※この物語に登場する人物に特に実在のモデルは存在しません。
世の中には動画配信者という連中がいる。
鴎縞水産社長で動画サイトを自社のPRの場として活用しているという、小早川健一氏はネットでの動画投稿サイトは様々なビジネスの新たなフロンティアだ……とか云々言う。ここに集まっている連中も大なり小なり何かしらの目的があってそのような活動をしているのだろうが、正直なところ俺はそういうものには興味無い。
いや、自分の仕事に貪欲なのはわかる。この不景気な時代、自社の知名度を向上させて顧客を得よう、もっと仕事の幅を広げよう、地元をもっと盛り立てよう、その必死で真摯なその活動を否定するつもりはない。
昔、俺がやっていたテレビ出演。それと何も変わらないし気持ちはわかるからだ。テレビが動画配信サイトに変わっただけ……いや、違う部分も多い?んなもん俺に言ってもよくわからん。
ただ、俺はメディア関連の連中との繋がりなんぞもう持ちたくもない。
そりゃあ昔は仕事に必要だったからいろいろと調べたり知り合いになったりと貪欲になっていた。だがテレビに出るためじゃない。ホテルとレストランの知名度を向上して客を呼び込むためだ。
有名俳優の誰某がレストランで飯を食っていった、大物歌手がレストランのパフェを好物としている、女優の某がホテルでリフレッシュ休暇を堪能した。
そういう実績のためにコネを作って、笑顔で下らん連中に媚びを売って、それでもホテルとレストランの仲間のために宣伝する。
ああ、ホント詰まらん仕事だった。下らん道化だった。
で、これだ。
視聴者数?登録者数?トレンドにバズる?全く以て面白くない。リズルダズルバズルダズルドゥビドゥバシャバッバー。マズルに覗かれてスキャットでも唱えて踊ってろ。ダニーハニーイェイ。脳天一発食らわせろ(謎)。
……まったく人の気も知らずに。
「あら、相変わらずカメラの外じゃ不景気そうな顔をしてるのね。愛想笑いは売り物、だったかしら?」
「……いいや?売り物なうちは売っとくのが媚び。愛想笑いと握手はタダ。人を怒らせても一円の徳も無い。商売の鉄則だ。吾妻さん」
俺はへの字に曲げた自分の口と引きつらせた頬を瞬時に笑みへと変えると、話しかけてきたかつての知り合いに営業スマイルをかませた。自分の両手の指で両の頬を指差しつつ。
吾妻さん、いや『吾妻町子』(31歳)は日本の誰もがその名を知っている大物歌手である。代表曲も大抵の人がしっているし、なんなら子供に人気のアニメの主題歌も歌っていて子供達にも人気だった。
デビューする前から動画投稿サイトに発表したオリジナル曲が瞬く間に若者達の間で大ヒット。17歳で大手芸能事務所に入った時からその後も出した曲全てがオリコン入り。日本どころか全米、EUでドッカンドッカンとヒットを飛ばし今もなお様々な分野で影響力を持つスーパーアーティストである。
飄々としてどんな大物相手に対しても臆することも怯むこともなく自然体。マスコミが何をしようが、だから?なに?でスルーする。むしろアンタッチャブル。彼女を叩けば全世界の大衆がソイツを叩くほどのアンビリーバブルなカリスマ女だ。
……そのカリスマ性を恐れて某国は彼女の音楽を自国で流すのを禁止したりシャットアウトしたりしたそうだが、本当かどうかなんぞ俺は知らない。
ただ本人は歌いたいから曲を作って、聞かせたいから歌っただけ。そんなシンプルな理由で活動していた、それだけ。ヒットしようが売れようがどうでもよくて、頭の中はとっくに次なにしようか、で溢れている。他はあんまし考えて無かったのだ。
『それだけ。』で何もかもやっちまう天才。そして『それだけ。』で何もかもぶっ壊す天災。
それが吾妻町子という人間に対する俺の認識である。というかそんなんがなんでこの地方の動画配信者達、その有象無象に混ざってここにいるのか全くわからん。むにょーん(変顔をしつつ)。
「儀一っちゃん、それキモい。というかあらゆる方面の人達を怒らせて敵を作りまくった人の言う言葉じゃないね、それ」
この人は俺を儀一っちゃんと呼ぶ。というかそんな呼び名は彼女くらいで、俺は他の連中には姓で呼ぶように言っていた。
別に彼女が特別なのでは無い。何度言っても治らないのだ。まるでプログラムの根幹にずっと居座るバグのようなものだ、と彼女の昔からの相方……楽器の出来ない彼女の頭の中の曲をパソコンとかで大まかに組み立ててる人……が言っていた。感覚性の天才にありがちなバグだと。
「なぁに、もう愛想も売る必要が無くなったのでね。というか俺を先に怒らせたのは彼らで、それをとやかく言われたくも無い。巻き添え食らった奴らはご愁傷様。というか連中は痛い目を見てもまだ学ばないアホなのか?……アホっぽいけど」
「まぁ、アホだね。……つか、そろそろその変顔やめない?ぷふっ」
作り笑顔から頬を引っ張ってさらにむにょーん。笑ったから俺の勝ち。
顔から手を放し普通に笑ってみせる。
「まぁ変顔は売り物なので百円。……いや、本当に出そうとすんな。冗談だ」
ポケットから小銭を出そうとするフリをする吾妻を止める。まぁ、本当にお金を出しはしない。これは彼女とこうして話すときに定番の、まぁ、ジョークの掛け合いなのだ……って、
「いや、マジで百円出してたよこの人」
おいおい出すんかい。
「え?出しちゃダメだった?」
裏表無く言いたいことを言うのは彼女なりの友好の証のようなものだろう。
この世に生きていれば裏が無い人間などいない。それは苦しまない人間などこの世にいないのと同様に、だ。ただ彼女の裏の顔は表の顔とさほど変わらない。
裏は有っても嘘は無い。誠実と言うのとは少し違う気がするが、表の顔がチタンなら裏の顔のは重いチタンとセラミックの複合装甲だ。つまりしぶとい。あとあざとい。あー、何が言いたいんだっけか。
ああ、そうだ。変な奴なのだ。
駅前の立ち食いで、天ぷらソバの海老天が衣詐欺の海老本体が小さい奴を妙に好むような奴で、ブログに今日の衣詐欺天!とか画像付きで上げようとしかけて周りからめちゃくちゃ止められるような奴が変な奴でないわけはない。
あと、俺が番組で出したホワイトシチューがやたらと気に入ってレストランに来て、メニューになかったのに特別注文して食って行きやがるような奴でもある。そんときも海老を入れてくれとか言ってたので多分、海老が入ってたら大抵のものに納得する気がする。
「で、無敵の若手大物歌手のあなたが何故こんな田舎の地方都市に?なにか琴線にでも触れる事でもあったのかね?」
「え?報道とか見てないの?」
「いや全く。テレビもネットも無縁のニート生活してたからのぅ。慰謝料その他もたんまりで生活に困らないし。税金もたんまり取られたけどな」
「ニート、ニート、働けニートぉ!」
いや、懐いなそれ。えーりんだっけな、東方の。
「まぁ、いいわ。私、ちょっとテレビを見限って芸能界を引退したの。で、元のネットに戻ったってわけ。んでひょんな事でこっちに知り合いが出来て、誘われて私もここの県民んなったの」
「引退。なるほど。つまりアナタもニート!県民ニート、おおナカーマ!」
「いや、趣味と実益を兼ねてこういうお仕事を始めたのよ。働いてるから私の勝ち。たまちん、あたしの名刺ー」
吾妻さんの隣にいつの間にか居た女性、通称『たまちん』が、
「お久しぶりですねー」
なんぞと苦笑しつつ俺にすっと二枚の名刺を差し出して来た。つうか存在感が相変わらず薄い。いや、吾妻さんの強烈なカリスマで隠れてしまっているのだろうか。
「ええ、お久しぶり。『忍法・吾妻隠れ』お見事!」
「あはははは、まぁ、目立ちたく無いのでコイツを盾にして隠れてんのが丁度良いんですよ。いやー、最高の隠れ蓑ですわ」
このたまちんは先ほど言った吾妻さんの相方で本名は不明である。二枚の名刺の一枚に『瑪瑙環(めのう・たまき)』と書かれてあるが、前の芸名はたしか『虎目環(とらめ・たまき)』だった。彼女はコロコロと芸名をすぐに変えるのだが、『環』というのは変わらない。あと横にデッカく(芸名!)とあるがそこも変わらない。
……環で、たまちんなのだろうが女性の愛称としてそれはどうなんだと思わなく無いが、おそらく俺の『儀一っちゃん』同様のバグなので治らんのだろう。
なお『忍法吾妻隠れ』とはこの環さん命名で、吾妻さんと一緒にいたら自分が全く目立たずにいられることかららしい。本人曰わく『コミュ障であんまし目立ちたくない』らしい。よく見れば美人さんなのに勿体ない。メガネもチャーミングだし、髪の毛も艶々してて身嗜みとか完璧といっていいのに。
さてと名刺のもう一枚に目を通して思わず、ハァ?となった。
「……吾妻芸能プロダクション?独立したのか?」
「そう。活動の場をテレビじゃなくて動画サイトに戻そうとしたら、アホ共がうるさくて。あとは他の動画配信者達の活動支援ね。Y○uTu○erの子達のマネジメント業務とかそういうのを……まぁ、あたしじゃなくてたまちんがやってる」
……まぁ、コイツにはマネジメントとか出来ない。才能と能力の全てが歌と曲の人間で、なんなら着る服もなにもかも、いい加減。環さんが同居してありとあらゆる身の回りをやってくれてなんとか普通に生きられているとかなんとか。つか、コイツの世話をやりながらマネジメント業務をやるとかブラックが過ぎるだろ。
「はぁ、そういうのもあるのか。というか動画配信者ってのは個人で勝手にやってるもんだと思ってたけど事務所とか所属してやってんのか。知らんかった」
「ま、金の匂いに敏感な連中が早くから群がって才能のある人間を食い散らかして金だけ取ってくって意味では芸能界よりアングラかもね。あたしは煩わされたく無いからたまちんに事務所作らせた。なお所属タレントはあたしとたまちんと、あとおかーちゃん、あとはたまちんが集めた人達、かな」
「……おかーちゃん?」
母親をタレントにしてんのか?と思ったらなんか向こうから着物を着た見覚えのある人がこっちに来た。
「おかーちゃん、やっと来た。こっちこっち」
「はいはい町ちゃん。白星さんとこの子達と打ち合わせしてたらちょっと遅くなっちゃったわ」
それは、数年前に芸能活動の無期限自粛を宣言してテレビ業界から消えた大物歌手にして女優の『明星なつき』だった。
たしか、大物俳優の旦那が愛人囲ってて借金やらなんやらやたら増やして、キレたなつきさんが離婚して、とかなんとか。
まぁ、グルメ番組とか料理番組とかで撮影をご一緒した事もある、知り合い芸能人の一人ではある。レストランにも結構、来てくれたりしてた上得意様でもある。
「……おかーちゃん?」
二度目だが俺は吾妻さんに聞いた。
「うん、芸能界のおかーちゃん。ビッグママ。……あと内緒だけど実母(ボソッ)」
「こそっとヤベェ情報入れてくんな。あと口でボソッとか言うな」
つうことは大物俳優のアレが父親なんかコイツ。
「大丈夫、儀一っちゃんだから」
謎の信頼。いやそんなんいらんから。
「トラブルは俺の仕事じゃねぇ。そういう信頼はノーセンキューだ」
「料理人だしねー。つか、私海老天食べたい」
「いきなり何を言いだすかな。つうかフレンチシェフに言うことじゃねぇぞ」
「めっさ衣デカい奴。海老が一、衣が五くらいの詐欺みたいな奴。うどん付きで」
「いや、それは海老天うどんなんよ。あとフレンチシェフは海老天うどん作らんのよ。つか何をリクエストしやがんだお前は」
と、雪駄をパタパタさせつつこっちにきた明星なつきさんが、
「あらー?南部さんじゃなーい。え?海老天うどん?あ、それなら私、天ざる蕎麦を食べたいかしらー?あとお銚子もつけてー?お茄子とお芋と蓮根もー」
とさらなる無茶ぶりをかましてきた。フレンチシェフになんつう事を。
「いや、明星さんも何をおっしゃるかな。何度も言いますがフレンチシェフですよ俺!つかうどんも蕎麦もござんせんからっ!」
「まぁ、冗談だけど」
「あら、冗談なの?私てっきり南部さんが定食屋さんとか始めたのかと思っちゃった。番組とかで和風の料理とかもいろいろ出してたからそういうのもありかなーって。ああ、でもウニとアンキモ豆腐のテリーヌのポン酢醤油ソース掛けとかおいしかったなぁ」
いや、それ『ジャポネ・カイセキ・フレンチ』な?日本の懐石料理をインスパイアした奴!なんでそれで定食屋なんだよ、おかしいだろ?!
「え?そんなん作ってたの?めちゃ高級じゃん。つかおかーちゃんうらやましー!つか儀一っちゃん今日作って!めちゃ食いたい!」
……ああ、二人揃ったらよーくわかった。この二人、性格そっくりだわ。
だが残念。今は梅雨なのだ。あれ?もうあけたっけな?だがなんにしてもどっちも出来ない。
「……アンキモの旬はとっくに終わってる。あん時は丁度旬でしたから作りましたけど、今は無理!だって無いんだもーん!はっはっはーだ!」
俺は胸の前で腕をバッテンにして首を振った。
「鯛のカルパッチョ風タレ塩バジルのお刺身も?」
つうかカルパッチョはイタリアンで、それをお出しした時は料理のネタがなくてめちゃくちゃ困ってたんだ!つうか各方面、特に師匠から
『お前はフレンチシェフなのか?イタリアンに鞍替えしたんか?ああん?』
とか睨まれて叱られ、めちゃツッコミが来た問題作だったんだよ、それ!
「鯛も旬を過ぎてます。麦藁鯛んなってますからムニエルですかね。刺身だとちょっと……」
俺がそういうと、なんかカメラを担いだ女性とそして先ほど俺に名刺を渡してきた鴎縞水産の社長『小早川健一』が、どたたたたた!と発泡スチロールの箱を持ってこっちに突進する勢いでやってきた。
「はーなーしは聞いた、ずぇぇーっと!」
うわ、ウザい。
なんでこの人、Y○uTu○erモードだとこんなに残念な人になるんだろな。
「はーっはっはっ、アンキモが無い?鯛が麦藁鯛?いいや、まだ諦めるのは早いぜ。ウチの会社の冷凍&解凍熟成技術はなぁ、こーこーじゃ一番、いや世界初にして最高水準の一番さ。見よ!県随一の業務用電気機器メーカーの『ケンイチテック社』と『鴎縞水産加工技術部』の共同開発による成果!」
がぼっと発泡スチロールの箱の蓋を開き、
「ひこひこひこーん!『旬のアンキモ』ーぉ!&『春の桜鯛』ぃぃぃーっ!、あと『最高級ウニ』ぃぃ!ウニは昨日、ウチの工場の加工職人さん達がせっせかと身を集めたものだ!ほれ!ほれほれほれ!見て確かめて、使ってくれ!」
「……めっさテンション高ぇなおい。つうか二人にだけ出すならそれで足りるけど流石に他の人達に悪いよ。あと豆腐も足りないし、なによりゼラチンがなぁ。卵で蒸して固めるってのも手だが、それじゃあ酒に合わないんだよなぁ。あと、ゴマペーストも欲しい」
「……わかった。全部用意しよう。早急にだ」
小早川社長はグッ!とサムズアップしてスマホを取り出した。
「あー、すみません会長。ええ、南部さんがですね、今回の宴席でスペシャルな料理をと……。はい、会長も来られますよね?テレビで会長も『アレ美味そう、ワシも明星さんが食ってんの食ってみたい』と仰ってたアレですよ、アレ。で、アンキモと桜鯛、追加で。えーと、全員で25名分ですから……ええ、数としてそんくらい、え?足らないといけないからさらに増量?ありがとうございます!はい、運送部で早急、なるはやで!はい、お願いします!」
ペコペコペコペコ。どうやら電話の相手は『鴎縞水産』の会長、つまり彼の義父のようだった。
電話を終え、
「追加で、大量に来るぜ……。あとなんかアンキモそのものを取り出す時間が無いってんで、アンコウそのものも数匹来るぜ。……まぁ、捌くのは俺も手伝うけど。あー、とりあえず豆腐とゼラチンとゴマペースト、今から買いに行ってくるから、待っててくれよな!ハハハハッ!」
「いや、ちょっ?!アンコウそのもの?!つか捌くんかよ?!つか後の身はどうすんだよ?!」
「はははは、季節外れのアンコウ鍋にする……とか?良い出汁出るぜ。では、光の速さでスーパーに!ダッシュさっ!」
小早川社長は、ダッシュさっ、とか言ってたのに途中からあんあんあん、あんあんあん♪とか歌いながら、自社の軽ワゴンに乗り込むと、とっとと行ってしまった。カメラマンの奥さんと共に。
「……マジかよ」
「わーい!これで食べれるよおかーちゃん!」
「そうねぇ。でももっと言ったら天ざる蕎麦も行けたかもねぇ」
「あ、うどん追加で?」
「和の麺類はやめろぉ!つうか地味にうどんや蕎麦の出汁は真面目にやろうとすると難いんだよ。プロの味は一夕一日で出せるモンじゃないんだよぉ!つか当たり障りの無い簡単な宴会メニューを適当に考えてたのに、めちゃ手間増えたじゃねーかぁ!自主休暇中のニートを働かすなぁ!」
「「ニート!ニート!働けニートぉ!」」
「母子で歌うなぁ!つうか助けてえーりん!」
マジで助けて幻想郷の素敵な薬師のおっぱいおっきいおねーさん!!
……そうして、手間のかかる料理をせねばならなくなったわけである。自主休暇中に、ノーギャラで。
ちくせう。
【吾妻町子(あづま・まちこ)】(31歳)
ネット出身の歌い手からシンガーソングライターへ。売れっ子。両親の離婚から所属芸能事務所を辞めた。黒髪のロングヘアに紫と白のメッシュを入れているが、実はカツラ。地の髪は普通にショートカットの黒髪。変な奴。
【瑠璃環(るり・たまき)】(31歳)
吾妻町子の相方。元はボカロPで、吾妻町子とは高校からの友人。作詞作曲を担当していると言うよりは、吾妻町子がアカペラで歌ってるのを聞いて音を組み立てていく感じで曲を作っている(吾妻が音符とか読めないから)。結構な美人だがコミュ障らしい。あと芸名をコロコロかえるが、パワーストーン占いで芸名を決めているらしい。
【明星なつき(みょうじょう・なつき)】(??)
歌謡界の大御所歌手。多くの芸能人に『おかーちゃん』とか呼ばれているほど人望に厚い。歌番組だけでなく、旅番組やグルメ番組等、幅広く活動していたが、夫との離婚を期に芸能界を半ば引退していた。吾妻町子は実の娘であり、娘に誘われるまま動画サイトでの活動をする事にした。性格はのんびりマイペース。芸能界には珍しい善い人。