昭和十七年九月。
ラバウル基地。
神崎隼人は格納庫の前で愛機を見上げていた。
零式艦上戦闘機二一型。
赴任以来ずっと乗り続けている機体だ。
だが、その姿は少しずつ変わっていた。
主翼には補修跡。
胴体には弾痕を塞いだ痕。
新品同然だった頃とは違う。
それは機体だけではなかった。
搭乗員たちも同じだった。
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ガダルカナルへの出撃は続いていた。
一度や二度ではない。
何十回も。
何百回も。
敵も味方も引かない。
毎日のように空戦が起こる。
毎日のように誰かが負傷する。
そして。
時々、帰ってこない。
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神崎がラバウルへ来た頃。
宿舎は笑い声で溢れていた。
今も笑い声はある。
だが数が減った。
確実に。
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「神崎さん」
村田整備兵が近づいてくる。
「どうした」
「エンジン交換、終わりました」
「もうか」
「かなり無理させてますからね」
村田は苦笑した。
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実際、その通りだった。
ガダルカナル往復は機体にも大きな負担を与える。
整備兵たちは昼夜を問わず働いていた。
それでも部品は足りない。
予備も減っている。
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「最近、補給船が来ないな」
神崎が呟く。
村田の顔が曇った。
「ええ」
「やっぱりそうか」
「噂ですが……途中で敵潜水艦にやられてるらしいです」
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神崎は黙った。
戦場は空だけではない。
海でも戦っている。
そして負け始めているのかもしれない。
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◇
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その日の午後。
飛行隊本部。
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鬼塚大尉が地図を前に立っていた。
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「新しい任務だ」
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全員が注目する。
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「駆逐艦隊護衛」
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地図にはソロモン諸島が描かれている。
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「またガダルカナルですか」
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誰かが聞く。
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「そうだ」
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鬼塚は頷いた。
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「陸軍部隊と補給物資を送り込む」
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「東京急行ですね」
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その言葉に何人かが苦笑した。
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いつの間にか兵士たちはそう呼ぶようになっていた。
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夜間。
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高速駆逐艦で兵員や物資を送り込む。
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危険な作戦。
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しかし、それしか方法がない。
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◇
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翌日。
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護衛任務。
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神崎たちは上空警戒を行っていた。
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下を見る。
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海面を高速で進む駆逐艦群。
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白波が伸びている。
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必死だった。
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海軍も。
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陸軍も。
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何とかガダルカナルを維持しようとしている。
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だが。
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「敵機!」
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見張りが叫んだ。
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神崎は振り向く。
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高空。
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敵爆撃機。
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そして護衛戦闘機。
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「迎撃!」
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鬼塚の声。
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零戦隊が上昇する。
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◇
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空戦は激しかった。
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敵も熟練している。
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以前のような一方的な戦いではない。
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神崎は敵戦闘機と旋回戦を続けていた。
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汗が目に入る。
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腕が重い。
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何分戦っているか分からない。
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ようやく背後を取る。
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発砲。
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命中。
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敵機が降下していく。
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だが。
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その瞬間だった。
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「佐伯!」
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神崎は叫んだ。
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敵機が佐伯機へ迫っていた。
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死角。
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気付いていない。
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「佐伯!!」
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神崎は全速力で向かう。
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間に合え。
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間に合え。
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間に合え。
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射程。
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まだ遠い。
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それでも撃つ。
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二十ミリ機関砲。
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火線が伸びる。
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敵機が驚いて回避した。
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佐伯機の横を弾丸が通過する。
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紙一重だった。
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「助かった!」
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佐伯の声。
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「後で飯を奢れ!」
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神崎は怒鳴った。
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佐伯が笑う。
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「二回目だぞ!」
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◇
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戦闘終了。
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駆逐艦隊は無事だった。
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補給作戦成功。
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だが。
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帰投中。
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誰も喜ばなかった。
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また二機が帰ってこなかったからだ。
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◇
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夜。
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宿舎。
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空いた寝台が増えていた。
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一つ。
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また一つ。
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昨日まで仲間がいた場所。
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今は誰もいない。
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神崎は無意識に数えていた。
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赴任した時の顔ぶれ。
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もう何人もいない。
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◇
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その頃。
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司令部ではさらに深刻な報告が届いていた。
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ガダルカナル周辺での艦艇損失。
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補給不足。
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搭乗員不足。
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機体不足。
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そして。
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熟練搭乗員の消耗。
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最も補充できない損失だった。
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◇
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数日後。
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ラバウルへ一人の新任搭乗員が配属された。
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まだ十九歳。
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少年と言っていい年齢だった。
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「森山です!」
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緊張した声。
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神崎は思わず、自分が赴任した頃を思い出した。
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期待。
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不安。
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憧れ。
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あの頃は戦争に勝てると信じていた。
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だが今は。
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少し違う。
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勝てるかどうかではない。
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明日を生き残れるか。
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それが重要になり始めていた。
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鬼塚大尉も、その変化に気付いていた。
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ラバウルはまだ強い。
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零戦もまだ強い。
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だが確実に何かが削られている。
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機体ではない。
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滑走路でもない。
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人だ。
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経験だ。
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時間をかけて育てた熟練者たちだった。
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そして、その消耗はこれからさらに加速する。
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誰もまだ知らない。
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数か月後。
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ガダルカナルを巡る戦いが終わった時。
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日本海軍航空隊が取り返しのつかない傷を負うことを。