アルセウスによって異世界に来たがなんか想像してたのと違う   作:2ザクチキ

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物理的圧迫面接編の本格的な面接部分です。


メカゴリラタワマン頂上決戦

「ゆけっ!サザンドラ!!」

 

 「サザァ!!」

 

ボールから飛び出してきたサザンドラは目の前の彼女を見る。

 

「あくのはどう!!」

 

赤黒いオーラを纏った光弾を放つ。

それをリリーバイスは弾いた。

 

ビリっと身体が動けなくなった。あくのはどうの怯み効果だ。

 

「っ…?」

 

「今だ!!りゅうせいぐん!!」

 

空からりゅうせいぐんが落ち続ける。リリーバイスのいたところが連続的に爆発した。

 

「リリス!!」

 

「初手で爆撃とかマジかアイツ…!」

 

「っ!避けろサザンドラ!!」

 

サザンドラは彼女の攻撃を回避し、体勢を立て直す。

 

「これが市街地で撃った時の技…。」

 

リリーバイスは市街地での爆撃を思い出した。建物の倒壊は防げなかったが死傷者は出さなかった。破壊されたのは一部の建物とラプチャーのみだった。このことから着弾場所をコントロールできるのだろう。

 

「結構強いね。それ。」

 

「メンタルハーブ使用。」

 

サザンドラは白い葉っぱを咀嚼しだした。

 

「…もう一度は撃てる。今度は当てる確実に。」

 

「サザンドラ、火炎放射。」

 

三つ首から炎を放射する。それを彼女は華麗に回避した。

肩から下がっているマントに炎が燃え移るが振り払い消火する。

 

今度は衝撃波を放ち、サザンドラを攻撃した。

 

「ラスターカノンで相殺しろ!」

 

衝撃波とラスターカノンがぶつかり合い、相殺した。

 

「そんな技もあるんだ。でも…2撃目はどうかな。」

 

リリーバイスは衝撃波を2重に放っていた。

 

飛んできた衝撃波を2つの腕についた頭が噛み砕くように相殺した。

 

「そんなもの壊せば良いだろう!!」

 

「サザァ!!」

 

「滅茶苦茶な奴だな…。」

 

「サザンドラちゃんは、凶暴なポケモンとして恐れられてますわ。村を襲い、壊滅した話は有名ですわね。」

 

「どうやってそんな奴仲間にしたよ?」

 

「それは一からですわ。あの子が卵から孵化した頃から育ててましたの。」

 

「彼や私にとっては家族のようなものですわ。」

 

「サザンドラ!もう一度りゅうせいぐんだ!」 

 

「サザァ!!」

 

空からまた流れ星が降り注ぐ。

その軌道を読み、回避し、回避しきれない流れ星は拳や衝撃波で粉砕した。

 

「りゅうせいぐんを防いだだと…?」

 

「サザァ…!?」

 

驚いている隙に、手刀がサザンドラを襲う!

 

「サザァ!?」

 

今の一撃でサザンドラの体力が2/3ほど持っていかれた。

 

(今の一撃、ロード級ラプチャーなら一撃で真っ二つなのに…)

 

「強いね。君。」

 

「サザァ!!」

 

火炎放射を撃つが、彼女はそれを振り払った。

 

「…?火力が落ちてる?」

 

「サ…!!」

 

諦めずに三つ首で噛みつこうとするがカウンターで拳を受けてしまう。

 

「サザァ!?」

 

サザンドラは地面に転がっていく。

 

「………。」

 

トレーナーはボールを向け、サザンドラをしまう。

ボールに入ったサザンドラをじっと見て「…すまなかった。」と呟いた。

 

「……次。」

 

別のボールを出し、投げた。 

 

「ゆけっ!ゴルーグ!」

 

「……!!」

 

灰色のゴルーグが姿を現した。

ゴルーグは拳を構え、リリーバイスと対峙する。

 

「…。」

 

左腕につけたキーストーンを見る。

いや使うのはまだ早い。

ゴルーグのれいとうパンチがリリーバイスを襲う!

 

それを彼女は受け止め、反撃する。

しかし、殴った感触がない。

 

回し蹴りをして体勢を崩そうとするがゴルーグは下半身を収納し、ジェット噴射で空を飛んだ。

 

「……え?」

 

「マジかよ…飛んだぞ、アイツ…。」

 

「…スノーホワイトが見たら興奮しそうですね。」

 

ゴッデス部隊全員が、あっけに取られていた。

その隙を逃さず、ゴルーグは目からビームを放つ。

 

それを軽いステップで回避する。

 

「ゴルーグ、れいとうパンチだ!!」

 

拳が勢いよく射出し、リリーバイスのいた場所にめり込んだ。

 

「ロケットパンチかっけえ!!」

 

レッドフードは興奮した。

 

「ハァ…。なんなんですか、アレは…。」

 

「なんだあのロボットは!!」

 

気絶していた指揮官が起き上がった。

 

「うわっびっくりした。」

 

「あれ欲しいな…。家に1台くらい…。」

 

「置いてどうするのです?」

 

「決まってるだろ。ブンドドする。」

 

「……。」

 

子供っぽい発言をする指揮官を見てドロシーは呆れていた。

 

リリーバイスとゴルーグがお互いに拳を合わせ、押し合っている。

 

「負けるな!名もなきロボット!メカゴリラを倒すんだ!!」

 

ゴッデス指揮官はゴルーグを応援した。

ゴルーグの肘からジェット噴射が発生した。

 

「………!!」

 

ゴッデス指揮官の応援でゴルーグの攻撃が上がった!

 

「指揮官が相手を応援してどうするんですか…。」

 

「指、揮、官〜〜〜〜!!!!」

 

歯を食いしばり押しきった。ゴルーグが体勢を崩す。

 

その隙に見えない衝撃波がゴルーグの胴体を襲った!

ばきんという音と共に。

 

「あ…封印…。」

 

絆創膏のような板が地面に落ちている。

 

ゴルーグの目は光だし、周囲にレーザーを乱射し始めた。

 

「うおお…!暴走シーンだぁあああ!!」

 

「え?ちょっと待ってください。こっちにレーザーが」

 

理不尽なレーザー攻撃がドロシーを襲った!

 

ドオオオオオオオオオン!!!!!!

 

「ドロシィイイイイイイ!!?!?」

 

土煙が晴れるとそこにはクレーターの中央で仰向けで地に伏した

 

 

 

 

Doroがヤ〇チャがサイ〇イマンに自爆された時を彷彿させるかのような倒れ方をしていた。

 

 

「誰だお前!?」

 

 

それとは別で土埃まみれのドロシーが現れた。

 

「けほっ…けほっ…!汚れましたわ…!」

 

「何なんですか!あのロボットは!!空を飛ぶわ拳は飛ぶわ暴走するわ…!」

 

「……不愉快です!!」

 

苛立った彼女は銃をゴルーグに向けて撃ったが、銃弾は麻酔弾のままだった。

 

「しまっ…!」

 

麻酔針は強固な装甲に防がれた。

 

「ドロシー、慌てんなよ。麻酔弾勿体ねえだろ?」

 

「そうだぞ。ここはあのロボットを応援するだけでいいんだ、ドロシー。」

 

「ふーっ!ふーっ!ふーっ!」

冷静な2人に対し、苛立ちを隠せていないドロシー。

 

リリーバイスは地面に落ちた絆創膏のような板を拾い、

打撃と共に暴走するゴルーグの胸部に打ち込んだ。

 

ゴルーグは倒れ、戦闘不能になった。

「アリガトウ…。」

ゴルーグが呟いた。

  

「修理完了♪」

 

手袋についた汚れを落とし、トレーナーの方を見る。

 

「残り4体か…。」

 

「正直、言って通用するか…いややるしかない。」

 

「ゆけっコノヨザル、ニダンギル。」

 

「ヨギャア……!!」

 

「ギギ…!!」

 

…これはポケモンバトルじゃない。サイボーグVSポケモンの異種格闘戦。ならば…

 

ニダンギルの柄部分を持つ。鞘部分が背中に張り付く。

 

「っ!?」

 

「まさか…!トレーナー自身が戦うつもりか…!」

 

「コノヨザル。僕が囮になる。その間、君はビルドアップで攻撃と防御を上げるんだ。」

 

「ニダンギル、武器として使うが構わないな?」

 

「ギギル!!」

 

「さて、やるか…!!」

 

目にも止まらないスピードでリリーバイスに近づいて斬りつける。彼女は片手刃を摘むように受け止める。

 

「人間の出せる最高速度で斬りつけたが、受け止めるとは…。」

 

「…君、本当に人間?」

 

「一応、人間です!!」

 

空いている一振りの一撃を避けた。

 

(トレーナー本人が攻撃してくるのは予想外だったなぁ…下手に攻撃して大怪我させたら元も子もないし)

 

「リリーバイスさん。」

 

うすいろピカチュウが話しかけてきた。

 

「本気を出さないとやられますわよ。」

 

「あの子は、自分が出せる120%を出して戦ってるのです。」

 

「ポケモンバトルでしたらこうはなりませんでしたが、貴女はニケ…いいえ、強い人ですから。」

 

「彼も戦ってみたくなったのでしょうね。」

 

「ですから力いっぱい全力で叩きのめすカタチで戦うとよいですわ。」

 

「…私達の任務は彼と貴女達の身柄を確保することなんだけど。」

 

「あら、そうなのですか?指揮官さん。」

 

「ああ…。決闘に夢中になってるところすまないが、私達の目的は君達を保護することだ。殺しに来たわけじゃない。」

 

「なら、このまま続行する形でよろしいですわね。」

 

「…話聞いてたか?このままリリスが本気を出せば君達を…。」

 

「暴れ回る猛獣を貴方達は、弱らせず、麻酔も使わずに檻に入れられますか?」

 

「……!」

 

「…武器を持ったあの子にはもはや言葉は通じませんわ。実力で自分達が強いと自分達の方が頭が回ると証明するしかないのですわ。」

 

「…死ぬぞ。」

 

「元からそのつもりですわ。彼も言っていたでしょう?最期のバトルだと。」

 

「本気ではなく、死ぬ気で戦わねば勝てない。命懸けの勝負とはそういうものですの。」

 

「それを覚悟して彼はこの大きなお家の屋根の上で決着をつけようとしていますの。」

 

「私達は、君達のリーダーを殺しに来たわけじゃない!」

 

「話を…!」

 

「彼の意志はすでに行動は決まっていますの。」

 

「貴方達を、命がけでも倒し、わたくし達を守ると。」

 

「あの時の悲劇を繰り返すまいと。」

 

「そうだ。」

 

ミュウツーが戻ってきた。彼の周囲にはラプチャーコアが何個か浮いている。この決闘をしている間に周辺地域のラプチャーを駆逐していたことが分かる。

 

「この世界のニンゲンは恐ろしい。お前達にとってポケモンは未知の存在だ。私達は、この世界の人類がニケを生み出すために、ニンゲンに非道な実験を繰り返してきたことを知っている。その狂気がいつ、我々に向けられ、何匹の尊い命と尊厳が失われるか。考えたことがあるか?」

 

「…考えたこともないだろう。」

 

「そんなことは分かっている!!お前に言われる筋合いは…!」

 

「私は意味もなく、何体ものポケモンの遺伝子、屍によって人工的に生み出されたポケモンだ。」

 

 

 「っ!!!?」

 

 

「お前達のように人類を救う為だとか人類の天敵を倒す為に生まれたのではなく、ニンゲンの興味本位で生まれたのが私だ。」

 

「機械ではないが…ある意味ではニケと同じだろうな。」

 

「故に問おう。」

 

「お前達は、誰かに決められた定義の為に命をかける覚悟はあるか?お前達は何の為に戦っている?いずれ滅びゆく人類を全て助けるなど不可能だとわかっているはずだ。」

 

「お前達たった少数で人類を救うなど夢物語にすぎん。」

 

「お前にはあるのか?戦う理由が?」

 

「私は見つけた。すでにな。」

 

「この大きな家、お前達が言うタワーマンションという建物だが、ここには多くのポケモン達がいる。神の悪戯か何かは知らぬがこの世界に来てしまった憐れな者達だ。」

 

「ここにいる者たちを守る為に私は自ら赴いて外敵を駆逐している。それは今戦ってる奴も同様だ。」

 

…少年から悍ましいオーラが出ているように感じる。

両手の剣に呪いが集まっている。

隣にはビルドアップを終えたコノヨザルが同じオーラを放ちながらリリーバイスを見据えている。

 

「…私も戦いに参戦しよう。よいなうすチュウ。」

 

「もちろんですわ。わたくしはここで立会人のままこの勝負を見送りますわ。」

 

「おいおい…!そんなのアリかよ!」

 

「外敵は駆除した。残るはお前達だけだ。」

 

「クッ…!」

 

「お前達、ゴッデスをここで屠り去り…この世界がこうなった元凶たる存在を駆逐するとしよう。」

 

「…見たところ、リリーバイスは短期決戦型だな。消耗も激しいだろう。」

 

「故に力を温存してるように見える。どうするお前達も戦うか?」

 

「皆さん、遅れました!!」

 

後ろからスノーホワイトの声が聞こえた。振り返ると彼女とラプンツェルがこちらに向かって走ってくる。だがそれよりも悍ましいモノをゴッデス指揮官は見た。

 

「何だアレは……!」

 

それは無数のラプチャーの部品で構成された巨大な下半身のないヒト型だった。1つ目がこちらを見下ろしている。

 

こちらを確認したと同時に、黒い霧の中へと消えてゆく。

 

アレまで相手にしなければならないのか。

 

「なんなんだ…さっきのは…。」

 

「幽霊の方が先程の巨人に私達を乗せてここまで連れてきたのです。」

 

「アイツか…奴の言っていた最強兵器とやらはアレなんだな…。」

 

「早速で悪いが、2人には…

 

 

ズガァアン!!

金属同士がぶつかり合う音が聞こえる。

彼女と人間である彼が激しい鍔迫り合いをしている。

 

「お姉ちゃんと互角に戦ってる…?」

 

「どうやったらあんな動きが…」

 

その背後からこちらに向けてふんどのこぶしを繰り出され、さらに背後から無数の光弾がこちらにめがけ飛んでくる。

 

「皆さん!私の後ろに隠れて!!」

 

ラプンツェルがシールドを張り、攻撃を防ぐ。

 

「くっ…!無茶苦茶だ…!ミュウツーとかいう化物…!!」

 

「全員、あの怪物、ミュウツーに集中砲火だ!あの猿と少年は彼女が相手する!!」

 

ゴッデス指揮官はある重要なことに気がついた。

 

「……やれるか私に。」

 

「いや、それは最終手段だ。」

 

ニダンギルから赤い斬撃波が繰り出される。それはゴッデス指揮官の頬を掠め、屋上の手すりを切断した。

 

「…やるしかないか。」

 

頬から血が出る。それを拭き、指揮を続ける。  

今はまだだ。彼女達が全力を出し切った後に私が…。

 

「ゴッデス部隊、レディ!!」

 

「ミュウツー及び、残る敵戦力を殲滅せよ!!」

 

………

 

彼女は感じていた。何故彼が原初にして最高傑作のニケである自分と互角に"戦える"のか。

 

「ねえ、もしかして何か細工しているの?」

 

「君の…自分の身体に。」

 

鬼神と化していた少年は口に手を当て、笑いを堪えている。

 

「ふっ…ハハ、アハハハハハ…!バレましたか…!」

  

少年は首にぶら下げたソレを見せる。

 

「いのちのたま。自分の命を削って身体能力…特に攻撃力を上げるアイテムですよ。」

 

「まあ…こんなもの開示したところでどうでも良い…!

リリーバイス!貴女さえ倒せればなぁ!!」

 

ニダンギルから血のような赤い斬撃波を2つ飛ばす。それを掻い潜り、拳を彼に放つ。拳は彼に届かなかった。

 

漆黒の剣が盾を持って攻撃を防いだ。

 

「ギルガルド!!」

 

5体目をここで繰り出した。

 

「残るは1体…!」

 

「最期まで全力で楽しんでやる!!」

 

「ねえ…!どうしてそこまでして自分の命を削ってまで戦うの?」

 

「え…?ああ〜…今更聞きます?ソレ?」

 

「………楽しいから。」

 

「え?」

 

「長く生きるともう色々と壊れるんですよ。倫理観、価値基準、自我…色々と壊れていくんです。」

 

「不滅を謳っている貴女方も、ニケも何れ…こうなる運命なんだよ!!」

 

ニダンギルを投げ、ブーメランのごとく投げ飛ばし、彼女はそれを躱す。

ギルガルドを持ち上げ、縦に振り下ろす。それを白刃取りし、彼を見上げる。

 

「不老不死に興味はありますか?」

 

「ない…かなぁ…!」

 

「でしょうね。そういう風に見えませんし。」

 

少年は急に冷静な口調になった。

 

「3000年生きた、男がいた。その男は、愛する者の為に多くの命を奪ってしまい、長いときの中を孤独に生きた。そんな中彼は、居なくなった彼女のことと自分の罪を内に秘めて過ごした。」

 

「そして5年前、彼は彼女の赦しを得て幸せな余生を過ごした。」

 

「彼には大切なものがあった。故に自我を保ち、3000年も生きながらえた。」

 

「僕は何百年もある存在にこき使われ、ある時は人間に、憎まれ続けられた。」

 

「周りの知っている人間や親しい仲間は死んでいき、旅の仲間も寿命で病気で死んでいった。」

 

「結果僕には?何が残った?死んでいった仲間達の顔や絆なんてもう思い出せない。」

 

「…やってられるかよ。もう人として、死なせてくれよ!!」

 

「これ以上人間やポケモンを救ってもそいつらだっていつかは死ぬんだ!!意味ねえよ!!」

 

漆黒の剣越しに彼のやるせない気持ちと怒りと哀しみが伝わってくる。

 

「じゃあ、なんで…生存者を探して彷徨っているの?」

 

「見てたんですか?救命ごっこをしている自分の姿。」

 

「そんなの癖ですよ。昔からの。」

 

「逃げないで。」

 

「説得しようたって無駄ですよ。ここで終わるつもりなのだから!!」

 

「逃げるなって言ってるでしょ!!」

 

「貴女こそ倒れろ!!こうして動きを固定している間、何度ニダンギルで斬りつけたと思ってる!!普通なら死んでる筈だ!!」   

 

「ああ!そうだ!!本来、僕は人を助けるのが生き甲斐だった!!その名残で死体漁ってたのさ!!バーカ!!」

 

「そうなんだ、私達と同じだね。」

 

「は?」

 

「聞き出せてよかった。後は、」

 

「君を助けるね。」

 

リリーバイスが彼を蹴り飛ばした。手すりにぶつかり、彼女を見つめる。ところどころ破れた軍服の下から柔肌が見える。バカな。傷1つないだと…。

 

このことから1つの考えが過った。彼女はまだ本気を出していない。つまりあの必死そうな顔も演技だったとでもいうのか。

…怒りがこみ上げてくる。自分が命懸けで戦ってるのに相手は余裕そうで、ヘラヘラしてて、倒れる気配がない。このヒトの姿をした化物が……!!!

 

「僕の…俺のグチャグチャした生ゴミみたいな気持ちを吐き出させる為にわざわざ手加減したのか…貴様ァ!!」

 

立ち上がり、ギルガルドを持ち上げる。スピードボールを出し、ムクホークをだした。

 

「…ムクホーク、メガシンカだ。」

 

ムクホークは球体に包まれ、中からメガシンカエネルギーが溢れ出し、割れた。

 

メガムクホークにメガシンカしたムクホークはご主人の天敵である彼女を見下ろす。  

 

「それが君の奥の手なんだね。」

 

「貴様の命を屠ってやる…!!」

 

「やれるものならやってみて。」

 

両手を広げ、構えた。

 

「全部、抱いて壊してあげる。」

 

………

 

ミュウツーとの死闘は苛烈を極めていた。無数のエネルギー弾を防ぎつつ、彼に銃弾やミサイルは命中する前に落ちるか爆発する。そして何より脅威なのが…

 

「ヨギャア……!!」

 

幽鬼とかしたコノヨザルだった。この猿、攻撃すればするほどどんどん強くなっていく。

 

「コイツ、無敵か…!?」

 

その後方でミュウツーがエネルギー弾を撃ってくる。

 

それを躱そうとするが波動弾はこちらに吸い付くように向かってくる。

 

ウルフスベインのスコープが壊れる。

 

「クソッスコープがお釈迦になった!!」

 

「貴様モ、そうなるガい、い。レッドフード。」

 

目の前にコノヨザルが拳を振り下ろし、それをウルフスベインで受け止める。

 

「てめえも喋れる口か!!」

 

「なあ!こんな戦いやるより、スノーが作ったゲームの方がおもしれーぞ!!」

 

「黙、れ、ニンゲンのゴラク、ワカラン、全力デツブス。」

 

もう片方の拳が彼女に振り襲ったがドロシーに蹴り飛ばされた。

 

「仕留めソコナッタ…。次コソツブス。」

 

「慌てるな。我らの方が有利だ。」

 

メガシンカの光が周囲を照らした、ヤツがメガシンカを切った。戦いも終盤に差し迫っている。

 

「…訂正しよう。リリーバイスが倒れない限り五分五分だ。」

 

「ヨギャア……!!この下にいる子分、守ル。その為に全力出ス。」

 

「ならば私も…全力といこう。」

 

「ハァ……!!」

 

ミュウツーに強大なエネルギーが集まっている。

 

「よくぞここまで戦った。ニンゲン…いやゴッデスよ。その名の通り、貴様らは勝利の女神に相応しいだろう。」

 

「だが我らも負けられぬのだ。この家に住む者達の為にな。」

 

「私達にも守るものがある!ここで倒れるわけにはいくか!!」

 

「我々、ポケモンは二段階で進化する。奴のムクホークが良い例だ。」

 

「だがニンゲンとの絆を経て、限界を超えた進化がある!」

 

メガムクホークがリリーバイスと戦っているところを指差す。

 

「それがメガシンカだ。奴のキーストーンとメガストーンが連動することで我々は限界を超えられる。」

 

「メガシンカ…。それがお前達の奥の手か。」

 

「だがヤツがメガシンカを切ると他のポケモンはメガシンカできなくなる。」

 

「その通り、奥の手だ。」

 

「……何だ。てっきりここでその手を使われると思ったぜ。」

 

「が。例外も存在する。」

 

「…ゑ?」

 

レッドフードが唖然とした。

 

「ハァアアア!!!!」

 

ミュウツーは球体に包まれた。

 

「おい、まさか…!」

 

「これはさっきと同じ…!」

 

球体が大きくなっていき、ヒビが入る。

 

「急げ!ヤツが進化しきる前に仕留めろ!!」

 

「クソッスコープがねえとねらいずれえ!!」

 

ゴッデス部隊が球体に攻撃し始めた。

しかし、大半の銃弾をコノヨザルがばくれつパンチで防ぎきってしまう。

 

「この…!サル野郎がぁ!!!」

 

球体が割れ、夕景を背後に旧人類の業の化身が現れる。

 

「メガミュウツー…X。」

 

「………最終ラウンドだ。ゴッデスよ。」

 

メガミュウツーXはゴッデスを見据えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




主人公のトレーナー(もはやラスボス)はレジェンドアルセウスのヒスイ時代から元の世界へと帰れなくなったLA主人公の成れの果てです。
アルセウスが不老不死の祝福(呪い)を彼に施した結果、あらゆる厄災を消し飛ばす特級呪物部品マンとかしたカフェ太郎(仮称)が生まれました。 (結局いい名前が浮かばなかった。誰か助けて。)歴代主人公、悪の組織ボスと面識があり、様々な事件の解決に助力してました。

ヒスイ時代からの生き残りはムクホーク、ヨノワール、ガブリアス、ユキメノコ、ヒスイバクフーン、イダイトウとなっています。
1番寿命短そうなムクホークが、長生きしてるのはカフェ太郎を一人にさせてたまるかという心の強さ故です。
 
ミュウツーがメガシンカできたのはトレーナーがメタモンであることと自力でメガシンカができるようになったたからです。夕日を背後にメガミュウツーXになったのはエフィリスを意識しました。

うすいろピカチュウはタワマン頂上決戦の立会人をしながら3兄弟を流れ弾等から守ってます。やはりタフだった。

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