ヤオヨロー ライディだよー!
因みにモルにこの挨拶しろって言われただけだから安心しろ
EOS四天王との実戦が終わってから2週間が経った。
あの後泣きべそかいた4人を食堂に連れて行ってデザートを奢ったよ。
ネーナはいちごパフェ。マチルダはホットケーキ。ファルケはバウムクーヘン。イオはアイアーシュッケと言うドイツのチーズケーキをそれぞれ頼んだ。
モルのやつはカリーブルストという焼いたソーセージにケチャップとカレー粉をたっぷりかけたドイツの代表的なファストフードを頼みやがった。
マジでしばき倒そうか考えている
あれから4人とは仲良くなり食堂で仲良く飯を食べるようになった(時々モルも入ってくる)。
知識は5人の方が先輩だから色々教えて貰ったりしてもらっている。
この2週間はISに関する座学や対人訓練等の基礎訓練をやっていた。
「そう言えばライディって
食堂で食事をとりながらネーナが質問してきた。
「適正待ちだけど受けようか迷ってる。一応は受けた」
「お前関心無さすぎだろ。復讐の為にISを得たようなもんだぜ」
「ライディってファザコンですか??」
「んな訳ないだろ!………別に」
「おやおや??心当たりはあるようだねぇ〜」
「うっさい!」
『越界の瞳』とはISの適合性向上のために行われる処置。
擬似ハイパーセンサーとも呼ぶべきそれは、脳への視覚信号伝達の爆発的速度向上と、超高速戦闘状況下における動体反射の強化を目的とした、肉眼へのナノマシン移植処理のことを指す。
「え〜でも手術後の経過も問題ないですし不適合はないと思いますよ〜」
「でもボーデヴィッヒ隊長はずっと稼働しっぱなしなんだろ?」
「うっ!確かにそうだけど!で、でも私達はなんともないし副隊長だってなんともないんだから!」
「まぁ検査結果が出てからだろ流石に」
「あぁ……俺達男子の憧れが黒ウサギに染まるだなんて……」
「「「「引っ叩いていい?」」」」
「すいません」
そんな話をしながら各々頼んだ食事を口に運んでいると食堂の入口からハルフォーフ大尉が入ってきた。
「あぁお前たちここに居たのか」
「「「「「「はっ!大尉!」」」」」」
俺達は席を立ちやってきた大尉に敬礼をし大尉は敬礼を返して空いてる席に座った。
俺達続いて自分の席に座った。
「それで大尉。今日は朝から見かけませんでしたけど何処に行っておられてたんですか?」
「ん?あぁ基地司令に呼ばれていてな少しそちらに行っていたんだ」
「ブリッツ司令官に?」
ーー♢ーー
朝6時:クラリッサ・ハルフォーフ中尉の部屋にて
クラリッサは起床してドアの隙間に手紙が挟まっているのに気づいた。
「誰からだ?」
おもむろに手紙を取り中身を見るとそこには『クラリッサハルフォーフ大尉8:00に私の部屋に来て欲しい。エイブラハム・ブリッツ基地司令』と書いてあった。
「基地司令が私に?」
クラリッサは時計を見て現在6:30であることを確認し制服に着替えるためワードローブを開けた。そこにはクラリッサがいつも着ている隊の制服を取り出し着替え始めた。
そして自分の部屋を出てブリッツ司令官の元へと向かった。
クラリッサはドアの前へ着くと腕時計で時間を確認した。7:55、5分前に到着し部屋のドアを叩いた。
「ハルフォーフです!」
「入りたまえ」
中にいるブリッツ司令官から返事がありクラリッサはドアを開け入って行った。
「クラリッサ・ハルフォーフ大尉ただいま参上いたしました!」
「そう固くするな。朝からご苦労様だな」
「いえ!とんでもありません!司令官!」
「とりあえず立ち話もなんだかけたまえ」
「はっ!失礼します!」
クラリッサはソファーに腰を落とした。
「さてと大尉。今回呼び出したのはアストラス少尉のこれからの事なんだが」
「ライディのことですか?」
確かに現在ライディは我が黒ウサギ隊に入隊していることもISを動かしたこともこのホルシュタイン航空基地内だけの秘密にしている。これからと言うことはつまり世界に対して公にするということなのか?
「この書類に目を通していただきたい」
「これって…………」
書いてあったのは『現在ホルツドルフ航空基地の黒ウサギ隊所属のライディ・アストラス少尉の階級を中尉に昇進及びドイツの国家代表候補生として世界に発表その後IS学園への異動とする』
もう1つはIS研からか『IS適正検査結果、適正ランクA、越界の瞳の適正基準値をクリア後日改めて日時を連絡するためその日に招集されたし』
なんだと!?ライディのIS適正がAだと!どういう事だ?つい最近まで動かすことが出来なかった人間が急にA判定だと……
「それに分かったことがある。かつてテロリストISの制圧作戦にで戦死したガドルディ・アストラス大佐……アストラス少尉の父についてだ。」
「………それって!」
「実はアストラス大佐は……」
アストラス大佐………いや、戦死して二階級特進したから元は少佐。
それを聞いた途端奴がISに対して恨みを持っていたからあいつはISに関わらなかったことに理由がつく。いやこの話題は心に留めておくとしよう。
「それでライディはIS学園に向かわせるのですか?」
「そうだ。だがその前に国家代表候補生として発表をこちらでしろとのことだ。ご丁寧に中尉の階級章も同封されていた」
司令官はそう言うと階級章が入った箱をテーブルに置いた。
「それでこの事はライディにどこまで言えばよろしいのですか?」
「ひとまず中尉への昇進と後日私から正式な発表がある事だけ伝えて構わん適正検査結果は後で配達局の者に届けさせる」
「了解しました。しかし急ですね」
「全くだ。こちらのことも考えて欲しいものだ」
司令官は目元を押さえてため息を吐いた。
「心中お察しします」
「あぁありがとう大尉。今日は本当にすまなかったな朝からこんな話をして」
「いえお構いなく。それでは私はそろそろ」
「あぁ大尉」
私は司令官に敬礼をし部屋を出ていった。
「…………ライディをドイツ空軍の名誉挽回の為にか。」
私は食堂へと足を進めた。案の定そこには我が隊のメンバーが食事をしていた。
ーー♢ーー
そして時は現在に戻る。
「まぁせっかく全員揃っていることだ。ここで知らせておいた方が良いか」
そう言うと大尉はポケットから小さな箱を取り出し俺の前に置いた。
「これは?」
「いいから開けてみろ」
俺は大尉に言われるまま箱を開けた。すると中には階級バッジが入っていた。
「お、おいライディ……これって!」
「階級章?」
「しかも~中尉のですね~」
箱を覗くとネーナとマチルダとモルも覗いてきた。
「じゃ、じゃあライディが昇級するってことですか?」
「そういうことだ。おめでとうライディ。公式な発表は後日だが指揮官命令で本日付けで中尉に昇給とする」
「えっ……」
「「「「えーーーー!!!!」」」」
俺がポカーンとしていると4人娘が驚いて声を荒げ、モルに至っては俺をブンブン揺らし始めた。そしてその声に周りで食事をしていた基地職員たちがこっちを見てきた。
「お前たち静かにしろ」
ハルフォーフ大尉が4人を静かに諌める。4人は周りを見てハッとして
「アハハ!なんでもないよ!」
「そうそう気にしないでくださ〜い」
「やれやれ」
周りの職員たちがなんだよという顔をしてそれぞれ食事を再開して4人娘はふぅっとため息を吐いた。
「そ、それじゃ大尉!俺とライディとネーナ達は戻りますんで!」
「っておいモル!何お前が仕切ってんだ!?」
「そうよそうよ!」
「そうか。こいつらの事頼んだぞ。ユーベル技術官」
「はい!」
そう言い残して俺達は食事を終わらせて大尉に敬礼をしてトレイを持って食堂を後にした。
「ってかあんた。ライディの扱い上手いわね」
「何言ってんだ。俺とライディは心から繋がった幼馴染……」
「腐れ縁だ。」
「容赦無いですね〜」
ファルケに慰めてもらうとしてたモルだけれどネーナが膝蹴り入れてた。
「これだから男は嫌なのよ!」
「お前……女尊男卑じゃねーか…………」
「いや、普通にキモかったから。」
「「「「確かに」」」」
「ライディ!!お前まで!!!!」
「情けない………」
イオ流石にもうやめてやれ。なんかこいつ毎回やられてるよな。
「あの!アストラス少尉!!」
「はい?」
呼ばれて振り返ると配達局の人間がこちらに向かって走ってきた。
「アストラス少尉宛に封筒が届いております」
「あぁご苦労さまです」
俺は配達員から封筒を受け取り彼は敬礼をしその場を立ち去った。
「なになにライディにラブレター?」
「んなわけないだろ誰からだろ?」
俺は封筒の後ろに書いてある宛名を見てみた。そこには『ドイツIS研究局』と記載されていた。
「IS研究局?」
「もしかして越界の瞳の検査結果なんじゃない?」
「へぇー。もう結果がでたのか」
「開けてみましょうよ〜」
「開けて……気になる。」
「はいはい。」
俺はマチルダとイオに催促されて封筒を開けて中身を取り出した。
「えーと『ライディの検査結果はIS適正A。越界の瞳の適正結果は良好、手術後の後遺症は問題なしと判断するため記述してある日時に記載されている場所に出頭せよ』だってさ」
「はぁ〜!ISの適正がAって! 私達よりも高いじゃない!」
「ま、まぁ専用機を扱うんだし普通はそ、それくらいあるんじゃないかな?隊長も副隊長もAって聞いたし」
「へーそうなのか。ちなみにみんなはどのくらいだ?」
「私はB+」
「私はB」
「わ、私はB-」
「…B+」
意外と普通なんだな。てかネーナよB+判定貰ってて爆発オチすんなよ……
「くぅー! 私もAランクだったら専用機貰えたのにー!」
ネーナはそう言いながら地団駄を踏んでいた。
「そういえば俺も越界の瞳になったら皆みたいに眼帯付けなきゃいけないのか?」
「当たり前でしょ!」
「この眼帯は隊の証なんですよ〜」
「お、おう」
気迫に負けて少し後退りしてしまった。イオに冷笑えぐいって真顔で言われた。こえーよ。
確かに隊に入ったんだから同じにするのは当たり前の話か。
「いやーライディも越界の瞳をつけたら滅茶苦茶強くなるんじゃねーの?」
「何でだ?」
「ほら、ライディのクーゲルは銃撃戦特化じゃないですか。」
「………射撃には目と脱力だからね。」
同じ狙撃タイプのファルケとイオが言うんだし間違いない。
「そう言えば俺達って次はどこに行くんだっけ?」
「……整備場」
「あぁ!ありがとうイオ!」
俺達が向かう整備員では現在4人のEOSの定期メンテナンスが行われており俺達もそれに参加することになっている。
そして俺達は他愛もない会話をしながら整備場に向かって歩きだした。
ーー♢ーー
黒ウサギ隊IS整備場に到着した。
整備場に入ると整備員達がEOSの周りに集まっていた。
「ちわーっす」
「お邪魔しますね〜」
「し、失礼しますぅ」
「……」(ぺこり)
「失礼します!」
「現場入りまーす!」
先頭をネーナにして順番にドアから挨拶をして入っていった。
「アストラス少尉!」
「ノイマン中尉!!」
久しぶりにノイマン中尉を見たけどこの人よく考えたらモル以外の女性しかいない整備班の整備班長してたのすごすぎる
「おっ!ネーナ達居たのか」
「居たのかって酷く無いですか!!」
「悪い悪い」
中尉とネーナ仲良いな
「ほぇーおっさんのノイマン整備班長が黒ウサギの隊員と話しかけてるだと……!?」
「ユーベル、お前の義足にジェットエンジンつけて無限の彼方に飛ばしてやろうか?」
(足にエンジンは某イン◯ニウムじゃねぇか)
「てか中尉、ネーナ達と仲良いんですね」
「そりゃあ俺は中学士官学校で教師をやっていたからな。」
「…………え!?本当ですか!」
「そうよ。先生には女子士官学校で3年ぐらい務めてたもん。私とイオが同期で教え子だっけ?」
「……うん。と言うかギリ忘れかけてない?」
「そうだなぁ。イオって昔から口数が少ないからあんまり友達いなかったんだよな、士官学校の時も大変だったぞ」
「へ〜そうだったんですか。そういえばみんなはどの士官学校に行ってたんだ?」
ノイマン中尉とイオって教師と生徒の関係だったのか。
「私達はミュンヘン士官学校。レオンは?」
「俺はベルリン士官学校だったな。親父が死んだ後に母に頼もうとしたけど断られて祖父にお願いしたら行けた。」
ドイツの中学士官学校は主に4つありドイツの大都市に設立されている。首都ベルリン、ミュンヘン、ハンブルク、ケルンの4つにあり男女別の寮があり遠方から来る学生たちも多い。
「ライディのお爺ちゃんってそんなに凄いの?」
「第二次世界大戦の時に空軍指揮してた。」
「ええ!?あの伝説の!!?」
無し崩しで任されたけどドイツに貢献する戦績を残した事で有名になった。
「もしかしてアストラス提督か!?お前の家系凄いな!!」
「は……はぁ。」
俺って意外にも有名人だったとさ。
「ノイマン整備長そろそろ始めませんかー?」
「おっ!そうだな。それじゃ少尉。ネーナ達行くぞ。、」
俺達はノイマン中尉に促されて後ろを着いて行った。
そしてEOSの前まで来るとそこには見たことの無い武器類がEOSの前に並べられていた。
「なぁノイマン中尉。これって……」
「あぁ。フォルクス社のから送られてきた追加武装だな」
「あれ?そういえばこの前なんか持ってきてなかったんですか?」
「あぁあれは〜副隊長が無理だって言って付けなかったんですよね〜」
「なるほどね流石にあの人も納得してくれた訳か。」
「めちゃくちゃ駄々こねてたけどね」
あの時の大尉とのやり取りはそういうことだったのか……大尉ご愁傷さまです。
「て事でネーナ達に来てもらったのはEOSに付ける武装選びをしてもらおうと思ってだ。好きに選んで良いぞ!」
「へぇーまたこんなに良いもの持ってくるわね」
「あ〜私このハンマーが良いです〜」
「わ、私はこのライフルを」
「ん……私は……この機関銃……」
「あっ!この盾いい感じじゃない!」
「おいおいこれ見ろよ!チェーンハンマーとかあるぞ!」
ネーナ達は買い物に来てはしゃぐ子供のように並べられている武器を見ている。しれっとモルも見にきてるが作業を終わらせて来たとのこと。
まてよ?なぜ俺まで呼ばれたんだ?EOSの武器選びだけなら俺は要らない筈だ。
「と言うか俺が呼ばれた訳は……」
「あぁ。」
「察してくれライディ。」
「あ(全てを察してしまった)」
バーン!!!
後ろのドアが勢いよく開けられその場にいた全員がドアの方を見た。そしてそこには見覚えのある白衣を来た人物が立っていた。
「久しぶりだな少尉!」
「ぐ、グライスナー主任……!!」
この人迫力ありすぎて困るんだよな……
「いやー久しぶりですねー。ライディになんか用ですか?」
「おう! 今からシュヴァルツェア・クーゲルの最終調整を行うつもりだ!」
え?何だって??クーゲルの最終調整?マジで?
「2週間前のデータを元に各種武装の調整や機体の最終調整を終わらせるつもりだ」
「はぁ……」
「なんだねこの気の抜けた反応は!嬉しくないのかね!」
「えっ……そのーいきなりだったのでなんかピンッとこなくって。」
俺は元はと言えば空軍の戦闘機のテストパイロットだ。モルだったらヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!って言うかもしれない。
「ま、とにかくだISを呼び出してくれたまえ!」
「あっはい」
俺はクーゲルの待機形態であるネックレスに触れた途端ブラックバードの装飾が外れてそのまま俺の周りを旋回し始めた
「だっはっはっはっ!!これじゃまるで飛び回る虫だな!」
「笑わないでください!!あぁもう!!」
イラついた俺はそいつを捕まえるとISが展開された
「それで俺はどうすれば良いんですか?」
「何もせずそのまま立っていてくれ」
グライスナー主任はそう言うと近くにあった台に持っていたカバン基アタッシュケースを置いて開いた。
中を覗いてみるとどうやらそれはパソコンのようだった。
「おーい君たちそこのケーブルをクーゲルとこのPCに繋げるのを手伝ってくれないか」
主任はEOSの方に集まってた整備員達を呼んで作業を手伝わせ始めた。
「グライスナー主任!繋ぎ終わりました」
「よろしい!では始めようではないか!」
その後主任は手馴れた手つきでPCのキーボード叩き始めた。
それから15分が経過した時ついにその時が訪れた。
「よし完了だ! 少尉クーゲルを1度待機状態に戻してくれ。その後もう一度呼び出せば再起動が完了する」
「了解です!」
待機形態へと戻したのだが、形が変わっていた。何だろう……ブラックバードの形をしてるのだがメカメカしさを残してデフォルト化したような見た目になり、翼をパタパタさせてる
俺の掌で飛び回っていると主任は驚いた様子で眺めていた
「ドローン型で自立稼働できるのかこれ!」
「驚いたなこりゃ、待機形態に意思が宿ってるようなもんだぞ」
俺は待機形態の小型ドローンになったクーゲルに挨拶した
「改めて宜しくなクーゲル」
「(ぺこり)」
どうやら俺の言葉が分かるらしい。ISってそこまでできるようなものなのか?
「起動してみろ。」
「あぁ、はい!」
主任に急かされたんでクーゲルを起動してみると真っ先に変化があった
「色が………増えた??」
「スカイブルーのラインが増えたな! やっぱりお前は空が好きだなぁ!ガッハハハハ!!親父さんそっくりだわ!」
「あぁ…ありがとうございます」
少し涙目になりながらも豪快に笑うグライスナー主任にちょっと引いてた時、整備場の扉から昼食を終えたハルフォーフ大尉が入ってきた。
「ほうクーゲルはこんな色になるのか隊長のレーゲンと私のツヴァイクとは全く違うな」
「あっ! 大尉」
「どうだライディ新しくなったクーゲルの乗り心地は?」
「そういえば最初の頃に比べてなんか軽い気がします。クーゲルの元々の特性からもっと軽くなったかもしれません」
確かに最初の頃は補助装置やPICを使っててもなんか重い感じがしてたが今はそれが気にならないくらい軽く感じる。
「よく気づいたな少尉。それはそうだPICもアップデートして最新バージョンにしてあるからな。そろそろ武器の確認もしてくれるかね?」
「了解です」
俺は取り敢えずプラズマ手刀を最初に呼び出すと変わっていた
前に出したのとは刀身が伸びており近接戦によるリーチが改善された
「おぉ……」
「銃撃戦特化と言えど近接戦にも対応して欲しいからな」
「主任……!」
心遣いに感謝したいところだが、俺は自分の手首に何か増えていた
「主任、これは何ですか」
「あぁそれはソードアンカーと言ってね 『シュヴァルツェアシリーズのISなのにワイヤー系武装がないのは論外』っていちゃもんつけられてな。試作と言えどワイヤーブレードの技術が使われてるぞ」
「これで仲間外れにはならなかったなライディ」
「余計なお世話ですよ大尉」
だいぶ発展してるなぁ、流石主任。これで敵を引き寄せるのに使う事もできるし某蜘蛛男のようなアクションも出来るってわけか
「次に脚部のプラズマカッターを起動したまえ!」
「了解です!」
脚に意識を集中させると脛部分とプラズマ発生装置が作動し踵から実体型クローが生えて来た
「どうだね!このプラズマカッターは欧州連合が着手している第三世代ISの新武装のコンセプトの先駆けとなる代物を俺が持てる技術を存分に使った兵装なのだ!」
「す……すげぇ。」
銃撃戦特化のデメリットを守る為に近接武装が盛られまくってるの凄すぎる
「スラスターによる加速で蹴り技を速くしたいと考えたが操縦者の負担を考えてやめといた」
「え?つけなかったんですか?」
「つける以前に少尉の模擬戦を見て不必要と感じたからな。」
あぁ大分暴れ回ったやつだそれ。それにしても付けなくて感謝します。流石に戦闘機に慣れてると言えど負荷がかかるのはマジで危ない
「主任、時間です」
「おっと!それでは俺はここで失礼するよ諸君!なにぶん多忙なものでね!ではさらばだ!」
本当に嵐のようだな……てかホントに速いな五十路だよなあの人何かやってんのか?それとも人体改造でもしてんのか?
「ま、まぁとりあえずクーゲルの最終調整も終わったことだし今日はもう上がろう」
「えっ!?」
「良いんですか!?大尉!?」
「あぁ整備員のみなも今日は上がっていいぞ。明日から忙しくなるだろうからな充分に休息を取るように」
「「「はい!」」」
大尉から言うなんて珍しいと思いながらも、大尉から隊員達に今日の終わりを告げると大尉は俺の横に来た。
「後で私の部屋に来てくれ」
「えっ?」
そう俺に耳打ちをすると整備場から出ていった。
その後俺のところにモルがやって来た
「なぁなぁ。お前ハルフォーフ大尉になんか言われたのか?」
「あぁ?そんなのお前には関係のない話だろ?」
「そうやってすぐはぐらかすー もしかして…………大人の手引きゴォッ!?」
あまりにも喧しかったので腹パンを決めてやった
「お前……流石にやりすぎだろぉ……!!」
「知らんがな、それにあまり知って欲しくないからな お前も知りたくないものがあるのと一緒だ」
「くっ……!!」
「まぁ俺は
「うおわあああああ!!やめてくれぇぇぇ!!」
言うな言うなと号泣しながらしがみつくモルを何とか説得させたのだった………
続く
遅くなって申し訳ありません!
死にます!!