ウルトラクロスロード ~銀河に輝く星々の宿命~   作:通りすがりの大学生

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(=◎ω◎=)<どうも読者の皆様、おはこんばんちわ! 作者です!


(=◎ω◎=)<今回からバトルパート開始


(=◎ω◎=)<まずはリュウ達GUYSとガーゴルゴンの戦いです。


(=◎ω◎=)<果たしてどのような展開になるのか?


(=◎ω◎=)<乞うご期待!


(=◎ω◎=)<それでは、ゆっくりして行ってね!


第二十話 GUYSvsガーゴルゴン

 

 

 

 フェニックス・ネストのカタパルトを飛び立ってから、わずか数十秒。

 大空に白く光る飛行機雲の軌跡を刻みながら、空軍が所有する高速戦闘機をも上回る驚異的な速度で飛翔したガンフェニックストライカーは、瞬く間に戦場となる繁華街の上空へと到着していた。

 

 眼下の街並みには、地上数階建ての商業ビルを巨大な腕で薙ぎ倒し、民家や店舗を無慈悲に踏み潰しながら猛進を続ける石化魔獣の暴威がある。

 これ以上、この街を悪魔のような海獣の好き勝手にさせる訳にはいかない。操縦桿を握るリュウの手に、自然と熱い思いの力が籠った。

 

 

 

「これ以上やらせるかよ! くらえ、アルタードブレイザーッ!!」

 

 

 

 機首の二連装ビーム砲から一条の眩い閃光が迸り、大気を切り裂いてガーゴルゴンの巨躯に直撃した。着弾点から猛烈な光の球が膨れ上がり、周囲の空気ごと衝撃波で吹き飛ばすような爆発を生じさせる。

 

 

 

「KYUIKOAAAAAAAA!!」

 

 

 

 しかし、黒い濃煙を力任せに引き裂いて現れたガーゴルゴンは、体表面の強靭な皮膚にわずかな焦げ跡が残っている以外、特に目立った外傷は見られなかった。

 

 ならばと、今度は両翼に備わった強力な六連装ビーム砲の一斉掃射「ガトリングデトネイター」を容赦なく叩き込むが、結果は似たり寄ったり。ガーゴルゴンが繁華街に刻む進撃の足を幾分か鈍らせるだけで精一杯だった。

 

 

 

「クッソ、なんて頑丈な体をしてやがんだ……! 攻撃が効いてる気がしねぇ!」

『リュウ! 下から敵の攻撃が飛んで来るわ! 回避して!!』

 

 

 

 攻撃の成果が芳しくない事に奥歯を噛み締めるリュウの耳に、ヘルメットの通信インカムを通じてマリナからの鋭い警告が飛び込んで来た。

 リュウが瞬時に操縦桿を限界まで倒し、ガンフェニックストライカーの巨体を急旋回させたその直後、直下から伸びて来た禍々しい黄金色の稲妻のような破壊光線が、機体のわずか数センチ横を掠めて行く。

 彼女が持つ天性の優れた聴覚による危険察知が無ければ、最初の数秒で早々に撃墜されていたという事実に、リュウの背筋に冷たい汗が伝った。

 

 

 

「あっぶねぇ……! 野郎、口の中に目を仕舞い込んでるくせに、なんて出鱈目な命中精度してやがるんだ!?」

『おそらくあの怪獣は、野生のヘビと同じ「ピット器官」と呼ばれる、熱源を直接探知する特殊な器官を備えていると思われます! 光線を放つ寸前、頭部や両肩の触手の先端などで、明らかに強く活性化した反応を示す部位をセンサーが捉えました!』

 

 

 

 フェニックス・ネストの司令室のコンソールで、リアルタイムでガーゴルゴンの生体データの解析を行っていたテッペイが、戦場に立つ四人に向けて判明したばかりの事実を伝えた。

 視界によるターゲッティングだけでなく、エンジンの排気熱という隠しようの無い強大な熱源の探知も併用して狙いを定めているのだとすれば、あの異様なほど高い命中精度を誇っている事にも納得である。迂闊に接近すれば、それこそ敵の思う壺だ。

 

 

 

『リュウさん! このままストライカー形態の単騎で戦っても、敵の弾幕を掻い潜る事はできません!』

「分かってる! マリナ、ミライ! 分離するぞ! 三機のフォーメーションでヤツの探知を拡散して叩く!」

 

『『G.I.G!』』

 

 

 

 別のコックピットに座る二人からの息の合った力強い返答を聞き届け、リュウは複座式コックピットのメインコンソールを手早くスワイプした。同時に、直下のガーゴルゴンの日本の触手から、再び激しい破壊光線の閃光が迸る。

 

 

 

「ガンフェニックストライカー、分離(スプリット)!!」

 

 

 

 光線が直撃するまさにその刹那、全長二十四メートルにも及ぶ赤き巨鳥が瞬く間に連結を解除。

 リュウとジョージが同乗する高速戦闘機「ガンウィンガー」、ミライが搭乗する多目的万能機「ガンローダー」、そしてマリナが操縦桿を握る高速追跡戦闘機「ガンブースター」の三機の高速戦闘機へと鮮やかに分かれ、三方へ一斉に飛翔した。その直後、誰もいない虚空をガーゴルゴンの光線が貫いていく。

 

 そこへ、ガーゴルゴンのデータの解析作業を続けていたテッペイが、マニアならではの興奮を帯びた声を再び上げた。

 

 

 

 

『分かったぞ……! みんな、あの怪獣が口を開けた瞬間、その口腔内にある巨大な単眼を狙ってください! そこには他の部位と比べて圧倒的に強大なエネルギーが集中していますが、同時に皮膚の装甲が無く、格段に防御力が低い! おそらくあの眼球こそが、あの怪獣にとっての最大の武器であると同時に、唯一の致命的な弱点でもあると思われます!』

 

 

 

 その言葉を受けて、各機体のコックピットにいる四人の視線が一斉に、地上で暴れているガーゴルゴンの口腔内で不気味にぎょろりと輝く、巨大な単眼へと注がれた。

 

 敵の真正面から突撃して口が開いた瞬間を狙わなければならない関係上、攻撃の際にはどうしても敵からの反撃を浴びる可能性が高いという、撃墜される危険が付き纏う極めて厄介な部位だ。しかし、テッペイが必死になって探り出してくれた唯一の勝機でもある。

 今作戦の指揮官として、その優れた思考力で無線やモニターの映像を通じて全体の戦況を冷静に分析していたサコミズは、ここで切り札を切った。

 

 

 

「――メテオール、解禁! 制限時間は一分だ! みんな、頼んだぞ!」

 

 

 

 超絶科学メテオールの使用許可。

 一回の戦闘でわずか六十秒しか使用できない奥の手であり、過去に地球を我が物にせんと暗躍した数多の宇宙人達が地球に遺していった、宇宙からもたらされた未知の超科学を解析して手に入れたGUYSの最大戦力である。

 最前線で命を張る隊員達に、隊長が下したその判断を拒否するつもりは毛頭無かった。

 

 

 

「パーミッション・トゥー・シフト、マニューバ!」

 

 

 

 各人が携帯しているGUYSのメモリーディスプレイをそれぞれのシートコンソールにセットし、ロックレバーを一気に引き絞る。

 次の瞬間、クルーザーモードからメテオール稼働形態であるマニューバモードへと各機が瞬時に変形。機体の一部が可変展開し、現代科学の枠を超えた超高エネルギーが放つ金の光の粒子が、三機の戦闘機全体を美しく包み込んだ。

 コックピット内のモニターには制限時間を示す「六十」のデジタル数字が表示され、瞬く間にカウントダウンを刻み始める。

 

 

 

「ミライ! マリナ! ガンローダーとガンブースターでヤツに隙を作れ! ジョージはそこをブチ抜け! 行くぞッ!!」

 

『『G.I.G!!』』

 

 

 

 金色のエネルギーを纏ったミライのガンローダーとマリナのガンブースターが、猛進するガーゴルゴンを目掛けて最高速度で大空を飛翔した。

 その加速力と飛行速度はメテオール解禁前の比ではなく、空間を物理的に切り裂くような複雑怪奇な機動で、文字通り繁華街の空中を縦横無尽に舞い踊る。

 

 

 

「KYUIKOAAAAAAAA!!」

 

 

 

 予測不能の動きで金色の残像を発生させながら飛び回る二機に、視界と熱源センサーを諸共に狂わせられて激しい苛立ちを覚えたのか、ガーゴルゴンは口腔内の単眼をぎょろつかせ、滅茶苦茶な動きで手当たり次第に破壊光線を乱射し始めた。

 

 まるで独立した別々の生物であるかの如く、禍々しい閃光を狂ったように放ち続けながら二本の蛇状の触手が鞭打つ。周辺の高層ビルを次々と貫いて爆発炎上させ、大空に幾筋もの光の軌跡を描き出すが、メテオールの使用によって段違いの機動力を獲得したガンローダーとガンブースターの翼には掠りもしなかった。

 

 

 

「バリアブルパルサーッ!!」

「ガトリングデトネイターッ!!」

 

 

 

 ミライのガンローダーとマリナのガンブースターから、高出力のビーム兵器が同時に火を噴き、寸分違わず完璧なタイミングでガーゴルゴンの両肩の触手の付け根へと命中。ドガァァン! という轟音と共に、ほんの一瞬だけだが魔獣の巨体をダメージで大きくよろめかせ、口腔内に納められた眼球を守る防御に決定的な隙を生じさせた。

 

 そして、ガンウィンガーの後部シートで桿を握り、空中で静かに集中力を研ぎ澄ませながら待機していた「この男」が、その明確なチャンスを見逃すはずが無かった。

 

 

 

Buen trabajo(良い仕事だぜ)、アミーゴ! 行くぜ、スペシウム弾頭弾、発射ァッ!!」

 

 

 

 ジョージがトリガーを引き絞った瞬間、ガンウィンガーの両翼に展開されたミサイルポッドから、あの初代ウルトラマンの必殺光線にも含まれる「スペシウム元素」を人工的に凝縮・配合した特殊ミサイルが撃ち放たれた。

 

 高機能光学センサーによって完全に標的をロックオンされたスペシウムの塊が、繁華街の大空を爆音と共に切り裂いて飛び、無数の鋭いキバの間にできたほんのわずかな隙間を美しい軌道で縫って、ガーゴルゴンの巨大な単眼のド真ん中に寸分の狂いも無くクリーンヒットした。

 

 

 ドグォォォォォォンッ!!!

 

 

 

「KYUIKOAAAAAAAAAA――――ッ!!?」

 

 

 

 直後、怪獣の口腔内部でスペシウムのエネルギーが激しく炸裂。ガーゴルゴンの顔面を、凄まじい光と衝撃波を伴う特大の爆発が包み込んだのだった。

 

 

 

 




(=◎ω◎=)<如何でしたでしょうか。


(=◎ω◎=)<ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます!


(=◎ω◎=)<文中に出て来たガーゴルゴンのピット器官についてですが、


(=◎ω◎=)<過去に登場したウルトラマンシリーズでは特に言及されていません。


(=◎ω◎=)<「ヘビみたいな見た目してるから、こういう器官くらいあるでしょ!」


(=◎ω◎=)<という安易な発想の下に生やしてみた独自設定です。


(=◎ω◎=)<こーゆーのも二次創作の醍醐味ですよね!


(=◎ω◎=)<それではまた次回、お会いしましょう!


(=◎ω◎=)ノシ
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