転生×転生=多重転生? 作:匿名の読む専
まだまだ書きたいことあるからちょいちょい書くけどもう後少しで回想終わらせるつもりだからそんなに掛けないかも…回想終わったらオマケ的な感じで書くかな…
〜主人公視点〜
「なんというか…言葉も出ないほどには感動したよ、この森の景色にはさ…。」
「そうッスか?」
「あぁ…」
「それなら良かったッス♪」
そう言ってご機嫌な様子のグロキシニア。
「さぁ!歓迎のパーティーを始めましょうか!」
突然、周りに妖精族達が集って話しかけてきた。
「私達の住処へいらっしゃい!人間さん、私はリィル、この森で果物を育てて居るの!よろしくね!」
「良く来たな!人間!オレの名前はストレ、この森に一番詳しい妖精なんだぜ!もし気になることがあったら聞いてくれよな!」
続々と妖精が集まり、自己紹介をして来る。
「待った待った…そんなにいっぺんにたくさん来られても覚えらんねぇよ、一人ずつにしてくれ…」
「いやいや、一人ずつだったとしても覚えられないッスよ…と言うか自己紹介で夜が開けちゃうッスよ〜」
そんなに多いの…?
「とりあえず、俺はジラス、このブリタニア中を旅して回っている旅人だ、目標はこの妖精王の森や巨人族の住処、メガドーザの様な普通の人間じゃ行くことも出来ない様な場所へ行って、いつの日かブリタニア全土を周りきることだ、暫く世話になる、よろしくな。」
自己紹介を終えると、何故か周囲の妖精族が盛り上がっている…?何事?
「みんな、きみの話に興味津々なんスよ〜あたし達妖精族は今まであまり森の外へは出なかったもんスから、ジラスくんが体験してきた色んな話を聞いてみたいって思いが強いんすよ。」
そうなのか…道理で今まで妖精族を殆ど見かけないと…え?それでもこの数?
「?だったらどうして今になって森の外に出るようになったんだ?お前もそうだけど最近は人間に混じってる妖精族もちらほら見かけるぞ?」
「あぁ…まぁ今とある出来事で聖戦が膠着状態になってるんスよね…その原因のおかげで百年ほど前からこの辺りをうろちょろしてた魔神族がみ〜んな居なくなったんすよ。」
「その結果妖精族は外に出てもいきなり殺されたりする事もなくなったから…若い子達がどんどん外に流れて行ってしまったんス。」
グロキシニアはどうも喜ぶべきか悲しむべきか迷っている様な顔だ…まぁここ数百年魔神族に脅かされ続けて来て、満足に外に出れず不安やらなんやらが溜まっていた所その脅威が突然なくなったが、そのかわりに森に居る同族はかなりの数減ってしまったから、王としては心配もあるのだろう。
「まぁ、自分で選んでこの森から出るってんならそれはソイツの選択だ道だ…心配するのは悪いことじゃないが過保護ってのも案外ろくでもないぜ?」
「きみいくつッスか…」
ピッチピチの9歳児(※魂は26)じゃい。
「まぁ…礼を言うッスよ…ジラスくん…凄く不器用だけど適当な慰めじゃなくてハッキリとろくでもないって言われて、なんだか決心ついた気がするッスね〜」
そう言って軽く伸びをすると、グロキシニアは改まって自己紹介をしてきた。
「改めて、自己紹介ッス…あたしの名はグロキシニア、この森妖精王の森の番人にして絶対守護者…妖精王、グロキシニア…」
「以後よろしくッス…」
かなり改まって自己紹介をしてきた、そして何故か不安そうにコチラを見てくるグロキシニアに対して俺は………
「おう、よろしく。」
ズコーッ!!
「ちょ、軽くないッスか!?もっとこう…なんかあると思ってたんスけど!?」
「なんだよ?畏まってほしかったのか?」
「いや…そうじゃないっすけど…ただ今までずっと嘘付いてたし…言ったら距離取られるかもってずっと不安だったんスよ…」
…何この子供?可愛いじゃねぇか…前世の甥っ子に通ずる何かを感じる…
冗談はさておき、どうららグロキシニアは自分の事をただの妖精と偽って居たからこそ普通の友達で居られた、なんて考えていただけ様だ。
「別にそんな事で嫌ったり距離取ったりしねぇっての…そもそも、この森に来た時点でお前がただの妖精じゃないことはかんぜんにわかってたし…」
「アッ…あ〜、そりゃそうス…」
気づいてなかったんかい。コイツやっぱり原作のイメージと違ってどっか抜けてるな…
「ま、お前が妖精王だろうがなんだろうが関係ないさ、だって俺ただの一般人だし」(※主人公です)
「他人事ッスか!?…他人事ッスね…」
なんか自己解決してる。
「ハァ〜、なんか気が抜けたら一気に酒欲しくなったっス…ジラスくんアレ出してくださいよ〜酒に合うあの小さい干し肉」
「ハマってんな〜ほらよ、美味しいのは分かるけど…酒飲みにはそんなに魅力的か?」
「もうコレ抜きでは酒が物足りないッス♪」
グロキシニアが言っているのは小さいお子様から年配の方まで幅広く好まれる美味しい駄菓子、カルパスだ。
「あたしにはこの絶妙な塩味と噛めば噛むほど溢れる旨味が必要なんスよ…」
食い意地張ってるだけだろ…そんなこんなで酒盛りは続き、気が付けばいつの間にか眠ってしまっていた様だ、周りには泥酔しているグロキシニア含む妖精族があちこちに落っこちてる…外で雑魚寝とか日本じゃ考えられなかったな…
どうやら俺以外の全員は二日酔いになった様だ、中々うなされているし時々唸り声も聞こえる。
俺?俺は酒は呑んでないよ…そりゃ旅の途中で呑むことはあったし美味しさも知ってるけど…グロキシニアだけじゃなくて他の妖精族まで止めてきたんだよな…何処から聞いたのか子供の内から酒を呑むと人間は早死する、なんてお説教食らったし…
この時代だとそんな事分かる医者とか居ないと思ってたんだけど…やっぱり色々チグハグだな…元は漫画だからか。
そんな事を考えながら、泥酔した妖精達の
「ふぁ〜…おや、おはようございます…ずいぶんとお早いんですね、ジラス殿。」
木の中の家からでてきて挨拶をして来る一人の妖精族。
「あぁ、おはようさん、ゲラード。」
この妖精の名はゲラード、グロキシニアの妹だ。
ちなみに兄とは比べ物にならないほど真面目で大人っぽいが兄と同じくらい抜けている所もある。
「おや…?、わざわざ片付けをしていただいたのですね、ありがとうございます…ここからは私が片付けますので、ジラス殿はゆっくりお休みください。」
「うんにゃ、俺も手伝うさ、その方が速く終わるだろ?」
「ジラス殿…ありがとうございます、兄上もいつまでも子供っぽい振る舞いしないでジラス殿を見習ってほしいんですけどね…」
「ゲラード〜…兄に向かってなんてことを言うんスか…、ウッ…」
そんな話をしているとグロキシニアが起きたら様だ、他の妖精族も次々と目を覚ましている…全員かお真っ青にして口抑えてるけど…
「ハァ…兄上含めて我々妖精族は余り酒には強く無いのですよ…それなのに昨晩は兄上が始めての人間の友達を連れてくるからって皆はしゃいで居たのです。」
それは…嬉しいような、恥ずかしいような…まぁ歓迎されてるのは分かるし、グロキシニアもずいぶんと慕われている様だ。
そうして暫く時間がたった後、突然グロキシニアが霊槍を取り出す…?何を…
「霊槍バスキアス…第七形態、
「あ…ズルいですぞグロキシニア様…我々にも…」
「いやっス…コレ結構魔力食うんスから…」
グロキシニアがそう言うと妖精族からの大ブーイングが起きた…まさか原作でアレほどすごかった技がこんな事につかわれるとは…魔力消費より二日酔いが辛いのか…将来気をつけよう。
てか二日酔にも効くんだそれ…過去一要らん霊槍の新知識…。
「さて、お騒がせしてわるかったッスね…ええぃうるさいッス!!、二日酔を覚悟して飲んだんなら大人しく苦しみを享受するんスよ!!」
そんな事もありながら妖精王の森を楽しみ、一週間がたったある日の事だ。
「ジラスくん!今日はあたしの友人がこの森に来てるんスよ、紹介しても良いっすか?」
「?お前他に友達いたのか…意外すぎる…」
「ヒドイッスよ!?ジラスくん最近あたしのこと舐めすぎじゃ無いッスか?あたしだって友達位たくさん居ますよ!」
ほーん
「妖精族の他には?」
「ウッ…それは〜その〜…でも居るには居るっすよ…」
なんだか急にシナシナになった…作画フリー◯ンみたいになっちゃった…水あげたら戻るかな…コレ。
「悪かったよ、からかって、ほら!友達を紹介してくれるんだろ?早く行こうぜ。」
「……ハイッス…」
なにか言いたげだが飲み込んだ様だ。
一体どうしたんだろうが…?(※お前のせいだよ)
そうしてグロキシニアがいつも寝床にしているハンモック(取られた)が吊るされた木に近づくと…
「あっ、エリザベス…」
「へ?、セイト…?」
お互いに固まった。
「え?なんスか?もしかしてもう知り合いだったんスか?いつの間に…」
グロキシニアがどういう経緯で知り合ったんだろう?と考えていると。
「ハッ!?スマン!グロキシニア、俺今日の所は体調悪いからちょっと帰る!!」
一足先に正気に戻った
「ハッ!?、待ちなさい!!」
一足遅れて正気に戻ったエリザベスが逃げ出したジラス(以下略)を追い始める…蚊帳の外にされ、その場に取り残されたグロキシニアは…
「なんスか?…コレ…?」
と、どこかいじけた様子でつぶやくのであった…
一方その頃…
セイトがメリオダスだと知ったあの日から、エリザベスはメリオダスを探し続けていた…憎いからでは無い、ただお礼を言いたいと言う思いと勝手に何も言わず出ていき、心配をさせたたことに対する怒りだった。
そしてそこに、突然目の前に現れた1年近く探し続けてきた相手を目の前にしてつい固まってしまい、その瞬間に逃げられたことに対する怒りも加わり、エリザベスは少し混乱していた。
「待ちなさい!メリオダス!今日という今日は話を聞いてもらうわ!ハァ!!」
「嘘つけぇ!!話したいヤツがいきなりアークなんかぶっ放す訳無いだろ!エリザベス!」
そう、エリザベスは混乱していたのだ!そしてとりあえず
(コレは究極のお転婆娘…)
「アブネッ、っと…弾幕ゲーじゃ、あるまいし…」
君、東方◯rojectとかに出演してた?、そう聞きたくなる気持ちを抑えて逃亡を続けるメリオダス。
「何故逃げるの!」
何も答えない。合わせる顔が無いから…
「私達との日々はアナタにとっては簡単に捨てられるような
何も答えない。そんな事は無い…大切で楽しい日々だった。
「何か言って!!」
何も……ッ!?
「そんなわけ無ぇだろうが!!!」
答えないつもりだった…気が付けば足は止まっていて、エリザベスは目の前に居る…
「なら…ッ、ならなぜ!?何も言わずに出ていったの!?…何か一言くらい…言ってくれても良いじゃない…本当に家族だと思っていたのは私だけなのッ…?」
「家族だと思っていたさ…大切だ…だから!」
喉を裂くような思いで声を張り上げようとする…だが、出てきたのは何かに縋るようなか細い声だった…
「だからもう…死んでほしくねぇ…俺がお前達と一緒に居ると…きっとお前らは死んじまう…。」
「そんな事は「あるんだよ!…」メリオダス…」
「…今までアナタに何があったのかを、私は知らない…私は確かに…アナタよりも弱い。」
「絶対に死なないなんて…約束する事は出来ないけれども…それでも…!それでも私は言うわ…アナタを一人にはしない…だからメリオダス…」
エリザベスは真っ直ぐとコチラの目を見てこう言った。
「信じて。」
その目には見覚えがあった、1年と少し前、リュドシエルの意見を押し切って自分の思いを貫き通した、あの力強い目だ。
「状況はよく分からないッスけど…コレはジラスくんに勝ち目無いと思うッスよ?」
いつの間にかそばに居たグロキシニアにそう諭される。
「そうだな…参った、コレじゃ勝てそうにねぇや…ニシシ」
そう言って俺は自分の負けを認めるのだった。
「それはそれとして二人とも、ずいぶんこの森で暴れてくれたッスね〜?」
グロキシニアがそう言った、辺りを見渡すと折れた木々やかなり抉れた地面も見える。
「「…ゴメンナサイ…」」
「ゲラード〜あたしは森を再生させとくから、お説教任せるッス〜」
「えぇ兄上、おまかせください。」
あっ\(^o^)/
数時間後、俺とエリザベスはうつ伏せになり倒れていた…足が…足がしびれる…なんでブリタニアに正座の文化があるんだよ…
「………」
「………」
「あ〜その、エリザベス…悪かったよ…なんにも言わずに突然出ていって…名前や種族も誤魔化してたし、エリザベス達の事を信じきれなくって…」
「…いいえ…私こそ…あの3ヶ月間、私はアナタの事を余りよく知ろうとはしなかった…もっと話していれば何かが変わっていたかもしれないのに…」
「それに、私も…さっきはアナタに酷いことを言ってしまったわ…あの日々はアナタにとっても大切なモノだったのよね…ごめんなさい。」
「なぁ、エリザベス…改めて自己解決をしないか?」
「…フフッ、良いわね、それ。」
「そんじゃ改めて、オレはメリオダス、元、魔神王の息子にして今は魔神族の裏切り者、いや…全世界を敵に回した男だよ…」
「私も改めて名乗るわ、私はエリザベス、最高神の娘で、アナタの新しい友人、これからもよろしくね!」
こうして、俺とエリザベスの仲直りが済んだのであった。
ちなみにグロキシニアはと言うと…
「ウンウン!…なんだかよく分からないけど、良かったッスね〜…ハァ…」
友人同士のわだかまりが解消されてホッとした反面、ずっと蚊帳の外にされて少し拗ねていた。
というわけで、第八話はコレで終わり、あんまりシリアス引きずりたくないしできるだけサクッと終わらせて改まった自己紹介をさせたいがためにグロキシニアが少し不憫枠になるという…まぁもともとこの展開の為に出てきて貰った節はあるからね…ドロールくんと違って気まぐれであちこち出かけてる可能性も無いことは無いし…
そんなこんなで、実は5年前の集落の事がトラウマになっている主人公でした。
そんじゃまた次回。