忍の世界とか割と詰みである   作:こうすけ増田劇場版

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第8話

 

 魔法とかの超常現象を起こせる技術があったとして、その技術で便利な物を開発したりするキャラは反則である。

 

 BLEACHと言う漫画には浦原喜助と言う所謂、便利なアイテムを開発している胡散臭いが一応は主人公達の味方であるキャラがいる。

 この浦原喜助もとい浦原さんはBLEACHの世界で一番の頭脳を持っている人であり特記戦力として数えられる。戦闘能力が物凄く強いとか作戦を練るのが物凄く上手いとか口喧嘩がエグいほど強いとかじゃない。便利なアイテムとか技術とかををエグいぐらい作っている。

 

 単純な戦闘能力とか才能とか霊力とかそういうのが上なキャラは居るんだが、浦原さんはジャンケンで言うところの後出しが出来る。

 相手の能力に対して滅法強かったり弱点の属性だったり効果が適用されない対象だったりする手段をバカみたいに持っていて、本人も未知の相手と戦う時は1000個ぐらいの手段を用意してその内のどれかが通用したらセーフとかいう考えのもとで戦っている。

 

 頭の回転が早いキャラも強いが、新しい技術や道具を開発するキャラはジャンケンの後出しが出来るとか言う一種のチートだ。

 NARUTO世界には忍術と言う色々と出来る物があり、それについて研究している技術開発関係のキャラは居るには居る。

 

 1人は二代目火影こと卑劣様、あの人の術は大体は危険だ。

 1人は伝説の三忍であるオカマ、大蛇丸

 

 卑劣様は既に死んでいる。大蛇丸は殺すのがスゴく難しい忍でどっちも物語の終盤になれば一緒に戦ってくれる。

 大蛇丸に関してだがS級犯罪者で忍として特殊な家柄だったりエリートだったりする奴の裏で色々と事件を手引きしているわけで、息子世代のBORUTOでは一応監視している。しかしまぁ、自分で里を作ったりとか色々としていて裏社会に通じていて政治的に殺しにくくしたり、積尸気冥界波的な術でないと殺せない。多分だが大蛇丸には空裂斬は通じるだろう。

 

「……1回だけでいいんだよな……」

 

 後数ヶ月で原作が始まる……風遁は基礎を覚えて下忍なら充分だが今後の事を考えればヤバい。

 現在のナルトは分身の術も変化の術もまともに出来ないが、原作開始してから約3年で戦闘能力だけを言えば初代のおっさんと同じレベルになる……まぁ、ナルトの中に居る九尾の力の恩恵はデカいが。

 冷静に考えて初代のおっさん、尾獣とか写輪眼とか自前じゃない物無しでぶっちぎりの強さってどうなんよ。

 

 俺は現在焦っている……どうすりゃいいんだろうと。

 原作をより良い方向にする場合はどう考えてもナルトとサスケに頑張ってもらわなきゃいけないが、バタフライエフェクトが怖い。

 どう転んでも第四次忍界大戦ルートに入らなきゃいけないわけで……うちはマダラと戦わなければならない。だから1回、1回だけでいい。うちはマダラもしくは大筒木かぐやに対してめっちゃ強い術を開発しないといけない。

 

 ガイ先生やサクラがぶん殴ってダメージを与えているから、体術は通じるし自分自身を強化するタイプの術は問題無く通じる。

 1回だけでいい、物凄くその2人に対して相性の良い必殺技を考えないといけない。ただ相手は全部の属性攻撃可能で、体術でダメージを与えても物凄い速度で回復、それこそ腕が切れたりしてもピッコロさんみたいに生やすことが出来るだろう。

 

 物凄いチャクラを持っていて仙術や体術でダメージを与えても即座に回復する。

 確実に息の根を止めるタイプの術を考えなきゃいけないが、具体的にはなにがあるか?最低でもある程度のチャクラ無いとダメ。

 

 チャクラが足りないならチャクラを貯めればいいと言う考えやチャクラを吸い取ればいいと言う考えもあった。

 物にもチャクラを込めれるし、五代目がチャクラを貯め込んだりしているしチャクラとチャクラはくっつけることが出来るからそれは可能だろうが無理でもある。

 

 相手からチャクラを吸い取ればいいと言う考えだが、相手は尾獣を持っているのでチャクラ量がエグいので吸い取っても大して意味が無い。原作開始したら任務とか修行とか色々と時間を割かないといけないからチャクラ貯める時間とかあるの?と思う。

 

 忘れがちかもしれないが五代目は千手一族だけでなくうずまき一族でもある。

 4分の1は初代のおっさんのイカれた遺伝子で上半身と下半身が分かれてても死にかけではあるが死んではいない物凄い生命力を持っていてチャクラコントロールも上手で火影になるまでは遊び歩いていてたりするし火影になっても基本的にはデスクワークに専念してるから戦闘にチャクラを回していない。スタミナ切れを起こすまでに作れるチャクラの量はエリート忍者の中でも桁違いだろう。

 

「1回だけ……ドレイン系じゃ無理……相手のエネルギーめっちゃ多い…………アレか……結局、仙術か」

 

 色々と考えた末に自分自身を強化する術でもあり相手を弱体化させる術が浮かんだ。

 ただそれは忍術なので仙術にしなきゃならないし、術が高難易度だから1回しか使えない……忍術と仙術に関してだが具体的になにが違うのかと言えば、チャクラを作る時に身体エネルギーと精神エネルギーだけでなく自然エネルギーも混ぜ込んだチャクラを使った術が仙術だ。

 

 仙術に関しては独自に修行をして会得する事が出来ない。

 自分なりに試行錯誤して本気の挑戦をして失敗から色々学んで再挑戦と言うことが出来ないものであり、正しい指導者のもとで仙術を覚えなきゃならない。正しい指導者がどこに居るかと聞かれれば自来也さんだが、お前にはまだ早いとかもっと基礎とか焦り過ぎとか言われるのが目に見えているし……自来也さんはナルトをマンツーマンで鍛えなきゃいけない。そして正確に言えば自来也さんに教わるんじゃなくて自来也さんが口寄せ契約している蝦蟇仙人に仙術を教わらないといけない。

 

「どっかに繋がるか……口寄せの術、使いたくねえんだよな……」

 

 自来也さんを経由せずに仙術を覚えるには五代目か大蛇丸を経由しないといけない。

 龍池洞、妙木山、湿骨林に居る口寄せ動物と仲良くなって仙術を覚えなきゃならんが……多分、他にも覚えれる所はあるとは思う。忍術を使うことが出来る口寄せ動物の大元の所ならば可能性はある。

 

「痛い……」

 

 口寄せの術、使いたくない……口寄せの術の使い方は親指をカリッと噛んで血を流して血の契約をしている口寄せ動物を呼び出す。

 あのシーンはカッコいいが覚悟が居る……カリッと親指を噛まなきゃいけない。血が出る量まで噛まなきゃいけないのって普通に勇気いるし、普通に痛い。

 

「一か八かだ……口寄せの術」

 

 口寄せの術の印自体は知っている……一か八かの賭けで口寄せの術を使った。

 血の契約をしないといけない感じであり、それをしていない場合はなにも起きないんだが自来也さんは何故か妙木山に迷い込んだ。

 

「ぬぅお!?」

 

 一か八かの賭けで口寄せの術で忍術が使える動物が居る所に飛ばされないかと試したら、結果だけを言えば成功した。

 そうなったらいいとは思っていたが、いきなり今居る場所とは違う場所にワープしたので驚いて変な声を出してしまった。

 

「成功……でいいのか?」

 

 木ノ葉の里の中しか知らないが明らかに木ノ葉の里じゃない場所に出ている。

 空気の感じとかそういうのが違う……何処だここ?…………

 

「雲の上?」

 

「カァーッ!!」

 

 周りを見渡してみれば雲の上に居る事について気付く。

 どういうことだと困惑していると1羽の鳥……カラスが飛んできた。

 

「お前、人間だな」

 

「え、あ……はい……」

 

「見たことが無い人間だがなんの口寄せ契約せずに口寄せでもしたな!」

 

「分かるのか?」

 

「稀に口寄せ契約せずに口寄せの術を使えば口寄せ動物の住処に迷い込む事があるからな!……さて、一応は聞いておくが忍か?」

 

「木ノ葉の里の下忍候補生だが……えっと」

 

「拙僧の名はフギン……ここはカラスの秘境、高天原だ!」

 

 何処から聞けばいいのかと思えば名前を教えてくれるカラスもといフギン。

 高天原って……日本の神様が住んでいる世界の名前じゃなかったっけ?……喋るカラスと高天原と言う名前的に成功したと認識していいのか?

 

「お前の目的は口寄せの契約か?……拙僧達の長に謁見すれば口寄せの契約をしてやる!ただし普通の口寄せとは違うが」

 

「どういうことだ?」

 

「口寄せの術で契約している強力な獣を呼び出すには膨大なチャクラが必須!極めればチャクラの込める量を調整して呼び出したい特定の獣を呼び出せる!しかーし、拙僧達は個人契約制、呼び出せるカラスを限定的にしている!」

 

 ナルトが呼び出せる蝦蟇だが、色々な個体がいる。

 結構なチャクラを込めなきゃ強い奴は呼び出すことが出来ない……原作でもナルトは最初はオタマジャクシだけだったし、自来也が薬を盛られてチャクラを上手く練れなかった時は蝦蟇は呼び出せたが子供の蝦蟇だった。

 

「個人契約制って……また何でそんな事を」

 

「なに簡単だ……お前等カラス遣い、いや、鳥使いが荒いんだ!!」

 

「……はい?」

 

「空を飛べることで障害物を無視した長距離移動を可能とするのが鳥だ。忍の中で空を飛べるのはほんの数人だけ……空を飛べるというのはあらゆる点で強い武器だ!そのせいで鳥系の忍獣が酷使されている!」

 

 NARUTO世界で空を飛ぶ技術は無い……いや、正確に言えばあるにはある。

 空を自由自在に飛べるし飛ばすことが出来る三代目土影と六道仙術に目覚めたナルトとか須佐之男発動中の人とかホントに極々一部の人間で上澄みも上澄みの人間にしか空を飛ぶ術は使えない。

 

 ただ玩具で竹とんぼがあるから理論上は飛行機とかヘリコプターとか作れるだろうが風遁の術が気流操作されるから作っても基本的には無駄な物である。この世界、現段階でクレーン車とかエンジン付きの船があるから一応は作れなくもないんだけども作ったとして実用性が無い。

 トーマス・アルバ・エジソンがやった功績で一番の功績であるそれまで一部の人にしか持っていなかった電化製品を大量生産して普及させるぐらいに国全体の文明レベルを底上げしたりインフラ整備しなきゃこの世界、車とか電車とかが作れても実装が出来ない。

 

 戦闘で空を飛べるは充分過ぎる武器だ。

 上から爆弾を落とすだけというシンプルイズベストなクソゲーが普通に出来るわけで……それを可能なら酷使するだろう。

 移動にも戦闘にも連絡にも使えるのは便利であり……酷使されるな。

 

「忍達は鳥使いが荒いんじゃ!こっちの身にもならんか!ボケ!……と言うわけでチャクラに物を言わせてアホみたいにカラスを呼び出してパシられない様に個人契約制にしている」

 

「は、はぁ……」

 

「安心しろ。拙僧みたいな普通のサイズから人を乗せる事が出来て巨大戦が出来るサイズとある……基本的には人を乗せて巨大戦が出来るサイズと普通のサイズとコラボ忍術が出来る3体と契約だ!」

 

「……えっと……契約してくれるのか?」

 

「いや、口寄せの契約をしたいのであれば我等が長であるニワタリ様に会ってもらわなければ困る……会うことが出来れば契約はする」

 

「あ、なんか親切設計だな……あ、そうだ」

 

「ニワタリ様の家はあっちにあるから行ってこい」

 

「そうじゃなくて、ここって仙術も覚えれるか?」

 

「可能だがそういうのは契約して口寄せを自由自在に使いこなせるようになってからだ!何時、口寄せの時間が切れるか分からんからさっさとニワタリ様の所に向かえ!じゃなきゃ契約は出来ない……忠告として、死ぬなよ」

 

 フギンはそう言うと飛んでいった……フギンのサイズ的に乗ることは出来ないから乗せてってとは言えない。

 取り敢えず、ニワタリ様とやらに会えば口寄せの契約をすることが出来るのとここで仙術を覚える事が出来るのは分かった……

 

「死ぬなよって……なんかあるんだな」

 

 口寄せの術は時空間忍術だが俺から見れば召喚術の一種だ。

 自分では起こせない超常現象を起こしてくれる存在と契約して召喚するのが召喚術だが……術の詳細がややこしい。

 

 テイルズオブシリーズなら召喚したい精霊と契約をする際に戦わなきゃいけない。

 妖怪ウォッチなら召喚する妖怪と友達の関係性にならないといけない。

 FAIRY TAILの星霊は特定の曜日とか特定の日なら呼び出せるが、それ以外の日は呼び出せないとか呼び出したのはいいけどやらせる内容がくっそしょうもなかったりしたら言うことを聞かないとか言葉の暴力を振るってくるとかそういうのがある。

 

 あくまでも召喚術は呼び出す技術であり、呼び出した奴が自分の言うこと聞くかどうかは話は別である。

 FAIRY TAILの星霊とかは虐待しなければ世間一般で言う悪行をしている悪人でも言うことは聞く。テイルズオブシリーズの精霊はマナを無くす感じの事じゃなければ大抵は言うことを聞いてくれる。妖怪ウォッチの妖怪は、その妖怪の力が必要な場面に呼び出すから基本的には言うことを聞く。

 

 ニワタリ様に会えば口寄せ契約はしてくれるのに死ぬなよって事はなんかある……取り敢えずはチャクラを練って薄く広げる……

 

「うわ、あのカラス、忠告0とか卑怯だな……」

 

 この高天原、ONE PIECEの空島みたいな感じだった……要するにマジで雲の上だった。

 ただ……触れる雲と触れない雲がある。大気中の水蒸気が冷やされてできた水や氷晶の小さなつぶが集まったものだ。

 フギンと会話をしている際にはチャクラを一切練っていないしなんの術も使ってなかった。

 今、立っている場所は普通の人間でも立てる場所であるが……チャクラを薄く伸ばして物的感知をしてみれば、人間が足を踏み入れた瞬間に人間の重さで雲を貫通してしまう場所がある。と言うか基本的にそれしかない。

 

 今の俺が立っている場所はチャクラ無しでも立てる場所でもある。

 薄く広げているチャクラで次に踏み込んでいい場所を探し当てて歩いていく……口寄せの時間制限があるから慎重にはなれない……チャクラコントロールで色々と鍛えてて正解だったな。

 

「クワァ!よくぞ姥堂を渡り歩いた!合格だ!」

 

 トリコのエンペラークロウ?と言いたくなるカラスがいた。

 ニワタリ様という名前からどうしてもニワトリを想像したが、ニワトリはまともに空を飛ぶ事が出来ない鳥だった……。

 

「合格って事は……やっぱ試していたのか」

 

「ああ!ワシの所に来れるかどうか試していた。気付いているとは思うが、お前が足を踏み入れなかった場所はまともに歩く事が出来ない場所だ。この高天原は文字通り雲で出来ていて人間が歩ける場所は限られている……人間が歩ける道を姥堂とワシ達は呼んでいて、姥堂から落ちれば雲の下に落ちて死ぬ!」

 

 合格というからやっぱり試していたかと聞けば、高天原の歩く事が出来る道を見つけて自分の家にまでやってくるのが試験。

 エンペラークロウみたいなカラスといい、雲の上にあるといい、特定の場所しか歩けず、そこ以外を歩けば落ちて死ぬってグルメ界のエリア3、雲の大陸かよ。

 

「時間がどれだけあるか分からんからさっさと契約だけは済ませるぞ」

 

 ニワタリ様はデカい巻物を渡してきた。血液で名前を書いて、利き手の指の指紋をつける……この辺はナルトの蝦蟇との契約と一緒だ。取り敢えずはカラスとの口寄せ契約を結んだ。

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