IS 復讐の弾丸   作:らんくらニキ

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ビーチバレーやりてぇなぁ


第十八話 ビーチバレーは憧れの人と

欧州トリオの一人、ライディ・アストラスはやっぱり恥ずかしかったのかシャルロットにごめん先に行くと伝えてまた一人になった。

 

「はぁ……………」

 

このまま入水自◯みたいな感じで海に入ろうとした

 

「ライディ??」

「………一夏?」

 

横を見るとまさかの一夏と一夏におぶされてる鈴が。

訳を聞くと鈴のやつ溺れたらしい。自認前世マーメイドが溺れんなよ……

 

「てか大丈夫か?」

「何が……?」

「なんか喜びと後悔がお前から伝わるんだけど」

「………聞くな。」

「お、おう。」

 

普段鈍感な一夏でも俺の異変に察してくれた。

…………女子の肌ってこんな感じなんだ…………

再び両掌を見るとあの時の感触を思い出した。

 

「…………っ!!」

 

水着越しとはいえ女子の()()()()()を触ってしまった俺はサングラスをバススロットにしまって海面に飛び込んだ

 

「……………」

 

まぁ数秒ぐらい海面に浮き続けていたけどあの後心配されたから陸地に上がった。

 

「うわぁ〜アスちん酷いことになってる〜」

「海面に浮き続けたせいで某自爆王子ってネタにされないか困るなぁ」

「大丈夫誰もしないよー」

 

無慈悲やわー。あとグラサンをまた掛け直した。

 

「あ!アストラスくーん!」

「もしよかったらビーチバレーしなーい?」

 

ビーチバレー………ちょうど良い気晴らしになるか。

俺はビーチバレーしに参加した

 

「俺も混ざって良いか?」

「織斑君来た!」

「僕達も良いかな?」

 

うわ、シャルロットも来た。しかもラウラまた隠れてるし

 

「な、何でラウラ隠れてんだ?」

「一夏に見せたいけど恥ずかしいって」

 

ビーチバレーにいた谷本さん、相川さん、鷹月さんがラウラを何とか見ようとするがシャルロットを盾にしてやがる

 

「一夏、ラウラの水着見たいか?」

「当たり前だろお前が楽しみにしとけって言ってたし」

「任せろ」

 

クーゲルを分離させまたドローン形態に変形、水鉄砲式機関砲の水をラウラに発射するとひゃっと声を出して姿が明るみになる

「おぉ」

「わ、笑いたければ笑うがいい!」

「ほれ感想言ってやれ一夏」

「お、おう。ちょっと驚いたけど似合ってるぞ」

「なっ……!」

 

 そんな一夏の言葉が予想外だったのか、ラウラは驚きに一瞬たじろいだあとそのままカーッと赤面した。

 

「しゃ、社交辞令ならいらん……」

「いや、世辞じゃねぇって。なぁシャル、ライディ」

「うん。僕たちも可愛いって褒めてるのに全然信じてくれないんだよ。」

「へぇー!シャルも水着似合ってるぞ」

「う、うんありがとう」

 

シャルロットは褒められて照れくさそうに髪をいじり始める。その手首にはプレゼントされたブレスレットが光っていた。

 

「それ錆びたりしないのか?」

「大丈夫だよ。来る前に保護コートしてあるし、後で塩水は洗い流すから。せっかく一夏がくれたものだしね」

 

それとラウラを見て一夏は異変に気づく

 

「あとなんか凄いテカテカだけど大丈夫か?」

「そ、それはライディが……」

「だぁぁぁラウラ!それだけは言わせねぇぞ!」

 

皆んなが???ってなったけどなんとか黙らせた。

ビーチバレーと言えど2対2がオーソドックスなのだが3対3でやることに

しかし………これ大丈夫か?

 

「戦力差えぐくね?」

「こっちは皆初めてだぜ?」

 

それを加味してもだ。

一夏は知らないが、後ろの金銀コンビは決して広くない門をくぐった代表候補生と軍人で隊長だ。

 

俺も一応軍人だがテストパイロット、それと女子高校生二人やぞ

 

「フッフッフ、安心してよアストラス君。巷で誰が呼んだか私は7月のサマーデビルと言われる程の実力者よ。大船に乗った気でいなさいな!」

 

自信満々の7月のサマーデビルこと谷本癒子さん。その他の季節だとなんて言われんだよ

 

「私も頑張るから!」

「よし!絶対勝つぞ!」

「「おー!」」

 

鷹月さんからもやる気が見てとれた。

とりあえずやるだけやろう。サーブはこっちのサマーデビルから。

 

「フッフッフ。7月のサマーデビルと呼ばれた私のサーブを見よぉぉ!」

 

ていっと打たれたサーブ。名前負けはしてないのか、そのサーブは素人目から見ても絶妙な物だった。

 

「まかせて!」

「ナイスだシャル!ーーーラウラ!」

 

そうはさせじとシャルロットが拾い、一夏かラウラに繋げた。

一番厄介そうな奴にボールが渡った、俺達は身構えて迫り来るボールに注意する、が。

 

「………」

「おいラウラぁ!?」

 

肝心のラウラは下を向いてブツブツと口を動かしていてそこから不動の構え、パスされたボールは悲しくも砂の上に転がった。

 

「ラウラなにボーッとしてるんですか!」

「あぁすまん………私が……可愛い……」

 

あぁこれは完全に入っちゃったな

 

「現実を見せてやる」

「あだぁっ!?」

 

某ドラゴン◯ールの衝撃音を発したデコピンを俺はラウラのおでこに打ち込んだ。

 

「よし、続きをやるか」

「「「「無理だよ?????」」」」

 

とまぁビーチバレーは白熱してシャルロットのサーブを俺が何とかブロックしたり、鷹月さんがミスりそうな時はクーゲルでブーストをかけて何とか死守した

 

「お前それずるだろ!」

「勝てば良かろうなのだ一夏ぁぉぁ!!!」

「アストラス君それハム太郎?」

 

ハ◯太郎がそんなこと言うかいな

 

「アストラス君!!」

 

サマーデビル谷本さんがトスを上げ、俺は軍で鍛えた足で跳びシュート体勢に入る

 

「ラウラ!今度こそちゃんと止めろよ!」

「わ、分かった!」

 

ドイツの冷水VSドイツの狂犬!!

果たして結末は!!

 

「ラウラ!」

「うへ……グフッ!」

 

いつものラウラならこんなボール避けるか跳ね返すか出来たはずなのに何故か顔面でボールをキャッチをしてしまう。

 

「大丈夫!? ラウラ!?」

「ラウラまたかよ!!」

「うへへ……わ、私が……か、可愛い……うへ」

「大丈夫そうだね」

 

なんと幸せそうな顔をしているラウラをとりあえず端に寄せて一夏チームに代理として入ったのは谷本さん。オンドゥルルラギッタンディスカー!!

 

「ハンドボール部所属相川(あいかわ)清香(きよか)!行きます!!」

「シャオラァ!戦力補充!」

 

とまぁそのまま試合続行した。

その後はお互いチームメンバーを変えながら数セットやり、時間が過ぎお昼の時間になった。

箒を呼び出したけど恥ずかしがっていたため俺の上着を貸すとなんか小さな声で一夏のが良かったって聞いて絶望したのはさておき

 

「おっもうお昼かぁ。みんなこの後どうするの?」

「うーん海の家に行ってご飯みんなで食べない?」

「良いね〜焼きそば、焼きトウモロコシ、かき氷〜!」

「お腹壊すなよ?」

「あっ僕ラウラを起こしてくるね」

 

シャルロットが木陰に置いてきたラウラを回収してこちらに連れて歩いてきた。

 

「あっ!そういえば一夏たちの部屋って結局どこなの?」

「私も………気になるな」

「あー、それ私も聞きたい!」

「私も私も!」

「わたしも〜。冷たい床の情報は共有しよ〜」

 

のほほんさんお前は何を言ってんだと俺がツッコミを入れて一応スルーした

 

「えーと、織斑先生の部屋だぞ」

 

 それまでワクワクとした顔で待っていた女子一同の顔が凍りついた。思考が止まったかのようだ。

 それもそうだよな。`だってあの織斑千冬の部屋に突撃する奴いないもんな

 

「織斑先生かぁ……」

「だからまぁ、遊びに来るのは危険だな」

「そ、そうね……で、でも織斑君とは食事時間に会えるし!」

「だね! わざわざ鬼の寝床に入らなくても―」

「誰が鬼だ、誰が」

 

俺たちの後ろから聞き覚えのある声が聞こえて。一同、ギギギギ...と軋んだ動作で首を動かす。

 

「お、織斑先生...」

「おう」

 

現れた織斑先生を見るなり、俺は頭にかけてたグラサンを装着して目線をそらし、一夏は息を吐いて見惚れた。

かけていたサングラスを外して胸元の水着に引っ掻けるとたちまち周辺から熱いタメ息が漏れる。

 

一夏が選んだのであろう黒の水着。

全体を覆うものではなく真ん中の結び目あたりに穴が開いているオシャレ仕様。

無駄のないという言葉をこれでもかと体現した体のライン、出るとこは出て引っ込むとこは引っ込む、そこらへんのモデルが裸足で、いや全裸で逃げるほどの美。

普段の黒スーツと同系色なのにも関わらずこれほどの魅力を醸し出せるのは本人の体型ゆえだろうか。

それだけではない。心なしか、普段張り詰めている織斑先生の覇気が和らいでいる。無意識か意識してるのかは分からないが。親しみやすそうな、それでいて威厳を保てるギリギリのラインをキープしている。

そして胸がデカぇ……しかも、その胸の谷間がしっかりと露出してるため皆の視線は必然的にそこへと吸い寄せられる。

 

「………一夏、鼻の下伸びている」

「巨乳好きめ」

「なっ……!? しゃ、シャル?箒?な、何言ってるんだよ。ハハハ...」

「見とれてたくせに」

「一夏、実の姉に欲情はドン引き」

「な!? ライディまで!てか欲情なんてしてねぇよ!お前だってグラサンで目線隠すなよ!」

「うっさい!!」

 

一夏のせいで俺までもドン引きされたんだけど

 

「ならお前たちは食堂にでも行って昼食でもとってこい」

「先生は?」

「私はわずかばかりの自由時間を満喫させてもらうとしよう」

 

言葉通りで教師陣はほとんど自由時間がない。それならその少ない時間を奪うわけにはいかないな。

 

「きょ……織斑先生!!」

「うん?」

 

ラウラが織斑先生の前に立っていたけど何か言いたそうだった。

 

「どうした。ボーデヴィッヒ」

「ううっ………」

 

全てを察した俺はラウラをお膳立てする

 

「あの!織斑先生! ラウラの水着どう思いますか!」

「ライディ!?」

「実はこれ俺が選びまして……織斑先生をリスペクトしてるラウラの為にこれにしました! どうですか!」

 

ラウラの水着は俺が選んだと聞いて皆が俺の印象が変わった

 

「そうか。似合ってるぞボーデヴィッヒ」

「は……はい!!」

 

褒められてご満悦のラウラ。だけど俺はやりたい事がもう一つあった

 

「皆、先に行ってて。」

「え?いいのか?」

「俺とラウラはやるべき事があるから。 あ、箒のきてる上着はいつでもそのまま返しにきて良いから。」

「わ、分かった助かる」

 

一夏達を説得した所で俺はラウラに駆け寄る

 

「織斑先生!もしよかったらビーチバレーしてくれませんか!」

「ほう。」

「ま、まてライディ! 私は一夏達と昼ごはんを…」

(水着を見てもらえたし憧れを超えるチャンスですよ!)

「(ヤリマショウ!)」

「そうか……!ライディにしてはよく考えた!きょうか……織斑先生!お願いします!!」

「ボーデヴィッヒが私に戦いを挑んでくるか。いいぞ、相手してやる。山田先生、ペアをお願いします」

「わかりました。私、頑張りますよ!」

 

いつから居たのか山田先生の姿が。

久しぶりに見たぞ

 

「あれ? 山田先生いたんだ」

「やまやちゃん影薄かったっけ?」

「織斑先生の存在がでかすぎるのよ」

「グスッ、頑張りますよー」

 

山田真耶先生、すすり泣く。

モチベダダ下がりの山田先生にギョッとした生徒たちが慌てて慰めに行く。

 

「ごめんねまーやん!別に気づかなかった訳じゃないからね?」

「水着似合ってるよ真耶ちゃん!」

「フレッフレ! まーや! フレッフレ! まーや」

 

ここまで人気なのは、一重に山田先生の人徳の賜物だろう。

距離感が近すぎる気もするが。

とまぁ一通り応援した所で一夏達は昼食を食べに行ったとさ

 

「………織斑先生。私、教師としての威厳ありますよね、ありますよね?」

「………生徒に親しまれて羨ましい限りですね」

「思ってもないことを!」

 

そんなこんなで日本ベテラン組VSドイツ軍人コンビによるビーチバレー対決が始まった。

 

「(あの何でも噛みついてくるボーデヴィッヒがこんなに変わるなんてな)よし。かかって来いボーデヴィッヒ。再教育してやる、アストラスもドイツ空軍の噂通りなのか聞かせてもらうぞ」

「はい!教官!!」

「分かりましたぁ!!」

 

とりあえず、元日本代表と元日本代表候補生の教諭コンビ。相手にとって不足なし。

こちらは俺含めてそこまで疲労はなく特にコンディションに不調もない。というより、ラウラのやる気が満ち満ちている。

これは、負けてられない。

 

「行くぞ真耶!」

「はい織斑先生!!」

「「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」

 

 

今こそ!憧れを超える時!!!!!!!

 

 

ーー♢ーー

 

 

 

 

10分後。

ビーチバレー対決は双方とも見事なプレーが続き、周りも熱気に湧いた素晴らしい試合に

 

なるわけがないんよなぁ

 

「…………………ライディ」

「……………………………なんだよ」

「貴様マジか。」

「あんたもな」

 

ドイツ軍人コートの俺とラウラは他に伏せていた

 

「えと……あのー……勝ちましたー」

「………………プククッ」

 

腕を上にあげ、勝利のポーズをする山田先生と。笑いを堪えようと努力している織斑先生の姿が。

 

結果は惨敗。こちらのアタックは全て織斑先生の俊敏を越えた俊敏さで全て拾い上げられた。

心のどこかでは分かっていた結果。だがどうしても納得がいかない。

 

ドイツ空軍臨時教官の実力をまじまじと見せつけられた

 

「ラウラお前織斑先生に見惚れてただろ。自分のスタイルと全然違うもんなぁ……」

「むっ、そういう貴様こそだろ。」

 

いや、織斑先生も魅力的だがそのー……問題は別だ

 

 俺はガバッと立ち上がった。

 俺にはどうしても、どうしても言いたいことがあったのだ。

 

「山田先生…………」

「は、はいなんでしょう!?」

「山田先生!!」

「はぃぃぃ!」

 

たとえ周りの反応がどんなことになっても。周りから軽蔑の視線を浴びようとも、セシリアから虫を見るような目を向けられたとしても。世界中の男子を代表して言わなければならないことが! 俺にはある! 

 

クワッと顔をあげ、その童顔より。少し下にある。

メッサーシュミットBf110やティーガーII級に向けて叫んだ。

 

「ボールを三つ使うのは反則でしょうがアァァァァァァ!!!!」

「ボールは一つだけですよ!?」

 

俺の魂の叫びに山田先生はよくわからないという顔をする。

側にいた織斑先生は吹き出しそうなり顔を隠した

 

ジャンプする度に揺れる胸。

トスをする度に揺れる胸。

転ぶ時に揺れる胸。

ほんの少し動くだけで揺れる胸。

とにかく揺れる胸、巨乳・爆乳・魔乳。

必死に見ないようにしつつも動く度に視線が意思とは勝手に向いてしまう。

 

いけてたはいけてたんよ。 なのに俺と言いラウラと言いその女子の憧れのデカメロンに惚れちゃってしまったのだ

 

あと山田先生のトスに気づかんくて織斑先生の全力サーブでボールが顔面に当たってグラサンがグラサンが砕け散ったんだけど。

 

「ライディお前…………マジか………」

「うふせぇよ!ラウラも見惚れてたじゃねぇか!!」

「うるさいうるさい!ファザコン!戦闘機オタク!」

「黙れ黙れー!子ウサギ!デレデレ!織斑先生オタクがよぉ!!」

「んだと貴様ぁ!!!」

 

取っ組み合いに発展する俺達。

周りのギャラリーはというと大半があれは仕方ないよねという空気だったり、あらためて山田先生の胸部装甲をマジマジと見たり、当の本人は何が何だか分からないとボールを三(1+2)個持ちながらオロオロとしていた。

 

「おい……お前達……www 早く……織斑のとこに……wwwブフォッwwww」

「うわあああああああ!!そんな笑わないでください織斑教官っっっっ!!!!!!!」

 

あの後俺とラウラは昼飯に戻って織斑先生に負けた事とラウラと俺が山田先生のあんなでかいボール×2に身惚れて自爆したのをラウラが晒したせいで皆に憐れみと爆笑を掻っ攫ったのだった……

 




なんかうちのラウラ結構アグレッシブで笑うんやけど
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