ラバウルの鷹   作:UMC OGASOU

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第十五話 ラバウル上陸戦

 

 

 昭和十八年十一月下旬。

 

 ラバウル基地。

 

 南海の要塞は、ついに直接の脅威に晒されていた。

 

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 敵空母機動部隊。

 

 敵輸送船団。

 

 敵上陸部隊。

 

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 もはや誰の目にも明らかだった。

 

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 アメリカ軍はラバウルを占領するつもりだ。

 

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 夜明け前。

 

 神崎隼人は飛行場に立っていた。

 

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 並ぶ零戦。

 

 艦爆。

 

 陸攻。

 

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 その数は以前より大きく減っていた。

 

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 それでもまだ相当な戦力が残っている。

 

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「全部守り切れるかな」

 

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 村田が呟いた。

 

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 神崎は答えられなかった。

 

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 その頃。

 

 沖合では敵艦隊が接近していた。

 

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 戦艦。

 

 巡洋艦。

 

 駆逐艦。

 

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 そして輸送船団。

 

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 その数は圧倒的だった。

 

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 午前六時。

 

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 最初の砲弾が飛来した。

 

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 轟音。

 

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 地面が揺れる。

 

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 海軍砲撃だった。

 

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「艦砲射撃!」

 

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「全員退避!」

 

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 兵士たちが走る。

 

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 次の瞬間。

 

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 飛行場の端で巨大な爆発が起きた。

 

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 土砂が空高く舞い上がる。

 

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 神崎たちは急いで発進準備を進めた。

 

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 飛べる機体は飛ばす。

 

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 少しでも多く。

 

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 少しでも遠くへ。

 

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 零戦が離陸する。

 

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 また一機。

 

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 さらに一機。

 

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 滑走路から飛び立っていく。

 

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 しかし。

 

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 全ては間に合わなかった。

 

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 敵爆撃機隊が現れたのである。

 

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 ヘルキャットの護衛を伴い。

 

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 大編隊で。

 

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 爆弾投下。

 

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 格納庫直撃。

 

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 火柱が上がる。

 

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 神崎は上空からそれを見た。

 

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 格納庫の屋根が吹き飛ぶ。

 

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 中にいた機体が炎に包まれる。

 

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 また別の格納庫。

 

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 さらに別の格納庫。

 

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 爆発。

 

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 炎上。

 

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 黒煙。

 

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「くそっ!!」

 

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 神崎は叫ぶ。

 

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 どうすることもできない。

 

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 飛んでいる機体は戦える。

 

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 だが地上の機体は無力だった。

 

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 爆撃は続く。

 

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 燃料庫が誘爆する。

 

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 巨大な火柱が空へ伸びた。

 

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 その炎は周囲の機体へ燃え移る。

 

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 零戦。

 

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 九九艦爆。

 

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 一式陸攻。

 

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 次々と炎に飲まれていく。

 

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 空中にいた搭乗員たちは言葉を失った。

 

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 自分たちの基地が燃えている。

 

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 自分たちの翼が燃えている。

 

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 昼頃。

 

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 飛行場は火の海だった。

 

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 滑走路には爆弾穴。

 

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 格納庫は崩壊。

 

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 整備施設も破壊された。

 

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 そして。

 

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 飛んでいた機体を除き。

 

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 地上に残されていた航空機はほぼ全て失われた。

 

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 数百機近い航空機。

 

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 長い時間をかけて集めた戦力。

 

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 それが一日で消えた。

 

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 午後。

 

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 敵上陸部隊が海岸へ到達する。

 

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 艦砲射撃の援護を受けながら。

 

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 上陸艇が押し寄せる。

 

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 ラバウル守備隊も応戦した。

 

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 機関銃。

 

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 迫撃砲。

 

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 野砲。

 

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 ありったけの火力を叩き込む。

 

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 だが敵は止まらない。

 

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 次々と上陸してくる。

 

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 兵力差は圧倒的だった。

 

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 その頃。

 

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 鬼塚大尉はまだ入院中だった。

 

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 包帯だらけの身体。

 

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 だが病室の窓から黒煙を見ていた。

 

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「まさか本当に来るとはな」

 

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 呟く。

 

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 その声は静かだった。

 

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 夕方。

 

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 神崎たち迎撃隊が帰投する。

 

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 しかし。

 

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 帰る飛行場がなかった。

 

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 滑走路は穴だらけ。

 

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 炎上する施設。

 

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 燃える航空機。

 

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 立ち上る黒煙。

 

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 神崎は胸が締め付けられるのを感じた。

 

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 一年前。

 

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 初めて見たラバウル。

 

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 巨大で。

 

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 力強く。

 

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 絶対に落ちないと思った基地。

 

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 その姿はもうどこにもなかった。

 

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 残された航空機はわずか。

 

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 しかも空にいた機体だけ。

 

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 地上の機体は全滅に近かった。

 

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 夜。

 

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 緊急会議。

 

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 司令部地下壕。

 

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 鬼塚も無理を押して参加していた。

 

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「航空戦力は壊滅的損害」

 

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 参謀が報告する。

 

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「飛行可能機は出撃中だった機体のみ」

 

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 誰も喋らない。

 

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 そして鬼塚が口を開く。

 

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「ならば飛べる機体を残せ」

 

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「隊長……」

 

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 神崎が顔を上げる。

 

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「ここから先は消耗戦だ」

 

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 鬼塚は地図を見る。

 

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 敵は海岸部を確保しつつある。

 

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 しかし内陸部はまだ日本軍の支配下だった。

 

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「飛べる者は飛ぶ」

 

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「戦える者は戦う」

 

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「ラバウルはまだ終わっていない」

 

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 その言葉に神崎は静かに頷いた。

 

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 基地は燃えた。

 

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 仲間も失った。

 

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 航空機も失った。

 

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 だが。

 

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 まだ生きている。

 

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 まだ飛べる。

 

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 こうしてラバウル攻防戦は新たな段階へ入る。

 

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 正面決戦は終わった。

 

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 これから始まるのは。

 

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 ジャングルと山岳地帯を舞台にした持久戦。

 

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 そして神崎たち残存航空隊による、最後の空の戦いだった。

 

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