ハイスクールDxD この有り余る物たちに祝福を !〜主人公を助けていたらメインヒロインに好かれていた件〜 作:XIYON
前回のあらすじ
女神ロキンナの仕業で余り物を渡された雄介は女神ステラから健康的な身体とある程度の加護(秘密であることとある程度どころじゃないぐらいの加護)を貰い受け、ロキンナが様々な怪人を放ったハイスクールDxDの世界へと転生した。
果たして彼の運命は如何に…
???「雄介〜、そろそろ起きなさいよ〜?」
雄介「はぁ〜い…」
謎の女性の声(おそらくこの世界の母)の声で目が覚める俺。辺りを見渡し、自分の身体を確認すると、あることに気づく。
雄介「なるほど…まだ原作が始まる前に転生したのか。」
恐らく、小学1年生ぐらいの歳だろうか?まだこの世界には慣れていないのか身体に違和感を覚えている。
雄介「とりあえず、リビングに行くか。」
俺は2階の自室から1階にあるリビングへと向かった。思い出の写真があまりないように見えるが、どうやら俺は1人親家庭で産まれたらしい。
母(?)「おはよう。気分はどうかしら?」
雄介「……?」
いきなり母親に気分はどうとかという意味不明な言葉を聞かされる俺。どういうことかサッパリ分からず困惑していたので、とりあえず彼女に聞くことにした。
雄介「えぇと……どういう?」
ステラ「あら?まだ気づかないの?私よ!私!声で分からない?」
雄介「声?」
そう言えば、さっきからTMTネキの声が聞こえる…あ、もしかして…
雄介「アンタ!?まさか俺を転生させて女神ステラなのか!?」
ステラ「えぇ、その通りよ?」
雄介「ど、どういうことだ?」
ステラ「えぇと…これも色々とワケありなんだけど…」
女神ステラ……もとい母さんの話によれば、今回の一件は全て彼女に非があるらしい。仕事がてらに漫画を執筆していたそうだが、どうやら仕事を放ったらかしにしてやっていたそうで…
雄介「んで…油断していたらロキンナに色々と盗まれてこんなことになったと?」
ステラ「ごめんね!母さんも悪気はないのよ!」
雄介「はぁ…分かったよ。(どーせこんな状況だろうなと思っていたが、まぁ何とかなるだろ。)」
母さんは今回の一件で俺を転生させたあと、そのまま俺の行く末を見守るように女神ノルンから転生担当を外されてそのまま俺の母親となったのであった。
ステラ「もぉーーー!まだ書いてない原稿が沢山あったのに!私の傑作は誰が引き継いでくれるのよぉーー!」
雄介「(この母親…色々とめんどくさいことになりそうだ。)母さん、俺は部屋に戻ってるよ…」
ステラ「あ、うん。分かったわ。」
色々とショックを受けてる母さんをあとにした俺は自室へ戻って貰った転生特典を確認する。
中にはファイズにギャレン、アクセルに仮面ライダー迅のバーニングファルコンなど色々なライダーの変身アイテムが入っていたのだ。
雄介「へぇ……余り物とはいえど色々な物が入っているんだな?」
そんなことを考えていると身体の中に何かがあることに気づく。まさかと思った俺はあの動きをやってみる。
すると腰から現れたのはあのアークルだった。
雄介「クウガの力もあるのか!あぁでも、これら全部が余り物って……いったい何が起きてるんだ?普通に強いライダーたちの力だろこれ。」
ステラ「特典としてほしいものがデータだけになってるのよ。」
そう後ろから声をかけてきたのはドアの端に寄りかかる母さんだった。
雄介「おぉビックリした。え、データってどういうこと?」
ステラ「一部の転生者にはライダー同士を組み合わせて変身する仮面ライダーもいるの。それらを生み出すにはデータだけで十分と思っている人もいるのよ?」
それ大丈夫?チートじゃない?
雄介「そういう理由もあって余るのか…天界の世の中は世も末だな。」
ステラ「そんなことはないわよ?転生特典を持つ人の中には特定の色だけのライダーを持っていく人もいるの。例えば…『紫色』とか?」
雄介「紫……(サソードか滅あたりか?)」
そんなことを思っていたら突然インターホンが鳴り出す。それに気づいた母さんは急いでその場へ急ぐ。
ステラ「はーい!」
???「突然すいません。敷紙さんのお宅でしょうか?」
ステラ「はい。そうですけど…」
ヴェネラナ「私、今日から隣の豪邸に引っ越すことになりました。ヴェネラナ・グレモリーと申します。ほら、リアスも挨拶して。」
リアス「り、リアス・グレモリーです。」
ステラ「敷紙ステラです。あそこにいるのは息子の雄介です。(い、いきなりグレモリー家が挨拶しにきたぁ!?こんな展開あるの!?)」
雄介「ど、どうも。」
何事かと思って1階を見たら、そこには赤い髪の綺麗な少女がいた。その隣には彼女と瓜二つの容貌と、亜麻色の髪が特徴的な聖母が立っていた。
リアス「|ω・)ジー」
雄介「ん?……(あっ!?)」
しまった!興奮して楽しんでるあまりアークルを召喚した状態のままにしてた!早く隠れてどこかに仕舞わないと!
と、そんなことを思っていたら母さんが…
ステラ「あぁ、ごめんなさい。うちの息子、さっきまでヒーローごっこしてたのよ♪あははは♪」
ヴェネラナ「ヒーロー?……はぁ…」
いや、その冗談は悪魔の親に効くのか?いやてかグレモリー家は悪魔の中ではかなりの富豪よ?ヒーローごっことか分からないと思うぞ〜?
雄介「……」
ステラ「(どうにか誤魔化してるんだから感謝しなさいよ!)」
雄介「(ヒーローごっこがグレモリー家に伝わるか分からないのに?)」
ヴェネラナ「あ、これもしよろしかったら出会いの記念にどうぞ。うちで作ったクッキーなんです。」
ステラ「あぁ、ありがとうございます。」
ヴェネラナ「それでは私はこの辺で。」
リアス「またね。」
雄介「?」
なんと、あの赤髪の少女…リアスが俺に手を振って挨拶をしたのだ。あれ、これもしかして…
雄介「母さん…これってもしかして…」
ステラ「もしかしたら好意を抱かれているのかもね?」
雄介「クッキー……普通に美味いな。……お?」
ステラ「どうしたの?」
雄介「何か……禍々しいヤツかいる気がする…」
ステラ「もしかして怪人が近くにいるのかも。雄介、あの2人が巻き込まれる可能性があるから急いで!」
雄介「わかった。」
俺は急いで怪人がいる場所へと向かう。どうやらヤツはまだ被害を出していないようだ。
雄介「あれはファンガイアか?ハイスクールDxDは悪魔とか天使、怪物が盛りだくさんといるけど、まさかね?でも、最初のお試しには良いかもしれないか な!」
そう言った俺はアークルを召喚した俺は変身するポーズを取る。
雄介「変身!」
という掛け声と共に仮面ライダークウガ マイティフォームへと変身した。しかも変身すると同時に身長も伸びたのだ。これはちょっとした神のご加護というヤツか?
雄介「そんなことはどうでもいいか……まずは目の前のファンガイアを倒す!」
そう言った俺はホースファンガイアを次々と殴り続ける。それを喰らって苦戦するホースは剣を取り出して反撃してくるが…
雄介「あまい!」
すぐさま片手でそれを振り払ったあと、そのまま飛び蹴りで前方へと吹き飛ばした。
雄介「これで終わりだ。」
俺は右足に封印エネルギーを溜めて放つ跳び蹴りをホースファンガイアへと放った。それを喰らった彼はそのまま肉体がガラスのように硬直し、ひび割れて崩壊する……はずだったのだが…
ドォーーーン!
雄介「そのまま爆発した!?」
なんと硬直もせずにそのまま爆発したのだった。本来の怪人と違う倒され方に違和感を覚えた俺は1つの仮説を立てる。
雄介「俺がクウガで倒したからなのか?いや、それはないはずだ。例えクウガだろうとキバだろうと、イクサであろうと…倒されたらガラスみたいに硬直してそのまま崩壊するはずだ。」
どうやらロキンナの放った怪人たちは色々とワケありの力を持っているようだ。そんな気がした俺は変身を解除したのだった。
雄介「巻き込まれるとか言ってたけど、意外に大丈夫だったな?とりあえず、辺りを見渡してから帰るか。」
そのまま敷紙家へ帰宅した俺は母さんに事の顛末を伝えた。
ステラ「なるほど……ガラスのように固まってそのまま崩壊するはずのファンガイアが倒されてそのまま爆発するだけになったと…」
雄介「色々と変じゃないか?」
ステラ「確かに言われてみればそうね…このことは、ノルン様に伝えておくわね?」
雄介「よろしく。」
そういえば、アークルが既に俺の身体に入ってるけど……他のドライバーは使えるんだろうか?
一度これを身に付けると体内に吸収されて装着者が死亡するまで二度と取り外すことは出来ない。そんなことを思い出した俺は皿洗いをしている母さんに俺はアークルのある疑問について聞くことにした。
雄介「なぁ、母さん。アークルのことなんだけど…」
ステラ「なに?」
雄介「アークルが体内に入っていたら、他のライダーに変身できない気がするんだけど…大丈夫?」
ステラ「問題ないわよ?そのアークルはスフィア天界製。アマダムを囲うアークルをスフィア粒子で製造しているから、他のドライバーの力とぶつかることはないわよ?」
雄介「それならいいんだけどなぁ…」
嫌な予感も感じつつ、俺はそのまま自室に戻って今日は寝ることにしたのだった。
次回
・この巫女に祝福を!