仮面ライダージョーカー&名探偵プリキュア! 作:究極の闇に焼かれた男
誤字脱字が御座いましたら報告の程をお願いします。
それとアンケートの結果、サイクロンメモリを登場させる事にしました。 登場時期は今のところ未定です。
────────────────────────
CASE10〖天才発明家J/事件の始まりはスイーツの香りと共に Part II〗
────────────────────────
「ペンが・・・私のペンが何処にも見当たらないの!?」
エリザから告げられた言葉を聞いて、翔太郎の表情が仕事時のものへと切り替わる。
「エリザ。 一先ず落ち着いて詳しい話を聞かせてくれ」
「うっ、うん。 ついさっき私のファンだって言うお婆さんに声を掛けられて少しお話ししてたんだけど少し目を離したら何時の間にか居なくなってて、それにペンも無くなってて・・・・・・」
「そうか(この手口、恐らくファントムの仕業とみて間違いなさそうだな)」
「もしかしたらと思ってお巡りさんに電話しようとしたんだけど、どうしてか電話が繋がらなくて・・・」
「電話が繋がらない? 一体どうして」
「それなんだけど、さっきニュースで大規模な通信障害が起きてて携帯電話が繋がらないって言ってたわ」
「通信障害、何とも間が悪いな」
「あのペンは、コンクールの時に貰った大切な物なの。 このまま見つからなかったらと思うと私・・・・・・」
そう口にするエリザの表情は暗く、目尻に涙を浮かべているのを見て翔太郎は自然と指で掬っていた。
「翔太郎くん・・・?」
「安心しろエリザ、お前のペンは俺が・・・この鳴瀬翔太郎が、必ず取り戻してみせる。 約束するよ」
「・・・翔太郎くん。 お願い、私のペンを取り戻して!」
「その依頼確かに引き受けた。 早速で悪いんだけど、エリザに話し掛けて来た老婆の特徴を覚えてる限りで良いから教えてくれ。 念の為に似顔絵を描いた方が調査も捗る」
「うん、お婆さんの特徴だね。 顔はたしか・・・」
「ふむふむ」
俺は懐から手帳とボールペンを取り出し、エリザから容疑者である老婆の容姿について覚えている限りの事を教えて貰いながら似顔絵を描いていく。
「──と、私が覚えてるのはこれで全部かな。 これで少しは役に立つと良いんだけど」
「よく特徴を覚えていたお陰で上手く似顔絵が仕上がった。 それでだが、エリザの言っていた老婆の顔はこんな感じで間違いないか?」
そう言ってエリザから聞いた情報を元に手帳に描きあげた、犯人の似顔絵を見せる。
「凄いよ翔太郎くん。 この人で間違いないよ!」
「確かに上手いわね・・・・・・もしかして翔太郎くんって実は昔は画家だったりして?」
「残念ながら画家になったことは無いな。 ただ探偵業をするからには犯人の人相を位は描けるようにならないといけないと思って練習してた時期があっただけだ。 それよりも先ずはペンを取り返さないと・・・・・・くれあ、エリザの事は任せた」
「任せて。 翔太郎くんは犯人を探すのをお願い」
「OKだ。 さて、とっとと犯人を見つけて奪われたペンを取り戻しに行こうか!」
くれあにエリザの事を任せた翔太郎は犯人を探すべくパティスリーを後にしようとした其の時だった。
「あっ! 翔太郎さん」
「ん?」
ふと自分の名前を呼ぶ声に思わず反応した翔太郎が視線を向けた先にはポチタンを抱えたあんなとみくる、そして何故か息切れしているジェットの姿があった。
「あんなにみくる、それにジェット!? どうして3人が・・・・・・聞くまでも無いか(恐らく、マコトジュエルに危険が迫っているのを感じたポチタンに連れてこられたんだろうな)」
「そういう翔太郎さんは何で此処に?」
「そりゃ俺が此処の・・・パティスリーの常連だからだ。 って!? 呑気に会話してる場合じゃなかった。 あんな、みくる。 来て早々に悪いが早速仕事の時間だ、手を貸してくれ」
翔太郎が真剣な表情で言うと何か事件があったのだと察した2人が頷き返すと、翔太郎は先程起きた事件の概要を簡素且つ重要な点を絞って説明した。
「要するに、今回の事件もファントムの可能性が高い。 犯行が起きてから逃走するまでの時間を考えると遠くには逃げれていないと思っていい。 2人には逃げた犯人・・・・・・老婆の姿に化けた怪盗を見つけ出して奪われたペンとマコトジュエルを取り戻すのが今回の仕事だ。 やれるか?」
「わたし達に任せてください」
「エリザさんの大切なペンを盗むなんて・・・絶対に取り返してみせる!」
「良い返事だ。 それじゃあ仕事に取り掛かるぞ! っと、その前に・・・・・・ジェット。 頼んでた例の物は?」
「言われるだろうと思って事務所を出る時に次いでに持ってきておいたぞ。 お前ら、これを持っていけ」
翔太郎に言われてジェットはあんなとみくるに一つのアイテムを差し出した。
「ジェット先輩、これって?」
「ぬいぐるみ?」
「僕が開発したプリキットだ」
「「プリキット?」」
「簡単に説明すると探偵道具だな。 それはプリキットボイスメモって言って、これを使えば何処に居ても連絡を取り合うことが出来る。 昨日の夜に翔太郎から頼まれて用意しておいたんだ。 大切に使えよな」
「因みに、電波障害のせいで普通なら連絡を取り合えない状況でもプリキットボイスメモなら問題なく連絡し合えるし、変声機能も付いてる優れものだぞ」
「凄い! ありがとうジェット先輩、翔太郎さん」
「準備が整ったところだし、そろそろ奪われた物を取り返しに行こうか!」
「「はい!」」
そう言って翔太郎達一行は奪われたペンを取り戻すべく急いで追い掛けに行くのだった。
to be continued・・
楽しんで頂けましたか? もしもそうだったら幸いです。
良ければ感想の方もお待ちしております。
番外編をやるとしたら何の話が読んでみたいですか?
-
翔太郎が初めて仮面ライダーに変身した事件
-
翔太郎とジェットが初めて会った日の出来事
-
コメディ要素多め:〖Oの脅威編〗
-
前日譚/とある仮面ライダーの記録