モンスターハンターオルタナティブ   作:雨垂夜詩乃

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スケベシーンです。お気をつけてくださいまし。


EX001(0094-0095)

 

鼻の奥がむずむずしている。

眼前のヤツが今しがた炸裂させたコショウ爆弾のせいであろうが、シンバの意識は若干違った。

 

(鼻血出そう?いや、鼻血出る?出てる?)

 

彼の心臓は抑えきれないほど高鳴り、指先は血液が通っていないかのように冷たく緊張していた。

心臓が頑張って全身に血を送ろうとしているにもかかわらず、シンバの脳はこれから起こる状況、そしてそれに付随する行為を連想してとある一部にばかりその貴重な血液を集中させてしまっていた。

そうそれは当然鼻の血管ではなしに、彼の股間の陰茎海綿体に集中する。

シンバの股間にぶら下がる例のモノはルルリアの一足飛びな行動によって自然と膨らまされていた。

シンバの目の前にいるのはまさに最愛の存在と呼べる少女。

首からほほにかけて真っ赤になる羞恥の表情で、さらに拗ねたように唇をへの字にして眉間に皺を寄せ視線を伏せている彼女。

その乱れた吐息は整えられるはずもなく、ルルリアは荒い呼吸で肩を上下させシンバのセリフを待っていた。

 

ルルリアは今までに無い感情にかられ、自らのブラウスをはだけた。

まだすべてを彼の目に晒したわけではないが、この行動が彼に何を連想させるか、いくら初心なルルリアでも理解してのことだ。

彼女の頭の中でシンバは既にオスであり、そしてそのイメージは数刻もしないうちにリアルとなることを、正直ルルは期待してしまっていた。

 

彼を意識するようになってそれこそ数日である。

ヴァリオンやデイジーが聞いたらきっと凄く驚いて小言をたれる程のスピードで『行為』に至るのだろう。

だけど、ルルリアはシンバを強く求める己に気づいてしまった。

彼が自分に好意を、愛情を抱いてくれたというのが素直に、本当に嬉しかったのだ。

そりゃ自分としても、もうちょっと彼の事をよく知りたいし、そんなに簡単に身体を許すのは軽い女の子だと思われる可能性がある事も承知の上だ。

でも、シンバのポーチの中に見つけた自分の写真……このスナップの仕舞い方の入念な事といったら大層なもので、なんだか大切にされているのが感じられたし。

それにこのトップレスのピンナップでもってシンバがナニをしていたのかは容易に想像できたわけで。

自分は殆どしたことがない自慰行為について、男はそれなりの頻度で行うという事を耳にして以来、興味がなかった訳ではもちろんあるはずもなく。

それこそ団内での下品な連中が自分の格好をイヤラシい目線で見ていた事もわかっていたし、ヴァンが服装を指摘してくるのもそう言ったオトコの目線から心配しての事であるのも知っていた。

とりあえず経験のある連中の話に聞き耳を立ててその行為そのものをシミュレートしたことも正直あるし、その時自然に手が伸びて触れた部分があまりにもオンナだった事に衝撃を受けたことも鮮明に記憶している。

 

ルルリアも年頃の女の子である。

如何にマイペースな少女とはいえそういった第二次性徴期的な事柄は相応に関心を持つし、とりあえず兄貴とその相棒が発情期に入って結構明け透けな性活動を行っている事を知ったルルが急に好奇心を示すのは無理もないことだった。

それが自分が意識した相手のことならなおのこと気になるわけで。

【オカズ】のネタが例え自分自身の写真であったとしても、シンバの自慰という行為自体に嫉妬を覚え、彼の眼前にいきなり玉肌を晒すという行動に出たのだった。

とりあえず照れ隠しにシンバをからかい気味に挑発し、自分のキモチを整理しつつ決意してからの行動だったところがルルリアの可愛らしいところであったが。

 

ルルは最後のボタンを外すと、一瞬だけ躊躇するような素振りを見せたものの大人しくその両手を後ろにまわし、その豊満な乳房とキモチをシンバの前に差し出した。

ふぅふぅと荒い呼気が室内に響く。

それは決意した彼女のものだけでなく、当然のように興奮を隠せないシンバのものもシンクロしている。

シンバはルルリアの心情をやっと汲み取るだけの理性を引き戻すことに成功していた。

ここで彼女に覆いかぶさるのは簡単だし、それを強く望む自分の本能も把握していた。

でも、彼はどうしてもカッコつけたかったのだ。

ルルリアを守り、幸せにしたいという気持ちが大きくあった。

正直なところ、コショウのせいでどことなく冷静になってしまっていたのも事実だったが、シンバは一時の勢いでルルを傷つけたくは無かったのだ。

だが、彼が彼女にかける言葉を必死に探し、選び、飾り、推敲し、フィルターにかけ、また確認しているうちにルルが動いてしまう。

そう、ヤツはそんなに大人しいタマではない事を、状況に飲まれ失念したシンバの失点であった。

ここで、キザな言葉の一つや二つや三つや四つルルに叩きつけて彼女がドキドキしているうちにペースをつかめば恐らくはシンバがエッチ空間をコントロールして、素敵な初体験という形でルル姫にこの一戦をプレゼント出来た…、かも、しれなかった。

だがしかし、ここで、この大切な場面で持ち前の女難スキルが発動するのがヘタレシンバである。

 

ルルは気が短い。

短気でケンカ早いというわけでは無いが、不安を感じているときは特に結論を急ぐ悪い癖があるという意味で短気なのがルルリアである。

わざわざ自分が手を後ろに持っていって彼にリードを委ねたつもりだったルルは、一向にヤツの手が自分の乳をつかみに来ない事が気になった。

いや、実はシンバもこのまま三十分もほったらかしにしたいわけではもちろん、無い。

そりゃいくらカッコつけたいとは言っても触りたいし揉みたいし、ナニしたいのだ。

数秒、恐らく三十秒も経っていない。

だが、ルルリアにとってその時間はとても長く、シンバの行動を待つに耐えない間であったのだった。

後ろ手に組んでいた手をズイと伸ばしたルルリアはおもむろにその手のひらをシンバの股間に当てた。

 

さて、驚いたのがそのシンバである。

彼は彼でプランを練っていた。

ここでルルをこーエスコートして、あー褒めて、そんでそれからどーしてなにして、と脳内で一通りシミュレートしていた矢先、ズボンの上からとはいえ愚息に押し付けられた温かさ。

女性に触れられたのはもちろん初めてではないし、とりあえず前彼女のリーナとはそれなりの回数、身体を重ねているので、ちょっとチンコいじられたくらいで感動してしまうようなチェリーボーイではない。

だがこの状況、相手がルルリア、しかも間を外されたシンバは完全に風俗初体験の未成年と化した。

 

「……ね、シンバ。これって大きくなってるの?」

 

瞬間、本能的に主導権を握った事を理解したワル猫がそのツリ目をにんまりとさせ、瞳を輝かす。

シンちゃんのそこをてのひらでさすさすしながら彼を見上げたルルリアはもういつもの調子を取り戻している。

それこそルルらしさであって、シンバが魅力に思うところでもある、が。

楽しそうにズボンのチャック部分を擦り上げる行為に夢中になっている彼女は自分のシャツの状態を既に忘れていた。

ボタンをはだけたとはいえ、先程までフレアキャミワンピの布地がそのピンク色をがっちりガードしていたが、ルルがイタズラするたびに我侭な大きさの乳房が揺れ、乳首がシンバの目に飛び込んでくる。

ルルリアの小刻みに震えるおっぱいはシンバの視床下部をこれでもかというくらい刺激してドーパミンが放出されるのを助け、彼はどんどん興奮してゆく。

結果、彼のペニスはズボンをさらに膨らみパンツの中を息苦しくしてしまう。

無意識での事だとは思うが、ルルはシンバの膨らみ硬くなり続ける股間に触れながら自らの太ももをこすり合わせていた。

 

自分が触れた矢先、シンバの体温が急に跳ね上がったように感じられた。

自分の掌がソコをこする度、シンバの体から立ち上るニオイの様な何かが濃くなった気がする。

それら彼の反応を感じたとき、ルルは自分の身体の芯にある何かが彼に熱に応えようとしていることを自覚した。

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