陰陽師が居る日本に召喚されたのは元日本人【悪魔】   作:庫磨鳥

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最強、学校を壊すってよ。

 

「――避難状況は?」

「いまこちらへと向かっている生徒をあわせて、全員が学校外へと避難が完了しました」

 

 見た目が初老の教頭と、二十代になったばかりに見える女性教師が、学校にいた生徒職員たちの避難がおおむね完了した事を確認する。

 

「思ったよりもスムーズに進んだな」

「はい、みんな指示に従ってくれました」

「昔は言う事聞かない生徒も居たのだが……これも時代だな」

 

 こうして素早く避難が完了したのは、生徒全員が大人しく避難勧告に従ってくれたおかげである。

 あの幽星カタンが対応するほどの『人外存在』とあれば、自分たちが残っても仕方がない。邪魔になるだけだと感情を制御して理性的に判断してくれた事に、御年七十となる教頭は時代が変わった事を実感する。

 

「そういえばカタンが対応しているという『人外存在』。なにか情報はないのか?」

「それが全く。目視確認をした生徒によれば、なんでも真っ黒な人型だったそうです。その後やってきたカタン様によれば学校を破壊するだけの力を持っているとの事ですが……あ、でも不思議なことを言っていましたね」

「不思議なこと?」

「その人型の『人外存在』。妖力を一切感じられなかったそうです」

隠匿(いんとく)に長けていたということか?」

「詳細を調べるだけの時間は無かったそうなので、そこまでは……ただ、そういうのじゃないかもと、生徒は言っていました」

「妖力すら分からない正体不明の『人外存在』か……カタンなら大丈夫だと思いたいが」

 

 教頭が『人外存在』で最も厄介と思うのは、正体が分からないものである。

 『人外存在』の中には何かしら条件を達成しなければ干渉する事が出来ないものだって居る。だから、どういった特性や能力を持っているのかを知っていなければ、どれだけ強い陰陽師であっても敵わない事だってある。

 ただ、カタンの〈一捨六感(シックス・センス)〉が有れば、『人外存在』の特性や能力など、短時間で全て暴くことができる。それに本人は最強と呼ばれるだけの戦闘能力も持っている。なので大半の『人外存在』であれば打ち倒す事が出来るだろう。

 

 ――だが、分かった所でどうにもならない相手だって存在する。

 

 教頭は過去を思い出す。

 あれは二十年以上も前、生徒だったカタンたちの担任をやっていた頃。色んな事情が重なり、【災厄】と呼ばれる『人外存在』が現れた。

 【災厄】とは災害の化身。決して人間では勝てない『人外存在』。

 当時の男性教員は、カタンたち当時の学生たち数名と、被害を食い止めるために【災厄】と戦う道を選んだ。

 イレギュラーな顕現(けんげん)であったため。存在していたのは5分だけであったが、全員が死にかけた。

 全員が生きていた事が奇跡以外の何物でもなかった。

 

 「……【災厄】か」

 

 今回の『人外存在』。明らかに普通ではない。

 【災厄】ではないかもしれないが、このままカタンに任せて良いのだろうかと元担任として思う。

 

「……生徒たちの無事が確認されたら、学校内の様子を見てくる」

「それなら私も」

「いや、とりあえずは中の様子を見てくるだけだから、私だけの方が――」

 

 ――ギャアアアアアアアアアアアアアア!!?

 

 突如として学校内から、こちらまでハッキリと届くほどの巨大な叫びが発せられた。

 

「な、なんだ今の…………は?」

 

 教頭が、先生が、避難していた生徒たちが、こちらに何かが飛んできている事に気づいた。

 

 ――空に、何十年と通った見覚えのある校舎があった。

 正確には校舎の半分が、こちらに向かって落ちて来ていた。

 

 教頭にとって、人生の半分の居場所となった校舎。

 それが死の塊となって、迫ってきている。

 例え今から陰陽術で脚力を強化して逃げに徹したとしても、四階建ての校舎はあまりも大きく逃げ切れない。

 そもそも、生徒たちを残して自分だけという教師としての誇りが、足を停止させる。

 

 ――死んだ。

 

 そう思ったのも束の間。空飛ぶ校舎が学校の敷地外へと通り過ぎようとした時。

 水の膜のようなものが(まと)い、徐々に減速していき、最後には完全に停止の後に、地面へと落下する。

 

 校舎の半分という巨大な物体が地面へと落ちた時の衝撃は相当なものであり、生徒たちが悲鳴を上げる。

 

「……あ、学校の防御結界か」

 

 校舎を受け止めた水の膜のようなものは、学校を囲うように貼られている結界であり、触れたもの運動エネルギーを減衰させて、最後には停止させる。

 本来であれば外部から飛来してくる脅威から、学校を守るものであるが、まさか飛んできた校舎を受け止めるのを見るとは思わなかった。

 

 ――GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!

 

 先程よりも鋭く全てを恐怖させる咆哮。

 一部の生徒と教員がパニックに陥る。

 

「みんな落ち着けっ!」

 

 教頭は、まわりを落ち着かせるために動き出す。

 学校の中に入らなくてもいい理由ができたと、心の奥で安堵を覚えながら。

 

 +++

 

 ――竜、あるいはドラゴン。

 小学校の授業で使う家庭科の裁縫箱の柄は、ドラゴンを選んだ。

 それぐらい、ドラゴンの事を格好いいと思っていたし、憧れだった。

 保育園の時に書いた将来の夢は、ドラゴンになる事だったぐらいだ。

 だから、ヤマトは自然と思い至った。【悪魔】になった今なら、その夢を叶えられるのではと。

 

 〈影変身・竜の型〉

 

 【地獄】では子供が作った立体的な落書きでしかなかった姿が、大きく様変わりしていた。

 人型の時と同じく目らしき部分がなく、それでも問題なく見えていた。

 口の中に均一で並ぶギザギザの歯。手と足に生えた鋭くて大きな爪。

 全長8メートル、肩甲骨と背中の四枚羽を全開にした姿は、より人間という存在をちっぽけにするほどであった。

 蜥蜴の頭に長い首。身長と同じぐらいの長い尻尾と、外見は竜であるものの骨格は人間のものであり、その姿は“人竜”と呼ばれるものに近い。

 だがドラゴンであることに間違いはなく、ヤマトは夢がひとつ叶った気持ちになった。

 

 〈影鴉(かげからす)〉の視界から己の変わった姿を見たヤマトは、一瞬状況を忘れてしまうほどテンションを上げる。

 だから特に考えもせず、目に見えて鋭い竜の爪に格好いいとウキウキになり、下から上へと素振りを行った。

 その結果、振るった腕から『布影』が、まるで衝撃波のように校舎へと向かっていき、容易く校舎を半分に切断。そのまま校舎半分を掬いって空へと放り投げてしまう。

 

 「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!?」

 

 やっちまったと、腹のそこから悲鳴が出る。

 事情を知らない人からすれば、まんま竜の咆哮である。

 

「うおおおおおお!? 流石に死人がでるぅうう!!」

「安心してください。もう校舎内には人はいませんし、結界も起動するでしょう」

「え? 結界?」

 

 サイズ差があるものの、カタンの声は鮮明に聞こえており、放物線状に地面へと落ちていく学校を見る。

 すると、敷地の外へと出たとき、何か透明の膜のようなものに触れたと思えば次第に減速していき、最後には真下へと落ちた。

 

「そ、そういうのがあったのね」

「はい。この学校の中でどれだけ暴れても、よほどの事がなければ外に被害が及ぶ事はありません」

「それは早く言ってもらえたら嬉しかったな!」

「ごめんなさい、ここまでとは思いませんでしたので……それにしても、とてつもない威力ですね」

「いやぁ、なんか出るのは俺も知らなかったんだけど……とりあえず、〈竜残撃(りゅうざんげき)〉って事で」

「……くすっ、名前を付けるのが好きなんですね」

「付けた方が結構便利だったりするからね」

 

 〈竜の型〉では、体の動きに合わせて『布影』が動き出し、それも軽く振るっただけで校舎の半分が飛んでいった。

 それを知ったヤマトは、〈竜の型〉が手加減というものが出来ない姿であること理解する。

 

 「というかカタンさん。校舎内に人いないって言わなかった? 監禁されている子供たちは……もしかして居なかったりとか?」

 

 学校を壊そうとなったのは監禁されているという子供たちを探すため。

 なのに実はいませんでしたとなれば、結構洒落にならないやらかしなのではと、ヤマトは震えた声で尋ねる。

 

「はい、地上には誰も居ませんでしたよ。ですが、この学校に居ないと決まったわけではありません」

「それって……もしかして地下とかに居るってこと?」

「恐らく、とはいえ、まだ発見には至っていません。その理由が考えている通りなら、見つけるまでもう少し掛かりそうです」

 

 〈一捨六感(シックス・センス)〉によって地下に空間がある事は既に把握しているが、分かりづらく全容が把握できていない。

 明らかに妨害されている。その妨害が何であるのかも〈一捨六感(シックス・センス)〉は正確に感じ取っていた。

 これほどの空間が作られているようならば子供が監禁されていたっておかしくないだろうと、カタンは確信を抱いていた。

 

「地下に居るとなれば、より遠慮は必要無くなりましたね。それでは続きを行いましょうか」

「……このあいだね。これから自分たちの生活の一部になるんだろうなって思っていたデパートが、『人外存在』が暴れた所為で、しばらく休業になっちゃったんだ……それと同じ事をしていると思うと、結構ガチめにしんどいよ」

 

 学校の破壊なんて平和を乱す行いそのものだろと、ヤマトはあんまり楽しいとは思えなかった。

 

「でも、だからと言って。じゃあ子供たちを助けずに無視するってほうが最悪だからね。そのために必要ってなら――全部壊すよ」

「……ええ、全て壊してください、この穢れきった母校を」

 

 竜と人が対峙する。

 例え、お互いが勝つ気すらない茶番だったとしても、今から行われるものは、最強同士の戦いである。

 

「ちなみに〈竜残撃(りゅうざんげき)〉なんだけど、カタンさん大丈夫そう?」

「問題ありません。なんでしたら、もっと強くやってもらっても構いませんよ……こちらを何名かが見ています。あまり手を抜いた動きを見せると、後々面倒になるかと」

 

 〈一捨六感(シックス・センス)〉によって、自分たちを見る陰陽術や偵察ドローンなどを感知する。

 音は拾えていないようなので、会話こそ行えるものの、もっと派手に戦っている振りをしなければならなくなった。

 

「マジか……分かったよ、それじゃあいっちょやりますか!」

 

 景気づけだと、ヤマトは大きく息を吸った。

 

「――GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaAaaaaa!!!」

 

 竜の咆哮が、大地を揺らす。

 

 ヤマトは手をまっすぐ伸ばして爪を揃えると、カタンに向かって突きを繰り出した。

 カタンは避けるのではなく黄金色の錫杖(しゃくじょう)を振るう。するとヤマトの腕は右へと逸らされて、地面を(えぐ)った。

 

 カタンが持つ『金色錫杖(こんじきしゃくじょう)』は、この世にひとつしか存在しないカタン専用に作られた錫杖である。

 本来は低級の『人外存在』を寄り付かせないようにするための道具でしかないが、金色錫杖は大量の呪力を消費する代わりに、あらゆる存在を逸らす事ができる。

 

「……なるほど、思った以上に威力があるようですね」

 

 ヤマトの突きはかなりの力を有していたようで、衝撃を逸らしきれず体に伝わってしまった。

 〈一捨六感(シックス・センス)〉が危険を察知して、呪力の消費量を上げてなかったら深手を負っていたかもしれない。

 カタンはダメージを受けた箇所に呪力を巡らせて、即座に治療する。

 

「カタンさん?」

「なんでもありません。再び移動しますので付いてきてください」

 

 あの竜の姿は、確かに学校を壊すのに最適だろうと、カタンはそう思いつつ。

 〈六角離(ろっかくり)御柱(おんばしら)〉を足場兼加速装置として使いつつ、学校を駆け巡る。

 

 そんなカタンをヤマトが追う。

 

 それだけ、たったそれだけ。

 それだけで学校内の建物が、木々たちが、外灯が、ベンチが、コートが誰かの車が、模型の如く破壊されていく。

 

 このまま逃げているだけでも、あっという間に全壊しそうではあるが、端にある星を観察するための天文塔。アレは自分が破壊した方がいいだろうとカタンは判断する。

 

 「穢れた○(サークルワード)

 

 放課後、夫たちと過ごした部活棟の屋根へと着地したカタンは手の平に、黒く濁った輪を生成する。

 

「〈○んでください〉」

 

 手を振るわれて、黒い輪はヤマトに向かって放たれる。

 自分の首めがけて飛んできている黒い輪。こういう飛んでくる輪っかみたいなのって当たるとヤバいんだよなと、ヤマトは走りながら屈んで回避する。

 

「あ」

 

 そのさい、ヤマトはバランスを崩して前のめりに転倒、部活棟に突っ込み、瓦礫へと変化させる。

 一方でカタンが放った黒い輪が、夫と横並びに寝て星を見た天文塔を、両断して倒す。そのさい断面図が黒い炎で焼かれており、しばらく経て跡形もなく燃えてしまうだろう。

 

 

「……なにあれ?」

「2020年代に作られた、非常に若い術の中の1つです。元はネットワークを通して、相手を呪うものでしたが“とある人物”によって改され、今では“陰陽師の拳銃”と呼ばれるほど、誰もが使う術となりました」

「説明の最初から最後まで怖い……」

 

 瓦礫の山からヤマトが出てくる。竜の顔は仮面のように形こそ変わらないものの、どこかげんなりとしている様子だった。

 

「もう少しですね。それでは一気にギアを上げましょう――〈六角離(ろっかくり)御柱(おんばしら)=〈百〉」

 

 百本の御柱が立つ。何も無い場所だけではなく、まだ無事だった建物や銅像を破壊する。

 これにより百本分の身体強化がカタンに付与される。

 普通の陰陽師であれば肉体が爆発四散してもおかしくない負荷が掛かっているが、カタンの体に変化はなく。むしろ本人からすれば、何時もの調子に戻ったような感覚であった。

 

「――行きます」

「おう」

 

 ヤマトが爪を振るう。

 カタンは金色錫杖を振い逸らす。

 

 何度も、何度も、人と竜がぶつかり合う。

 〈竜残撃(りゅうざんげき)〉が、金色錫杖の払いの力によって至る所へと飛び散り、周辺を破壊し続ける。

 どこかで電気がショートを起こし、ガスが爆発して火が燃え広がる。

 水道管が破裂して、プールの水が外へと漏れて水浸しになる。

 御柱も折られるが、その度に再生成されて、ついでと言わんばかりに何かしらの物を壊している。

 

 もしここに、2人以外の誰かが居たら、こう思ったかもしれない。

 

 ――地獄が作られていると。

 

 ヤマトは打ち合う中で、楽しくなってきた。

 徐々に手加減をしなくてもいいだろうと言う気持ちに染まっていく。

 

 一方で、カタンも錆び付いた心が動いていた。

 ここまで真っ向から本気で打ち合ったのは、いつぶりだったか。

 

 『七星』のひとつ、“武極(むごく)”。

 この名前には他とは違う意味があった。

 鬼灯家の分家に留まらず。日本全国において、その時代の最強の陰陽師に与えられる称号。

 

 武極カタン。

 自ら『七星』を降り、堕名となる前のカタンの名前だった。

 

 そして幽星(堕ちた星)となってもなお、彼女は現代最強の陰陽師であった。

 

「――ふふっ」

「いま笑った?」

「すいません。そういえば学生時代も、学校を壊してしまったことを思い出しました」

「結構やんちゃだったんだね」

「よく言われます」

 

 少し変化が欲しくなったヤマトが、体を回して尻尾を鞭の様に振るう。

 カタンは、その場で大きく跳躍して回避。宙に浮いている合間に術を発動する。

 

「竜には“龍”で対抗してみましょうか――〈激龍水葬(ウォーター・ドラゴン)〉」

 

 地面にあった水が集まり、長細い蛇の体を持つ水の龍を形成。ヤマトへと向かう。

 この術は龍の形こそ作っているが、実際はコンクリート並に固くなっている鉄砲水を相手にぶつけるというものである。

 普通の人間が直撃すれば、全身の骨が砕かれて、内臓も破裂、即死は免れないという強力な術である。

 

「お、いいね。(いき)ってやつだねっ!」

 

 こういうの結構好きだなと、迫りくる〈激龍水葬(ウォーター・ドラゴン)〉に向かって、ヤマトは口を開き、漆黒のブレスを吐き出した。

 

 〈激龍水葬(ウォーター・ドラゴン)〉とブレスが衝突。

 ブレスは凝固化した『布影』で出来ており、どれだけ固くても水でしか無い〈激龍水葬(ウォーター・ドラゴン)〉を霧散させる。

 

 これによって、周辺の瓦礫などが水にさらわれて、ついにはヤマトとカタンの周りに残されたのは、ボロボロになった地面のみとなった。

 

 カタンの心は相変わらずどん底であるが、悪くない気分だった。

 ヤマトが相手となると、妙に心がざわつくのも合間って、十何年ぶりに悪くない気分になっていた

 

 このまま死ねたら、どれだけ幸せだろうとさえ思う。

 

 だけど、もうお終いの時間だ。

 学校はあっという間に壊しきってしまった。

 何よりも、探していたものが見つかった。

 

「感じ取りました。やはり地下に居ますね。ただ入口が何処にあるか分かりません」

「……もしかして、吹き飛ばしちゃった?」

「いえ、恐らく普通の手段では入れないものなので……ヤマト様。この真下に大きな穴を開ける事は出来ませんか?」

「そこから入るって事だな。でも普通のサイズでよくない?」

「地下にある空間は普通ではありません。なので地面だけではなく結界に穴を作る必要があります」

「……良くは分からないけど、陰陽師的な理由で大きな穴じゃないと駄目なのね。どれくらい大きいのを作ればいい?」

「物凄く大きな穴です」

「分かったよ」

 

 それなら、本気で穴を作ろうかなと、テンションが上がっていたヤマトは自重を捨てた。

 

「〈魔杭拳(まこうけん)(りゅう)〉」

 

 ドラゴンサイズの腕に大杭を形成。カタンを突き刺しに行く。

 カタンが、金色錫杖で大杭を地面へと逸らす。

 地面に突き刺さった瞬間、杭が射出される。

 

 ――爆音が、学校の外まで轟いた。

 

 

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