怪物だって無目を見たい~化け物だって英雄に~ 作:森下 竜胆
《砂藤 力動》
~G会場~
説明会の後、俺たちは用意された個室でコスチュームに着替えそれぞれの試験会行きのバス乗った。
改めて、周りをみるとみんなそれぞれ自身の個性を生かすためか奇抜なデザインのやつが多い
俺も同じように個性『シュガードープ』*1で体格が大きくなるため黄色の伸縮性のタイツと腰のポーチ*2とまぁ少し変態チックな格好になっている
そんな中とてつもなく目立つやつを見つけた
身長は2メートル近くあり、細見で、顔は少し怖そうな顔をしている。
服装はどこにでも売っているかのような格安な紺色のジャージ、そして首にはまるで犯罪者がつけるような銀色で太いごつい首輪つけていた。
それでいてそいつは一世一代の雄英の試験前だってのに首を傾げ、空を見てボケーとしてやがる。
周りの奴らはそんなやばい奴に関わりたくないのかそいつから離れ、装備の整備や精神統一をしていた。
そのためそいつの周りだけ人口密度が薄くなっていた。
面白そうだなアイツ
「よぉ、俺は砂藤 力動。お前名前は?」
そいつはゆっくりと顔だけをこちらを向けた
「僕の名前は
「そうか、よろしくな
そういって俺は手を差し出す
待来は不思議そうにその手を見ていた。
「握手だよ握手」
「・・・握手?」
こいつ握手も知らないのか
「手を互いに握って頑張ろうなって意味だよ」
「・・・そうなんだ」
それで理解したのかと体をこちらに向け手を伸ばしてくる
触った感じ結構固くてざらざら
~~ッ
「痛って~~」
手を観察してたら急に痛みが襲ってきた
こいつ力つよ
しかもまだ手を放す気ないのかよ
「おい手放せって」
「?よくわないけど分かった」
こいつは本当によく分かっていないのかゆっくりと手を放し始めた。
痛かった、大体俺のパワーの3倍ってところか?
しかも今の状況から考えて常時発動型か?
「おい
待来は首をかしげていた
「それって?」
マジで何のことかわかってないらしい
「その力のことだよ」
「・・・多分」
マジで自分の個性のことを理解していないようだった
ハハ、自分の個性をあまり理解してない状態で雄英の試験を受けるのかよ
マジで面白れぇな
そんなふうになんやかんやしていると
「ハイ、スタートー!」
なんか声が聞こえてきた
「どうしたぁ!!
実践じゃカウントなんざねぇんだよ!!
走れ走れ!!
賽は投げられてんぞ!!?」
「はぁ~!?、まじかよ雄英」
みんな一斉に会場内に向受けて走り出したいた。
俺も走り出しても横にいた待来はさっきと変わらずボケーとしてた
「
俺の声で目が覚めたのか、待来も走り出した
「おい
隣を走りながら待来に質問してみた
「奥 行く 敵 倒す」
そういいながら、待来は走りながらまっすぐビルに入っていった
「はぁ、なんでビルに入んだよ!?
俺も釣られて入っちまったけどよ!!
奥目指すんじゃねぇのかよ!?」
「だから 奥 目指してる」
そんなこと言いながらい待来は入ってきたビルの反対側の壁にそのまま走っていった。
待来はそのままビルの壁にぶつかって痛がるわけでもなく何事もなかったようにその壁を破壊していった。
「おい
アンチヒーローな行動は御法度って言われてたじゃないか」
先に進んでいた待来は止まって首を傾げ考え込んでから
「・・・あと 壊れる 大丈夫」
こいつ何言ってんだ?
そんなことを思った瞬間
「標的補足!!
ブッ殺ス!!」
目の前から1Pが、ちくしょうまだ戦う準備も整ってないのに!
ボォン
急に目の前にいた1Pロボが爆発した
横を見ると待来が何かぶん投げた様子だった。
待来その後すぐにバスケットボールより大きなビルの破片を拾い上げていた
「次 来る」
「標的補足!!」
「標的補足!!」
「標的補足!!」
「標的補足!!」
「ブッ殺ス!!」
はは、目の前には1P,2Pだけでなく3Pなど数多くの
「はは、大量だな。お前についてきて正解だったぜ
俺は腰のポーチから角砂糖を取り出し食べる
「よっしゃ、次は俺が相手だ」
~3分後~
一緒にいて気付いたことがある、待来はとても合理的である
ビルを壊して進んだ件も投てき物の確保とともに誰よりも早く敵と接触する方法だっ。
また、この数分間一緒に戦っていて待来の戦い方はとても参考になった。
俺とおんなじパワー型なのに、敵を投てき物として投げるという方法であいつは1回の攻撃で素早くポイント関係なしてロボを壊していた。
1対1体殴っていた俺がバカみてぇな速度だった
まぁ俺も1Pの
なんやかんやで俺は始まって数分にもかかわらず現在20ポイントほど取得できた。
ドゴーン
何だ近くていきなり大きな音が
音の発生方向を見ると巨大なロボがいた
そうかあれが0Pヴィランか
「面白そう」
急に横からそんな声が聞こえた
「
「面白そう」
「おま、あれに挑む気かよ。やめとけよプレゼントマイクだってあれはマリオで言うドッスン、いわゆるお邪魔ギミックだって言っていたじゃねぇか」
「さっき より 楽そう」
そういうとあいつはポケットから何かを取りだした
「これ 外してもいい?
・・・分かった。」
あいつ誰と話してんだ。
「サドル だっけ?離れて これ 外れない」
「はぁ、お前はあいつを倒したいってことね。なんでそんなことしたいかよく分かんねぇけど理解はした。あとサドルじゃなくて砂藤だ、さ、と、う。」
「うん そういうこと。早く 行って」
「はぁほんとに理解したのかよ。
まぁ
なぁ
「雄英 入れたら」
「ハハ、厳しいこと言ってくれんな
じゃまた雄英で。」
「ん」
さて俺も気を引き締め直すか
カラン
後ろからした甲高い音につられて振り返ればば本当に待来の近くに首輪が落ちている
あれ外せるんだ、コスチューム一部で外せないと思ってた。
この後、残り数分間俺は一切動けなかった。
個性や道具などでの拘束なども一切なかった。
ただ恐怖と絶望で足がすくんでしまった。
ただそんな中たった一つ幸運だったことがある。
待来の後ろ側にいなかったこと
ただそれだけのちっぽけなことがその時はとてつもなく幸運に思えた
待来の首輪が外れた後
すぐに変化は訪れた
服が破れその下から暗い肌が見えてきた、見ていた瞬間には服は全て破れ
待来の体は黒く大きくなっていった
変化している姿は立ったトカゲのようだった
ただ違う点があるとすればトカゲより爪は黒く輝きとがっており、足は太く、背中には無数の岩ようなものが伸びていた。
そして変化している途中で後ろのビルは生えてきた尻尾で倒されておりあいつがこっちを背に向いてたらと想像しただけで足がすくんだ
数秒して待来変化は止まった
変化した待来の姿は大きかった
その大きさはビルに並ぶほど大きく
そして見るだけで分かった
ビルよりも高い0Pの
0Pロボは巨獣となった待来は見つけるとお互いが見つめあい
「標的補足
排除します」
「ガァァァァ」
その咆哮が開戦の火蓋かのように両者はビルを壊しながら近づいていった
0Pの
だがその組み合いも数秒も持たなかった
待来が腕を上げたかと思うとつかんだまま腕を下までおろし、その勢いでロボの両腕を引きちぎった。それで格付けは終わったのかロボは後ろに下がり、逆に待来は下がったロボを押し倒し
「グォォォォォォォ」
首元に足を乗せ、勝利の咆哮を上げた。
咆哮から数秒後、勝利の余韻に浸っていたはずの待来は自分が壊してきた方向に
振り返った。
そして片手を地面に付け、その腕を思いっきり振り上げた
たったそれだけで俺の目の前をたくさんのがれきが飛んで行った
変身する前に待来がいた場所より先のビルにあたり
それだけでがれきはさらに大量のがれきを生成していった
気付いたら俺はしりを付けていた
現在も変わらず目も前ではがれきが飛んで行っている
何回か破壊音が響いた最中
ガシャン
小さな音がした
音に気がづきそちらに目を向けると、目の前に数百メートル先の地面に四角い穴が開いていた。
大きさは20メートル四方くらいの穴だった
きぃぃぃぃぃん
そこから何かが上がってくる音がした
ガシャン
ブン
ウィィィィィン
そこから現れたのはさっきより大きいロボだった
「はぁ、ふざけるなよ0Pロボは会場に1体だけって話だったじゃないか」
周りの
そして俺はプレゼントマイクの言葉を思い出した
『0Pロボは各会場にだいたい1体』
そうだプレゼントマイクは0Pロボは必ず1体しか出ないとは一言も言っていない
そして新しく出現したロボを見る
ロボはさっきのより明らかに強そうだった
さっきのロボの装甲が軽鎧だとすると今のロボの装甲は全身鎧で着込んだいるような重厚さでその鎧は黒く輝いていた
「目標補足
排除します」
「ガァァァァ」
先ほどと同じように両者の火蓋は切られた
しかし先ほどと違うのは距離
さっほどはお互いが数歩動くことで接近することが出来たが、今回は数百メートルの距離がある
待来は近づくのではなく先ほど同じようにがれきをロボに向けて投げていった
だがそのがれきはロボに当たったところで「カツン」と音を立てロボの装甲にはダメージを与えれていそうになかった
逆にロボ右手の銃口を待来に向け
「充電完了 対象をセンターに固定」
「発射シークエンスオールクリア」
「電磁加速砲 発射!!」
ロボは音よりも早い弾丸
次回「砂藤 力動 オリジン&フォーリング」