忍の世界とか割と詰みである 作:こうすけ増田劇場版
「風遁」
「火遁 業火球の術!」
「っく」
「ったく、ホントにインチキ性能してんな。写輪眼は」
ダンゾウが風遁の術を使おうとしたのだが、サスケが写輪眼で先読みして火遁のカウンターを叩き込む。
結んでいる印だけでなんの忍術を発動するのかが分かって先読みするのはインチキな性能だなとボヤきながらもダンゾウを見れば案の定ダンゾウは消えた。
「口寄せの術」
消えたダンゾウは何時の間にか頭上に居て、バクを口寄せの術で呼び出した。
自来也さんの蝦蟇での屋台崩しとか言う忍術と同じ事をしている。ここで俺が取るべき行動は1つ
「マトリフ!」
「オラァ!」
マトリフを呼び出して、バクをぶん殴る。
マトリフもダンゾウをぶっ殺すことに関しては普通に力を貸してくれる。バクをぶん殴った。
仙人モードを発動しているから上位生命体のノイと合体したバージョン……因みにだがこの状態で尾獣チャクラを纏っても意味は無い。尾獣チャクラを使えばマトリフはブーケと合体した姿になるが、尾獣仙術チャクラだと上位生命体のノイと合体したバージョンのまんまである。
「ブルーシャイニーバースト!」
「うぉらぁ!!」
「ばぐぁ!?」
ブルーシャイニーバーストを使うことでバクを一撃で倒した。
ドロンと煙を立てて消えたので死んだかどうかは分からねえが、あの規模の口寄せ動物をそうポンポンと呼び出せないし呼び出したところでマトリフが居るから動きを封じれる。
「辰五郎、どうすんだ」
「先に言っとくが実体化は出来ねえ」
「ぶっ倒すにはそれが一番だろ?」
「すまんがコレは暗殺なんだ」
サスケが再びダンゾウを殺したがイザナギによって復活しているダンゾウ。
マトリフが殺しても生き返る相手だというのは分かったのでどういう風に殺すのかを聞くが、先にとマトリフの実体化は出来ない。今の仙人モードが限界だと伝える。
ダンゾウを確実に仕留めるには磯撫で尾獣化やマトリフの実体化をすればスゴく楽に終わる。
特にマトリフの実体化は尾獣すらも簡単にボコボコに出来る便利な物だけども、ペイン六道が木ノ葉をぶっ壊したどさくさに紛れてダンゾウを殺そうとしている。今頃はカカシ先生達が命懸けでペイン六道と戦っているが、こっちもこっちで命懸けでダンゾウを抹殺しようとしている。
「じゃあ、あの術を使わせてもらうぞ」
俺はダンゾウに向かって回収したクナイを投げる。
また飛雷神の術をマーキングしているクナイかとダンゾウは風遁の術で全てを弾こうとするが、ダンゾウには1つも当たらない。
「お前のヘタクソな手裏剣は相変わらずか」
「手裏剣の腕は今も変わらねえが違うっての」
サスケが手裏剣で攻撃したけど失敗に終わったと見ているが、俺の狙いはそこじゃない。
手裏剣を無数に配置することが大事だ……卑劣様や四代目程にポンポンと飛雷神の術を使いこなす事が出来ねえが、それでも一応は使えるんでな。俺はチャクラを足に纏わせて高速での移動をする。
「同じ手はくわん」
「誰が同じ手か、仕込みは既に済んでいるんだよ」
俺はそう言うと手を叩いた。
その瞬間、ダンゾウは消えた。ダンゾウは突如として俺の目の前に現れたので俺は雷刀・牙を用いてダンゾウを斬り倒した……が、ダンゾウは消えた。再びイザナギによって死んだという事実を死ななかった現実に塗り替えた。
「まだまだ!」
パン!パン!パン!と手を叩く。
ダンゾウは姿を消しては俺の目の前に現れる。その度に雷刀・牙で斬り倒してイザナギで死ななかった現実に書き換えるが、流石にコレはおかしいとダンゾウは考える。
「なにをしたか、で驚いているんだろう……テメエを最初に殺った時に俺のチャクラの一部をテメエに付与した。飛雷神の術を使ってテメエを強制的に俺の目の前に移動させている……飛雷神・不義遊戯の段だ。コレでテメエが仮に逃亡したとしても問答無用でこの場に戻せる」
飛雷神・不義遊戯の段は言うまでもなく東堂葵のアレを元ネタにしている。
相手に触れてチャクラを無理矢理付与させる。マーキングでなく付与させるのがミソであり、それを使って相手を強制的に飛雷神の術で飛ばす……と言っても卑劣様や四代目みたいに国を跨ぐレベルの距離とかは普通に無理。仮にダンゾウが逃亡したら逃げれるだろうからあえてのブラフを入れておく。
「更に、俺にはこの体術がある!」
俺はそう言うと分身の術を使った。影分身の術じゃないぞ、分身の術だ。
チャクラを足に纏わせて瞬身の術を使い常人の視力ならば追いつくことが不可能でありそこに分身の術が加わり、更に飛雷神の術が加わる。ただの飛雷神の術じゃないぞ、俺なりにアプローチをかけて改造したその時の運動エネルギーを保った状態の飛雷神の術だ。
「キン肉族三大奥義!マッスルインフェルノ!」
ダンゾウの背後に蹴りを入れると同時にダンゾウをサーフボードの様に乗る。
ダンゾウの顔面を壁に向かって激突させれば確かにダンゾウを倒したという感覚はあるが、ダンゾウは再び消える……
「インチキ忍術も大概にしやがれよ……」
飛雷神・不義遊戯もマッスルインフェルノも確実に相手を倒す為の文字通りの必殺技だ。
使うのに結構神経を使うのにそれでもダンゾウは何事もなかったかの様に復活する……イザナギがクソみたいな反則忍術なのは知っているが、ホントにインチキ忍術だな。
「サスケ、どうだ?」
「ああ、奴の残機は残り僅かだ」
使えそうな忍術を用いてダンゾウを殺していくが、中々に死なない。
だが着実にダンゾウの命を消費していく。サスケが写輪眼でダンゾウを見ればダンゾウの写輪眼が残り僅かな事を言う。
「ふむ……仕方あるまい。コレばかりは使いたくはなかったのだがな」
ダンゾウはそう言うと右目を隠している包帯を外した。
当然と言えば当然だろうが、右目も写輪眼が宿っている……
「サスケ、俺がおかしくなったら取りあえず幻術を解除するようにチャクラを乱してくれ」
「なんだ、写輪眼の幻術ぐらいお前ならどうにかなるだろう」
「ダンゾウが右目の写輪眼を解放した……あんだけ写輪眼があんだ。インチキ性能を持ってる万華鏡写輪眼の1つぐらいは持ってる。幻術特化だとちょっと怖いからな」
うちはシスイから奪った写輪眼で万華鏡写輪眼にすると暫くは使えなくなる。
その代わりに幻術にかけられたことすら分からないレベルの高度な幻術を仕掛けてくる。マトリフは幻術返しが出来ない。磯撫は出来るが磯撫ごとうちはシスイの万華鏡写輪眼の忍術、
「まったく、悪知恵ばかりが働くな」
「そりゃどうも……ジジイに褒められるより、雲隠れのパツキン姉ちゃんに褒められた方が嬉しいがな」
自分が右目を解放したのは万華鏡写輪眼を使ってくると予測されたのでダンゾウは俺は自分の知識をロクな事に使わないと言う。
ロクな事に使わないのはお前の方だろうと言いたいが、こういう時にクッソしょうもねえ冗談の1つでも言って余裕を見せる……しかしまぁ、ホントに厄介だな。風遁と火遁と水遁が使えないのは。
「ったく、ラスボス前にラスボスと似たタイプのボス相手かこんちくしょうめ」
忍術が実質的に効かないっつーか、カウンターが来るのはホントに厄介だなと思いながらも俺は雷刀・牙を手に取り正眼の構えを取る。
使える術が限られているが、こちとら忍術が一切効かないラスボスを相手に仙術を鍛えて色々と術を作り上げたんだ……クナイのマーキングはそこら中にあるから、いけるな。
「分身の術!」
本当ならばナルトみたいに影分身の術を使いたいが、ポンポンと使えるもんじゃない。
人柱力になった後にもチャクラを上手くやりくりしなきゃならないのはホントに大変だなと思いながらも飛雷神の術で高速で移動し
「韋駄天・九頭龍閃の術!」
韋駄天の術を応用し飛天御剣流の九頭龍閃をぶつける。
雷遁のチャクラの鎧を纏わなきゃまともに追いつくことが出来ない速度である九頭龍閃をダンゾウは見る
『起きろ』
写輪眼の動体視力をナメていたわけじゃないが、コレを余裕で見るとかホントにどうなっているんだ写輪眼は。
ともかく、ダンゾウと目と目があった瞬間にダンゾウは右目をうちはシスイの万華鏡写輪眼に変える。それを俺は直視したが俺の中に居る磯撫がチャクラを無理矢理流して強制的に幻術を解除してうちはシスイの万華鏡写輪眼を回避した
「っち……ダンゾウ……テメエはどうやら万華鏡写輪眼すらも奪った様だな」
「サスケ」
「安心しろ、視線は合わせていない……なによりも万華鏡写輪眼はこちらにもある。辰五郎、お前主体で戦っていたがダンゾウの残機は残り2つだ。俺に殺らせろ」
「それはいいが……取りあえず手を出せ。万が一の攻撃回避が出来る様にチャクラを渡しておく」
ダンゾウの残機を削りに削りまくった。
万華鏡写輪眼すらも持っていることがわかったサスケは感情を表に出して爆発しないが、万華鏡写輪眼を持っている事に対してハッキリと怒りを抱いている……
「……!」
「残念だったな。幻術は通じねえんだ」
確かに別天神を使ったのにサスケを裏切る様子を一切見せない俺を見て、別天神を失敗したとダンゾウは気付いた。
尾獣を完全に使いこなせる様になった人柱力は幻術が一切通じない。正確に言えば幻術を使ったところで中に居る尾獣が強制的に解除してくれる。
「万華鏡写輪眼の最強の瞳術があれば無敵だと思ったか?……あまりうちはを、写輪眼をナメるなよ!老いぼれが!!」
「っ、須佐能乎……」
サスケが少しだけ感情的になれば須佐能乎が出てきた。
完全体には程遠いが俺のチャクラ感知だとかなり重いチャクラでドス黒い感じがする……光が強ければ強いほどに影が増すとは言うがナルトという光が強くなれば強くなるほどにサスケの闇は増す。
「流石のお前も須佐能乎までは出せないか」
サスケはそう言うと須佐能乎に弓矢を構えさせる。
そろそろ残機が無くなってきていてうちは一族がサスケを除けば死んでるも同然な状態だからダンゾウはこれ以降にイザナギが出来ない……そうなると慎重な動きになる……が
「前半戦で遊び過ぎだな」
サスケが発射した須佐能乎の矢をダンゾウは回避したが俺の飛雷神・不義遊戯で強制的に戻す。
須佐能乎の矢がダンゾウを貫いたが、ダンゾウはイザナギを使うことで無かったことにする……イザナギなんてチート忍術を持ってるから前半戦で調子こいて遊びすぎた結果、俺の術中にハマっている。
「貴様……分かっているのか!今の木ノ葉がどうなっているのかを」
「なにが言いたい?」
残機が後1つで底をつくというところで今まで余裕だったダンゾウは遂に余裕を崩した。
木ノ葉の里が今、どうなっているのかについてダンゾウは聞いてきたのでなにが言いたいのかを聞き返した。
「木ノ葉の里は暁のリーダーに襲われてるが、ナルトがなんとかする」
「そうではない!今の木ノ葉は酷く弱体化をしている!全てはミナトが倒れヒルゼンが返り咲いた際にまともに」
「テメエが裏で色々と動いた結果だろうが!!」
木ノ葉の里にペイン六道が現状襲ってきてて人がポンポンと死んでいるのは仙人モードの気配探知で分かる。
その事を言っているのでなく、今の木ノ葉の情勢では他国に負けてしまう。その情勢をひっくり返せるのは今までの様な情に絆される火影でなく合理的に動くことが出来る自分だけだと主張をするのだが、そもそもで暁のリーダーが生まれる原因を作ったのはお前だろうが。文字通り身から出た錆だろうが!
「ダンゾウ、お前については入念に調べさせてもらった……お前が大蛇丸と繋がっている事は勿論の事だが忍世界で生まれた大きな悲劇はお前が糸を引いていた。全ては木ノ葉の為と謳っているが、その木ノ葉の忍ですらお前達は犠牲にしてきた」
「犠牲が無く世が動かせるとでも思っているのか!」
「それは否定はしない……だが、お前が俺が過ごした時間を奪った。嘘に嘘で塗り固めたものであったとしても、父さん達と過ごした日々は紛れもなく本物だった」
サスケはそう言うと須佐能乎に天照を纏わせる。
サスケの万華鏡写輪眼のもう1つの能力、炎遁・加具土命で天照の炎を操っては弓矢に纏い……ダンゾウを撃ち抜いた。そして最後のイザナギで消える。
「これで文字通りお前の命だけになった……辰五郎」
「ああ」
俺は雷刀・牙でなく自分が何時も使っている愛刀を取り出す。
雷刀・牙は雷遁を使うのに使っているがやっぱり使うならばこっちの刀の方がなんだかんだでしっくりと来る。俺はサスケからチャクラを少し貰い構え、振り下ろす。
「時空間忍剣術 次元斬り・霹靂」
何時もの次元斬りでなく、雷遁を纏わせた次元斬りだ。
ダンゾウはパカっと縦に真っ二つになった。今まで何度も何度も何度も何度も殺して殺して殺し続けて……やっとダンゾウは死んだ。
「サスケ、結構罰当たりだがやることはわかってるよな?」
「ああ」
殺したばかりのダンゾウの遺体に色々とするのは罰当たりだが、ダンゾウがイザナギを使うのに使った写輪眼を回収する。
研究の為じゃない。全てはうちは一族最後の生き残りであるサスケがうちは一族の仇を取れた証として手に入れ、うちは一族を埋葬する為にだ。
「……ふぅ、疲れた……」
サスケと協力してなんとかダンゾウを倒せたが、ホントに疲れた。
写輪眼で忍術を先読みしやがるからこっちが使える手がホントに限られているし殺しても復活する洒落にならんぐらいに厄介だ……それを普通にしてくるカカシ先生とかやっぱチートだなとは思う。