プロローグ
自分の父が捕まっている。殺されようとしている。
その事が、燎呀には我慢ならなかった。
燎呀『やめろ!!!!父さんに手を出すな!!!!』
??『あ?誰だ?このガキ。』
恐怖で足が震える。
洸呀『なんで出てきたんだ!!!!あれだけ隠れていなさいと言っただろう!!!!』
燎呀『だってそうでもしなくちゃ父さんが死んじゃうよ!!!!』
それでも、守らなくては。そうできると思っていた。
??『ごちゃごちゃウルセェガキだな。殺すぞ。そこ退け。』
燎呀『嫌だ!!!!絶対退かない!!!!』
??『そうか....じゃあ実力行使といくか。オラァ!!!!』
恐怖で足がすくむ。動けない。見えているのに、動けない。
燎呀『ウグッ.....』
洸呀『燎呀!!!!』
燎呀『うう....』
??『さーて、邪魔者もいなくなったし、さっさと殺るか。』
洸呀の方へ男が向かっていく。
燎呀『や、やめ』
【スパッ】
そのまま手に持っていたナイフで首を切りつける。
洸呀『ゴフッ』
目の前で父が倒れていく。死んでいく。この男を殺さねば。
燎呀『あ、あぁ.....ああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!』
殺さねば。ころさねば。コロサネバ。
??『グッ!?このガキ!!!!』
燎呀『ウアアアアアアァァァァァ!!!!!!!!!』
異常なまでに筋肉のついた腕で、男の腕を引きちぎる。
??『ガッ!?う、腕が、俺の腕がぁぁぁ!!!!!』
燎呀『アアアアァァァ!!!!!!』
男の頭を持つ。
??『ヒッ!!??や、やめt』
【グジャッ】
燎呀『ハァ....ハァ.....ハァ.....ハァ..........!!!!そ、そうだ!!!父さん!!!!父さんは!?』
父は、父はどうなった。早く病院につれていかねば。
洸呀『ゴフッ.......燎呀.....しあわせに.....なれ.....よ......?.....』
燎呀『そんな....父さん?うそでしょ?ねぇ父さん!!!!父さん!!!!』
脳裏に過るのは、父の命を奪った、12年前のあの忌まわしい記憶。
燎呀「そういえば、明日か.......」
シーラ「おーい。なーにしてんの?」
燎呀「ん?おぉ。シーラか。」
シーラ「何が明日なの?明日ってなんかあったっけ?」
燎呀「父さんの命日なんだ。まぁ、ちょっと特殊だけどな。」
シーラ「特殊?」
燎呀「そ。その次の日、つまり明後日は俺の親代わりだった人の命日なんだよ。」
シーラ「なんか.....ごめんね?」
燎呀「いいっていいって。死んじまったもんはしょうがないさ。」
シーラ「そう.....」
燎呀「墓参りにいってる時間もないしどーすっかなーって考えてたんだ。明日も明後日も訓練あるし。」
シーラ「んー....そうねー......誓いでも立てたら?」
燎呀「誓い?」
シーラ「そ。たとえば、絶対生きて帰ってくるとか、あっちで皆を守るとか。あ、彼女作ってやるとかでもいいんじゃない?」
「彼女は却下。それ、良いかもな。そうとなったら善は急げだ。早速考えてくるよ。」
「アハハ!!!!!はーい。んじゃ頑張ってね!!!!」
「おう!!!!んじゃまたな!!!!」
「うん。またね。」
「それじゃ、おやすみ。」
「おやすみ~」
燎呀「........誓い、か...........そんな大層なもんじゃねぇが、母さん、父さん、誓うよ。俺はどんなことをしてでもアイツらを守ってみせる。母さんや父さんから受け継いだこの力で、守りぬいてみせる。大丈夫さ、死にゃしないよ。なんたって俺は.........
『最強』で、『無敵』だから。」
今、この男。神境燎呀は誓いを立てた。途方もなく遠い誓いだが、達成出来ると、そう信じていた。
シーラ「燎呀.....」
それを聞いていた少女がいたことなど気づかずに.......
駄文ですがよろしくお願いします。