IS 復讐の弾丸   作:らんくらニキ

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読んだ後こいつ初心者だよな?ってなるはず


第三話 起動実験開始

冷たい風が肌を刺す春の季節に俺の目の前にはクーゲルが立っていた。

 

「しかしISってこんなものなのか?俺が予想したのと全然違う……」

「よ、自分の相棒を見て何かお困りかな??」

「モル!お前いつの間に、教えてくれ!ISってのは何なんだ!」

 

周りの整備班達がIS操縦者なのにIS知らないの……!?って顔してる

俺の親父を殺したISだぞ?今まで知らないでいたなんて言ったらあいつらどんな顔するのか目に見えてきた

 

「幼馴染の頼みだ任せろ。

第一世代は兵器としての完成系を目指した機体であり、ISを知らしめた白騎士と織斑千冬が乗ってた暮桜が該当する。まぁほとんど退役してるけどね。

第二世代は初期構想から後付武装(イコライザ)による用途の多様化をコンセプトにした世代。主な量産機はこの第二世代に分類され、日本の打鉄とフランスのラファールが該当する。」

「武器の交換とか可能なのか?」

「良い質問だね〜ライディ〜勿論可能だよ。装備された武器は電子デバイスよる使用制限(ロック)がかかっており、他者が使用するには使用許諾(アンロック)を行う必要がある。」

 

こいつやけにISに詳しいな、俺がISに乗るってなった時あいつ心が壊れちゃうんじゃないかと心配になってきた

と言うのもモルは俺と同じ戦闘機のテストパイロットだったが、テスト時の事故で右足切断と右目の視力低下でパイロット生命を絶たれて技術官になった。

こう言う事故でパイロットの座から降りられたやつは階級が上だった人とかいたがモルに至ってはなったばかりだってのにこれだ。

 

「……ん?どうしたライディ」

「あぁ、ごめん少し考え事」

「しっかり聞いとけよー。第三世代は操縦者のイメージ・インターフェイスを用いた特殊兵器の搭載を目標とした世代。今の専用機持ちの機体はここに該当する。」

「成程な」

「但し搭載した兵器を稼働させ制御するにはかなりの集中力が必要で、未だ実験機の域を出ない。そのためかどの機体も燃費が悪く、新たな課題となっているのが問題だな」

「ありがとなモル」

「なぁに参考になっただけでも嬉しいよ」

 

するとモルの後ろからなんか人がやってきてチョークスリーパーを仕掛けた

 

「ユーベル……!!整備班長の俺を放っておいてISについてベラベラと!俺の存在意義を示させろ!さもないと首を絞める!!」

「あががががが……!ゆ、許して!」

 

この人はシャルナール・ノイマン中尉

整備班長でありながらも結構自信がないけど父さんとは仲が良かった人。年齢は45で結構老けてますねって言ったら頭がアルファベットのUになりかけた

 

「あのノイマン中尉。シュヴァルツェア・クーゲルについて教えてくれませんか」

「あぁいいとも。俺は設計に関わったからな」

 

やったぜ頼もしい。そうして俺はシュヴァルツェア・クーゲルの説明を受けた

 

 

【シュヴァルツェア・クーゲル】

第3世代機ISでありシュヴァルツェア・レーゲン、シュヴァルツェア・ツヴァイクの姉妹機である

レーゲンは遠距離ベースでツヴァイクは中距離ベースに製作されているがクーゲルは完全銃撃戦仕様。

ワイヤーブレードをオミットし、代わりに刀身に衝撃を与えると爆発するバーストサーベル【ヴィダール】にハンドガン二丁【オルトロス】とプラズマ手刀が装備されている。

しかもこの機体レーゲンとツヴァイクより軽量化されており高速戦闘も可能でアクロバティックな動きが可能とのこと

 

「とまぁこんな感じだがいいか?」

「………結構難しそうですけどなんとかやって見せます!」

「そのチャレンジ精神は親父さん似だな!よし、乗り込め!」

「了解!」

「頑張れぇ……ライディ……!!」

 

チョークスリーパーから目が覚めたモルが見てくれてる。

 

Schwarzea Kugel ist aktiviert.(シュヴァルツェア・クーゲル起動)

Passagiere Raidy Astras(搭乗者ライディ・アストラス)

 

クーゲルが本格的に起動した。それと同時に高揚感が俺を襲う。

今の俺はワクワクしてるのだ。

 

「起動を確認!」

「パイロットとの同調に問題ありません!」

「凄い……今までにない数値です!」

 

離れたとこから簡易的な指揮所でモニタリングしている整備員たちが嬉しい感情を込めて騒ぎだしていた。

 

「動けるか少尉!」

「いけます!」

 

俺は右脚を一歩前に出した。

 

「次は左脚行きます!」

 

左脚を動かそうとしたらバランスを崩してしまったが、両手を地面につけて何とかいけた。そこにノイマン中尉とモルがやってきた

 

「ライディ!!」

「大丈夫か!?」

「何………とか!」

 

そのまま逆立ちの逆再生のように元に戻った。

 

「よっと!意外と重いんですね」

「悪いなPICと補助装置の起動がまだ完全じゃなくて」

「いえ構いません。コイツも初めての起動でまだ寝ぼけてる筈です」

「それにしてもよく動かせたなマジで」

 

初の起動で問題が起こるのは世の常だ。ここから慣らしてしけばいい。

 

「とりあえずPICと補助装置の電源を入れるか」

 

俺は出てきたウィンドウを操作してクーゲルの基本設定を始めた。

 

 

 

ーー♢ーー

 

 

 

「凄いですね少尉」

「あぁ最初は肝を冷やしたが初めての起動であそこまでやれるのなら上々だろ」

 

IS第二訓練場に作られた簡易指揮所では整備員たちとクラリッサがモニターを見ながらデータを取っていた。

これを足がかりにして欧米の共同開発計画に提出するとのこと

 

「データは全て取っておけ」

「「「「「はい!」」」」」

「さて。少尉!聞こえているか!」

 

クラリッサは机に置かれてたヘッドセットを耳に着けて、俺の方に話しかけてきた。

 

「聞こえてます!」

 

俺は事前にもらったイヤホンからハルフォーフ隊長の声を聞いた

 

「よしそれでは起動試験を終了し第二フェーズである武装展開シーケンスに移行する!中尉と技術官もその場より退避せよ!」

「り、了解しました!それでは少尉ご武運を!」

「お前の勇姿見届けてやるよ!」

 

ノイマン中尉とモルが敬礼するとその場を後にし後方に下がって行った。

 

「さてと、まずはプラズマ手刀からやってみるか」

「よし、少尉!集中しろ頭の中で武器を出すイメージをしてみろ」

「了解!」

 

頭の中をイメージすると紫色のプラズマ手刀が出てきた

 

「高出力じゃんって手首に調節ネジあるぞ」

 

危ないのでそのまま水色のプラズマ手刀に切り替わる

雷が放電する際に生じる激しい光が、大気中に最も多く含まれる「窒素」の放電色と重なることで発生するとのこと。

 

「すげぇ……」

「よし! ではこれから出すターゲットを手刀で攻撃してみろ」

 

そう隊長が言うと中央にハリボテのターゲットが運ばれてきた。

 

「機動近接戦テスト開始しろ!」

「はい!!」

 

脚のペダルは戦闘機と大差ないな、よし行ける!!

俺はペダルを踏み込みスラスターを一気に加速させた。

 

「うぉぉぉぉぉ!!」

 

そのままハリボテのターゲットをロックオンしプラズマ手刀で切り付けることに成功した。

 

戦闘機に乗る経験が多かったからかあまり大差ないが、スピードを出しすぎてしまうが手のひらを地面に乗せてクルクル回転して止まった

 

「あっぶねぇ………!!」

「馬鹿者! いきなり最大加速するヤツがあるか!」

「ぐぉ!?」

 

イヤホンから大声でハルフォーフ大尉の怒声が聞こえて耳がキーンと耳鳴りが響いた。

貴方の隊員なのにこんな容赦しないことするのかと驚いてしまう

 

「全く、まだテストは残っているのにいきなり全力を出してどうするんだ!」

「申し訳ありません!!」

「ったく、次の武装テストに行くぞ」

 

次の武装はハンドガン【オルトロス】。

名前の由来はギリシア神話に登場する双頭の犬の怪物から来ており二丁拳銃のこの武装にぴったりの名前だ

ハンドガンにしても結構でかいな……

 

「そのハンドガンで的を撃て。」

「了解!」

 

出てきた的は六つ。俺は一丁呼び出し片手で狙いを定める

 

(落ち着け………銃を撃つのに重要なのは脱力!力を入れたらブレる!!)

 

照準がロックオンされ、俺は引き金を引く

 

すると反動でブレてしまうが右真ん中に当たった。

 

「命中!」

「………よし!!」

「次はバーストサーベルだ行けるか?」

「了解!!」

 

俺はハンドガンを収納しバーストサーベル【ヴィダール】を呼び出す

 

「これか……」

「よし。使え!」

 

先ほどの経験を活かして適したスピードでそのまま的を突き刺し、刀身をへし折ると爆発して的が爆ぜた

 

「…………恐ろしいな」

 

武装の使い方に慣れた俺は三つの武装を駆使して的を的確に破壊していった

 

「凄いですね大尉」

「あぁ、まさか武装を一通り短期間であそこまで使いこなすとはな、私もクーゲルの武装を見るのは今回が初めてだが中々実戦向けじゃないか」

 

クラリッサはモニター越しにクーゲルの動きを見てニヤリと笑った。

が、モルドレッドが目を輝かせるどころか涙を流していたのはさておき

 

「さてと少尉。武装テストはここまでにしよう、次はいよいよEOSとの実戦に移るぞ」

「了解しました。ふぅ…」

 

今回が使える武装のテストが終了したことをハルフォーフ隊長から聞かされて俺は安堵のため息がこぼれた。

 

「と行きたいが準備に時間がかかるので暫く休憩とする」

「あ、了解。」

 

どうやらEOS組の方が準備が整っていないようで俺は休憩するためにクーゲルをしゃがませてから降りた。すると奥の退避スペースからノイマン中尉とモルと他の整備員達がぞろぞろとやってきた。

 

「流石ですアストラス少尉!」

「本当に初めてなんですか!?」

「射撃お上手です!」

 

な、なんだ!?周りの女子整備員達が各々賛美を言う者、質問攻めをしてくる者で少しカオスな状態になっていた。

 

「ちょお前達落ち着け……ユーベル手伝え!!」

「へいへい天下のライディ・アストラス少尉に質問責めは……いだだだだだだだ!!!!」

 

中尉とモルはが隊員や整備員達に落ち着くように言うが興奮した女子たちの猛攻を止めるなんてできるわけもなく、二人は女子達の波に飲まれ揉みくちゃにされていった。

特にモルなんか倒された挙句踏んづけられてるのマジで可哀想

 

「ええい!貴様ら!自分の持ち場に戻らんか!」

 

女子達の波を紅海を割る奇跡を起こしたモーセの如く掻き分けて現れたのはハルフォーフ隊長。そして群がっていた女子達は蜘蛛の子を散らすよう自分達の持ち場に移動して行った。

 

「大丈夫かライディ。」

「なんとか」

「ったくお前も何か抵抗とかしたら良いのに」

「すみませんこういうのは慣れていなくて。それよりあいつ(モル)の事起こしてきて良いですか」

「構わん、とりあえずお前も休憩してこい。準備が整い次第実戦訓練に入るぞ」 

 

愛想笑いしながら平謝りしてその場から離れ、モルを起こしにいった

 

「立てるか?」

「あぁ……悪りぃなライディ。俺女の子に踏まれるの初めてだからさ……」

「うわ気持ち悪、そんな事よりベンチに座ろうぜ」

 

俺はモルの肩を担いでそのままベンチへ向かい座らせた。

 

「ふぅ………とんでもいないってのに疲れたな」

「こっちも疲れたよ。ほらこの顔も台無しだろ?」

「後でオルトロスの弾丸を口に放り込んでやろうか??」

「何処ぞのカオル・ハナヤマはやめて?お前はスペックかよ」

 

疲れていながらも雑談し、バタバタしている整備隊員たちを遠くから見ていると。右からフラフラと歩いてくる人影が。

 

「うぅ、酷い目にあった……」

「あっ中尉」

「隣座ります?」

「あぁすまんなユーベル。」

 

女子ズの荒波に揉まれた中尉が帰ってきた。服は所々はだけていて髪は乱れていてそれはもう見るも無残な姿になっていた。

 

「あぁ……アストラス少尉……ほら、二人にこれをやる」

「あ、ありがとうございます」

「ひゃっほーい!!」

 

渡されたのはエネルギーバー、モルにはスニ◯カーズ、俺にはカ◯リーメイトのチョコフレーバーだ

この人俺達の好み知ってるのかよ

 

「はぁ……疲れた」

「中尉大丈夫なんですかぁ?」

「女子どもに踏んづけられていたお前に言われるなんてな。一応平気さ」

 

そう言いながらも乱れた髪と服装を直してそのままクーゲルの調整に向かった。

 

「それにしてもお前よく動かせたな」

「まぁな。このまま空を飛べたら良いんだけどな」

 

続く

 




流石に描き込みすぎたか。
なんでこんなところで切ってんだボケがああああああ!!!

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