えー……はい。
本来なら作品の世界観やテンポを邪魔してしまうため、物語の途中にこうしたお知らせを入れるのは避けるべきだと重々承知しているのですが……なんと今回で2回目の投稿ミスとなってしまいました。そのため、正式なお詫びとして筆を執らせていただきました。
お気づきになられた読者様もいらっしゃるかと思いますが、アヤネとセリカの入学式の後、間のお話が抜けて突然先生が登場する展開になっておりました。
実はその間に挟まるエピソードをしっかり書いていたのですが……ストックを順調に投稿していると思い込んでしまっており、完全に確認不足で1話飛ばして先のお話を公開してしまっていました。混乱させてしまい本当にごめんなさい!
飛ばしてしまったお話も物語の大切な一部ですので、よろしければぜひ以下のリンクから読んでいただけると嬉しいです!
【飛ばしてしまったお話】
「この日常は渡さない」
https://syosetu.org/novel/416912/22.html#footer_link
また、改めましてになりますが……!
普段から『白子とシロコ』を愛読してくださっている皆様、そしていつも素敵な感想を下さる方々、本当にありがとうございます!皆様の反応が執筆の大きなモチベーションになっています。
うっかりミスの多い作者で大変恐縮ですが、これからも楽しんでいただけるよう書いていきますので、引き続きお付き合いいただければ幸いです。(図々しいとは思いつつ……感想もいつでも大歓迎でお待ちしております!笑)
【次回の投稿予定日】
次回は 7月28日 の投稿を予定しております!
それでは、今後ともよろしくお願いいたします!
p.sオマケとして次のお話を少しだけ載せておきます(文字数が足りませんでしたので……)
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夕闇が静かに夜のしじまへと溶けていく時間帯
昼間の刺すような残暑が嘘のように急速に冷え込む校舎の廊下には、高い位置にある窓から差し込む蒼白い月光が長々と尾を引いていた
ホシノは何も語らず、ただ制服のポケットに両手を突っ込んだまま、規則的な足音をカツン、カツンと廊下に響かせて影の落ちた空間を進んでいく
「ホシノ先輩……どこに行くんですか?」
暗がりを進む華奢な背中に向けて、ノノミが堪えきれなくなったように困惑と微かな恐怖の混じった声を投げかけた
その手は不安を懸命に押し殺すように、胸元でぎゅっと固く握りしめられている
「……着いたよ」
ホシノは旧校舎の最奥、すでに使われなくなって久しい一角にある重厚な木の扉の前で不意に足を止めた
腰のキーホルダーから見覚えのない古い鍵を取り出し、南京錠の錆びついた鍵穴に差し込む。カチャリと冷たい金属音が寂しく響き、きしみながらゆっくりと扉が開け放たれた
「ここは……?」
先生が暗闇の広がる部屋へ一歩足を踏み入れ、不思議そうに首を傾げる
ノノミと先生にとって、そこはカビと埃の臭いが漂う、ごくありふれた空き教室の一つに過ぎないはずだった
しかし、窓から差し込む月明かりが白々と照らし出した部屋の中央には、あきらかに異質な、けれど温かな空間が作られていた
「……これは……犬の写真と……小さな、ドッグハウス……?」
部屋の奥、かつて教壇があったであろう場所に置かれていたのは、手作りの小さなピンク色の仏壇だった
その傍らのドッグハウスの中には、使い込まれて毛羽立ったクジラのぬいぐるみや、たくさんの愛らしい縫いぐるみがぎっしりと詰め込まれている
脇に飾られた小さな花瓶には枯れていない花が活けられ、丁寧に手入れされた小さな台座の上には、一枚の写真立てと線香立てが静かに置かれていた
「先輩……もしかして、このお仏壇は……」
先生は周囲を見渡し、何が起きていたのか掴みかねた表情で立ち尽くしている。だが、かつて生徒会の断片的な記憶をホシノから聞いたことのあるノノミは、ホシノの真意を悟り、悲痛な眼差しでその手作りの祭壇を見つめた
「うん……。生徒会、3人目の生徒の……お墓だよ」
「3人目……この子が……?」
先生が引き寄せられるように台座へ一歩歩み寄り、そこに飾られた小さな遺影を静かに覗き込む
そこに写っていたのは、月明かりのように澄んだ白銀の毛並みを持ち、吸い込まれるような美しい水色の瞳をキラキラと輝かせながら、砂漠の砂の上で無邪気に跳ね回る一匹の小さな子犬だった