秋のG1戦線始まりましたね
作者は菊花賞見に行くつもりです
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本バ場入場前、トレーナーとターフの前に立つ
ディナーに結んでもらったリボンを袖の上から優しく握る
「緊張してる?」
「当たり前よ、でも勝つわ」
口から出る言葉は、不思議と自然体で空を飛べそうなほど活力に満ち溢れていた
トレーナーと一緒に声援響くターフに出る、ここからが私のステージだ
『前レース、ホープフルステークスの熱も冷めやらぬまま今年最後のG1レース、ファンの想いも背負うこの大舞台に18名のウマ娘が挑みます。』
『栄光のグランプリ第××回有馬記念、本バ場入場です!』
『最内枠、仁川で届かなかったグランプリ優勝の景色、さぁ夢を見せてくれトリックスター、全てをひっくり返す道化師が今ここに、ジュウリョクピエロ、トレーナーは伊馬村星奈』
『若く酸っぱい果実は今は昔、甘く完熟した走りを今示すか、タンクフルーツ、トレーナーは石田康成』
『無傷で成し遂げたティアラ制覇、無敗で挑むは秋シニア3冠、ターフを彩る極光が今日もまた輝きます、“不屈の女王”ゴゥライトと段野大聖』
『ダービーで魅せたあの末脚、とどまるところを知らない加速装置、アクセラレータ、トレーナーは東条ハナ』
『真紅の弾丸は世代を超えて、届け!有馬の頂点へ、レッドバレット、トレーナーは奈瀬文乃』
『闘魂注入背中を押され、轟かせるは龍の雄叫び、ドラゴンズクライと輪田龍一』
『私の前に居た貴方に、叩きつけるは愛のこもった挑戦状、ラヴガレッジ、トレーナーは深雪秀明』
『着々と一位をその目に捉えるスナイパー、ティルタイム、トレーナーは樫本理子』
『掴み取った栄誉はクラシック3冠と秋シニア3冠、被った冠は史上最多の10冠、挑む戦に限りなし!永遠に刻め“戦鬼”が駆けるラストラン、ゴゥリスク、トレーナーは虹村敦也』
『鍛えに鍛えたその刃、今日こそ鬼に届くのか、メイショウブレード、トレーナーは北原穣』
『ドバイで魅せたあの演舞をもう一度、ダンスダンスダンス、バディを務めるのは阪井流星』
『バ群を切り裂き突き進むのは聖剣か、邪剣か、その切れ味はG1級、バルムンク、トレーナーは桐生院葵』
『煌めく姿は流星一条、目指すは有馬の冠、アドマイヤステラ、トレーナーはウインドインハーヘア』
『蒼穹を駆けるは青雲魂、ここに勝利を刻みたい、セイウンソウキュウ、トレーナーはクリステル・ラメイラ』
『荒バ場、重バ場なんのその、ダートとターフを乗り換えるドライブテクニックをご覧あれ、ワイルドドライブと黒沼一馬』
『冬であっても夏であっても、私が走れば桜道、サクラハナミチと、多口完太』
『未完のウマ娘、ここにて完成か?芸術ここに極まれり、グランカヴァッロとマルコ・デカルト』
『大翼広げてウマ娘は飛ぶ、最外枠から月へ飛び出せ、オオトリカグヤ、トレーナーは真津山耕平』
『以上18名のウマ娘が年末の中山の舞台で凌ぎを削ります』
〜♪〜
『G1のファンファーレが鳴り響きます、中山レース場前日の雨によりバ場は稍重、しかし、雲の間から刺す光がウマ娘達を照らします』
『さぁ栄光と情熱の頂点へ!第××回有馬記念今スタート!』
『先頭飛び出したのは、タンクフルーツとアドマイヤステラ、三番手にレッドバレット、その内女王ゴゥライトは4番手』
『その半バ身後ろにドラゴンズクライ、その外グランカヴァッロが前目につけています』
『少し離れてオオトリカグヤとワイルドドライブ横並び、中団外目に付けました有終の美を飾れるかゴゥリスク』
『ティルタイムは十番手、その外アクセラレータが押して位置取りを調節します』
『中団後ろ固まっているのはラヴガレッジとサクラハナミチ、メイショウブレード』
『その後ろセイウンソウキュウとダンスダンスダンスが並び、最後尾にバルムンクとジュウリョクピエロとなりました』
『さぁ!スタンド前降り注ぐ声援を受けてウマ娘達はコーナーへ入ります』
『ややハイペースなレース展開を見せています今年の有馬記念、バ群は縦長に広がったまま、先頭集団はコーナーを抜け向正面へ!』
【《・》】
初めての有馬記念、リスクとの決戦、でも頭の中はどこかクリアでこのレースの展開が手に取るようにわかった
(タンクさんとステラさんの逃げのペースなら四コーナーで捉えられる。逆にスパートを掛けて尚、私を飲み込もうと出来るのは…)
後方の気配を探るだけで分かる、振り返らなくても視える、大好きで、分からず屋、憧れで、ライバル
《ゴゥリスク!!》
【《・》】
『バ群が、第三コーナーに入って、あ!?ここで!ゴゥリスク仕掛ける!外目に回して押し上げる!オオトリカグヤ達を追い抜き先頭集団に食い込みました!』
『ゴゥライト!ゴゥリスク!ゴゥ一門横並びで最終コーナーへ!』
【《・》】
あぁ、楽しい。心地がいい。やっぱり私はレースが好きだと実感する
(少し無理して先頭集団に付けたが、コンディションは完璧、このまま押し切って逃げ切れる気すらするだが、それはお前も同じだろ…)
隣のターフを蹴る音、風を斬る音、他のウマ娘と同じだが、幼い頃から隣で聴いてたこの音を私は間違う訳が無い
《ゴゥライト!!》
【《・》】
『各ウマ娘最終コーナーへ入る!ここで抜け出すのは!ゴゥライト!ゴゥリスク!“不屈の女王”か!“戦鬼”か!』
【《・》】
(やっぱり最後はライトか!)(最後の壁はリスク、貴方よ!)
互いが互いを意識する、眼前の最愛、最強の好敵手に意識を注ぐ、雌雄を決するラストラン
二人の心象風景が広がる、方や星天分かつ一筋の流星、方や暗天灼き尽くす煌めく暁、二つの領域がぶつかるその瞬間
「アタシのこと!忘れてるんじゃないわよ!!」
意識外の乱入者に二人の領域を引き裂いた
【《・》】
『なんと!ジュウリョクピエロが!気づけば先頭に!最後尾に位置したジュウリョクピエロがワープで先頭集団へ強襲!』
『三人横並び!最後はこの三人だ!最後はこの三人だ!ライト抜け出すか!リスクが喰らいつくか!ピエロが差し切るか!残り100!』
【《・》】
「負ける訳には行かない!」
「諦められない!」
「絶対勝つって約束したから!」
「「「うぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!」」」
【《・》】
『完全!三人!横並び!同時にゴール板を超えたように見えました!』
『三バ身ほど離れて、四着レッドバレット、五着ドラゴンズクライ』
『上位三名は写真判定です!』
【《・》】
ターフに倒れ込みたい気持ちを抑えてアタシは両膝に手を付き肩で息をする
誰が勝ったかなんて分からない、ただただ必死で喰らいついて、本気で差し切ろうとして
周りを見渡せば、同じような体勢のリスクとライト、ターフビジョン横の掲示板には、写真の文字が灯っていた
スタンドからの声も聴こえず、皆が固唾をのんで確定のランプを待ち望んだ
掲示板を見ることができなかった。
もし力及ばず負けていたら。
もし、約束を果たすことができていなかったら。
鈍い心拍が身体に響く。
不安で、足元が崩れてしまいそうだった。
その時、ハラリと緩んだリボンの端が袖から顔をのぞかせた
ディナーと交わした約束の結末を見届けるためアタシは顔を上げた。覚悟を決めるのを待っていたかのように掲示板に確定のランプが点いた
【《・》】
『有馬記念確定しました!一着!一枠一番!【ジュウリョクピエロ】!!二着との着差なんと拳一つ分!』
『二着はなんと!同着!【ゴゥリスク】と【ゴゥライト】!』
『拳を突き上げた!ジュウリョクピエロ!その腕には――白と黒のリボン!』
『これは……ゴゥディナーのリボンです!』
『ホープフルステークスを制したゴゥディナーから託されたバトン!』
『今、そのバトンを受け継いだジュウリョクピエロが、有馬記念を制しました!!』
【《・》】
ウイニングライブの準備を済ませ待機している控室、雰囲気は最悪だった
半年前までは、どんなことでも共有できたゴゥリスクとゴゥライトは喧嘩しており、有馬記念で着くはずだった決着もジュウリョクピエロに一着を取られ、二人の間でも同着とハッキリとした着地点を失ったままであった
ジュウリョクピエロもチームメンバーのゴゥディナーと仲はいいが、リスクとライトに関しては友人の友人であり切り出せる楽しい会話の種など無かった
しかし言いたい文句はあった。チラチラと様子を伺い合い、話しかけようとしてやっぱり辞めるを繰り返し見せられたピエロはブチギレた
「もー!!アンタらうざったいのよ!言いたいことがあるならハッキリいいなさいよ!ていうかアタシが言いたいこともこんなことじゃないのよ!」
ライトとリスクはギョッとしたようにピエロを見た、ピエロも二人の目線がこちらへ集まっていることを確認し息を整え口を開いた
「本来アンタたちの喧嘩にアタシは関係ないのだけれど、チームの後輩が余りにも心配するもんですから首を突っ込ましてもらったわ」
「勝った人の願いとかは、全部ディナーに回すけれども一つだけ言わしてもらうわ」
「アンタ達大事な妹泣かせてんじゃないわよ」
「「………」」
「ふぅ、言いたいこと言った言った…って、え?なんでいるのよアンタ達、早くディナーのとこ行けって言ってんの!」
「で、でもウイニングライブは…」
「へーきへーき、一番のアタシがいるからなんとかなるなる」
そう言って、ピエロは二人を無理やり部屋から追い出した
「世話がかかるのは、アンタ達もあの子も変わんないわね」
そんなことを言いながら、一人で立つウイニングライブをどうしようかと頭を悩ませるピエロであった
【《・》】
ディナーの部屋までの重い足取りの中、沈黙に耐えかねた私はライトに尋ねた
「ライトは、ディナーのバトンを受け取ってたのピエロだと思ってたか?」
「…いいえ」
淡白な返答、会話のラリーすら難しくなったのかと少しショックを受けていると
「…私はそれこそ、本バ場入場ギリギリまで控室でディナーを待っていました」
「でもディナーは来てくれなくて、『あぁ、リスクへバトンを託したのだな』と思いました。もしかして、リスクもですか?」
図星であった、私もトレーナーに限界だからと引きづられるまでディナーを待っていたし、ディナーのバトンはライトが持っているものだと思っていた
「正直、ディナーは私の味方だと思っていたし、来てくれなかった時は裏切られたと思ったよ」
「…私もです」
半年間で、私たちはこんなにも下手くそになってしまったらしい。
昔なら何でも言い合えたはずなのに。
今では、たった一言を交わすことすら難しい。
そんなぎこちないキャッチボールを続けながら、私たちはようやくディナーの控室へと辿り着いた。
「……ディナー、いる?」
ライトが声をかける。
返事を待ってから、ゆっくりと扉を開いた。
そこに、ディナーはいた。
まだ勝負服のまま。
テーブルの上にはティーセットが並べられ、ディナーは私たちが来ることなど最初から分かっていたかのように、静かに紅茶の準備をしていた。
「……お疲れ様、二人とも」
その姿を見た瞬間、私は悟った。
あぁ。
ここで、決着が着くんだ。
有馬記念で勝敗を決めるはずだった。
けれど、決着がつかなかったからこそ――
私たちは、ここに来た。
逃げることも、勝ち負けに答えを預けることもできない。
ならば今度こそ、自分たちの言葉で決めるしかない。
ディナーは何も言わず、ただ三人分の紅茶を淹れていた。
【《・》】
「久しぶりに三人でゆっくりお茶をしよう。凱旋門賞から3ヶ月、私は話したいことがたくさんあるよ」
取り留めのない話をしよう。
最近あった、ちょっとした出来事の話をしよう。
見つけた少しすごい話をしよう。
少し泣いた映画の話をしよう。
私とピエロの話をしよう。
私とライト、私とリスクの話もしよう。
そして、ライトとリスクのこれからの話をしよう。
すぐに答えを出す必要なんてない。
有馬記念で決められなかったのなら、今度は三人で話せばいい。
勝った負けたでもなく。
約束したからでもなく。
誰かが誰かに合わせるのでもなく。
ただ、三人でこれからどうしたいのかを。
「……ほら、座って。紅茶が冷めちゃうよ」
二人を促す。
リスクとライトは顔を見合わせる。
ほんの少しだけ、昔に戻れたような気がした。
「……あぁ」「……えぇ」
二人が並んで椅子に座る。私達は久しぶりに3人でテーブルを囲んだ
【《・》】
ゆったりとした時の中で、いろんな話をした。
話をするうちに、少しずつ昔の調子を取り戻し、軽口を交わしながら会話は広がっていった。
やれ、フランスでは米が恋しくなっただの
やれ、アパパネがまた新しい部活を立てようとしただの
やれ、サンデーサイレンスなるウマ娘が、ディープやステゴを振り回して回っただの
色々な話だった
決着へ向う一歩を踏み出したのは、聞き手に徹していたライトであった
「私には、あまり二人を満足させられるような話はありませんわ」
「秋シニア3冠の為に密にスケジュールを組んでいましたし、何より…」ゴニョニョ
「え?何でもいいぜ、丸一日オフだってあっただろ?」
「…ですもの」
「え?」
「私の友人はあなたしかいないんですもの」
「リスク、あなたが私に色々なことを教えて、私の世界を広げて、なのにどうして急に離れていくんですの!!」
「私たちは家族で、何より親友でしょ、私はまだ一緒にいたいの。あなたが教えてくれたレースも私のこともきらいにならないで…」
いつの日か、ライトが私に打ち明けた本音、ライトの有馬記念勝利の約束の願いの核だった
「レースもみんなも嫌いなわけがない…」
「むしろ好きだ、大好きだ」
「だったらっ!」
「でもなライト…」
リスクがライトの言葉を遮る
「好きだからこそ、怖いんだよ」
「…怖い?」
「走ることが好きなのに、身体がついてこなくなるのが怖い」
「今まで出来ていたことが、少しずつ出来なくなっていくのが怖い」
「お前たちと競うことが楽しくなくなるのが怖い」
一度、言葉を切る。
「何より……レースが嫌いになる前に、私は辞めたかった」
「レースを辞めたらトレセンには居られない、だからトレセンも辞めるって決断した」
「……どうして?」
ライトが小さく呟いた。
「どうしてって……レースを走らないウマ娘がトレセンに残る理由なんて――」
「ありますわ」
【《・》】
今度はライトが私の言葉を遮った
「……え?」
「私が知らないことを、まだまだ教えてもらわなければいけませんもの」
ライトは真っ直ぐにこちら見る。
「レースのことだけではありませんわ。美味しい食べ物に楽しいところ、あなたが私に教えてくれたことはたくさんあります」
「それに……」
一度言葉を詰まらせる。
「私は、あなたに教えてもらったものを、今度は誰かに教えられるようになりたいですわ」
「ライト……」
「あなたがレースを辞めるからって、私まであなたとの時間を終わらせる必要なんてないでしょう?」
私はずっと勘違いしていた。
レースを辞めることと、こいつらの隣から離れることは、同じことだと思っていた。
「……じゃあ、私はどうすればいいんだ?」
「それを一緒に考えましょう」
ディナーが静かに口を開いた。
「トレセンには、走るウマ娘だけがいるわけじゃないよ」
その言葉に、私は顔を上げる
「トレーナーも、スタッフも、たくさんの人がウマ娘たちを支えてる」
「……でも、私に何ができる?」
「リスク先輩なら、できることはたくさんあるよ」
席を立ち、私の手をディナーが両手で包む
「だって私たちが知ってるんだもの。リスクが、誰よりレースを好きで、誰より走ることを知ってるって」
「……私が?」
「うん」
「まだ私には誰かを教える自信なんて無い」
ライトも頷き、私の手を握る
「安心なさい、私の最初の先生は、あなたですもの」
「…………」
二人の顔を見回す
ずっと、レースを辞めた先には何もないと思っていた。
けれど――
レースを辞めても、ここに残る道はある。
走る側から、支える側へ。
それが、私に出来ることなのかもしれない。
「……トレーナー、か」
その言葉を口にしてみる。
まだ自分がそれになる姿なんて想像もできない。
けれど、不思議と嫌な響きではなかった。
「いきなりトレーナーなんて無理だろ」
「なら、まずはトレーナー補佐からでいいじゃない」
ディナーが笑う。
「そこから勉強して、トレーナー候補生になればいい」
「……随分簡単に言ってくれるな」
「だって、三人で決めるんでしょう?」
ライトはそう言って、紅茶を一口飲んだ。
「これからのこと」
【《・》】
後日談、と言うか今回のオチ
「…ふーん、ちゃんと決着ついたんだ」
年末の部屋の片付けを終え、新年を迎える準備を終わらせたトレーナー室
今回の一件、一番の功労者のジュウリョクピエロに事の顛末を話した
「ピエロのお陰でね、お礼と言っては何だけど荷物持ちでも何でも付き合うよ」
「そうねぇ…あ!荷物持ちもそうだけど着せ替え人形にしていい?ずっと思ってたんだけど、アンタ素材はいいのに素材の味でしか勝負しないからメイクとかずっとしたいと思ってたのよ!」
「い、いやメイクとかはいいよ…」
「ダーメ!お礼って言うならちゃんと付き合いなさい!」
「そーよ!そーよ!このゴルシちゃんの相談にも付き合いなさい」
「ゴルシは関係無いだろ…は!?」
私とピエロはギョッとして振り返る
そこには[チームスピカ]の金色の不沈艦ゴールドシップがいた
「なんでゴルシが?ほんとに関係無いじゃないか!?」
「え〜ディナー、ピエロちゃんから何も聞いてねーの?レースで見せたワープマジックあれ、ゴルシちゃんが教えたんだぜ!」
先の有馬記念、最後方にいたはずのピエロが気付いた時には先頭に追いついたあのワープ、教えたのはゴールドシップだと言う
「ピエロちゃんから電話が来て、『皐月賞で見せたあのワープ教えて』なんて言うからゴルシちゃん張り切って教え込んじゃったぜ」
「あー!あー!いいの過ぎたそんなコト!えーとそう!何なのよ相談って!」
「あぁそうだよ、今年スピカに入った新人ココネについて何だけど『prrrr!』なんだ?」
『ゴールドシップさん!今どこにいるんですの!部屋の片付けであなたの物ばかりでてくるのですが!』
「はぁ、心配しなくてもしっかり相談にはのるから先にそっち解決してきなさい」
「おう、じゃあ頼むわ、バイバイ〜」
ゴールドシップは部屋から飛び出していった
「ふぅ、なんだったのよアイツ…」
「…かっこよかったよ有馬記念」
「…もちろんよ」
リスクたちの一件。
私の初G1。
ピエロの有馬記念。
色々なことが交錯した年末だった。
それでも、今は不思議なくらい穏やかな気持ちで、新しい年を迎えられそうだった。
これにて、ゴゥディナージュニアクラス編もといゴゥライト、ゴゥリスク編終了です
次回からはゴゥディナーのクラシック編となります