転生×転生=多重転生?   作:匿名の読む専

7 / 7
第七話始まるね…今回は今まで大分薄めに展開していた対人関係をもう少しだけ細かく書いてみようかと後そろそろ妖精王の森に向かわせたい、旅がテーマ何だから絶景とか見に行って欲しいし。

じゃ、本編開始!


一人×全世界の敵≠孤独の旅

 

 

 

〜主人公視点〜

 

 

 

〜現在〜

 

 

 

歩く…ただひたすら歩く。

 

道らしき物は無くとも、マップがある。

 

迷いなく歩き続ける…このマップ人物やアイテムをアイコンで写せるようになればいいのに…。

 

そんな事を考えながらひたすら歩く。

 

今、俺はチルタイムを終わらせて旅を再開した所だ。

 

実はこの所ヒミツの隠れ家にもあんまし入ってないから毎日は風呂に入れてないんだよな…。

 

というのも、どうやらお目当てのマーリンが何故かほぼ休み無く移動し続けている用で、夜に俺がヒミツの隠れ家に入ってるとき、もしかしたらマーリンが近くを通るかもしれない。

 

「まぁそんなタラレバの話を考えたって仕方ねぇのは分かってるけどな。」

 

可能性は0では無いならそうするさ…だってあの子俺の感知に引っかからないんだもん…眼で捉えられるかも怪しいし。

 

っと、そろそろ回想に入りますかね。

 

考え事しながら歩くのは現代日本じゃ危ないけど、俺はもう頑丈の域超えてるから問題なし!…どうでもいいか。

 

 

 

 

転生8年目

 

 

 

 

俺はあの後…炎の壁を急いで離れた。

 

エリザベスに合わせる顔が無いから…リュドシエルにも、きっと嫌われてしまったから。

 

「キッツイな…」

 

何だかんだあの二人との生活を楽しんで居たのは事実、だからこそ余計に会いづらくなる。

 

「ふぅ…初志貫徹!もともと聖戦を終わらせる方法探しながら旅してたし、最終的な結論がかなり筋肉だっただけだ!切り替えていこう…。」

 

とりあえず、大陸を西と東に分けて一旦聖戦を続行不可にしたが…西に取り残されたスティグマと東に取り残された魔神族をそれぞれ見つけ出して帰らせようか。

 

「うし、そうと決まればさっさと始めますかね。」

 

………まずは西からで…。

 

え?何?別に日和ってないけど!?(クソデカボイス)

 

ハイ…日和ってます…でもどっちみち西には人間が多いし女神族も神兵が数百と、神兵長クラスが数名居る位だし結局スティグマ側の方が危ないから…まぁどっちも一週間あれば終わるかな…。

 

 

 

〜一週間後〜

 

とりあえず両陣営の救出は終了した…助けて回っていた時に女神族には泣かれたし魔神族には攻撃されたもんで…ほんとに全世界敵に回したんだなって今実感してるよ。

 

久々にメニューのお届け物受けとったら称号も増たし…

 

でも、人間だけは感謝の言葉を伝えてくる奴も居たな…確かに大多数には理解出来ない様な目を向けられたり抑誰だコイツって感じの奴も居たけど…。

 

俺が何者で何が目的であっても助けられたのは事実だからって言って心の底から感謝を述べてきた人間は確かに居た。

 

「世の中まだまだ、捨てたもんじゃねぇな…。」

 

そうボヤいて俺は旅を再開した…西側から…

 

 

 

転生9年目 

 

西側に居られなくなった…というのも、魔神族側では俺が完全に魔神族を裏切ったことが確定したせいでもある、そしてどうやら俺を討ち取った者は十戒に入れる、なんて話も出回っているらしい…十中八九嘘だろうけど。

 

「俺が誰も殺さないからって次から次へと兵力をぶつけて弱らせようって魂胆が透けて見えるっての…。」

 

そんなわけだから意を決して東側に来たのである、一応変装もしている。

 

四年前、俺を拾って本気で育てようとした男、ジラスを意識している、黒髪で少し毛先が跳ねた感じの髪型だ、目の色は紫、後はいつも通りの格好だ。

 

「服の材料をを探さねぇとな…とりあえずこの姿の時はジラスって名乗るかな…」

 

そうして次の町を、目指していた所…

 

「フゥン、君ってジラスくんって名前じゃあ無いんスね。」

 

………感知切ってたの忘れてた…自然体で気配察知出来るようにしとくかな…。

 

「どちらさん?」

 

そう聴くとその人物は自己紹介をしてくれた。

 

「おっと、名乗ってなかったっスね、いきなり声掛けて悪かったッス。あたしの名前はグロキシニア、ただの妖精ッスよ。」

 

…何処がただの妖精?まぁ本人がそう言ってるしそういう風に扱うかな…。

 

「そうか、俺の名前はジラス、旅人だよ。」

 

「え〜、絶対嘘じゃ無いっすか、特に名前とか…ガッツリ今決めた偽名を名乗ってるじゃ無いッスか…」

 

呆れたふうにそう言って俺の回りをグルグルと飛び回る自称ただの妖精、神樹に選ばれて羽が背丈よりもデカいただの妖精…妙だな…?

 

「まぁ気にすんな、ここではそれで通すからそれが本名で良いだろ。」

 

「いやどういう理屈ッスか…それにさっきこの姿の時は、なんて言っていたけれど…人間でも変身出来るんスか?そういう魔力?」

 

「おいおいおーい、質問は一つずつにしてくれ、一気に聞かれても困る。」

 

「…じゃあきみのホントの名前は?」

 

「ここではジラスだ。」

 

「…君は何処から来たんスか?」

 

「ん〜…しがない集落から。」

 

「……君は変身出来るんスか?…」

 

「出来るかもしれない。」

 

「それ結局何にも答えてないじゃ無いッスか!?」

 

「いやいやいーや?答えはしただろ?」

 

「全部はぐらかしてるじゃ無いッスか…」

 

そう言うとグロキシニアは少しゲンナリとした様子でコチラから目を離した。

 

「人間ってこんなにヒミツ主義な奴らなんすか…?わからない…人間って一体…?」

 

どうやらグロキシニアは興味本位で道行く俺に声を掛けてきただけの様だ。

 

俺の正体には気づいていない様子…助かった…。

 

そうして一人でブツブツと悩んでいる様子のグロキシニア、別に待ってる義理も必要性も無いのでそのまんま歩き去る。

 

妖精王の森はいつか行きたいけど別に妖精王には何の用もない、それに力の強い妖精族は他者の心を読むと聞くし。

 

まぁそもそも魔力の差もかなりデカいし心を読む力もハリー・ポッターの閉心術を真似てればなんとなく出来てる気がするし、特に心配する要素も無いんだが。

 

そんな事をを考えながら歩いていると。

 

「ちょっと!…アタシを無視して置いてくなんてひどいじゃないッスか!!人の心とか無いんスか!?

 

何かやかましくなった…後それ作品違うやろがい。

 

「何だ…?まだ何か用があったのか?」

 

「別に何のか用がある訳じゃ無いッスけど…ここまで来たらきみの事知るまで付きまとってやる…!」

 

ここまで来たらって何処まで行ったらそうなるんだ…少し前なら旅仲間増えたって喜べたけど今はちょっと…

 

よし…くらえ渾身の嫌そうな顔!

( ・ὢ・ )

 

「嫌そう!?なーんーでーッスかー!」

 

「お前どんだけ諦め悪ぃんだよ。」

 

コレは引っ剥がせそうに無いな…

 

「…わかったよ…好きにすりゃ良いさ…。」

 

「?…言われなくても好きにするッスよ?」

 

コイツ…ふぅ、落ち着け俺、多少腹立つが気にしなければ居ないも同然…。

 

 

それから訳2か月ほど旅をしている。

 

「お、今日はここで寝るんスか?、やっぱしジラスくんは良い寝場所を見つけるのが上手いッスね〜」

 

コイツいつまでついてくる気だ…?

 

イヤもう良いけどさ…ぶっちゃけ一人旅は結構寂しいし…コイツのおかげで賑やかになったとは思う…そこは感謝してる。

 

「はいはい、わかったから飯の支度手伝え〜サボったら飯抜きだからな。」

 

「はいッス♪今日の食事はなんすか?」

 

そう言ってご機嫌そうに夕食の材料を覗き込んでくる。

 

今日はキノコタップリのオムハヤシライスを作るつもりだ、調味料などはショップで揃えた…グロキシニアに調味料の出どころを聞かれなかったかって?…まぁ聞かれたなだからショップの事を俺の魔力として説明した…その名も[無敵の配達屋さん]アマ◯ン、プレミアム、うん?アウト?…知らんな。

 

「ホント凄いッスね〜ジラスくんの魔力、名前はへんッスけど…」

 

「何処がだよ」

 

「イヤ、何かその名前出すたびにこう…危ない予感がするんスよね…」

 

プラ◯ムじゃ無いんだからセーフだろ。(やめて欲しい…by、作者の一側面。)

 

少し危ない気もする(※今更)会話を続けながら調理の準備を進める、グロキシニアはキノコを手で小分けにたり槍を遠隔操作して玉ねぎをみじん切りにしたりしている……霊槍の使い方では無いな…そして完全野菜類を切り終えたらその野菜をどうやってか浮かせた水で丸洗いしている。

 

「それ綺麗な水なんだろうな…?」

 

「もちろんッス!ジラスくんが出したペットボトル?ってやつの水ッスよ。」

 

ホントだ…いつの間にか二本空になってる…

 

「とりあえず米は炊き始めたから…そのキノコと野菜類全部この鍋に入れてくれ。」

 

そう言うとグロキシニアは鍋に材料を放り込んだ。

 

そして俺も事前に仕込んでおいた牛肉を入れて鍋に蓋をする。

 

「お…米が炊けたな…釜の下の火をけして…グロキシニア!…米を皿に盛り付けておいてくれ、俺は卵を焼く。」

 

「わかったッス…少しいただいても?」

 

「良いけどお前だけ米少なめだからな。」

 

「うぅ…ジラスくんのケチ…」

 

「ケチじゃねぇよ…っと、卵は混ぜ終わったから…鍋にルウを、入れて…グロキシニア、コレを固まらないように混ぜといてくれ…」

 

「は〜い、どのくらいッスか?」

 

「卵が焼き上がった位。」

 

そうして5分後、オムレツが完成したので皿に盛り付けて、上からハヤシライスと、溶かしたチーズをかければ完成!

 

「お〜!美味そうッスね〜!もう食べて良いッスか!?」

 

「あぁ、そんじゃ」

 

「「いただきます」ッス!」

 

うん…美味いな…オムレツの中身は切ったら確かに固形ではあるが半熟、つまり液状に近い、そして味付けは甘めにしてあるからハヤシライスとチーズの塩味とのかすかに感じるトマトの風味が合う、米が進む味だ。

 

グロキシニアは目を輝かせてがっつくように食べ始めた…ヨシ、羽は動いてないな。

 

「もう羽を動かさない様にできんだな。」

 

「ウッ…そりゃあんだけ怒られたらあたしだって学習するッスよ…」

 

そう、実は一番最初に一緒に飯を食った時、グロキシニアはあまりの美味さに感動して羽を羽ばたかせ、結果料理に土埃が入るという事態になったのだ…

 

お前その場に留まって羽ばたくだけでも暴風が生まれるんだから自重しろって思ったね…

 

後、羽が動かないかわりに耳が動くようになった…あの長い耳って動かせるんだ…。

 

でもそれを指摘するとなぜか恥ずかしいそうなので気にしないでおく、美味そうに食べてくれるから見てて気持ち良いしな。

 

そうして食事を終えた後。

 

「ふぅ〜腹いっぱいだな、酒が飲みたい…」

 

「ダメッスよ〜ジラスくんまだ子供でしょ〜人間の子供にはまだ早いっす♪」

 

何故かご機嫌そうだ…なんだ?

 

「…なんでそんなに上機嫌なんだ?」

 

「もう眠るからッスかね〜」

 

あぁ…なるほど、この自称ただの妖精、実は俺が前世で愛用していた魔改造ハンモック、別名人を駄目にするクッションinハンモックを大層気に入っているのだ。

 

作り方はクッションを一部切り取って縫い付け、切った部分は中身が漏れないように縫い付けてからハンモックの上に敷き詰め、もう一つのハンモックを上から被せて縫い合わせる、後は紐を大きな縄に変えて吊るせば完成だ。

 

コイツはテント無くても虫に襲われたりしないからいつも寝る時はハンモックを使ってる、最初は一緒にテントに入って寝ていたが羽が邪魔くさいし起きたら目の前抱きつかれて締め上げられた事もある…体にジンジャーの匂いが着いた…さては前まで霊槍を抱き枕にして寝てたな…コイツ

 

そんなこんなで日々を過ごして居たのだが…今更になって何故俺についてくるのかが気になったので聞いてみることにした。

 

「なぁ、グロキシニア」

 

「うん?なんスか?」

 

「お前、なんで俺についてくるんだ?」

 

え!?…ヒドイッスよ…ジラス…そんなにイヤだったッスか?」

 

「?…あぁいや、そう言う意味じゃなくてよ、単純に気になっただけだ。」

 

「ホッ…ビックリしたッスよ…もう」

 

「悪かったよ、それで、結局なんでついてくるんだ?」

 

「…言っても笑わないッスか?」

 

「笑わねぇよ。」

 

「友達が欲しかったんスよ、人間の…」

 

「…それだけ?」

 

「ンな…!それだけとはなんスか!?…結構勇気振り絞ったんスけど!」

 

「ニシシ…ごめんごめん…まぁでも、お前となら仲良くやってけそうだ!」

 

そう言うとグロキシニアはズイッと近寄ってきて…

 

「ホントッスか!?」

 

と、目を輝かせて見つめてくる。

 

「近い近い…嘘なんかつかねぇよ。」

 

「イヤッター!!ッス!」

 

正直かなり驚いてる。原作ではグロキシニアは人間が好きなんて描写は無かったから、もしかしたら原作より前の段階では人間に興味を持っていたのかもしれないが…そこは定かではない。

 

まぁ何はともかく、今はこの新しい友人との出会いを喜ぼう、もう出会って2か月位経ってるけど…

 

「始めて人間の友達が出来たッス〜♪」

 

グロキシニアはゴキゲンそうにくるくる回っている。

 

人間では無いんだけどな…

 

 

 

それから訳4か月ほどたったある日の事。

 

俺はグロキシニアに連れられて妖精王の森に向かっていた。

 

「おーい、妖精王の森までは後どのくらいかかるんだ〜?」

 

「なんスか?もうへばったんス?いつもはコッチが疲れるほど歩き回ってるクセに〜」

 

「そんなんじゃねぇよ…ただ代わり映えしないにしても限度があるだろ、ずっとこんな深い霧の中じゃ嫌気もさすっての…」

 

「まぁまぁそんな事を言わずに、後少しッスから」

 

「ヘイヘイ…」

 

そうなやり取りをしている内に霧は少しずつ晴れてきて…

 

「着いたッス!」

 

言葉は出なかった…巨大な葉っぱの足場と木の洞の様な場所に出てその外側を見ると…周りは深い緑に覆われているがその中には確かな妖精族の営みの証が見えた。

 

木々の合間に橋を掛け、家は恐らく幅数十メートルはある巨木の中をくり抜いて居るのだろう…その入口の前と橋の周りには色とりどりの不思議な光が灯っており、夜の闇を跳ね除けている…。

 

その下、地面には色とりどりの花々が華麗に咲き誇っていて、かなりの密度で咲いているのに遠目から見ても色が混じり合って汚い色になったりはしていない。

 

良く見たら植物の姿の魔物やカラフルな虫が多くいる様だが、そのおかげで花畑に生気が宿っている

 

そして何よりも目を引くのは森の中心に見える巨大な木、幅は…もはや目視では想像もつかない、そして高さは、見上げると枝のの先にはうっすら雲が掛かっている様に見える。

 

そして、どういう訳かこの木には桜が咲き誇っている、外の気温は確かに夏だったはずなのに…桜の花びらは薄っすらと薄い桃色の光を放っていて細かい花弁が舞い落ちるさまは今まで見たどの景色よりも幻想的だ。

 

 

 

「改めてようこそ…妖精王の森へ、歓迎するッス♪」

 

 

 

グロキシニアが気持ちよさそうに宙を舞ながらそう言った、そして何の脈絡もなく俺はこう思った、この森にはグロキシニアが良く映える…と。

 

 

 

 

 

 




というわけでね、第七話終わったんだけど、グロキシニアの原作での描写って人間に対しての感情が憎悪になる前の事書いてなかった気がするんですよね、だから思い切って軽くキャラ変させてみた。

え?こんなんグロキシニアじゃ無い?ゴメンて…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。