ハイスクールDxD この有り余る物たちに祝福を !〜主人公を助けていたらメインヒロインに好かれていた件〜 作:XIYON
あれから時が過ぎ、俺は駒王学園の高校2年生となった。
この学園はグレモリー……つまり、リアスたちの所有物だ。学園のトップもほとんどが悪魔関係者で占められているそうで、一部の学生は異能持ちや特殊な家柄の人間でもあるようだ。
ほとんどの生徒は普通の人間なのでリアス達の正体が悪魔であることは知らない。俺を覗いて…
幸い、リアスと朱乃の2人は幼馴染でありお互いに正体も知られてない仲だ。
まぁ、どのみち俺の正体がバレてしまうのも時間の問題だ。
話を戻すとして…ここは幼小中高大一貫の進学校らしく、元々は女子校だったらしい。
学園に各勢力のトップが集まって和平が結ばれたり、冥界の英雄となった赤龍帝を擁するグレモリー眷属に魔王の関係者であるシトリー眷属、天界側の使者や堕天使の元総督といった各勢力のVIPが所属する場所というとんでもないところでもある。
駒王町の中でも三大勢力にとって特に重要な地域として扱われるようになっているそうだ。
学園に通う悪魔たちがわずか1年余りの間で様々な事件に巻き込まれたということを学園側も考慮した結果、最終章におけるクラス替えで有事の際に動きやすくするためできる限り同じ眷属は同じクラスにまとまるように配属された。
ここ高等部は男女ともに指定の制服を着用し、学校行事として、1学期にクラス対抗・部活対抗の球技大会、2学期に体育祭と学園祭が開催されるそうだ。
また2年次には体育祭と学園祭の間に修学旅行で京都に行くことになるらしい。
生徒会役員選挙は毎年3学期に行われる。妥当だな…
この学園には旧校舎があるらしく、ここにグレモリー眷属の表向きの看板であるオカルト研究部がある。
メンバーのほとんどが悪魔で構成されているが、リアスの入学までは部員不足で廃部状態だったらしい。そんな彼女が1年生の時に学校へ無理を言って再興させたために復活後2年間は人員不足で同好会同然だったそうだ。
雄介「はぁああああ〜…」
昨日も夜に怪人の討伐をして寝不足状態だった。気づいてたら夜中の二時になっていたからな…
剣道部員「まてぇーーー!」
剣道部員「今度こそあの覗き見たちを追いなさぁああああい!」
変態3人組である兵藤一誠、松田、元浜……コイツらが女子剣道部の更衣室を覗き見したらしい。朝っぱらからお盛んなヤツらだ…
松田「うおおお!?逃げろぉあぉぉぉぉ!?」
元浜「お前作戦は完璧じゃなかったのかよぉ!」
一誠「前はあんなに脆い穴じゃなかったんだよぉおおお!」
雄介「あ ほ く さ…」
朝から騒がしいヤツらがそのまま反省室行きになるのを見守りつつ、俺は誰もいない学校の路地裏でビートルフォンを取り出し、そこへガイアメモリを装填してカブトムシ型のライブモードへと変形させた。
雄介「周囲に怪しいヤツがいないか頼む。なるべく生徒にバレないようにな?」
ビートルフォン『(。。(º º(。。(º º』
ビートルフォンは頷いたあとに駒王学園周辺を偵察しに行った。そして俺もそのまま授業へ向かうようにしたが…
リアス「キャッ!?」
雄介「ぬぅ!?」
なんと別の生徒とぶつかってしまったのだ。そして目を見開くと…
リアス「ごめんなさい!怪我はない?……って、雄介!」
雄介「リアス?こんなところで何してるんだ?」
リアス「オカルト研究部の手続きで職員室にいってたのよ。アナタは?」
雄介「ちょっと親に連絡をな?」
リアス「そうなのね……気をつけてね?最近の駒王周辺は物騒みたいだから。」
雄介「物騒?」
リアス「見たことがない怪物を見たって話らしいの。私たちもその件で色々と調査してるんだけど…」
物騒か…どうなら俺の知らない敵が背後にいるみたいだ。
リアス「それじゃあ、私は授業に向かうわね?アナタも遅刻しないように。」
雄介「あぁ、それじゃあまた。」
リアスと楽しい話を終えた俺は教室に戻って授業を受けることにした。そして楽しい一日の学園生活が終わり、俺はそのまま家へ帰ろうとする。
しかしその道中、俺は悪意を感知する。どうやら誰かが何者かに襲われているのであろう。この状況と一誠がまだ悪魔でないことを考えると…
雄介「レイナーレか。だが…」
レイナーレだけだと思ったらその悪意は2つあった。もう片方は怪人、しかし本人がやっているのか反応がボヤけているせいでどんな怪人なのかも分からなかった。
嫌な予感がした俺は急いでその反応がある場所へと向かう。だが時すでに遅し。目の前には血だらけになった一誠とソイツを殺したと思われる怪人がいた。
その怪人は仮面ライダーオーズに出てくるヤミーだった。しかもイカジャガーヤミーという複数の系統のコアメダルの特性を併せ持つタイプだった。
しかし俺はそれよりも疑問に思ったことがある。
雄介「(おかしい。本来ならばレイナーレに襲われるはず…なぜ一誠がヤミーに?)」
嫌な予感がした俺はすぐさまクウガ ドラゴンフォームへと変身。近くにあった木の枝を掴み、ドラゴンロッドへと変化させた。目の前にいるイカジャガーヤミーに攻撃を仕掛ける。
イカジャガー「!?」
雄介「終わりだ!」
俺は封印エネルギーを集中させたドラゴンロッドの先端でイカジャガーヤミーに突きを見舞い、エネルギーを送る。
それを喰らったイカジャガーヤミーはセルメダルを撒き散らして爆破したのでった。戦い終わった俺は変身を解除後にリカバリーカプセムを取り出し、一誠の肉体を復元させるためにそれを使った。
雄介「頼む。少しでもいい…助かってくれ。」
リカバリー!
肉体を復元させるのに集中し、気が逸らさないように一誠の顔を見る俺。しかし…
雄介「誰だ!」
そこへ割り込むかのように領域に入ってきた人物がいた。それは俺にとって予想外いや、想定内の人物だった。
リアス「雄介…」
雄介「リアス…」
リアス「……」
雄介「お前…こんなところで何を?」
リアス「それはこちらのセリフよ?その生徒はどうしたの?」
雄介「話せば長くなる。だが、今は肉体を復元させるのに必死だが、魂を戻すことは難しいかもしれない。」
リアス「魂なら任せて。人ではないけど、悪魔として戻すことはできるわ。」
雄介「あとでそっちの話も聞かせてもらうからな?」
リアス「分かってるわよ。」
俺はリアスと共同で一誠を甦らせるために奮闘。肉体が復元されたあとに一誠は息を吹き返した。だが、今この状況で起こされたらマズイと感じた俺たちは彼を自宅へと帰すことになった。
リアス「さてと……事情を聞かせてもらおうかしら?」
雄介「俺よりも、まずはお前から色々と話した方がいいんじゃないのか?」
リアス「えぇそうね…」
リアスの話は俺が朝の時に思った通りだった。悪魔、天使、堕天使、各勢力のVIPが大勢にいるらしい。しかし問題はここからだった。
リアス「ここ最近、変な怪物に巻き込まれる悪魔が多発しているの。それは一般の人間も含めてね?」
雄介「悪魔ねぇ…」
リアス「それでぇ?アナタのことは話してくれるのかしら?」
雄介「そりゃもう話したいけど……今はもう夜中の2時だぞ?」
リアス「そうね…人間のアナタにはもう寝る時間ね?」
雄介「明日、どこかに時間を作ってくれ。その時に言いたい。」
リアス「分かったわ。」
しかし俺とリアスは知らなかった。本来なら起きるライザー・フェニックスとの結婚を巡る出来事に予想外なイレギュラーが乱入していたことを…
次回
・このお互いにカミングアウトに祝福を!