IS 復讐の弾丸   作:らんくらニキ

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治安クソ悪すぎるよー!


第十五話 俺がISを嫌いになった訳

 

 

 

 

「………で、これ俺がやるんですか」

 

俺は今一番めんどくさい場面に出会していた。

俺がISを嫌いになったのは父さんが殺されただけじゃない。

と言うのもISが普及してからの10年で女尊男卑の風潮は加速。現にこうして男がこうして歩いてるだけで「お前頭大丈夫か?」って無茶ぶりを命令されることが少なくはない。

 

「そうよ何言ってるのよ。さっさとしなさい」

「でも俺やり方わかんないですよ。ミスして貴方が怒られると思うんで自分でやってください」

「早く、水着を直してちょうだい」

 

Hündin(クソ女)が……

見たところ俺より少し年上なぐらいか?てか俺の外見見て誰か気づかないのか、または気付いてこんなことを言っているのか。それとも俺の知名度がそこまでなのか。

 

しかもここは男性水着コーナーだぞ、女性水着コーナーは目と鼻の先だとはいえ。つまりこの女は態々男のテリトリーに来てまでこんなことをしているということ、ご苦労なことで。

 

「………お断りします。」

「は?」

「お断りするって言ってんだよ。お前は自分がお姫様だって思ってんのか? 夢物語も大概しろよ。」

「へぇ……そんなこと言っちゃうのね」

「生憎俺は男女平等をモットーにしてるんでね」

 

さっさと撒いて水着を買った後この女を黙らせたいが女性に暴力を振るっちゃダメだと父さんと母さんが教えてくれたから守る事にする。

 

「悪いが他を当たってください。 じゃあ俺はこれで……」

「そう、ならこっちにも考えがあるわ」

 

そういって女性は警備員を呼ぼうとした。

この女尊男卑の世の中、『いきなり暴力を振るわれた』と言えば世論は女性に味方し、男性は濡れ衣を着せられる。本当に歪んだ世界だ。

世間でもこういう男性に対する冤罪事件が多発し、大きな社会問題にもなっている。

しかもこれは大人に限ったことではなく、酷いことに子供にもその兆候があるのだ。

 

『ドイツ空軍のエースパイロットの息子でもあんたはカスよ!カス!』

『ファザコンは一生奴隷で十分だわ!』

 

士官学校時代、女性士官学校との合同訓練の際にミソジニー気質の女共に言われた言葉を俺は思い出した。

あの時モルとリオンが言うには彼女らを半殺しにするまでボコボコにしてしまった。

でも俺は軍人に似つかわしくない行為をしてしまい戦闘機のテストパイロットに格下げされ除隊処分を回避した。

 

あの時の俺は荒れていた。俺や父さんを侮辱するものは全員暴力で潰してきた

今の俺は元に戻ろうとしてんのにこいつらのせいで俺は……俺は……

でも俺は冷静を保ち会話を続ける。

 

「何をするつもりだ?」

「警備員を呼ぶのよ」

「俺は貴女になにもしてませんが??」

「そんなの関係ないわ!女の命令を断ることが何を意味するか思い知らせてあげるわ!」

 

女はヒートアップしてるのか途端に早口になって捲し立てる。

 

「俺はなにもしていない。あんたに触れてさえもいないのにか?」

「それでも私がお前に何かされたと言えばお前の人生は終わりよ!裁判を起こしてあげるから覚悟なさい!」

「冤罪が明白なのにか?」

「そんなの私の発言で幾らでも覆る!男に人権などない、男は一生女の言いなりでいればいいのよ!!」

 

よし、あいつをボコボコにしてやる。国際問題なんかクソ喰らえ。

 

(ライディ!ライディ!)

(クーゲル?)

(オレイマスベテノエイゾウヲロクオンシテンダケドイル?)

 

………デカした。

 

「ならこれを見せてもそんな虚勢張れるのかな?」

「……何?」

 

クーゲルをタップするとスクリーンが出し映されて今までの彼女の行動がマジマジと映っていた。

 

「あ、あんたそれ!」

「こういうのはあまり慣れてねぇけど俺が今までお前が陥れた男とは違うってことはわかったか?」

 

すると女がクーゲルを奪わんと手を伸ばすのを容易くかわすと、女の顔が先程の余裕を噛ましていたと思わないぐらい焦燥に染まっていた。

 

「おいおい人の物を奪ってはいけないって親に習わなかったのか?それとも男の所有物なら問題ないと?」

「貴方!一体なにをする気なの!?」

「なに、とは?」

「それで私を脅すつもりでしょう!?」

 

さっきまで脅しにかかっていた癖にどの口が言うんだ。本当に世界の中心にいる気でいるのか?片腹痛いわ。

 

「別にこれで脅しても何もお釣りは来ねーよ。」

「じゃあなにが目的なの!? 金!? それとも私の体目当て!?」

「…………」

 

呆れて物が言えないとはこのことだな。俺は目の前の人物を汚物を見るような目で見下す。

生憎必要最低限の金はもってるし、体? 誰がお前みたいな醜い女抱くんだよ

 

「もう諦めなって。そう言うのダサいから」

「きぃぃぃーー!!!!」

 

じゃ、俺はラウラを探してこの場をトンズラさせて貰うぜ。

しかし女は諦めが悪く、護身用のスタンガンを俺の背後にぶち当てやがった

 

「死ねぇぇ!!!」

「ぐぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

俺は流石にそれは想定していなかった為地面に伏せる事になる

 

「これは正当防衛よ!」

 

すると彼女はあろうことか俺に追撃しようとしたその時!

 

「何をしている!」

「っ!!」

 

織斑先生とラウラが女子の前に立っていた。

彼女は逃げようとするがラウラが彼女に総合格闘術をボコボコにした後、倒れた俺に近づいた

 

「しっかりしろ!!ライディ!ライディぃ!!」

 

ラウラは今まで見た事ないような顔でを俺を揺さぶるが彼女はタフだったのかまた立ち上がった

 

「あ、あんたも!同罪よ!このクズ女が!」

「ほほぅ。私の前でそれが言えるとはな」

「ひぃぃ! お、織斑先生……!」

「てか貴様八組の野上か。 貴様を警察に連れ出してやる」

「しょ、証拠無いのに私を捕まえる?! んなもん無理に決まってんだろ!!」

 

クーゲルがライディのネックレスから分離し、千冬にスマホを出すように指示する。

 

するとクーゲルの体からコネクタが出てきてそれが千冬のスマホに接続され、今まで起こった映像が転送された

 

「………アストラスのISって凄いな……」

 

驚きながらもクーゲルを撫でるとクーゲルは喜んで周りを旋回した

 

「さぁ。行くぞ」

「いやあああああ!!!!」

 

千冬は野上を担いだ後交番に突き出されて退学になったのはまた別の話…

 

 

 

 

「………っあぁ…………ら、ラウラ?」

「ライディ無事か!」

 

目が覚めると真っ先にラウラの顔が目に入り目と鼻の先だった

 

「ラウラ。近い…」

「あぁすまん。 立てるか?」

「助かる……」

 

俺はラウラに補助してもらい何とか起き上がれた。

 

「でも俺何でスタンガンでやられたのに立っていられるんだ?」

「待て、何故後ろからスタンガン受けたって分かったんだ?」

「士官学校時代の時にそれ使ったドッキリ受けたから。」

「ええっ………」

 

すると織斑先生が走ってきた。

 

「はぁ…はぁ…アストラスが無事だったのはお前のIS待機形態の シュヴァルツェア・クーゲルのお陰だな。」

「え?」

「プラズマ兵装を扱うから電気を無効化する電磁フィールドが張られたのだが間に合わずに気絶だけで済んだ訳だ」

 

そうか……クーゲルが何とかしてくれたんだな。

でも気絶だけで済ましちゃダメなのはさておき。

 

「だけどアストラス。貴様もうちょっと口の聞き方を考えた方がいいぞ」

「え?」

「さっきクーゲルが送ってきた映像を見る限りだとお前も言いすぎている節がある。女性に対してそんな態度を取り続けているといずれ刺されるぞ」

「………」

「何か言いたそうだな。」

 

横のラウラは俺の顔を見たく無いのか俺の買おうとした水着を拾った。

 

「…じゃあ何ですか。男は女性の言いなりって言いたいんですか」

「いやそうでは…」

「織斑先生は何にも分かってない!!」

 

思わず怒りを織斑先生にぶつける。織斑先生は眉一つ動かさず俺の怒りを受け止めた。

 

「俺がISが嫌いになったのはあんな女どもの態度が気に入らないからだ!今まで助け合っていたのにどいつもこいつも他人を蹴落とすしかない!軍でも女が意図してミスをしたら責任は男に取らせやがる!

それに女どもは男の死も侮辱するようになった!俺の父さんは戦死して女どもは犬死にとか、息子もいつか死にそうとか言われてきた!!

あんな態度取られ続けたら我慢の限界! でも手を出したら負けるから俺は言葉で反撃した!それの何かいけないんですか!」

「………なるほどな。確かに言いたい事は分かる。教官勤務の時にいたのを思い出した。私もあんな連中は好きじゃない、それこそ吐き気がする程にな」

 

ポンと俺の肩に織斑先生の手が乗る。

 

「お前が間違っていると言うつもりはないし、正しいと言うつもりもない。相手に非があるのは明らかだが、私が言いたいのはやり過ぎるなということだ」

「先生……」

「それにそんなに詰められたらお前が来る前のボーデヴィッヒみたいでちょっと懐かしかった。」

「すいません……」

 

すると織斑先生は方向転換し女性用水着コーナーへと向かっていった。

 

「今の事は忘れて明日の臨海合宿に備えるといい。」

「……分かりました。」

 

残された俺とラウラの空気は気まずいものになっていたけどラウラは切り替えた。

 

「何をしているライディ。早く私の水着を見てもらうぞ」

「えっ…俺が…?」

「何だ?クラリッサがライディはセンスがあるからいけるとか言ってたぞ」

 

何言ってくれてるんですかクラリッサさん!

 

「さぁ! 早く行くぞ!」

「ちょ、ちょっと待ってください!」

「なんだ善は急げと言うだろ?」

「まず会計をさせてください……」

「あっ! すまない」

 

俺はとりあえず自分の水着の会計を済ませてからラウラと一緒に女性水着売り場に向かった。

スマホを確認するとクラリッサさんからエグいほどメッセージが来ていたので早く返信した

 

『副隊長のメッセージを無視するとはどういうことだ?』

『すいません。女性と口論の末にスタンガン当てられました』

『スタンガン!?……まぁ深掘りはしないでおく。』

『それで隊長の水着を選んだらいいんですよね』

『あぁ。可愛いの頼む』

『ラジャーです!』

 

店に到着したんで一応ラウラに質問してみる

 

「どれにするか決まってんのか?」

「あぁ、こっちだ。」

 

ラウラはなんか事前に選んでたらしくて二つのものを持ってきた。

 

「黒と白?」

「あぁ。こういうのはどうだろうか。」

「ラウラ、この水着……サイズが合ってない」

 

するとラウラは俺の胸ぐらを引っ張って揺らしてきた

 

「何だ貴様!私が子供だと言いたいのか!」

「痛い痛いからやめてくだっ…さいっ! とにかくラウラが着てみたい水着がどんなのかよーく分かった。」

 

数分後……

 

「この二つでどうですか」

「おぉ!!私が望んでいるものだ!………サイズは合っているだろうな?」

「バッチリです。」

 

しかしここでラウラは躊躇ってしまう

 

「うーん、少し肌を露出しすぎではないか?」

「何言ってるんですか!一夏に気に入られたいんならこれぐらい行っていいぞまじで!」

「うぅしかし」

「良いから試着試着ー!」

「お、おい!」

 

俺は戸惑うラウラを試着室に放り込んでカーテンを閉めて待った。

 

「外で待ってるから着替えたら呼んでください」

「わ、分かった…」

 

 

その頃ラウラは試着室で服を脱ぎレオンが見繕ってくれた水着を見ていた。

 

(私に似合うのだろうか……)

 

見た目で言えばラウラは小さいし胸も鈴と同じ大きさかそれ以上で発達してないから女性としてではなく少女として見られがち

昔は特に気にしてはいなかったが今は違う。愛する者がいて一夏に 少しでも褒めてもらいたい私を見ていて欲しいそんな欲が心を揺らした。

 

(よし……)

 

ラウラは覚悟を決めて一つ目の水着に着替えた

 

 

その頃俺はクーゲルと一緒にラウラの着替えを待っていた。

 

「着替えたぞ!」

「はーい」

 

更衣室のカーテンが開かれると俺は言葉を失った

 

「((* ̄ii ̄)ハナジブォォォ)」

「うわぁぁ!!可愛いぞラウラ!!」

「そ、そうか!」

「写真撮っても良いですか!」

「良いぞ!」

 

俺は即座に写真を撮ってクラリッサさんに写真を送った

 

『1つ目の水着の写真送りました』

『可愛いぃぃぃぃぃぃぃ!_:( _* ́ཫ`):_グハッ♥』

『でしょでしょ!』

『流石だライディ!次のも頼むぞ』

『了解しました!!』

 

そんなやり取りをしている間にラウラは満足そうな顔をしていた。

あんまり照れないでほしい。俺も壊れる

 

「じゃあ黒もいっちゃいましょ!」

「そうだな! ちょっと待ってろ」  

 

数分も経たない内にラウラは黒の水着を着た

 

「どうだ!」

「………………( ゚д゚)」

「ど、どうしたライディ?」

「パーフェクト………………!!」

 

あまりにも似合ってて言葉を失った。このかっこよさと可愛さを早く広めなければ!

 

『どうですか!!」

『おぉぉ!!白と違って随分と攻めたな!』

『シャオラァァァッ!!(歓喜)』

『こんなてぇてぇ写真を撮ってご苦労様!明日楽しむように!』

 

ラインを終えた後ラウラがこんなこと言ってきた

 

「私も黒が好きだが白も悩むな……」

「じゃあ明日は黒で白はまたプールとかの泳ぐ時に使ったらどうですか?」

「ならそうするか。」

 

ラウラの会計待ちしてると一夏と出会した

 

「ライディ!」

「よっ一夏」

「何でここにいるんだ?ここ女性物の店だろ?」

「あぁラウラの水着選びを手伝ってただけ。や

「へぇーどんなの選んだんだ?」

「それは現地に行ってからのお楽しみだよ」

「ふーんそういうものなのか?」

「そういうものだよ、で?一夏は買ったのか?」

「あぁ……はぁ」

 

なんか一夏にしては気分が上がって無いな。

 

「どうした? ため息なんて吐いて」

「あぁシャルロットの水着選びを待ってた時に変な女に絡まれてさ」

 

どうやら一夏もミサンドリーに絡まれたらしいけどシャルロットがなんとかしてくれたらしい。

まぁなんやかんやで水着を買い、一緒に更衣室に入ったのが織斑先生と山田先生にバレたらしい。

 

え、何してんのお前

 

「あの女本当にイラつくよな」

「分かる。因みに見た目はもしかしてあれか?ロングヘアーの」

「え!? ライディも!?」

「俺そいつにスタンガン当てられて気絶した」

「怖っ!? 俺もライディみたいにやられそうになってたのかな……」

 

ISが出てきてから出始めたミサンドリー。俺はそいつを思い出すだけで今まで受けたやつを思い出す

 

「一夏。」

「どうした?」

「その女にやられた後、俺結構落ち込んでたんだけどさ。織斑先生が慰めてくれたんだ」

「あの千冬姉が!?」

「こういう叱ってくれる人がいて嬉しかった。 一夏も自分の身内を大切にしろよ」

「ライディ……」

 

身内を大切にしてる者同士、また仲良くなったと思っていたら会計を済ませたラウラがシャルロットと一緒に店から出てきた。

 

「おまたせ!」

「なんだシャルロットもここの店だったのか?」

「うんレジに並んでたらラウラと一緒になったんだ」

「うむ」

「それじゃあ、みんなで飯でも食べてから帰るか」

「あっ!その前にちょっとだけ待って」

「どうした?ライディ」

 

俺はクーゲルに曲がり角へ突撃させる二人の女子の声が聞こえてきた

 

「痛い痛いつつくなぁ!」

「やめてくださいまし!!」

「どこぞのアイドルはいいから出てこいって!」

「「わあああああ!!」」

 

 角から出てきたのはセシリアと鈴だった。

 どうやら2人とも一夏とシャルロットを見失った後も捜索していたらしくようやく見つけた時には俺たち4人になっているのを発見して出ようにも出れなくなっていたようだった。

 

「おぉセシリアと鈴も一緒に飯行かないか?」

「え、えぇご相伴にあずかりますわ」

「一夏の奢りなら良いわよ」

「はいはい。ライディ行こうぜ」

「あぁ!」

 

こういう友達とご飯食べに行くのは初めてな為結構ウッキウキで行ったら皆に面白がられたのはまた別の話

余談だが皆でファストフードバーガー店に行く最中に交番を通ったのだがあの女がまだ事情聴取受けてやがった。

しかも俺に指を刺してきたけど無視してやったぜ

 

皆で食べたマ◯クの味をドイツにいる幼馴染にも勧めてやろうと心の中で約束したのだった……

 




主人公結構問題児すぎて泣く
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