ウルトラクロスロード ~銀河に輝く星々の宿命~   作:通りすがりの大学生

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(=◎ω◎=)<どうもおはこんばんちわ! 作者です!


(=◎ω◎=)<今回の第四話ですが


(=◎ω◎=)<投稿時刻からも分かる通り、予約投稿機能を利用しました。


(=〇ω〇=)<忙しいんです、察してくだされ……。


(=◎ω◎=)<それはさておき


(=◎ω◎=)<今回からティガvsコッヴのバトルパートが始まります。


(=◎ω◎=)<どんな戦いになるのかは本編にて。


(=◎ω◎=)<ひょっとしたらテレビ本編の「ティガ」と戦い方が違うかも知れませんが、


(=◎ω◎=)<そこは「書き手が違う」という事で、一つご容赦を。


(=◎ω◎=)<それでは、ゆっくりして行ってね!


第四話 光をもたらす力

 

 

 

 

 

 掲げられたスパークレンスのウイングが左右へと力強く展開し、その中央に納められた結晶体から、人類が未だかつて目撃した事の無い純白の神聖な光エネルギーが爆発的な勢いで解き放たれた。

 焦土と化し、黒煙と絶望に濁り切っていた東京の空が、眩いばかりの光の粒子によって一瞬にして塗り替えられていく。眩い奔流はやがて明確な輪郭を帯び、赤と紫、そして鈍く輝くシルバーの三色に彩られた「光の巨人」へと収束し、変貌を遂げた。

 

 

 

「あ、あれは……!?」

「そんな、まさか……テレビの中の………!?」

「嘘でしょ……本物、なの………!?」

「ウルトラマン、ティガ……!」

 

 

 

 先程まで避難先を示す矢印を表示していた街中のデジタルサイネージや高層ビルの巨大スペースビジョンが、東京都心のド真ん中に現れた「希望と奇跡の象徴」の姿を一斉に、リアルタイムで映し出す。

 画面を見上げる人々は、一様に驚愕と、それ以上の救いを求めるような表情を浮かべながら、震える声でその巨人の名を呼んだ。東京を、そして人々の心を覆い尽くそうとしていた絶望の暗闇に、厳然たる一筋の希望の光が差し込んだ瞬間だった。

 

 

 

「GISYAAAAAAAAAAAッ!!」

 

 

 

 突如として眼前に現れた敵手を前にして、コッヴの黄色に輝く双眸に、明確な戸惑いと剥き出しの敵意が宿る。

 己の行為を邪魔する者はすべて切り刻む――そんな野生の衝動のままに、金色の巨獣はアスファルトの道路を爆裂させながら猛然と突進して来た。

 対するティガは、微塵も動揺する事無く静かに両手の拳を構え、眼前に迫る猛威を打ち払うべくその突撃を真っ向から迎え撃つ。

 コッヴの巨体から繰り出される、左からの鋭い逆袈裟切り上げを難なく払い落とし、返す刀で放たれた右の大鎌による袈裟懸け切り下ろしを、寸分の狂いも無い最適なタイミングでガード。

 敵の体勢がわずかに崩れたその一瞬の間隙を突き、コッヴの胴体に重厚な喧嘩キックを一発見舞って強引に間合いを空けると、間髪を入れずに追撃のワンツースリーパンチを胸元へ叩き込んだ。

 

 

 ――ドゴンッ! ドゴンッ! ドゴンッ!

 

 

 頑強な外殻と強靭な皮膚によって衝撃は多少なり軽減されたものの、腰が入った正拳突きの鋭い三連打は確かなダメージとなって響き、コッヴの巨体を数歩、力任せに後退させた。

 

 

 

「GISYAAAッ!」

 

 

 

 舐めるなと言わんばかりに、コッヴがその場で巨体を横に高速回転させる。遠心力の乗った、太く長い尻尾が撓る鞭となってティガに襲い掛かった。

 一撃で高層ビルを何棟も纏めて薙ぎ倒し、木っ端微塵に破壊出来るほどの破壊力を秘めた尾の一閃。だが、ティガはそれを躱すのではなく、自らの肉体で受け止める選択をした。

 

 

 ――ガシィィッ――!!

 

 

 凄まじい衝撃音が響き渡り、激突の余波だけで周囲のビル群の壁面がパラパラと崩れ落ちる。強烈な一撃がティガの右脇腹を強かに打ち据えた。しかし、ティガは強靭な足腰を大地にしっかり食い込ませ、弾き飛ばされる事無くその場に踏み止まった。

 それどころか、ティガは直撃とほぼ同時にコッヴの太くて長い尻尾を固く脇に抱え込み、がっちりと掴み取ったのだ。

 そして、巨人の全身の筋肉が猛烈に躍動する。ティガは四万トンを超える巨獣の体を、ジャイアントスイングの軌道で力任せに何度もぶん回し始めた。

 

 

 

「GISYAAAAAAAA!?」

 

 

 

 襲い掛かる遠心力に抗えず、悲鳴に似た咆哮を上げるコッヴには目もくれず、ティガはあらかじめ周囲を観察して見定めていた「開けた場所」――コッヴが自ら蹂躙し、一般市民も避難して瓦礫の山だけとなっている安全な区画を目掛け、その巨体を勢いよく放り投げた。

 

 

 ――ズズゥゥゥン……ッ!

 

 

 自身が作り出した広大な瓦礫の山々を圧し潰し、凄まじい量の土煙を巻き上げながら不格好に伏せるコッヴの姿を見遣り、ティガは小さく、しかし深く息を吐いた。

 

 

 

(よし、今のところ出力、動作ともに問題は無いな……)

 

 

 

 ティガの強靭な肉体の内部、四方八方三百六十度を神聖な純白の光に包まれた特殊な精神空間の中で、松葉頌栄は静かに胸を撫で下ろしていた。

 太郎には自信満々でああ言ったものの、本当のところを言えば不安がまったく無かった訳では無い。

 頌栄は物心がついた頃から、自身の中に「超能力」とも呼べる特殊な異能が備わっている事に気付いていた。

 その能力――「頭の中に明確に思い描いた『モノ』を現実に召喚し、自由に定着・消失させる事が出来る」能力は、あまりにも強大で使い勝手の良い優れたものだった。頌栄は幼い頃からこの異能を使い、様々な物体の想像と創造を繰り返していた。

 玩具や日用品、贅沢品は言うに及ばず、果ては建物や地形と言った大規模なものに至るまで、試せるものは何でも試し、創れるものは何でも創る事で、自らの能力と想像力を極限まで磨き上げ、鍛え上げて行ったのだ。

 弛まぬ訓練の甲斐あって、中学生に上がる頃には無機物だけでなく有機物――すなわち、明確な命と意志を持った生き物すらも産み出せるようになっていた。様々なゲームのキャラクターを現実に実体化させて一緒に遊ぶなど、彼の想像力は年を追う毎にその鋭敏さを増して行く。

 今回使用したスパークレンスも、元々はそうした実験と訓練を兼ねた「遊び」の延長線上として創った物の一つに過ぎなかった。

 今も欠かさず視聴を続けている「ウルトラマンシリーズ」への、色褪せない憧れと果てしないリスペクト。

 

 

 ――『いつか自分も、ウルトラマンになってみたい』。

 

 

 そんな、少年の頃から変わらない単純にして純粋な願いを、自身が持つ異能の力で形にしてみただけの代物。その一つが、ティガのスパークレンスだったのだ。

 太郎も言っていた通り、かつて無人の荒野で行った起動実験では問題無く作動し、ウルトラマンティガへと変身出来ていた。だが、当時は未曽有の怪獣災害が真に現実のものとなるなど露ほども思っていなかったため、実戦での使用はこれが文字通りの初陣である。

 どんな予期せぬ不具合が起きるか分からない。ひょっとしたら、戦いが終わってもティガに変身したまま、二度と人間の姿には戻れないかも知れない。

 そんな、あまりにも重い不確定要素の数々を理解し、すべて呑み込んだ上で――それでも尚、頌栄は愛する家族や掛け替えの無い親友達を守るために、躊躇無く光のトリガーを引いたのだ。

 

 

 

(速攻で決着を付けるに越した事は無い……! このまま休まず、一気呵成に攻め立てる!)

 

 

 

 精神空間の中で頌栄が強く拳を握り締めると、呼応するかのように巨人の双眸が更に鋭い輝きを放った。

 

 気合いを入れ直し、ウルトラマンティガとなった松葉頌栄は、瓦礫の海から這い上がろうとするコッヴを追って、大地を揺らしながらオフィス街へと駆け出した。

 

 

 

 

 




(=◎ω◎=)<いかがでしたでしょうか?


(=◎ω◎=)<ここまで読んで頂いて、誠にありがとうございます!


(=◎ω◎=)<今回のお話はバトルパート+「なんでスパークレンスを持ってたの?」という疑問に対するアンサー回でした。


(=◎ω◎=)<頌栄さんが持っている「具現化能力」ですが、


(=◎ω◎=)<これが本作における超重要なキーワードになります。


(=◎ω◎=)<ぶっちゃけ、これが無いと本作中の人類は宇宙怪獣や宇宙人と戦えません。


(=◎ω◎=)<文字通り、地球人類の平和と未来は頌栄さんの双肩に掛かっているも同然です。


(=◎ω◎=)<「そんなん一人の人間が背負って良いものじゃないでしょ」と思うでしょうが


(=◎ω◎=)<実際そうです。


(=◎ω◎=)<どう乗り切るのかは今後の展開をお楽しみに!


(=◎ω◎=)<それではまた次回、お会いしましょう!


(=◎ω◎=)ノシ
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