転生×転生=多重転生? 作:匿名の読む専
実はここいら辺で無双要素入れときたいな〜とは思ってたんですよね〜後聖戦がこの調子で続いているとだいぶ展開が遅れるから、もともとゴウゼルの作戦も意味を成さない物になってたしね…
〜主人公視点〜
「フィ〜、いい朝ですな…さ、まずは朝飯〜…エッグトーストで良いかな。」
ショップに大感謝。
GYUOOOOO!!!!
うわ、ドラゴンだ…異世界ファンタジー物だと大体美味いんだけど…この世界のドラゴンって筋肉凄いし脂も少ないからあんまし美味くないんだよな〜。
いや確かに美味いいドラゴンも居る見たいだが…少なくともコイツはかなり強い、筋張ってて美味しく無さそうだ。
でも何か襲いかかってくる気満々だし…仕方ねぇ…殺さない程度にぶっ飛ばすかな。
「さてさてさ〜て…人の朝食を邪魔する奴は…大陸の端までぶっ飛ばす!!」
バシン!!!
渾身の平手打ち(超手加減)をドラゴンにかます。
一瞬にして、ドラゴンは空の彼方へ消えていった。
「ありゃ、飛ばし過ぎたかな…コレじゃ宇宙まで行きっちまいそうだ…」
魔法を使って遠隔でクッションを生成、そのまま地面に落とす、息はあるようだ。
「よし、気を取り直して…いただきます。」
頭が良くなる気がする…卵って朝食べると少しだけ頭が良くなるんだってよ、特に黄卵に入ってる成分が集中力や記憶力を上げる働きをするんだとか。
「まぁ、もう学生じゃ無いし必要無いけどな…っと行けねぇ、一人で旅してるとつい独り言が多くなるな…」
チョット寂しい。
さてさてさ〜て…この口調も慣れてきたところで、回想入りますかね。
転生8年目
俺は今、おそらく全種族を敵に回した…
「メリオダス…確かに…今の貴様から感じる力は凄まじい…先ほどの発言にも現実味が出ている…しかし、貴様一人でこの聖戦を全て潰して回れると…?我らは何が何でもこの地点を奪い取るぞ…それがこの戦いに大きく影響するからな。」
俺を睨みつけ、憎々しげにそう言い放ったのはゼルドリスだった。
近くに居たデリエリは顔を伏せて固まっている、エリザベスは何処か困惑している様な素振りでコチラを見つめてくる
モンスピートとガランは表情が良くわからないがどうやら呆れている様だ…メラスキュラは何処か苛立っている様な顔で見つめてくる。
ちなみにサリエルはもともと満身創痍だったので先ほど力を出した時に気を失った様だ…
「確かに…ブリタニア中の戦場を邪魔して回るのは厳しいだろうな…だから、こうする…ハァァァ…!」
魔神族を西に、スティグマを東に吹き飛ばした後、全力で魔力を高める
そして全魔力を指先に集め、手刀の形を作る。
更に、とある小説から
この技は自身の魔力を全身から爆発的に消費、放出し続けて肉体を強化する技だ。
そして俺が再現したこの技、本来全身をバランス良く鍛えて放出しなければ放出の弱い部分が他の部分についていけず自壊してしまうが、元の闘級がインフレしているので腕だけの一点強化でも問題は無い。
「神千斬り!!!」
その瞬間、ブリタニアは炎の壁により二つに分かれた
おそらく、炎は地下数百kmまで食い込んでいるのではないかと思えるほどの威力だ、
更に炎の壁は地上から訳20km上空までそびえ立っている、その温度はともすれば太陽に等しいのではないかと思うほどに強大無比
その横幅も、数百メートルはある…惑星規模で見れば細い物だろうが、人間の大きさで見れば分かる、インディラでさえも一息に焼き尽くせるであろう炎が数百メートルの壁となっているのだ。
少なくとも、強行突破は魔神王や最高神でも無い限りほとんど不可能だろう
壁の向こうでは意識を取り戻したスティグマ面々が唖然としているのを感じる
そして、コチラ側では…
「この壁は俺が何もしなくても1000年は消えねぇ…コレ以上は時間の無駄だ…ここで引け…!」
そう言って魔力を軽く放出する。
「化け物め…」
ゼルドリスが憎々しげにそうつぶやいた。
「良いだろう…ここは引いてやる…もはやこの地を手に入れたところで意味は無さそうだからな…しかしメリオダス…この屈辱は忘れんぞ…!」
「忘れなくても構わねーよ、お兄ちゃんスゲェだろ?」
少しふざけた様子でゼルドリスにそう問いかけるが、フルシカトされた(※当たり前)
「全軍!撤退だ!」
そう言いってゼルドリスはコチラに背を向け、コチラに何か言いたそうな目を一瞬向けた後魔神族を率いて撤退していった。
「本来に、魔神族を裏切ったんだな…」
デリエリがそう問いかけてくる…
「あぁ」
「もう…帰っては来ないんだな…?」
そして、拳を握りしめてコチラを必死に睨みつけながらそう問いかける…いや、確認をして来る。
「…あぁ…ゴメン、姉ちゃん」
「ッ!?……クッ…」
コチラに背を向け、顔を伏せて拳を痛いほど握りしめている、声をかける訳にはいかない…そんな資格は俺には無いから。
「行こう…デリエリ…」
モンスピートはデリエリに寄り添い、慰める様に抱きしめる…普段は殴り飛ばされているが今はそんな余裕も無い様だ。
「おう…」
最期に二人がコチラを振り返った、デリエリは怒りと哀しみを隠さずに、それでも何かを決意した表情でこう言い放った。
「いつか必ず…オマエをぶっ飛ばしてでも連れ戻す!!…だから…死ぬなよ…」
モンスピートは少し驚いた様な、それでいて安心した様な目をデリエリに向けた後、こう言った。
「まぁ、私も、坊っちゃんが、いや…メリオダスがいないと少しさみしい…じゃあね。」
「不器用な激励…いやただの宣戦布告か。」
ままならねぇな…こんだけ強くなっても思い通りにはいかねぇんだからよ…こんな力があっても…家族の様な奴らを悲しませちまったんだからよ…ッ!
〜エリザベス視点〜
「エリザベス様!コレは一体…!?」
リュドシエルとサリエルが私のもとにやってきて声を掛けてきた…でも、今は混乱していて…とてもそれどころでは無い。
「リュドシエル…ごめんなさい…私もあまり状況を受け止めきれていないの…。」
そう言って、今しがたの出来事を頭の中で整理し始めた
メリオダス…その名は耳にしたことがあった、8年目前、四大天使のマエルが敗北した相手の名前だあの一件以来、スティグマの士気が少し下っている…
それに数年前から噂されている何処にでも現れて戦場の全てを殺して回っている怪物が居ると言う話、あの話に出てくる怪物の容姿はメリオダスと一致していた。
そして、噂には尾ひれが付いているが、メリオダスが出た戦場も噂の怪物が現れた戦場も、敵味方含めて誰一人死人が出ていない…そんな芸当が出来るのはきっと彼一人なのだろう…
「だからこそ…今でも信じられないわ…セイトがあのメリオダスだったなんて」
「なっ…!?今、何とおっしゃいましたか…?私にはセイトがメリオダスだったと…聞こえたのですが…聞き違いでしょうか…?」
リュドシエルは何処かそうあって欲しいと言う思いを滲ませながら、エリザベスに問いかけた
「えぇ、そう言ったの…」
「そんなバカな…あの子はただの人間の子供だったはず…ただ毎日呑気に笑って、時々私の顔に落書きしていく様なただのクソガキです…何かの間違いでは…?」
リュドシエルはセイトの事を…メリオダスの事を大層気に入っていた…敵には容赦無く計算高くて冷静な彼でも…メリオダスの前ではただの気の良いお兄さんで居られたから…あの子の居た日常が楽しかったから。
「では…ヤツは我々を…騙していたのですか…我々を謀って、笑っていたと?あの3ヵ月は全て…幻想だったと…?」
リュドシエルが唇を噛み、そう問い掛ける、誰かに、では無い…きっと自分の胸ににそう問いかけているのだ。
だって、あの日々が全て嘘だったなんて信じられないから。
「いいえ」
私はその問いを否定した
「確かにあの子は名前も種族も偽っていたけれど…これだけは分かるの、あの日々は絶対に嘘なんかじゃ無かった。」
「何故!そんな事を言えるのです!?…わたしは…私にはもう…セイトを、メリオダスを信じることが出来ない…」
歯を食いしばりながらそう言い放つリュドシエル
それでも、確信を持って言える、だってメリオダス…アナタは、いつだって誠実で、誰かの思いを真剣に聞いて、一緒になやんでくれるような人だもの…。
それに、基本予想外のアホ何だから、誰かを騙して悦に浸るなんてするわけ無いもの。
「そうでしょう?リュドシエル」
「…ハァ…確かに、あのクソガキは、とんでもないうつけ者でしたね…そんな賢しまなこと、出来るはずがない…きっと言うタイミングを逃して言えなくなっていたとか、そんなところでしょう。」(※正解)
「フフッ、そうね、そんな気がするわ…」
そうして私たちはセイトを、いいえメリオダスを捕まえて話をする事を決意した。
さて、この壁の事どう説明しようかしら…?
〜エリザベス視点終了。
〜巨人王視点〜
何だ…この巨大な炎の壁は…。
先ほど感じた凄まじい魔力の持ち主の仕業か…?
これ程強大な力を持つ存在が魔神族に…いや、この世に存在して居るのか。
「凄まじいッスね…アタシじゃあとても、勝てそうにない…」
そう言い、険しい顔で炎の壁を見つめて居るのは妖精王、グロキシニア。
妖精族はつい最近までは聖戦に関わらずに、どの勢力にも属さない中立の立場を保っていたが、ここ最近魔神族は妖精王の森にまで手を伸ばしているようで、妖精族の怒りを買い、その結果が妖精王率いる妖精族のスティグマ参戦だ。
これにより、近年下がり気味だったスティグマの士気が上がっていたが…これを見せられたら…皆恐れを成して戦いを拒むでしょうね…
「えぇ…そうですね…ですが、敵ならば戦わない訳には行きません、我等は負けるわけにはいかないのですから…」
そう、私は巨人族の長だ、けして…巨人族を滅ぼさせる訳にはいかない…スティグマが敗北すれば女神族は滅ぼされ、巨人や妖精は食料として、人間は労働力件食料として、使い潰されて滅ぶのだろう。
そんな事を許してはならない…!
「ドロールくんって本当マジメッスね〜…まぁ、アタシもその意見には賛成ッスけど…」
グロキシニアも妖精族を背負う王、その時の覚悟は出来ている様だ。
そうして、私達は決意を固めるのだった。
後に、我等が盟友エリザベスから、あの壁の出来た経緯とそれをなした魔神族の正体を聞き、私達はおかしな顔で固まり、絶句するのであった…
ハイ、第六話もこれで終了何だけどね、いや〜遂にトリコの八王見たいな事をし始めたね…この主人公。
まぁ第一章は全力でインフレさせて行こうってスタンスだし、でもとりあえずしばらくは派手に無双ってのは無いかな。
そんじゃまた次回