仮面ライダージョーカー&名探偵プリキュア! 作:究極の闇に焼かれた男
CASE14
ふと目を開けると雲一つない青い空が映った。
辺りを見回すと穏やかで暖かな心地良い風が吹いてはクルクルと回り続ける風車や風見鶏が至る所に在る、人々の活気で満ち溢れている都市の中に居た。
ここは何処なのだろうと考えていると後ろから誰かの呼ぶ声が聞こえてきた。
その声に思わず振り返ると、白い帽子を深く被り目元を隠した男が立っているのが見えた。
男は俺の名前を呼び、こっちへ来いと言わんばかりに手招きしているのを見て俺の足は自然と動いていた。
あの人を知っている──そんな気がした俺は懐かしさと微かな寂しさを感じながら男の元へと駆けて行き、差し伸ばされた手を握って歩き出した。
そうだ、この人は俺が憧れた・・・
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CASE14:〖隠されしT/マコトジュエルの欠片〗
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「──よもやマコトジュエルを手に入れるのを二度も失敗するとは」
「申し訳ございません。 新たな名探偵プリキュアが想像以上に手強く、それに加え仮面ライダーも以前より力を増していて・・・・・・ですが、次こそは必ずマコトジュエルを手に入れてみせます!」
怪盗団ファントムのアジトにて、貴賓席に腰掛けるウソノワールの失敗を咎める言葉に対し舞台上の中央に立つニジーが申し開きながら次の機会を乞うていた。
そんなニジーの態度に対して口を開いた者がいた。
「言い訳とかダッサ〜」
「何だとッ!!」
「せっかくハンニンダーとウソノワール様が例の組織から手に入れたガイアメモリを使っておいて負けてくるなんて、マジ有り得ないんだけど」
そう言ってニジーの失態を責める様な言葉を口にするのは、紫色のオオコウモリ羽が付いた黄色のハイビスカスの飾りで髪をハーフポニーテールにしたギャル風の見た目をした女怪盗──【アゲセーヌ】がニジーの背後から姿を現した。
「ウソノワール様の為にも、今回はアゲが行くしかないっしょ! アンタは大人しくお留守番ね」
「くっ・・・好き勝手に言わせておけばッ」
ニジーとアゲセーヌの間に険悪な雰囲気が漂いだし、まさに一触即発となろうとした時だった。
「仲間内で揉め事とは関心しないな。 そんな調子でアンタらの野望が果たせるのかい?」
「「っ!? 」」
「何者だッ!!」
突如として割って入ってきた謎の声にニジーとアゲセーヌ、そしてウソノワールは警戒心を剥き出しにしながら声のした方に視線を向けると、灰色の軍服を思わせる格好をしたサングラスを掛けた男が立っていた。
「おいおい落ち着けよ。 せっかく
そう言って男は未だに警戒心の籠った眼差しを向けてくるウソノワール達に対し獰猛な笑みを浮かべながら言葉を返すのだった。
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怪盗団ファントムのアジトにサングラスを付けた謎の男が姿を現したのと同時刻、朝食を食べ終えた翔太郎とあんな達一行は事務所内の清掃を行っていた。
幸いにも翔太郎が毎日欠かさず掃除を行っていた事もあってか綺麗にする場所は殆ど無いに等しく、現在は相談室で軽い掃き掃除や棚の整理を行っている最中である。
「掃除が終わったらミルクにしようね」
「ポチ〜」
箒を手に掃き掃除を行っているあんなが言うと、それを聞いてポチタンが嬉しげな声をあげる。
「ジェット、そっちの本は右の棚の三段目のだから戻しといてくれ」
「わかった」
「ポチ〜」
「ん? どうしたポチタン
翔太郎とジェットは棚の掃除を終えて取り出していた本を元の配置に戻していると、あんなの元に居たポチタンが翔太郎の頭の上に乗り掛かってくる。
「ポチポ〜チ♪」
「なんだ、そんなに俺の頭の上が気に入ったのか? 仕方のない妖精さんだな。 掃除が終わるまで大人しくしてろよ」
そう言ってポチタンを頭に乗せたまま翔太郎はゴミを纏めた袋を手に廊下に出ると事務所の玄関が開かれる音と共にピンク色のスーツケースを手に引いたみくるが入って来た。
「来るのが遅れてごめ〜ん! 寮を出る手続きに時間が掛かっちゃって・・・・・・翔太郎さん、どうしてポチタンを頭に乗せてるんですか?」
「遅かったな、みくる。 よく分からないけどポチタンが頭に乗っかって来てな。 別に大して重くも無いから放置しているだけで・・・それより今は見ての通り事務所内の掃除をしている最中だから案内は終わってからにしてくれると助かる」
「そういう事でしたら、わたしも手伝います!」
「良いのか?」
「はい! なんたって今日から此処で住まわせて貰うんですから手伝うのは当然です」
「なら手伝って貰おうかな。 スーツケースを邪魔にならない所に置いたら窓拭きを頼めるか。 道具は窓際に置いてあるから自由に使ってくれ」
翔太郎がそう言うと、みくるは元気良く返事を返しながら邪魔にならない場所にスーツケースを置いて掃除道具を手に窓拭きに取り掛かる。
それから暫くして事務所内の清掃を済ませ使った道具の後片付けを終えたあんな達は翔太郎の案内の元、事務所内の設備がどうなってるのかを見て回る事になるのだった。
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-翔太郎side-
掃除を終えて事務所内の案内をした後、俺達はリビングへと集まっていた。
「さて事務所内の案内を一通り済ませたところで悪いけど、プリキュアになった2人に共有しておかないといけない大切な情報がある」
「大切な情報?」
「それって何ですか?」
「まず最初に名探偵プリキュアの使命が嘘を暴き止める事・・・そして怪盗団ファントムからマコトジュエルを守る事だってのは昨日の戦いでジェットが言ってるのを聞いてたから知ってるとは思うが、そもそもの話としてマコトジュエルが一体何なのかを改めて話しておこう」
そう言って俺は自分が知り得る限りのマコトジュエルの情報について話し始める。
「マコトジュエル、其れは人間の心から現れた
「マコトジュエルにそんな力が・・・」
「だけど数ヶ月前の夜、マコトジュエルを巡ってプリキュアとファントムが戦った時に色々あってマコトジュエルが粉々に砕けて、この街に・・・まことみらい市に散らばってしまったんだ」
「もしかして、わたし達が集めたマコトジュエルは!?」
「砕け散ったマコトジュエルの欠片だ」
そう告げるとあんなとみくるの2人が息を呑んだ。
「あの戦いの後、元々ここに居た名探偵プリキュアは行方を眩ませた。 ファントムの連中もここ数ヶ月の間は目立った動きを見せていなかったんだが・・・・・・後は知っての通りだ」
告げられた情報量の多さと自分達がマコトジュエルだと認識していた物が、実際には欠片の一部だと知って2人の表情が驚愕の色で染め上げられる。
「これが俺の知り得る限りのマコトジュエルの情報と、数ヶ月前に起きた戦いの概要だ」
「あの、翔太郎さん」
「どうした? あんな」
「その・・・・・・わたし達の前にいたプリキュアは何処に行ったんですか?」
「・・・」
「翔太郎さん?」
「それは俺にも分からない。 今も探しているんだが、足取りは未だに掴めていない・・・・・・とりあえず2人にはプリキュアとしてこの街に散ったマコトジュエルの欠片を探し出してファントムの連中から守ってもらう事になる。 決して楽じゃないし大変だと思う事もあるだろうが意義のある仕事だ。 期待してるぞ、名探偵」
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其れは、窓の外からキュアット探偵事務所の中の様子を伺うようにして潜んでいた。
白を基調とした金色のラインが走った"ソレ"は壁に張り付きながら事務所内の様子を・・・・・・翔太郎の事を捉え続けていた。
やがてソレは独りでに動き出し何処かへと飛んで行くと、まことみらい市に在る洋菓子店のテラス席に座る少女の元に辿り着く。
「お帰りなさい、
少女は飛んで来たソレ──【スタッグフォン】を手に載せると、装填されていた
to be continued…
良ければ感想を貰えると嬉しいです。
追記.誤字脱字が御座いましたら報告をお願いします。
以下の中から出すとしたら何の武器が良い?
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トリガーマグナム
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スカルマグナム
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メタルシャフト
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オリジナル武器