周りの皆が嫌いな少年物語   作:味噌神のスペリア

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優 墓参りに行く

朝 6時

いつもと違う朝

優はアリスの家に泊まった

 

「…久しぶりに寝た気がする」

 

少しの安心からか

少しばかりの深い眠りについた優である

 

「おはよう 優」

 

「おはよう アリス」

 

先に目覚めていたアリスは

エプロン姿であった。

 

「朝ご飯出来たから呼びに来たわ」

 

「ありがとう」

 

優はベッドから出て

アリスと共にリビングへと向かう

 

ちょっと違う朝

俺はテレビを見ていた

 

「優は学園に行く?」

 

「……そうだな」

 

あんまり行きたくないが

アリスは学園に行くらしい…

…まぁ、気分を変えて行くのも悪くはないと思うが…

正直 行きたくない

 

「俺は町をブラブラして家に帰るよ」

 

「そう…じゃあ、終わったら 優の家に行くわね」

 

優たちは朝ご飯を済ませ

7時半

優たちは町に向かった

 

――――――――――――――――――――――――――

 

「さて…町に来たし…ブラブラ探索をして帰るか」

 

ブラブラと歩き

昼飯を済ませ

家に帰る

実に優雅な一日と言えるだろう

 

「この時間なのに…店は沢山開いてるな…」

 

優はスマホの時間を見ると

8時と書かれていた

 

「…まぁ、気分転換に墓参りに行くか」

 

優の両親の墓

まだ一回も行ってない優

ショックで立ち直れなかったから…

両親の死を受け入れなかったから…

 

「確か…博麗神社の隣の墓場か」

 

博麗神社は昔に結構行ってるから

場所に迷う事はないだろう

 

「…こっちだな」

 

優は博麗神社の隣の墓場へと向かった

 

―――――――――――――――――――――――――

 

綺麗に整備された道を歩き

博麗神社と書かれた神社

その横にある墓場

石の階段を歩き

そして…

 

「久しぶり…父さん…母さん」

 

墓には

一原 堅

一原 雪

と書かれていた

優は墓の前に座り

両親の墓に手を合わせる

 

「…久しぶり…俺のせいで…二人に迷惑をかけて…ごめん…俺は俺で何とか立ち直れた…かな?…今はアリスと再会出来たらから…大丈夫だよ…二人は安心してゆっくり休んでね」

 

優は両親に語りつくように話しかけ

そして、立ち上がり

空を見上げた

青い空 白い雲

この広い空に両親がいる…

何故かそう思ってしまう

 

「じゃあ…また来るよ」

 

優は後ろを振り向くと

一人の女性が居た

金髪で九本の尻尾を持った女性

八雲 藍であった。

 

彼方もこっちに気づいた様子、だがいつもの様に目を合わせないな、まぁあっちも俺のことを放っておくだろう。

藍の横を通り過ぎようとした瞬間。

 

「お、おい。」

 

呼び止められたが気にしないことにしよう。

聞いてないことにして、足を進めようとすると

今度は俺の服を掴んで来る。

 

「おい!」

 

「何?」

 

「なんで無視するんだ!」

 

「…面倒くさいから」

 

俺の服を逃がさんという様に掴んでくる藍

 

「…なぁ…俺は急いでるんだけど?」

 

 

「……。」

 

ようやく俺の服を離してくれた藍。

 

「…じゃ」

 

「ちょっと待て!まだ話は終わっていない!」

 

出口に戻ろうとすると、呼び止めてくる

 

「なに?」

 

「…まだ許してくれないのか?」

 

「それで?」

 

「グッッ!それでとは何だ!あの事件で迷惑をかけた…でもそれ以来 紫様は落ち込んでいるのだぞ!!」

 

「いや知らねえし…興味無い…そんだけ?」

 

「どうすれば紫様を皆を許してくれるんだ!?」

 

…許せるわけない…

 

「知らねぇよ…第一 俺は…仲良しだと思ってた奴に裏切られたんだ…なのに、何もしてない…信じてくれない…何を許せと?」

 

「……」

 

「……俺は…信じたくない…二度と自分を壊さない為に…」

 

すると藍は座り込み

俺に土下座をする形になる。

 

「頼む…!紫様を許してやってくれ!お願いだ!」

 

「お、おい!止めろ!!」

 

「頼む!私は何でもする!だから、皆を許してやってくれ!」

 

藍がゆっくりと顔を上げる。

目には涙が流れていてじっと俺の目を見据える。

 

「…わかったから藍、やめてくれ。」

 

藍の肩を持ち上げ立たせる

俺は…人の涙が苦手だ…

 

「…優」

 

「涙は拭け…」

 

優はハンカチを取りだし

藍の涙を拭く

 

「あ、ありがとう…優」

 

俺は皆が嫌い…でも…

何でだよ…何で…涙を見ると…苦しくなるんだ…

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