アルセウスによって異世界に来たがなんか想像してたのと違う   作:2ザクチキ

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メガスターミーとメカゴリラことリリーバイスが戦います。他にもポケモンが出ます。


メガスターミーVSメカゴリラ

銀髪の軍人の打撃を受け流した瞬間、背後の高層ビルが吹き飛んだ。

アレ?これ戦ってる相手ヤバくね?そう思いながらメガスターミーを見る。こうそくスピンで銃弾やミサイルを弾いている。

 

「銃弾ってステルスロックとかまきびしに該当するんだっけ?」

 

「しませんよ…。」

 

ヨノワールはその辺に転がっている機械のパーツを漁っている。

「ヨノワール。その辺にいい素材なんて転がってないよ?」

 

「何を言いますか。これとか。」

 

そう言いながら赤い球体を持ち上げる。何かのコアパーツだろうか。

 

「動力源に使えるでしょうか?」

 

「何の動力源にかによるけど。多分使わないほうが良いと思う。なんか冒涜してる気がする。」

 

「そうですか…。サイコガン◯ムに使えると思ったんですが。」

 

「聞き捨てならないワード出てきたけど大丈夫?人の心忘れてない?」

 

「私、ニンゲンじゃないのできっちり使いますね。サイコ◯ンダムの動力源として。」

 

そう言いながら腹部の口を開け、コアを取り込んだ。

 

「これは…イチゴ味ですね。」

 

赤いからってイチゴ味って言うのやめろよ。というか下の口って味覚あんの?

 

「おい、話変えんな。例のプラン凍結させたのそんなに気に入らないの?」

 

「アレ、対戦環境で出したらダメって言ったじゃないか?」

 

「あれほぼ黒バドレックスの上位互換だから。ポケモンですらないヤバいナニカだから。絶対に世に出してはいけない黒歴史だから。」

 

「アンジュフラエッテよりは穏便ですよ。」

 

「ましてやこの戦場なら尚更欲しいモノです。」

 

「絶対に許可しねえから。」

 

「わかりました無断で作ります。悪魔の兵器を。」

 

そう雑談していると吹き飛んだ瓦礫が近くに落ちる。

 

メガスターミーのいる場所に大きな爆炎が上がっている。

 

「やったか?」

 

「フラグですよ。それ。」

 

煙の中からメガスターミーが現れる。傷1つない光沢のボディは美しさを感じる。対する女軍人もほぼ無傷でスターミーと向き合っている。

 

「何だアイツ化物か?」

「どちらに言ってます?」

 

「え?銀髪の方。慣れ親しんだ仲間を化物呼ばわりなんて酷いじゃないか。」

 

「高層ビルをなぎ倒す程の力持ってますしね。」

 

「ニンゲンですか?」

 

「多分サイボーグじゃないかな?」

 

「メカゴリラと呼びましょう。」

 

「女性相手にメカはともかくゴリラは失礼すぎない?」

 

「ん?今こっち見なかったかあの軍人。」

 

「モールス信号送ってたので位置がバレたんじゃないんですか?」

 

「あー…こういう事あるからモールス信号の送り方は教えちゃダメなんだよな〜。」

 

「移動するよ。ヨノワール。多分捕まったらダブルラリアットされそう。」

 

「私はゴーストタイプなのでご主人だけシングルラリアットですね。」

 

「ふざけんなお前も喰らえ。」

そう言いつつカイリューに乗り、その場から離れた。

 

…………

 

「クソッ何なんだよこいつ!」

 

大量の銃弾やミサイルを高速回転で弾いたヒトデ、メガスターミーは再び、リリーバイスに近接戦を仕掛ける。

 

しねんのずつき(しねんのけたぐり)を繰り出したが拳と相殺し、大きな爆発が起きた。

 

爆炎の中、両者は立ち上がる。

 

「…。」

 

「…余裕そうだね。」

 

「ヘアッ。」

 

「まだ続ける?」

 

メガスターミーは再び構えを取った。戦いをやめるつもりはないらしい。

 

「そう…。」

 

「どうすればコミュニケーションが取れるかな?」

 

「ヘア?」

 

「というか私の言葉がわかる?」

 

「ヘアッ!」

 

「…はいのつもりなのかなぁ。」

 

「シュワッチ!」  

 

「……。」

 

何かを強調するかのようにメガスターミーはポーズをとる。

 

「あ、私の質問にはいだったらヘア、いいえだったらシュワッチで答えるでどうかな?」

 

「…………。」

 

「あなたは私達の敵?」

 

「シュワッチ!」

 

「うん。」

 

「あなたが戦う前に何度か点滅したと思うけど、あれは仲間への合図?」

 

「ヘアッ!」

 

「点滅した方向に仲間がいるの?」

 

「ヘアッ!」

 

「わかった。じゃあ早速…」

 

そう思った矢先、何かが飛んでいくのが見えた。シルエット的にはずんぐりとした竜のような影とその後に下半身のないヒト型が飛んでいく。

 

「逃げちゃったね…。」

 

「ヘア。」

 

「ヘアッ!!」

 

さぁ続きをやるぞ!!と意気込むメガスターミー。

ため息をつくリリーバイス。

 

「仲間の元へは行かせないつもりね。」

 

「ヘアッ!!」

 

「あまり気は乗らないけど、早く終わらせるね。」

拳を構えるリリーバイス。

 

メガスターミーは何かを溜め込むかのように構えた。

「ヘァアアアア……!!」

 

紫色の高エネルギーがメガスターミーを中心に集まっている。

 

回避。ただその言葉が頭の中に浮かんだ。

 

「皆!伏せて!!」

 

メガスターミーがとてつもない速さで突進を繰り出した。はたから見るとシュールだがソレを受け止めるリリーバイスからすると抑えることで精一杯だった。

 

「このッ!!」

 

メガスターミーを蹴り飛ばし、宙へと飛ばす。何度も回転し、ピタッと止まる。そして背部の星形を回転させハイドロポンプを乱射する。周りの建物を高水圧で破壊していく。

 

「話は通じるようだけど…無茶苦茶ね。」

 

「倒すしかないか…。」

 

メガスターミーの背部の星形が本体と同時に回転しだした。回転は速まっていき、こちらに向かって飛んでくる。それを拳で相殺し、吹き飛ばすがベイ◯レードの如くビルにぶつかり、またこちらに向かってくる。

 

それを拳で相殺し、打ち返す。相手もまた障害物にぶつかり反射する。それを何度も繰り返す。

 

「ああもう、しつこい!!」

 

思いきり殴り飛ばした。

カンッ!ガンっ!!ガギィン!!!

軽快な音を立てながらメガスターミーは壁や地面にぶつかりつつ、回転をまだ続けてる。

 

しかし回転が弱まっていき、本来の姿へと形を変えた。

中央の宝石部分が点滅しだした。

 

ピコンピコンピコンピコンピコンピコン…!

点滅と同時に奇妙な音が鳴り響く。

メガスターミーはふらふらしだした。

 

『何だ…奴の中央が点滅しだしている?』

 

『今だ!攻撃を畳み掛けろ!!』

 

ブンブンと身体を揺らし、構えるが目の前にリリーバイスが拳を突きだしてきた。

 

メガスターミーはこの技を知っている。

ばくれつパンチだ。そう認識したと同時に無数の拳を受けてビルにめり込んだ。

 

「ヘァア!?」

 

点滅が激しくなっていく。最後の力を振り絞り、しねんのけたぐりを繰り出そうとしたが宝石部分に冷たいモノが当たるのを感じた。

 

「散々引っ掻き回してくれたな?ヒトデ野郎。」

 

レッドフードが銃口を宝石部分に押し付けている。

 

「ゲームは終わりだ。」

 

レッドフードが宝石部分にそのまま銃弾を撃ち続けた。

 

「ダァアアア!?」

 

メガスターミーは膝をつき、光と共に元のスターミーへと姿を変えた。

 

ピクピクと動いたが再び銃口を向けられ、停止する。

 

「へ、ヘアッ…!」

 

くっ殺せと言わんばかりに鳴くスターミー。

 

「殺すつもりはねえよ。ただなんであたし達を襲ったか聞きてえんだ。」

 

「ヘアッシュワッチ!!」

 

「ダメだ何言ってるかわかんねえ。」

 

「なぁお嬢サマ、何言ってるかわかるか?」

 

『は?なんで私に振ったんですか?』

 

不機嫌そうに答えるドロシー。

 

「いや偉いとこのお嬢サマならヒトデ語とかわかるかもしれねえじゃん?」

 

『ヒトデの言葉なんて知りませんし、こんなヒトデ自体初めて見ますけど。』

 

「コイツ、どうする?聖女様のとこに連れてくか?」

 

『…VTCの皆様が受け入れるとは思いませんが。』

 

「じゃあおちびちゃんのとこ」

 

『要りませんから!!』

 

「まだ何も言ってねえじゃん。」

 

『コレがそもそも何なのかわからん。メカゴリラ式コミュニケーションでわかったのはラプチャーではないということだけだ。』

 

「メカゴリラ式コミュニケーション…。」

 

リリーバイスはぼそっと呟いた。

 

「あ…こんなところにいたのか。」

 

少年の声が聞こえた。

 

『生存者か!?』

 

声のする方向には1人の少年が立っていた。だがそれを見た途端、どことなく寒気を感じた。

 

得体のしれない1つ目の幽霊と宙に浮いている三つ首竜が側にいる。

 

「滅茶苦茶暴れ回るから何処にいたのかわからなかった。」

 

赤と白のボールを取り出し、スターミーへと向ける。

 

「戻れスターミー。」

 

ボールの中へとスターミーを入れ、腰に下げているボールに加える。

 

「突然、異世界に飛ばされたけど何か聞いた話と違うなぁ。まあ良いや。さっさと帰ろ。」

 

1つ目の幽霊と視線を合わせる少年

「…負けでいいよ。何か迷惑かけて申し訳ないし。」

 

「うん?街を滅茶苦茶にしてしまったから謝った方がいい?」

 

少年はキョロキョロと辺りを見回した。

「これ、何罪?人は殺してないと思うけど。」

 

急に顔を青くしていく少年。

 

「器物損壊…?公共施設破壊…?詐欺罪も込み?」

 

「いや最後のは違うだろ。」

 

「まだ色違いボルケニオン手に入れてないよっ!!」

 

「色違いボルケニオン手に入れるまでは刑務所に行くつもりないから!!」

 

「なんでお前が刑務所行くんだよ!?」

 

「ポケモン…ペットが街破壊したら、刑務所行くのは常識ですよ!!」

 

「アレお前のペットなの!?」

 

「なので自首してきます!!残念ですがさよなら異世界!!」

 

少年は何処かへと走っていった。その後をサザンドラとヨノワールが追っていった。

 

『なんだったんだ…あの少年と化物2体は。』

 

『私は疲れているのか。』

 

…………

 

「よし、頭のおかしい少年の真似は終わったな。アタオカな少年とか気持ち悪がって追わないでしょ。」

 

「何か私情挟んでませんでした?」

 

「サザァ!!」

 

「ボルケニオンは手に入れるさ。そうこの、」

 

「後は曲がりくねった道の先にい」

 

その先にいるカイリューと合流し、この街から出る。こんなところにいてたまるか。

 

「こんにちわ。」

 

銀髪の女軍人が曲がりくねった道の先に立っていた。

椎茸みたいな瞳からより人外感を感じる。

 

「下水道ォ゙!!」

 

足元にあったマンホールをこじ開け中へと入る。

 

「なんでアイツいんだよ!!後、目怖!!!」

 

「サザァ!!」

 

「あたおか少年作戦は失敗しましたね。スターミーは回収できましたが。」

 

下水道へと降り、別ルートでカイリューとどう合流するか考えている矢先、天井が崩れ光が差し込む。

 

ドサッと足音を立てながら先程の女軍人が立ち塞がった。

 

「た、タイラント…。」

 

「サザァ!!」

 

「バイオ2と3でよく見ました。面白かったです。」

 

「イドンプ!!サザンドラっ!!」

 

サザンドラはハイドロポンプを覚えていない!!

 

「クソならば!」

 

ボールを取り出し、投げる。

 

「ヤサイドン先生ッ!!お願いしまぁす!!」

 

ドサイドンを繰り出した。

 

…………

 

ドサイドンは目の前の女軍人を冷静に分析した。

「H150.A150.B100.C150.D100.S135」

 

「俺が見たあのニンゲン、通称メカゴリラのステータスはざっとこんなもんだ。サザンドラ。」

 

「どれも3桁じゃねえか。気持ち悪い。」

 

「実際はもっと強いだろう。我々の想像を遥かに上回る数値を叩き出すだろう。」

 

「特性は恐らくちからもちだ。奴の戦い方がそれを物語っている。」

 

「特性ちからもちのメガスターミーと互角の攻撃種族値とか俺達に勝ち目はあるのか。」

 

「ヤツは格闘主体つまり、格闘タイプなのは確実。」

 

「エスパー、ひこうであれば勝ち目はある。」

 

「つまり、ルギアか。今出すようにごすに…」

 

「持っていない。パルデアに置いてきた。」

 

「クソがっ。」

 

「文句はアルセウスに言え。禁止伝説全部出すなとのことだからな。」

 

「あの邪神肝心な時に使えねえ!!」

 

「俺たちがやれるのは道を切り開くことつまり…」

 

「下水道を掘り続けることだ!!!」

 

鼻先のドリルを回転させ、壁に穴を開けて掘り出した。

 

「サザンドラはメカゴリラをどうにかしろ!最悪りゅうせいぐんで絨毯爆撃しても構わん!!」

 

「ここ地下なんだが。(絨毯爆撃なんてしたら生き埋めやん。)」

 

「ならば火炎放射だ!火炎放射でこの空間の酸素濃度を!!」

 

「ここ地下なんだが。(酸欠で死ぬじゃん)」

 

 「面白くなってきやがった!!」(超絶ポジティブ)

 

ドサイドンはドリルの回転をより速めて両手の穴から岩を射出し、高速で土の中を掘り進む。

 

「やはり娑婆の空気はうまい!」

 

「ここ地下なんだが(このボックス歴3年がよぉ。)」

 

「奴の足止めはどうだ?サザンドラ?」

 

「ウサイン・ボルトかってくらいの早足で追いかけてきてる。ステロ撒いたけどぴくともしねえ!!」

 

「ここ地下なんだが!?(足場クソ悪いだろ。何で走れるねん。)」

 

「ごすは!?」

 

「アルセウスフォンで神にお祈りメールしてます。」

 

「クソクソクソクソ…なんで伝説くれないんだよ。パルデアに置いてきた子達連れていけねえし、パルキア出せないのキツイキツイキツイ…。」

 

『転移特典は以上です。』

 

「ふざけんなまだ何も貰って」

 

「お前には伝説だけじゃない。優れた身体と俺達がいる。」

 

「お前に残っているモノはなんだ。」

 

「M(ムックル)P(パーフェクト)F(フォーム)?」

 

「そうだ。今こそメカゴリラより鷹が強いと証明する時だ。」

 

 




各キャラの設定
メガスターミー 初めての異世界にテンションMAXになった謎のポケモン。はしゃぎすぎてゴッデスに倒される。因みに異世界転移特典は全て彼が貰った。

ヨノワール ヒスイ時代から手持ちにいるポケモン。得体のしれない雰囲気を出しているが実際は面倒見が良くノリもいい参謀枠。トレーナーに無許可でサイコガン◯ムを作り出そうとしてる。彼曰く、50%まではできたとのこと。毒ガス兵器は作らない。

サザンドラ チャンピオンズで活躍してるポケモンその1。ツッコミ枠。りゅうせいぐんや火炎放射を使いこなすアタッカーだがリリーバイスことメカゴリラに勝ち目を感じない。

ドサイドン 通称ヤサイドン先生。ボックス歴3年のベテラン。見ただけで相手のステータスを数値で判断し、仲間にアドバイスを送る。最近出てきたメガライチュウY対策ポケモンとして育成されたがそれだったらガブリアスで良くねとトレーナーに思われ、内定を逃す。
その時、トレーナーに放った言葉は、
「つのドリルを使わせてクレメンス。」
気付けば彼はなんJの民と化していた。
「せめて地割れも使いたいって言えよ。」
そう言い彼はヤサイドンの入ったボールをボックスにしまった。
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