義理の妹に金をやる親父。パパ活かな?(←違っ
……税務署が悪いんじゃない。国が悪いんや。
※政治批判や特定の政党等を批判するつもりはありません。ただなんでも税金取ってくのどうかしてくれねーかな。
何故コギャル、いやエーコが俺の部屋でポテチ食ってコーラを飲んでたのか最初わからんかったが、エーコの話を聞いてやっとわかった。なんかウチのお袋が親父と一緒に朝早くから出かけていって朝ご飯が無かったらしい。
そういえば昨晩、そんな話を聞いていたような気もするがどうでもいいと思ってあんましよく聞いてなかった。なのでまったく覚えていない。
「おばさんが、ぜーはー、朝寝坊して、ぜーはー、ご飯作り置き、ぜーはー、出来なかったって、ぜーはー」
ぜーはーぜーはー。
何でコイツは息を切らしてんだろな。おかしな奴。
「オッサンのせいでしょ、あんたの!」
「ふーむ、あれしきで息を切らせるとは。おぬし修行が足らんのう。まだ若いというのに」
はっはっはっは!と爽やかに笑いながら俺は平然と言ってやった。べしっとシバかれた。痛い。
「で、おばさんが『あのアホ起こして作らせたらいいわ』って!あと『昼ご飯も作らせるか奢らせなさい』って言ったから起こしに行ったけど起きないし!」
なるほど、つまり俺が起きなかったから朝飯食えず、お腹が空いたから俺の部屋のポテチ食ってコーラ飲んでたと。うん、理解した。
しかしそんなひもじい事になっとったとは。飯を作って行かないとかお袋め。なんて可哀想な事を!(俺が起きなかったせいだけど)。
「で、親父達はどこ行ったんだ?」
「駅前のおじさんの土地に新しく出来たショッピングモール。オープンセレモニーに呼ばれたとか言ってた」
なお、コギャルは親父の事をおじさん、お袋の事をおばさんと呼ぶ。そして姉貴はおねぇさん。なのに俺はオッサン呼ばわりである。いや姉貴より俺のが若いんだからそこはお兄さんではないのか?と理不尽だと思う。
思うんだが、ほぼ初対面の頃を考えるとまだオッサンはかなりマシになったとも言える。
なんせ最初が『儀一さん』とか呼んできてめちゃくちゃ距離感が遠かった。実際、俺を怖がって近寄ってくれなかったのだ。まるでノラの猫が一定の距離を保って人に近づかないような、ああその距離が俺と君との心の距離なんだね?とかそんな感じか。
……どっちかって言うとコイツは猫っていうよりも小型の座敷犬のその子犬って感じなんだが。
その心の距離を例えるならば那覇から札幌間の距離だろうか。その距離では心を触れ合う事すら出来ない。
今はある程度改善され広島と大阪くらいに縮まった感じだろうか。
いや、まだまだ遠いじゃないかと思われるかも知れないがだって奴ら遠いくせにお好み焼きごときで喧嘩しやがるんだぞ。沖縄と北海道は気候や風土が違い過ぎてお互い理解しにくく争うことも無いが、大阪と広島は争うのだ、近いだろ?
近しくなければ喧嘩も起こらない。……なお俺はどっちも苦手だ。なんか方言っていうか訛りが怖いからな。近寄り難いんだよな、広島も大阪も。
それはともかく俺と義妹の今の距離はそんな感じだと思う。
だがしかしまだ距離は詰められると思う。具体的にはキノコタケノコ戦争の距離までもう少しって感じだ。根深く仲良く戦争する……つうか戦争してどうする。切り株の立場とアルフォートの立場も考えねばならんかな。でも俺は甘いチョコ菓子よりおっ○っとのが好きだ。薄塩味の甘くない駄菓子が好きなんだ。
……もっとも置いておくと大抵の場合義妹に食われるけどな。とはいえ餌付けしてる感があってそれはそれでいい。たんとお兄さんのお菓子をお上がりぃぃ?
いや、話がそれた。
しかし、ふむ。
そういやこっちに帰って来たときに駅前でなんかデカい工事やってんなーとは思ってたが、あれショッピングモールになんのか。つうかあれ親父の土地だったのか。知らんかった。
親父はここら一帯の大地主である。とはいえ土地持ってても地方都市故に大都会の地主のような大富豪クラスな金持ちでは無く、……って、どうも高級ホテルで働いていた時の感覚で物を考えてしまうな。つか都会の地主の金持ちさ加減はメチャクチャだったしな。
ま、普通レベルから言えば結構な金持ちではあるか。
……まぁ、俺の金じゃ無いのでどうでもいい。つうか親父の持ちもんなんぞ興味も無いし考えるだけ面倒だし、アテにするつもりも無い。俺は俺が稼いで持っている金しか頼りにしない男なのだ。だって本当に面倒クセーんだもの。
「つうことは親父またガッポリ稼ぎやんなぁ。……ふむ、エーコ。お前親父にねだったら小遣い増えんじゃね?」
俺がそういうとコギャルは慌てて、
「今のままで充分だよ!それでなくても養って貰ってんのにそんなのダメだよ!」
と首をブンブン勢いよく横に振りつつ言った。よく目ぇ回さんもんだ。いや、首の振りすぎでちょっとふらついた。おもれー奴。
「ふむ?そこまで遠慮するこたないだろ?お前の年頃なら欲しいもんとかいろいろあるだろうに。親父に貰いにくかったら俺がやろうか?」
壁のハンガーにかけてるジャケットに手を伸ばし、笑顔で内ポケットの財布を出す。笑顔なのは甘やかしたいからだ。うわ、俺初めて義妹に小遣いやれるんだ~とか思ってると、
「余計にいらないよ!」
「ガーン!」
とか拒否された。し、ショックや……。まだ距離が詰めれていないのか。そうか、まだ大阪広島の距離では小遣いすら拒否されるんだねお兄さんめっさ悲しい。つか妹に小遣いやるとかちょっとやってみたかったのに。
「そこまで拒否するか。お兄さま悲しい」
そう言う俺にコギャルは慌てたように両の手を前に出してふるふるとふりつつ、
「気持ちは嬉しいけどお小遣いとかこれ以上いらない!」
とか絵文字で、(>_<) こんな顔をしつつ言った。
「ん?これ以上?」
なんか様子がおかしい。
俺がはてな?と思ってるとコギャルの顔になんかマンガみたいな暗い影がかかった。
「……おじさん、私が朝学校に行こうとすると玄関で『小遣いは足りてるか?何かあったらいかんから財布に入れときなさい。すぐに使わなくてもいいんだ。お守り代わりだ』ってお札渡して来る。断っても強引に手に握らせてくるの。雨が降った時なんか、タクシー呼ぼうとするし、帰りもタクシーで帰って来いってお金渡してくるの……」
いや、どんなけ過保護になってんだよ親父。そりゃやりすぎだ。
聞けば親父がやたら札を渡すものだからコギャルの財布に札が溢れかえり、どうしようもなくなって今はそれらを大きめの長封筒に入れて部屋の机の鍵の架かる引き出しにしまっているらしい。
「タンス貯金ならぬ机の引き出し貯金か。そりゃあちょっとやりすぎだが、親父もお前ん事をいろいろ心配してるんだろ」
まぁ、財布の中に入りきらんほどの小遣いとかそりゃあ焦るだろうな。俺もレストランで役職持ちになったときの給料とか手渡しで渡された時はめっさ焦ったものだ。白い長封筒がパンパンで落としたりしないかとかスリに狙われないかとか家に帰るまでビクビクしてたからな。
「大きい封筒が、すぐパンパンになって、どんどん増えてんの……。今、20個目。全部で一体幾らになってんのかもわかんない。怖くて数えらんないし今入れてる引き出し開けるのも怖い……。断っても理由話してもおじさん止めてくんないの」
大きな封筒というのはおそらく事務業界で言うところの長型3号封筒だとおもわれる。それがパンパンになるってことは俺の経験からすると約100万円くらいだ。まぁ、世の中にはもっと入る封筒なんてものもあるがコンビニとか文房具店などコギャルが行くような所にはまず売ってない。
一冊が少なく数えても万札が100でそれが20で100×20。つまり約2000万円はあるという計算になる。
ちょっとまて。
んな金額、この田舎じゃちょっと市街地から離れるが駅まで車で15分~20分圏内で程度のいい中古の家が土地付きで買えるくらいの金額だ。つか税務署に知られればマジ問答無用で贈与と見なされ税金の督促が来る。それも確実にだ。
なにその脱税プチ遺産相続!つうかアホかぁあぁっ!
「何やってんだ親父ぃぃ……!!」
思わず叫んでしまうが、だが分かりたくもない親父の気持ちもわかってしまうので余計にムカつくも仕方ない気もするがコギャルの気持ちのが優先順位は遥かに上なので常識的な感性の方を主としておく。
俺も小遣いやってワタワタする義妹の様子を直に見てほっこりしたい。いやいやいや、そんなんじゃない。
おそらく親父は養い親としてというか父親としての威厳とかそういうのを養娘であるエーコに示したかったんだろうと推測する。完全なる自己満足の行為だ。
そんなけの金を最近高校に上がったばっかの少女に渡すとかアホなんでは無かろうか。
つか脅えさせてどうすんだ、バカ親父め。
俺はぷるぷる震えるコギャル……ってかコイツ、小動物みたいになっとるな……エーコの両肩を軽く両手で支えるようにして優しく諭すように言ってやった。
「……エーコ。とりあえず、そのお金はなんかあったときの為に貯めとけ。親父もやり過ぎだとは思うが金は金だ。大人んなったとき、なにかやりたいことが出来たときの為にとっとくんだ」
「……」
コギャルは本当にそれでいいのかって顔をしているが、普段ふざけている俺が真面目な表情と口調で話しているので神妙に話を聞く姿勢を見せた。
俺も金の話は流石に茶化したりはしない。真剣に話すべき類の話なのだ。
「大きな金は怖い。それはわかる。見るのも怖い。何に使っていいかわからなくて怖い。盗られるのも怖い。それはよくわかる。だが人生の中で大きなお金が必要になる時がいつかくるからな。何に使うかわからないなら今は無理に使わなくていい。あと人には絶対にその金の事は話すな。いいな?」
「う、うん」
こくり、と小さくコギャルは頷いた。うむ、と俺も頷きかえす。あと話さなければならないことと言えば、親父の御し方ってかお袋の使い方だろう。
対親父特効兵器・お袋。
「もし、親父が頻繁に金を渡して来るのが迷惑ならお袋にチクれ。少しの間はお袋が睨み利かせてくれるから止まるだろう」
「め、迷惑じゃないけど。困る。うんおばさんに言えば良い?」
「その通りだ。お袋をうまく使え。伊達に親父と長年夫婦をやってきたわけじゃない。……ただ、お袋の睨みは持続しない。のほほんとした性格ですぐにお花畑モードになるからな。だからほとぼり冷まして親父がまた金を渡し始めたら、またお袋にチクるんだ」
「……お花畑て。まぁ、わかる気はするけど、わかった。おばさんに相談してみる」
うむ、これで対処法はわかっただろう。この世で親父を止めることが出来る人間はお袋だけだ。なんせ親父は若いときにお袋に惚れて土下座までして嫁に来てもらったとか親父の友人である弁護士のオッサンが言っていたし、この田舎じゃ有名な話だ。それに実際、親父はお袋に頭が上がらないのは確かだからな。
とはいえまぁ、親父は懲りる事を知らない性格だから完璧には止まらないだろうが、まずマシにはなるだろう。多分。
……とはいえ親父も考えなしでは無い。こと金に関することには。おそらくは孤児となって身寄りも後ろ盾も無いこの子がこの先ちゃんと生きていけるようにするために、そういう形で誰にもバレないように生前贈与(脱税)してたんじゃ無いだろうか。
もしそうなら親バカっていうよりただのバカ過ぎだし、前言撤回。考え無しも良いところだ。
「……あと忠告しておくが、そんだけの金を一発で銀行とかに預金するとものすごい確率で税務所から電話がかかって税金払えとか言ってくる場合があるから気をつけろ。そしてかかってきてもビクついて即支払いを了承するな。奴らは高校生のバイト代からでも税金を取って行くロクでもねぇハイエナみたいな野郎共だ。つうか老若男女関係なく俺達国民をパチンコの回収台かなんかみたいに思ってやがんだ、気をつけろ」
「え、ええぇ……?」
泥棒よりも空き巣狙いよりも何かと理由つけて税金をふんだくろうとする国のがよほど大罪を犯していると俺ぁ思うね。
「もし、税務署に嗅ぎつけられた時、そん時は親父か俺に相談しろ。まぁ、親父なら大学資金とかなんとか言って誤魔化すだろう。つか銀行に預けない方がよほど安心まである。今は利息とかクソだからな」
「……オッサン、税務署とか銀行とかと何かあったの?めっさ恨みこもってたんだけど」
「国民、それも一般市民、庶民を代弁して言うがな、奴らはとにかく金に飢えたハイエナなんだ。俺なんぞ離婚した元嫁からの損害賠償及び弁償金からも税金取って行きやがったんだぞ。損害賠償だぞ?俺の婚前の通帳から盗まれた金とかそれらの損害を取り戻しただけなのに税金払えとかわけわかんねぇだろ!さらに退職金からもガッポリ持って行くわ、家売った金やらなんやら、いろんなとこから税金取って行きやがったんだチクショーメェ!!だいっきらいだ!!」
あと銀行はな、多分宝くじ当たったのを変な団体とかにリークしやがった疑いがある。奴らは否定しやがったが、んなもん信じられるか!
「えっと、税金をたくさん取られたのはわかったけど……って離婚ってオッサン結婚してたの?!」
え?あれ?言ってなかったっけか?なんかめちゃびっくりされとるんだが。つかすげードングリ眼だのう。
「いや、チミ(君)、なんで一番にそこで驚いたような反応してんの?つか知らんかったんか?」
「知らなかった!というかおねーさんが、『外で散々長いことプラプラしてたのやなんでいきなり帰って来たのかしら?』とか言ってた」
おい、姉貴ぃぃぃ!!つうか弟への風評被害酷すぎ問題について。
「姉貴にもしっかり事情は伝えてたはずなんだが。つうか親父達も知ってるはずだぞ。あと俺はプラプラなんぞしてねぇ。一流ホテルの三ツ星レストランで副料理長しとったんだからな」
えっへん、と胸を張ってみせる。
「一流ホテルの三ツ星レストラン?!」
「そう、その副料理長だ。……レストラン、ホテルごと潰れたけどな」
なお、潰れた→×。ぶっ潰した→○。なのだがそれは黙っておこう。
「えっと、離婚して無職……。オッサン、なんていうか、大変だったんだね」
うわ、めっさ同情の眼差し。いやなにその目。
「……ただの帰省ニートだと思ってた。ごめん。だから帰って来てからずっとほとんど外に出ないで部屋に引きこもってたんだね。悲しかったね、つらかったね」
これはいかん、と俺は思った。
この子、なんか間違った方向の同情しとるぞなもし?!むぅ、両親に幼い頃に先立たれて辛い思いをした子に俺のお気楽離婚ムーヴを同情されるとか、大人としてこれはあかん。ダメダメだ。
「あー、エーコや。俺は単に失業手当てを当分ゲット出来る身分だから毎日が日曜日生活を満喫しとっただけで単なる働きたくない怠けなのじゃ。あと離婚も元妻が不倫したのをラッキー!これでアイツの有責で別れられるぜ、慰謝料ゲットぉ!ってノリだったし、ホテルもレストランも元妻の不倫相手の成金新オーナーのせいで名前に傷が付き放題で潰れるべく潰れるところを特大の不祥事暴露っつー爆弾を投げつけて旧職員のみんなでぶっ潰したのじゃよ。つまり、俺大勝利な気分で故郷に大手を振って帰還したっつーわけよ。そんなに悲しい事とかなんも無かったんだ。税金をドカッと取られた以外はな。わっはっはっは」
まぁ、これが俺の偽らざる本心である。
元妻を愛していたか?と問われれば俺の愛した妻はこの世からいなくなった、もしくは最初からいなかったのだと答えよう。
業界の闇に自ら望んでどっぷりと浸かり、肩まで数えて百もすれば救いようの無い欲の亡者の出来上がりだ。売れない役者の卵は孵化するまえに腐ったピータンになり、その割れた殻から出て来たものはクソな廃棄物な三流の女優だった。
汚い世界で、汚い事を裏でさんざんやればテレビに出られる?ああ、若い頃はそれでも稼げたろうさ。実際そうだったんだから。夢を叶えた?いいや。夢を捨てたから一時の名声を得ようとして天ではなく底なし沼にうつる星を取りに行って堕ちてハマって沈んでった。アイツはもう二度と浮かび上がることは無いだろう。
哀れみも何も無い。俺が愛したのは人であって肥溜めのウジ虫なんかじゃない。なんの感情も湧かないのは愛のベクトルが無関心へと変わったからだ。
後悔してんのかって?それは無駄な時間を無駄に使った事に対してだけだ。だが後始末に関しては大いに満足している。俺は二度とアイツの尻拭いをしなくてもいいんだからな。
「ま、業界へのほとぼりが冷めるまで目立つような事は出来ないからこっちに帰ってきただけだ。気にすんな」
ワシっとコギャルの髪を軽くワシる。ワシワシ。
「……腹減ったな。よし、欠食児童にこの三ツ星レストランのシェフ様がランチを作ってやろうではないか。ほーれ、義妹よ、お兄さまの後について来るが良い。けっけっけっけ」
「むぅ、頭触んなぁ!」
俺はベッドの横に置いた自分のボストンバッグのジッパーを開けた。中には俺の仕事道具が入っており、その中から木製の箱を取り出し、それを手に持った。
箱の中身はキッチンナイフ各種だ。まぁ、他の料理道具はお袋が使ってんのを使おう。
・飯作る回だったはずなのに前置きが長くなってしまった。
・主人公スペック:フレンチシェフ(元副料理長)。フレンチシェフなのにイタリアンも好き。割と高級取りだった。テレビのグルメ番組とかバラエティに割と出ていた時期がある。善人か悪人かで言えば悪人側の実力者だけどまだ話が分かるタイプ。存外世話好きである。なお、義妹のエーコを甘やかそうとするのは優しさだけでなくいぢると反応が面白いから。
・元妻スペック:元女優。儀一との結婚当初はほぼ無名の売れない役者だったが、当時テレビの料理番組などに儀一が出ていた時に知り合い結婚。儀一のコネでテレビドラマなどに出演したりして有名になっていったが、業界の闇にどんどんハマって行き才能を腐らせた上に破滅した。現在、刑務所に収監中。善か悪かでいえば悪に染まった端悪。
・義妹:高一。成績・上の中。運動・中の中。部活・帰宅部。友達・三人。
性格・元々は元気で明るかったが南部の本家に引き取られてからは少し萎縮気味の遠慮がちな性格になってしまった。まだ南部本家の濃い面々の非常識さに慣れていない。ある程度打ち解けているのは南部本家の長女(儀一の姉)であるが、本音を出せているのは儀一である……主にツッコミ。善か悪かで言えば小動物。