上げたが……なにも出なかった。
「コレは!」
「どうやら読み通り、お前のチャクラを抜き取る術は封印術でチャクラが流れ出ない様に抑え込んでいたら通じないみたいだな」
サスケがそういうと体に封印術の術式が浮かんだ。
読み通りだと言えばサスケは刀を抜いてウラシキ相手に勝負を挑んでいるが、派手な忍術なんかは使わない。
「おい、大丈夫か!」
コポポと赤色の尾獣のチャクラを身に纏った状態で倒れているナルトの元に駆け寄るボルト。
ナルトは意識を失っていて気絶をしている、かと思えばナルトは起き上がった。
「ううぅるぅあああぅ!」
「いかん!九尾のチャクラを無理矢理引っ張り出したせいで暴走をしておる!」
「そんな……」
「辰五郎、マトリフだ!マトリフを使ってそのチャクラを剥ぎ取れ!」
「チャクラを剥ぎ取れってどういう事だ!?」
「チャクラとチャクラはくっつける事が出来る!マトリフならばナルトから漏れ出した九尾チャクラを引っ張り出す事が出来る。なにより……とにかく、マトリフで引っ張るんだ!」
無理矢理九尾のチャクラを引っ張り出したが為にナルトが暴走状態に陥っている。
今のナルトが暴れれば事態は更に悪化する、ウラシキにとっては好都合だが悪い方向に着実に流れていく中でマトリフを使えとサスケは言ってくる。
「やったことはないが……いけるな?」
「出来るできないじゃねえ。やるかやらないかだ」
ブルードラゴンにいけるかどうかを確認すればブルードラゴンは突撃する。
ナルトは暴れようとするがそれよりも先にブルードラゴンが九尾のチャクラの衣を掴む事に成功して引っ張る
憎い!
死ね!
なんで俺が
あいつが悪いんだ
「……ああもう、そういうのはいいから!」
九尾のチャクラを引っ張り出せば九尾の憎悪までセットとしてやって来たが、今はそんなもんを気にしてる場合じゃねえ。
ナルトから漏れ出している九尾のチャクラを引っ張っていくが、終わりが見えない……って
「ナルトの中に九尾のチャクラがあるんだから、抑え込まなきゃダメだろう!流石に九尾のチャクラを全部吸い取れんぞ!」
「うぉおおおお!!!」
「……!?」
ナルトの中に九尾が入っていて、四代目みたいに封印式になにか手を加えたわけじゃねえから九尾チャクラを抑え込む事が出来ていない。ナルトの中で九尾は封印されている状態だから何時かは底が尽くかもしれないが、この綱引きで一気に奪い取れるとは思えねえ。
なんか別の方法で対応をしなきゃいけねえだろうと思っていると九尾チャクラを奪い取ったブルードラゴンに足が生えて、コポコポと九尾チャクラが音を鳴らしながら鎧に……ブーケとの合体をした時のブルードラゴンの姿に変貌した。
「コイツはいい……辰五郎、今ならもっとやれるぜ?」
「自来也さん、ナルトを抑えるなにかはありますか?これ、あいつに使いたいんですが」
「封印を強める札ならばある!しかし、コレは額に当てなければ効果が発動せん!」
「だったら、俺に貸してくれってばさ!」
九尾の力を一時的に借りたことによってパワーアップをしたブルードラゴン。
ブルードラゴン自身が力を得たと肌で感じ取っていてこの力を使いたいと思っている。
暴走しているナルトを止める方を優先した方がいいかと悩んで自来也さんに聞けば自来也さんは封印を強める札を見せて、デメリットを説明した。
デメリットを聞いたらそれを自分がどうにかするとボルトが自来也さんから札を貰った。
「っち、まさか九尾でも可能だとは」
「よく分からんが、パワーアップをしているみたいだからな……いけ!」
九尾でも可能だという謎のメッセージを残しながらも舌打ちをするウラシキ。
このパワーアップに関しては予想外だが、これならばやれるとブルードラゴンを動かせば今までとは段違いの速度や力を発揮する事が出来ており、右腕の籠手と剣を一緒にしたものを振り被ればウラシキは地面に叩きつけられた。
「一発で終わらせる!ブルーインパクトキャノン!」
「オラァ!」
右腕の籠手と剣が一体になった物の先端部分にチャクラを溜めて、一気に放った。
今まで何回かブルーエクスプロージョンを放ったが、九尾のチャクラを使っているせいかそれを軽々と越える威力を発揮して辺りが破壊される……
「っち……」
「舌打ちしたって事は」
「ああ。あの野郎、物凄い速さで逃げやがった」
周りをボコボコにしたがブルードラゴンが舌打ちをして不機嫌そうにしている。
決定打を浴びせる事が出来た筈だがそれをしているという事はで聞いてみればブルードラゴンは逃げた事を告げる。
「大丈夫だってばさ……元に戻ろうぜ」
ブルードラゴンで撤退をさせることに成功してナルトの方は無事なのかを確認すれば軽く手に傷をつけたボルトがナルトに手を差し伸べていた。暴走している筈のナルトは驚いた顔をしていて額当てに封印を強めるお札を貼ればコポコポと出ていた九尾のチャクラが納まった。
「ふぅ……どうやらなんとか今回は切り抜けた様じゃの」
「辰五郎、とっとと俺を戻せ」
「どうした?」
「あの野郎を完全に仕留める事が出来てねえ……ナルトから奪った九尾のチャクラでパワーアップしているから俺がこうして表に出てこの姿になっているだけで九尾のチャクラを消費している。チャクラが底をつけば何時も通りの俺に戻っちまう」
「それはまずいな……」
ブルードラゴンがとっとと戻せと言ってくるのでブルードラゴンを影の中に戻した。
その瞬間、物凄く力が溢れてくる……この力を使いたいって感覚はあるが、この力がブルードラゴンを一時的にパワーアップさせている。この力が底をつきたら終わりだ。
「一時的に撤退させる事に成功したが、あの様子では何処かに潜伏しておる……しかしあの一撃を避けるとはミナトの瞬身の術でなく飛雷神の術でなければ回避する事が出来ぬ……空を飛んでいたことといい高度な時空間忍術を使用している」
「……マトリフは九尾のチャクラでパワーアップするのか」
自来也さんは一件落着ではないと見ていて、俺はマトリフのパワーアップの方法に驚いた。
三段階ある内の1つは多分だが仙人モードで、最後のパワーアップは普通のパワーアップとは異なる物だと認識している。一番最初のパワーアップである鎧を纏って足が生えたブルードラゴンはどういう風にすればなることが出来るのかが全くと言って分かっていなかった。
九尾のチャクラを使えば第二段階に行く……のか?