仮面ライダージョーカー&名探偵プリキュア! 作:究極の闇に焼かれた男
相も変わらぬ駄文ですが楽しんで頂けると幸いです。
「翔太郎くん、大丈夫かな?」
まことみらい市に在る某芸能事務所の控え室、そこで少女──家入しるくは鏡の前に腰掛けながら呟いた。
今から少し前、しるくは自身の所属する事務所のスタッフが失踪した事を受けて探偵業を営んでいる翔太郎に捜索の依頼を出したのだが、依頼してから暫くして妙な胸騒ぎを覚え始めていた。
「念の為に後で電話を掛けてみようかな」
そう呟いた直後、廊下側から扉をノックする音が聞こえる。
「(誰だろう?)どうぞ・・・・・・っ、あなたは!?」
誰だろうと思いつつ返事を返すと扉を開けて入って来た人物の姿を見てしるくは驚愕するのだった。
────────────────────────
CASE4:〖Jの始まり/邂逅する探偵 Part ⅱ〗
────────────────────────
ロード・ドーパントを追い、穴を潜り抜けた先に待ち受けていたものはジョーカーにとって余りにも衝撃的だった。
「まさか・・・・・・プリキュア、なのか?」
【プリキュア】──其れはキュアット探偵事務所に所属する探偵にして、"嘘で覆われた世界"を作る事を目的とした怪盗団ファントムの魔の手から【マコトジュエル】と呼ばれる人々の真実に寄り添う心が凝縮し結晶化した宝石を守る事を使命とする者の称号である。
(どういう事だ? 俺の知る限り"彼女達"以外にプリキュアが居るなんて聞いてないぞ!?)
仮面の下で動揺を隠せずにいるジョーカーだったが、目の前で警戒した様子で見詰め返してくる2人の少女が紛れも無く本物であると直感が告げていた。
「あ、あの・・・あなたは一体?」
そんな中、恐る恐るといった様子で紫を基調としたコスチュームに身を包んだプリキュアから尋ねられた事により意識を思考の海から現実へと引き戻される。
「俺は・・・」
「まさかキミが現れるなんてね、仮面ライダー」
ハードボイルダーから降りたジョーカーが問に答えようとした所、それを遮る様にして名前を呼ばれ視線を向けるとカイゼル髭を生やした巨大な怪物を側に従える様にして立つ怪盗の衣装を着込んだドミノマスクで顔の片側を覆っている青年──【ニジー】へと視線を向ける。
「何がどういう状況かは知らないが、あの方の為にも今日こそは倒させて貰うよ」
「そういうお前は性懲りも無く悪事の真っ最中か? ニジー」
「フッ、今日の僕は一味違うよ。 何故なら、この【ハンニンダー】が居るんだからね!」
「ハンニンダーって・・・・・・お前ら、ま〜た変な発明を持って来たのか? とりあえずドーパントと纏めて倒させて貰う。 そこのプリキュア、一先ず話は後にして奴等を倒すぞ!」
「「っ、はい!」」
ジョーカーの言葉に2人のプリキュア──【キュアアンサー】と【キュアミスティック】は慌てて返事を返した。
対峙する両者は各々の相手を定めると自然と構えを取る。
「オ前ハ俺ノ獲物ダ、仮面ライダー!」
「良いぜ、相手になってやるよ」
獲物を狙う獣の如し眼差しで睨み付けるロード・ドーパントと、独特なファイティングポーズを取るジョーカー。
「そうなると僕の相手はキミ達か」
「絶対にまりさんのティアラを取り戻してみせる!」
「うん、絶対に取り戻そう」
ハンニンダーを従え自身の相手となるプリキュアを見据えるニジーと、奪われた物を取り戻すという強い想いを胸に立ち向かおうとするアンサーとミスティック。
両者の間を強い風が通り抜けた次の瞬間、
「グルルルッ、ウォオオオオオオオオッ!!」
「さぁ、行こうか!」
「行け、ハンニンダー!」
「「はぁああああっ!!」」
ロード・ドーパントの咆哮を合図に戦いの火蓋が切って落とされた。
地面を蹴って駆け出したジョーカーの振るう右拳と高熱を纏ったロード・ドーパントの拳がぶつかり合い、周囲に熱波と共に衝撃が走る。 拳と拳による激しい競り合いとなるもジョーカーの拳が徐々にロード・ドーパントを押し始め、遂には大きく後退させる。
ニジーの指示を受けて猛進を仕掛けるハンニンダーに対し、アンサーとミスティックは空高く跳躍して躱すと降下と共に息の揃った攻撃を繰り出し圧倒的なまでの体格差があるにも関わらずハンニンダーの巨体を吹き飛ばす。
「これで終わらせる」
【JOKER MAXIMUMDRIVE!!】
ロストドライバーからジョーカーメモリを引き抜き、マキシマムスロットへと装填し下部のボタンを押すとジョーカーの右腕に最大限まで増幅されたメモリのエネルギーが収束し始める。
「グッ・・・終ワルノハ、オ前の方ダーッ!!」
「ライダーパンチ!」
そう叫ぶロード・ドーパントは左腕に車輪状のエネルギー体を形成し纏わせるとジョーカー目掛け飛び掛かった。 対するジョーカーは静かに構え、そして掛け声と共に右ストレートを放つ。
ロード・ドーパントの左拳はジョーカーの顔面を横切り、そしてジョーカーの放ったライダーパンチはロード・ドーパントの顔面へと突き刺さった。
顔面にライダーパンチの直撃を受けたロード・ドーパントは動きを静止させ、そして次の瞬間には断末魔の叫びとともに爆散して黒煙が立ち昇る。
「決めよう、ミスティック!」
「はい!」
アンサーの声にミスティックが返事を返すと、2人は懐から懐中時計に似たアイテム──【ジュエルキュアウォッチ】を取り出し長身を11時に合わせ身を屈めた。
「「これが私達のアンサーだ!!」」
掛け声と共に地面を抉る勢いで強く踏み込みながら飛び出したアンサーとミスティックは光に包まれ加速、一筋の光となってハンニンダーを貫いて行く。
「「キュアット解決!!」」
一筋の光となってハンニンダー貫いた2人が地面に降り立つと同時に柱の如し浄化の光がハンニンダーを呑み込み消滅させると素材にされていた花嫁のティアラとマコトジュエル──その"欠片"へと戻っていく。
「くっ・・・・・・流石は仮面ライダー、それに加えて新たなプリキュアまで現れるなんて。 今回は幕を下ろすとしよう」
ロード・ドーパントが敗れ、ハンニンダーまでもが浄化されたと見るや懐から緑色の玉を取り出すと地面に叩き付ける。 すると煙が濛々と立ち込め、煙幕が晴れる頃にはニジーの姿は既に無かった。
「(これで一段落か)・・・・・・ん?」
戦闘が終わった所で一息吐こうとしたジョーカーだったが、ふと爆散し黒煙を立ち昇らせたロード・ドーパントの方へと視線を向ける。
「(可笑しい? ドーパントは倒した筈なのに、肝心のメモリを使用していたであろう人間の気配がしない)・・・・・・なっ!?」
奇妙な違和感を覚えた翔太郎は黒煙をジッと見つめていると、風が吹き黒煙を晴らした先には予想だにしなかった光景が映った。
「(嘘だろっ、確かに倒した手応えはあった筈なのに・・・)何がどうなってやがる!?」
黒煙が晴れた先、そこには粉々に砕け散ったメモリの破片"だけ"しか無く肝心のメモリを使用していたであろう人間の姿が無かった。 其れはまるで最初から"中身など存在しなかった"と言わんばかりに。
to be continued・・
誤字脱字が御座いましたら報告をお願いします。
それとコメントもお待ちしております。
メインヒロインは誰が良いですか?
-
明智あんな/キュアアンサー
-
小林みくる/キュアミスティック
-
森亜るるか/アルカナ・シャドウ
-
???/キュアエクレール