東の海の八雲家   作:月詠朧

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番外編デス。
本日8時頃に3話を上げているので見ていない人はそちらからどうぞ。

番外編は藍しゃまか橙メインの話になります。

今回は藍しゃま。

後今回は短いです。本編の約3分の1。

まぁ番外編ですしおすし。
ではどうぞ。


番外1 藍しゃまの苦労と至福の時間

――藍様Side

 

 海上レストラン『バラティエ』から帰ってきて、翌日。

 

 あれから居間でお茶を飲んでゆっくりして、6時半頃に紫様は眠られた。いつもならば12時間ほど寝られるので、起きられるのは遅くても、次の日の朝7~8時だろうと思っていた。

 しかしいつまでたっても起きて来られない。すでに8時から2時間程度過ぎている。

 これはいくらなんでもおかしい。もしやと思い部屋に行くと案の定、布団をかぶって寝ている紫様を発見した。

 何をやっているんだこのヒトは。この間冬眠から覚めたばかりだというのにまた長きに渡る睡眠を取られようというのか。

 全身すっぽりと布団に包まっていたので、とりあえず顔だけ布団の外に出るように布団を剥いでみた。そこから見える幸せそうな寝顔。

 ・・・・・・ヤヴァイ、鼻から忠誠心と愛が溢れ出そうだ。

 イカンイカンと気を引き締め、声をかける。

 

「紫様!紫様!起きてください!紫様!!」

 

 返事がない。ただの屍のようだ。

 洒落にならない冗談は置いといて、いくら呼びかけても身動きひとつしないのでほんとうに心配になってくるが、寝息が聞こえるのでやっぱり眠っているだけなのだろう。どうしたものか。

 少々の思案の後、声をかけて起きないならばと頬を人差し指で突いてみた。

 柔らかい。これはしばらく触っていたくなる柔らかさだ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・ハッ!?20分ほど触り続けてしまった。自制せねば。

 しかし一向に起きる気配がない。まさか世界を回り始めて2日目でこれとは。この人のぐーたらぶりには困ったものだ。どうすればこのぐーたらぶりを治せるのだろうか。

 いや、ムリだろう。医療大国と言われるドラムの医学でも直せまい。

 どこぞの赤青の服を着ている薬師が匙を月に向かって投げる様子を幻視しながら、どうするかを考えていく。

 うーむ、どうしたものか。突いて起きないのだから次はつまんで見ようか。

 つまんで見たが、やっぱり柔らかい。心地よい触り心地だ。今度は違和感があるようで、軽く力を入れたりぬいたりしているとその動きに合わせて「みゅぅ、ふみゅ」っと口から小さく声が出ている。かぁいい。紫様かわいすぎです。

 あぁ、先ほどせっかく止めたというのに、鼻から愛が溢れるぅ・・・・・・

 このかわいい主をしばらく眺めたくなり、紫様の枕元に座りゆっくりと頭を持ち上げて膝枕をする。そして頬をつまむ、突く、軽く引っ張る。

 紫様は膝枕が気持ちいいのか。更に幸せそうな顔をなさる。そして一言。

 

 

「らぁん・・・あと1じか・・・ん・・・」

 

 本当はちぇんの教育にあまり良くないので許可できないのだが、こんなかわいいモノにお願いされて断れるほど私は出来た者ではない。

 

「仕方ありませんね、後1時間ですよ?」

 

 っと、紫様の頭を撫でながら小さくつぶやくき、この至福の時間を楽しむのだった。

 

 

 

 

 




藍しゃまがトップリする様になった理由は大体紫さんのせい。
ここの藍しゃまは甘やかしまくりです。

番外編はだいたいこんなかんじのほのぼので進めます。

誤字脱字等ありましたらよろしくです。
感想も大歓迎。お待ちしておりますとも!


あとあと、活動報告の方にアンケート(この小説の1話書く前に書いた物)がありますのでそちらもご協力ください。

次回投稿はおそらく明後日となります
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