忍の世界とか割と詰みである   作:こうすけ増田劇場版

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第5話

 

「意外だな。シカマルから聞いた話、アカデミーで教わる技術は完璧に会得してる感じだったが」

 

「辰五郎の奴は手裏剣だけは下手くそだよ」

 

 シカマル達と絡んでいればオマケでシカクさんの指導がある。

 別に奈良一族と仲良くなってヨイショしよう!と言う魂胆は無い。シカクさんはなんだかんだで面倒見良い感じである……シカマル、チョウジと一緒に木登りをマスターしたので次のステージを教えて貰えるが、ぶっちゃけ次のステージって水の上を歩くだけである。

 

 水の上を歩く事に関しては普通に教えてくれた……けど、それ以上が無理と言うかどうすりゃいいのかが分かっていない。

 シカマルは奈良一族の秘伝忍術を基本にした戦闘をすればいい、チョウジも秋道一族の秘伝忍術をベースにした戦闘をすればいい……流石に一族の秘伝忍術は教えられないので水の上を歩く所まで終われば、ぶっちゃけそこから先が無いのである。

 

 しかしまぁ、そのままなのもなんなのでなんかないのかと他に使えそうな物は無いのかを見せれば手裏剣の投擲が下手くそと言われる。体術に関してはガイ先生やロック・リーみたいに極端に体術に性能が偏ってない限りは素の肉体を鍛え上げまくるんじゃなくてチャクラコントロールで運動能力を上げる……雷影みたいな純粋なムキムキの方が効率良く重くて早い一撃を与える事が出来る。シカクさんも筋肉ムキムキとかそういうのじゃないし頭使うタイプで体術担当はどっちかと言えば秋道一族である。

 

 殴り合い関係の体術はまぁ、これからの肉体の成長とかもあるから評価がしづらい……が、手裏剣の投擲とかも体術の一種である。

 シカマルやシカクさんに苦い発言をされるだけあって手裏剣の投擲は下手くそだ……シカマルは手裏剣投擲は上手い。授業では雑にやってるけど、真面目にやれば普通に◯を貰えるぐらいには腕がいい。手裏剣投擲して始めて発動するタイプの影縛りの術があるから……。

 

 まぁ、当たり前の事だが手裏剣投擲に関しては前世の知識とかどう頑張っても役立たん。

 ホントかどうかは知らんが昔の戦争はその辺の石を投げて戦っていたとか言う話はあるが、戦争を全く知らない現代っ子である。いやホントにね、手裏剣の投擲に関してはどうにもならんのよ。2枚の手裏剣を投げて1枚の手裏剣をぶつけて弾道補正ってどうやんの?って話だ。

 

「まぁ、手裏剣に関してはスゴく雑に放っても問題無いし、いいんじゃねえのか?」

 

「そうだな……はぁ」

 

「いのいち、まだ落ち込んでんのか」

 

 今回はシカクさんだけでなくチョウザさん、いのいちさんも参加である。

 まぁ、そうなると当然にチョウジといのも参加であり、取り敢えず木登りは3人ともマスターしたと見せたのでチャクラコントロールの基礎も基礎を会得したなとなり、それぞれが秘伝忍術の基礎を教える。猪鹿蝶の連携は見事であり、3人ともそれで有名である子供にも猪鹿蝶の連携を出来るようになってほしいと思っている、俺はアレである。猪鹿蝶のコンビネーションに付き合う実験台でもある。

 

「お父さんの身体はギリギリいけるけど、知らないおっさんの身体は嫌よ!!」

 

「……お前んところは娘だから扱いが難しいな」

 

「コレはうちの基本だからコレを覚えなきゃ派生もな……筋はいいんだがな」

 

 山中一族の秘伝忍術は一時的に他人の体を乗っ取ったり、他人の意識を一時的に何かに封じ込めたり、脳内会話とか記憶を読み込んだりとか、凄くザックリと言えばテレパシーが出来たりと結構エグい術である。秋道一族が一族全体で大食いだったら山中一族は一族全体で感知タイプだったりする。

 でまぁ、いのに山中一族の秘伝忍術であり基礎である心転身の術を教えてたんだが……まぁ、ね……全く知らん赤の他人の体を感覚とか一時的にとは言え全てを乗っ取るわけだ。

 

 猪鹿蝶の忍術でヤバい度合いで言えば多分、山中一族の忍術がヤバいと思う。

 知らんおっさんの体を乗っ取ったりするわけで……まぁな……思春期のスタートに入り出す歳頃が10歳になるかならないかで終わるのが大体二十歳ぐらいだ。小学生の健康診断で学校に医者がやって来てその医者が女性じゃなくて男性でおじさんだったわけでガチ泣きしている女子は普通にいる。

 医療行為だからで割り切れる年齢じゃない。男なら逆に興奮するんだけどもな。自来也さんなら確実に一回は揉む。

 

「辰五郎、なんかアドバイス無いか?」

 

「いや、シカクさんが出せない以上……女性の山中一族の人と交流を持たせるぐらいしかないんじゃないすか?」

 

 おっさんの体を乗っ取るのは生理的に受け付け難いとなっていて術を覚えたくないとか使いたくないとかにいのはなっている。

 シカクさんがなんかアドバイスは無いのかとなるがあんたが思い浮かばない以上は女性の山中一族と交流させるしかない。女性の山中一族ならその悩みを解消する事が出来る。

 

「やっぱりそれしかないか……お父さんのカッコいい所を見せたかったんだがな……いの、帰るぞ」

 

 山中一族の秘伝忍術は思春期には荷が重い。

 まぁ、最終的には使えるようになる。いのいちさんが物凄く落ち込みながらもいのを連れて演習場を去っていった。

 

「娘を持つ親は大変だな」

 

「いのいちの悩みだけはどうすりゃいいのかが分からねえからな……」

 

 チョウザさんとシカクさんはどうすることも出来ないと割と諦めムードであるが、女性の山中一族が居るから何とかなるとも思っている。

 

「辰五郎、話を戻すが、お前のスタイルはお前が何とかして見つけなきゃならねえ……コレばっかりは俺も力になれねえ。お前が奈良一族なら奈良一族の戦い方のイロハを叩き込めるが、それが出来ねえ」

 

「そこまで贅沢は言いませんよ」

 

「まぁ、こっからはスゲえ地味な性質変化の修行だ……性質変化は文字通りチャクラを別の性質に変化させるもんだ。一応は5つの性質に変化させる事が出来るが、それを忍術に変換する事が出来るかと聞かれれば話は別だ。自分の性質変化やタイプから戦闘スタイルを確立しろ。つーわけで、コイツにチャクラ流して何属性があるか知っとけ」

 

「ああ、どうも」

 

 戦闘スタイルに関しては自力でどうにかするとして基礎については付き合ってやるとチャクラに反応する紙を渡される。

 紙にチャクラを流して燃えれば火遁、濡れれば水遁、真っ二つに割ければ風遁、ポロポロと朽ちていけば土遁、皺が入れば雷遁だ。性質変化のコツは知らないが修行のやり方については知っているからその辺のアドバイスをくれる。

 

「……」

 

「どうした?チャクラ流せるだろ?」

 

 チャクラに反応する紙を渡されたのだがチャクラを流さず考える……属性相性の概念があって相性関係もある。

 親が普通の忍だったので血継限界は頼れない……だけどまぁ、便利な物は貰っている。見せると色々と五月蝿いから下手に見せんが。ただ……

 

「属性相性の概念ある攻撃か……」

 

「相性の悪い相手が来たら終わりって言いてえのか?……そんなもん全員そうだ。基本の五つの性質変化と陰遁と陽遁を使える奴でも相性ってもんはある。どんな相手にも最強なのは無い。それにだ、お前にはお前でメリットはある」

 

「どういうことすか?」

 

「俺はシカマルに奈良一族の一通りの事を教えなきゃならねえ。その中には当然、奈良一族の忍術があるわけで教えれそうなのは覚えてもらう。が、お前の場合はそれが無い。それが無いってことは自分で忍術を作れる時間があるってこった」

 

「……確かにそうか……」

 

 シカマル達はこれから一族の秘伝忍術を覚えたりするわけで、それにどうしても時間を費やす。

 ただ俺にはそれが無い。無いから自分で忍術を作るのに時間を使える……チャクラコントロールと性質変化の基礎さえ覚えれば作れる。

 

「だがまぁ、流石に属性が1つだけってのはお前の言う通り相性で負ける……最低でも2つは覚えとけ」

 

「了解っす」

 

 シカクさんになんだかんだで丸め込まれてる気もしなくもないが、やるしかないのも事実だ。

 チャクラを流せばビッと紙が割れた……風の性質変化だ。ナルトと同じかと思ったらまたチャクラに反応する紙を渡されたので流せば燃えて、また渡されたのでまた流せば濡れた。

 

「風遁と火遁と水遁か……土遁使い相手にすりゃ相性が悪いが戦い方でどうにでもなるか……最初が風遁だったから風遁からだ。チャクラを風に性質変化させる……が、ここまでだ」

 

「……えっと、どういうことです?」

 

「風遁はチャクラを風に性質変化させた術だ、火遁はチャクラを火に性質変化させた術だ、水遁はチャクラを水に性質変化させた術だ……その紙の通りお前のチャクラは風、火、水に性質を変化させることだけは確かだ。ただ後は自分でどうにかしろ」

 

「あ、はい。わかりました」

 

「……やけに素直だな」

 

「いや、属性分かっただけでもありがたいんで……創意工夫しろってことっすよね」

 

 チャクラを自然物に変換するコツとか修行は自分でやれと、あんまり1から10までマンツーマンで教えても成長にはならないとシカクさんは判断したのであえて突き放すような真似をしている。

 自分がなにが使えるか分かったのならば後は創意工夫するだけ……言葉の裏は割と読みやすいからな。

 

「にしてもよ……お前なんでそんなに修行してるわけ?俺はめんどくせえけど親父のメンツってもんがあるから一応やってっけどよ。手裏剣に関しては下手くそで、ストイックな奴って言われたらなんか引っかかるんだよな」

 

「……あんまり言いたくないけど、聞く?」

 

「シカマル、なんかめんどそうだよ」

 

 修行に関して熱心だったりするが物凄いストイックなわけじゃない。

 自分達との付き合いは打算が無いただの友人関係だがシカマルはどうにも妙な違和感を感じ取っているので聞いてきた……原作とかそういう事について言えるわけないので一応は実際に起きた重そうな話をしようかと思えばチョウジが厄介な所に触れたと感じたのか止めに入るがチョウザさんとシカクさんもそこについて疑問を思っている。

 

「下忍になってから忍の一族とそうじゃない一般家系との間に大きな差が開く。血継限界や秘伝忍術みてえなのがあって埋められない差みたいなのがあって下忍になってから焦る奴はよく居るが……今の段階ではな……」

 

「まぁ、知ってるとは思うけど九尾が暴れた時に両親が死んだ」

 

「……敵討ちか?」

 

 初手で取り敢えずぶち込めばチョウザさんは直ぐに浮かぶ事を聞いた。

 

「敵討ちって言えるほどに強い心の繋がりは無いっす。親族居ないから孤児院に居たんだけどある日、ダンゾウってジジイがやって来たんだ。俺や俺と同じ境遇の奴等に術を見せて、その術を使えた何人かが引き取られたんだ。色々と考えたけど、ありゃ完全に死んでも誰も困らない使い捨ての駒に使うつもりで、それは嫌で三代目に色々と言ってナルトの隣の部屋に住ませて貰ってんだよ。あのダンゾウってジジイに使い捨ての駒にされたくねえんだよ」

 

 いや、ホントにマジでビビったよ。

 孤児院に居た頃にダンゾウがやってきたのを……確実に才能がある奴を引き抜きに来たから失敗して才能が無いと思わせた。一人暮らしをする過程でダンゾウについては三代目に使い捨ての駒にはなりたくないと言っている。

 

「あの人か……」

 

「あの人はな……」

 

「そのダンゾウって爺さんそんなにヤベえの?」

 

 忍の世界でよくない事をしている人の代表格がダンゾウと大蛇丸だ。

 ダンゾウの名前と使い捨ての駒の話をすればあの人ならやるだろうなとチョウザさんとシカクさんはそれについてどういう風に反論したらいいのか考えるが言葉を出せず、ダンゾウの事を知らないシカマルは誰だそいつ?となっている。

 

「……悪いな、なんか言いたくないことを言わせちまって」

 

「辰五郎、お前の判断は正しいとは思うぞ」

 

「シカクさん、チョウザさん……せめて否定はしてくださいよ」

 

 謝ってきたりその判断は正しいと2人はダンゾウの誰も困らない使い捨ての駒にさせられることを否定しなかった……やっぱダンゾウ、クソだわ

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