放課後、僕は皆に連れられある部屋に向かっていた
「さっちんに入りたい部活が無くて助かったんじゃよ」
「僕はまだ入るとは言ってないけどね、それより皆部活入ってた方が驚きかなてっきり帰宅部かと」
「ははは、俺だって最初は部活に入るつもりは無かったけどな気付けば皆入ってたんだよな何故か」
「それで何部なの?」
「縁芸部だ」
「園芸部?」
以外だこの人達って園芸に興味あったのか、美歌や蓮ならともかく真穂と丞は一切興味なさそうな感じと言うよりきちんと花等を育てられるのか、因みに名前呼びをするように言われたので名前で呼ぶことにした
「以外だね、植物に興味あるんだ」
「何のことだ?別に植物に興味何てあまりないぞ?」
「⋯⋯ああそう言うことね、多分勘違いしてるんだと思うわ、普通は園芸部って言えばお花を育てたりする方を連想するだろうし」
「ああ縁芸と園芸か、確かに言葉だけじゃ勘違いするな⋯いや普通は園芸の方だろ俺も結構毒されてきてるなこれは」
「私達も先輩に勧誘された時は勘違いしてたんじゃよね、取り敢えず部室に入るんじゃよ」
部室に入り説明するために壁に取り付けられているホワイトボードの前に蓮が立ち園芸と縁芸の文字を書く
「多分だけど幸が想像してたのがこっちで俺達が言ってた方がこっちだな」
「縁芸?」
縁芸何て言葉見たことが無い、一体何をする部活なのか取り敢えず説明を待つ
「この部活はまあ何だ、高校生活で
分からない何をする部活なのかさっぱり分からない、それより何だその部活は何故それで部活として承認されてるんだ大丈夫かこの学校は
「えっと結局何する部活なの?ていうか何その無理やり感満載な部活名」
「でもこの学校そんなのばっかりじゃよ?例えば野原で共に球を投げるまでも無くボーッと過ごす部略して野球部とか」
「こんなのもあるよな、家庭的な女の子を研究したい部略して家庭研究部」
「こんなのもあるわよ、古臭いゲームでも新しい遊び方を制作するふりをして普通に遊ぶ略してゲーム制作部」
「こんなのもあるぞ、カッターで段ボールを切りその切れ味を競うカッター部、因みに刃物のカッターと大型のボートのカッターを掛けてるみたいだな」
大丈夫なのかこの学校は、何でこんなおふざけ満載な部活だらけなのかしかも結局何する部活どれもいまいち分からないのだが
「それで結局ここは何する部活なの?もう帰りたいんだけど」
「そんなの皆で遊んだり出かけたりする部活何じゃよ!それと帰っちゃ駄目なんじゃよ」
「因みに今は2年の先輩が1人と俺達計5名からなる部活だな、そういや竜舞先輩は?」
「今日は用事があるから来れないって先週言ってたぞ聞いてなかったのか」
「ああ〜言ってたなそういや」
2年の先輩⋯本来なら僕も2年に上がってた筈何だが、それにしても竜舞か僕の小中学時代の友人も竜舞って名前だったな、高校に上がって疎遠になったけど元気かな⋯あれ確かここの学校に進学してたようなしてないような
「まあそれなら今日はこの5人で遊ぶんじゃよ」
「何するんだ?ゲーセンにでも行くか?」
「それも良いんじゃけど、ここはあれしか無いじゃろ丞さん?」
「おおあれか、おしあれやるか」
「何を2人で盛り上がってるんだ」
「言っとくけど皆が分かるものにしときなさい?特に幸は貴方達と違って繊細なんだから壁にめり込んだりしたら大怪我しちゃうわよ?」
「え、何をするつもりなの?それより壁にめり込むって繊細とか関係なく大怪我するよね?」
何だろ皆こっちを優しい眼差しで見つめているがおかしな事を言ったか?いや僕は変な事は何も言って無い
「まあ今日は初日だしね、ここは『かごめかごめ』をするんじゃよ」
「因みに皆ルールは分かるよな?」
「それはまあ知ってるわ」
「俺も、最後にやったのは小学校の頃か」
「さっちんは?分かる?」
「まあ分かるけど」
1人が目をつむりしゃがみ込みその周りを歌いながらぐるぐる周り歌の終わりに後ろにいる人を当てる遊び方だ
「じゃあ皆大丈夫そうじゃしね⋯⋯だっさなきゃまけよじゃんけんグー」
「ちょおま!やりやがっな!」
「⋯⋯真穂以外誰も出せなかったわね、つまり真穂1人で私達の周りを回るのね歌いながら」
「それって何の罰ゲーム何じゃよ」
「自業自得でしょ」
その後普通にじゃんけんをやり直し最初に中心にいる人つまり鬼になったのは真穂だった
「それじゃ始めるぞ〜」
「「「「かーごめ かーごめ かーごのなーかの とーりは いついつであう よあけの ばんに つーると かーめが すーべった うしろのしょうめん だーあれ」」」」
「成る程じゃよ⋯蓮さんじゃね?」
「何が成る程なの外れよ、私よ」
「何だ〜美歌さんだったんじゃね、意外と分からないもんなんじゃね」
真穂は普通に間違えていた、余りにも普通すぎて反応に困るそれと僕はさっちんなのに皆にはさん付けとはどういう事だ
「じゃ次は美歌さん真ん中ね」
「分かったわ」
「それじゃ行くんじゃよ「「「「かーごめ かーごめ かーごのなーかの とーりは いついつであう よあけの ばんに つーると かーめが すーべった うしろのしょうめん だーあれ」」」」
「ん、丞ね」
「当たりだ、何でわかったんだ?」
「歌ってる時の声よ、録音じゃなくてその場で歌ってるんだから声をきちんと聞けば分かるわ」
「そんなもんか、まあ他にも気配でも分かりそうだしな」
確かに言われてみればその通りだけど、ちょっと待て気配って何だそんな物僕は分からないぞ何その通りみたいに皆頷いてるんだ、真穂が分からなかったて事は実際にはそう簡単には行かないんだろういかないよね?
「それじゃ次は俺だな」
「「「「かーごめ かーごめ かーごのなーかの とーりは いついつ「喰らう」であう?」」」 よあけの ばんに つーると かーめが きーえーたー うしろのしょうめん だーあれ」
「ちょ今食われたんだけど、真穂だろ絶対!!」
「何のことなんじゃよ、所で鶴と亀って美味いの?」
「飽きたんだな」「飽きたのね」「飽きたんだ」
分かったこの人達は特に丞と真穂の2人はマイペース過ぎる、付き合っていくには出来るだけ体力を温存できるようにスルースキルを高めるしか無いんだろう、美歌や蓮は所々で口を挟んで基本2人が騒いでる事が多かった理由はまさしくこれだろう
「にしても鶴と亀かどうなんだ?蓮は確か料理出来たよな?」
「知るか、て言いたいが亀は確か唐揚げとかが美味しいみたいだな、俺は食べたこと無いし普通は料理しないからな、それと鶴はわからん」
「鶴は確か昔は食べられてたらしいわね因みに今は天然記念物だから食べたら捕まるわよ」
「へぇ~、まあどっちも食うことは無いだろうけどな」
「それよりこの後どうするの?もう帰る?」
僕はもう帰りたい、体力的には大丈夫何だがこのメンバーといると精神力がガリガリ削られていく、おかしい僕の知る限りTSの醍醐味は男から女になって距離感に戸惑うとかのはず、断じてコミュ強によっての精神攻撃では無いはずだ
「えぇ〜もう帰るの?早いんじゃよ」
「しょうがないんじゃない?初日から真穂のせいで散々だったろうし」
「私が何をしたっていうんじゃよ?「朝の白い粉」すまんなんじゃよ」
「あはは、僕は気にしてないから」
「まあ先輩もいないし今日はいいんじゃないか?明日もあるんだし」
「仕方ないんじゃよ、これとこれ入部届ね⋯そんな顔で見ないで欲しいんじゃよ罪悪感が半端ないから」
うん、まあここに来た時点で諦めてたが僕はこんな意味不明な部活に入るのか仕方ない後は明日の僕が何とかするだろう
帰ったら帰ったで兄と姉に絡まれるのかそっちは今日の僕がやらないといけないんだよな