こちらではシリアス風味を結構多めに出していきますので、結末をお楽しみに…
プロローグ:南へ向かう列車
ナタで執行官第一位「隊長」の仮死と、それによる執行官第一位の空席化──その衝撃的な報告の余韻がまだ冷めやらぬある日。
スネージナヤ本国のファデュイ本部──その一区画の研究室へと、氷の女皇陛下より下された最高勅令の伝達が届いた。
指令の内容は二つ。
一つは、ファデュイから突如として姿を消した執行官第三位「少女」コロンビーナの捜索及び捕縛。
そしてもう一つは、スネージナヤ南端の自治領「ナド・クライ」に建造している巨大拠点・クーヴァキ実験設計局へと赴き、現地での魔物の制圧の他、研究と治安を統括すること。
まだ少し準備期間があるとはいえ勅令という事もあり、急遽始まった出発に向けた機材の搬出などで室内のマシナリーたちが慌ただしくなる工房の応接室にて、サンドローネと「あなた」は、一人の来訪者と向き合っていた。
「──それで?わざわざ出向いてきて何の用かしら、アルレッキーノ?見ての通り、私たちは今あの天然でマイペースな小娘の後始末に出向く準備で忙しいのだけれど」
ティーカップを傾けながら刺々しく言い放つ執行官第七位「傀儡」サンドローネに対し、向かいのソファに腰掛けた銀髪の麗人──執行官第四位「召使」アルレッキーノは、赤いバツ印の浮かぶ瞳を細めることもなく静かに口を開いた。
「そう邪険にしないでくれ。君たちがこれから向かうナド・クライの情勢について、少しばかり耳に入れておきたい情報があってな…」
───ナド・クライの情勢、ですか?
助手として紅茶を注ぎ足していた「あなた」が問いかけると、アルレッキーノは小さく頷いた。
「ああ。まず一つ、例の「旅人」がナタでの戦いを終え、次はナド・クライへと向かっているという報告が入った。……そしてもう一つ。現在、ナド・クライ全域でアビスの魔物「ワイルドハント」が、これまでにない規模で異常な活性化を見せている」
「ワイルドハントですって?ふん、あんな知性の欠片もない魔物のなり損ないの群れ、私のマシナリー兵団でいくらでも蹴散らしてやるわ」
「いや…問題はそこではない、サンドローネ」
アルレッキーノの声色が、一段低く冷徹な響きを帯びた。
「かの地は本来、「博士」ドットーレが本拠を置く縄張りだ。これほどワイルドハントが暴れ回り、さらに「少女」コロンビーナの捜索という勅令まで下っているにも関わらず……あろうことか、現地にいるはずのドットーレの部下たちすら、その末端に至るまで不気味なほど沈黙を守っている。噂ひとつ聞こえてこないほどにな」
───……っ、
その言葉を聞いた「あなた」の脳裏へ、あの極北の隔離研究所で目にした悍ましい光景が鮮明にフラッシュバックした。
緑色の培養液の中で蠢いていた無数のワイルドハント。
そして、それらを顔色一つ変えず眺め語っていた、ドットーレの底知れない赤い瞳。
「あの男が、ただ大人しく息を潜めているはずがない。水面下で何か良からぬ計画を進めていると見るべきだろう。……それともう一つある。「あなた」、君にだ」
───え?僕、ですか?
アルレッキーノは不意に視線を向け、紅茶の入っているティーカップを持ったまま固まった「あなた」を真っ直ぐに見据えた。
「ここへ来る前、統括官「道化」ピエロより君への伝言を預かっている。「本国の工房の維持を名目に、助手であるお前はスネージナヤに残留しても構わない。技術の中枢を担う者が揃って危険地帯へ赴く必要はない」……とのことだ」
「…っ!?な、ちょっと待って、それは本当なのアルレッキーノ!?」
サンドローネが弾かれたように顔を上げる。
ドットーレの縄張りであるナド・クライへ「あなた」を連れて行くことに、主人である彼女自身も内心では強い危惧を抱いていたのだろう。
ピエロの異例の配慮に乗り、早速サンドローネが「それならあんたはここに──」と口を開きかけた、その瞬間だった。
───いいえ。「道化」様のお心遣いには感謝しますが、僕はサンドローネの側にいます
「あなた」は一秒の迷いもなく、穏やかだが決して揺るがない声で即答していた。
「なっ…!ちょっと「あなた」、相手はあのドットーレが十中八九絡んでいる場所なのよ!?わざわざ危険な場所にまでついてこなくたって──」
───だからこそ、だよ。そんな危険で面倒な場所に、大切な主人を一人で行かせられるわけがないじゃない。……それに、サンドローネの機巧の最終調整や日々のケアを、僕以外の誰がやるの?
「っ、それは、そうだけど……!」
「あなた」にまっすぐに見つめ返され、サンドローネは顔を赤くして言葉に詰まり、腰のゼンマイをカチカチと少しだけ早鐘のように鳴らしながら視線を逸らした。
そのやり取りを見ていたアルレッキーノは、ふっと呆れたように、けれどどこか温かい吐息を漏らした。
「…だ、そうだ。ピエロにもそう伝えておこう。君がそう答えるであろうことは私も、ピエロ自身も最初からわかっていたがな」
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「では報告を伝えるために戻るとするよ」と言ってアルレッキーノが退室してから暫くして──主人の前では気丈に振る舞ってみせたものの、一人作業場へと戻った「あなた」の胸中には、拭い切れない重苦しい予感が渦巻いていた。
───(ドットーレ様がナド・クライで何かを企んでいるのは、恐らく間違いない……。でも、自分のこの目で見極めるまでは、
そんな予測とも言えない程微かな希望を思い浮かべて縋りつつも、技術者である「あなた」の手は、最悪の想定に向けた備えを止めることはなかった。
今、「あなた」の目の前にあるのはかつてサンドローネから託された、黒鉄のマシナリーを呼び出すことができる無骨な試作召喚ボタン。
それとコロンビーナに以前作った小鳥型のマシナリーの試作機。
そして、以前製作して体調を悪くしてしまった戦闘スーツのベルトなどの一式が入っているアタッシュケース。
───(……念には念を、かな)
それらを一瞥しながらそう判断し、「あなた」は工具を手に取り
全ては、自分を拾ってくれた主人の為に──。
ただその一心で、できることを進めていくのみだった。
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そして、全ての準備が完了した出発前日の夜。
「あなた」は工房の廊下で、最終確認に訪れていたアルレッキーノを密かに呼び止めていた。
「…おや、「あなた」か。どうかしたのかな?そんなに改まって」
───アルレッキーノ様。明日の出発を前に…どうしても貴女にだけ、折り入ってお願いしたいことがあるんです
誰もいない静まり返った廊下で、「あなた」は真剣な眼差しで彼女を見つめ、深く頭を下げた。
───今回のナド・クライ行きの任務にて、どうしても嫌な予感が拭えません。勿論、全力で生き延びるつもりではあります。……ですが、もしも現地で僕の身に万が一のことがあったら、僕の処遇は全て主人であるサンドローネに委ねてください
「…………」
───……非常に身勝手なお願いを言っているのは、承知の上です。それでも…!それでも、彼女から離れるのだけはしたくないんです。……こんなこと、アルレッキーノ様にしか頼めないんです。お願いします…!!
深く頭を下げ、暫く後の静寂の中、顔を上げた「あなた」の瞳には恐怖はなく、ただ純粋に「最後まであの人の隣にいたい」という静かで狂おしいほどの一途な覚悟だけが宿っていた。
それを見つめていたアルレッキーノは、暫く沈黙した後──やがて額に手を当て、深く、どこか複雑なため息をついてから口を開いた。
「……はぁ、まったく。君という男は…」
───え……?
「いいだろう、約束する。これまで苦労し、主に忠義を尽くした者が最後に報われるのはあるべき姿だからな。万が一の時には、私が責任を持って君
───! あ、ありがとうございます…!!
アルレッキーノは踵を返し夜の回廊へと歩き出しながら、「あなた」には聞こえない程の小さな声で呆れたように呟いた。
「(……やれやれ。数時間前にもサンドローネから殆ど同じことを言われ、今度は「あなた」からもか…。……まったく。揃いも揃って、本当に似た者同士の主従だな)」
脳裏にサンドローネが真剣に頼み込んできたときのことを思い浮かべるアルレッキーノ。
同時に、今回の任務についての自身の直感も良くないものを感じ取っていたことが気のせいではないと察し、複雑な面持ちを少し見せる。
「(……今回の任務、どうやらこれまでにない厳しさが待っているのかもしれないな)」
図らずも二人分の「もしも」を預かることになった第四位の背中を見送り、「あなた」は翌朝に迫った出発へと心を決めたのだった。
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翌朝。
白銀の蒸気を激しく噴き上げるナド・クライの最寄りであるスレトモロスク行きの特別軍用列車が、スネージナヤ・グラードのセントラルステーションのホームに重々しく停車していた。
「ほら「あなた」、グズグズしてないでさっさと乗りなさい!特等車両の空調と紅茶のセッティングは「あなた」の仕事でしょう!」
───わかってるよサンドローネ!最後の荷物チェックだけ済ませてから乗るから、プロンニアと一緒に待ってて!
「…ふん、発車までに遅れたら置いていくからね!」
そう言い残し、プロンニアに付き添われながら特別車両の奥へと姿を消すサンドローネ。
彼女の姿が見えなくなったのを確認してから、「あなた」が最後のアタッシュケースを手にしてタラップへ足を掛けようとした──まさにその時だった。
「──まって!待ってくださいませ!「あなた」さんっ!!」
列車の蒸気の唸り声を切り裂くような、悲痛なほど必死な声。
振り返った「あなた」の視界に飛び込んできたのは、劇団の稽古からそのまま駆け付けてきたのか、薄い外套ひとつだけを羽織り、白い息を荒く吐き出しながらホームを全力で走ってくるオデット・スぺシーヴァその人だった。
───オデットさん…!?どうして、ここに……
「はぁっ、はぁ……っ、間に合って、よかった……っ」
普段はどれほど過酷な舞台や任務でも、オルゴールの上の人形の如く涼しい顔でこなしては微笑む彼女が、今は髪を乱し、息も切れ、痛々しいほど切迫した瞳で「あなた」の目の前に立ち尽くしていた。
「……胸騒ぎが、ずっと消えませんでしたの。まるで…かつて師である「淑女」ロザリン様が稲妻へ任務に向かったあの時と全く同じ、冷たくて嫌な予感が……」
オデットは震える白い手で、「あなた」の外套の袖を強く掴んだ。
そして、自身に引き寄せるように少しキュッと引っ張ってから、続けて口を開いた。
「いても立ってもいられず、独自に調べさせていただきましたわ。……「あなた」さんが「傀儡」様と共に、よりにもよってあの「博士」様の待つナド・クライへ向かおうとしているなんて……!お願いです「あなた」さん!どうか、どうか行かないでくださいませ…!!」
───オデットさん…。心配して来てくれたんだね、ありがとう。でも、これは女皇陛下の勅令だし…何より主人が行く以上、助手の僕が離れるわけにはいか──
「いいえ!そんなことはありません、止められますわ!劇団の後ろ盾でも「淑女」ロザリン様の後継者としてでも……例え私の持つ立場と権力全てを投げ打ってでも、「あなた」さん一人を本国に残す算段くらい、今すぐ付けてみせますわ……!!」
上品な言葉遣いの端々から、なりふり構わぬ激しい熱量が溢れ出す。
かつて主人経由とはいえロザリンと関わり、その縁でオデットとも交流し、ある日ロザリンとすれ違いかけた彼女をアルレッキーノと共に助け、そして稲妻で殉職した彼女の葬送の夜──誰の前でも涙を見せなかった彼女が、唯一「あなた」相手にだけ声を上げて泣きじゃくったあの日から、オデットにとって「あなた」は掛け替えのない心の支えになっていた。
「これ以上、大切な人を失うのは嫌ですの…!貴方がいないと、私は……っ、もし「あなた」さんの身に何かあったら…私は、今度こそおかしくなってしまいそうなのです……!!」
───……オデットさん…
あらゆる手段を尽くしてでも引き留めようとする彼女の瞳には涙と、もう一度喪失を味わうことへの深い恐怖が滲んでいた。
だが同時に、どれほど言葉を尽くしても、目の前の青年が決して主人の傍を離れないことも──聡明な彼女には、「あなた」のその静かな瞳を見て既に悟ってしまっていた。
「……覚えていますか?「あなた」さん。ロザリン様の葬式のあの日を…」
───…勿論、忘れることなんてできないよ
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二人が思い返すのは、普段よりも一段と寒く吹雪いていた通夜の日のこと。
この日主人と共に出席していた「あなた」は、一通りの式と同じ参列者との話を終え帰路に就こうとした際に、俯いたまま握り拳を震わせていたオデットを見かけた。
周りがまるでオデットにだけ触れないように避けて歩いているのを見て、主人に無理を承知で断りを入れて付き添ったあの日。
ふと察して人目を避けるように別室へ連れて行くと、少し経過してオデットは自身の感情を堰き止めていたダムを決壊させるように号泣し出し、そのまま溜め込んでいたものを爆発させていった。
暫く続いた後落ち着いた彼女は、「あなた」に向けてこう問いかけたのだ。
『なぜ…「あなた」さんは、私なんかに構うのですか?…貴方は「傀儡」様の助手。ならば、仕える主人のもとに戻るべきでしょう』
───……放っておけなかったから、かな
『え…?』
───それに…。僕もきっと、立場が逆だったら同じ気持ちになって、同じものを求めるから…だと思うんだ
『──────』
それからのオデットは自身が何を言い、どんなことをしたのか、何も覚えていない。
ただ確かなこととして…この温もりは決して忘れたくはないし、手放したくないと心の底から強く求めていたことだけだった。
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「あんな……あんなにも自分のことのように他人の痛みに寄り添える「あなた」が、どうしてご自身の命にはそうも無頓着なのですか!?あの時、私の痛みを誰よりも理解してくださった貴方が、今度は自分自身を顧みず投げ捨てようとしている……!それを見過ごすことなど、私にはできませんわ…っ!!」
舞台の上で痛覚すら麻痺させて舞い続けてきた孤高の白鳥が、誇りも体裁もかなぐり捨てて、ただ一人の少女として「あなた」に縋り付いてくる。
例え数えるほどしか言葉を交わしたことがなくとも、あの哀しみの夜に分かち合った温もりは、彼女にとって生きるための確かな光になっていたのだ。
だが──それでも「あなた」は、その悲痛な叫びを真っ向から受け止めながらも、瞳に宿る光を一片たりとも揺らさなかった。
───……ごめんね、オデットさん
「っ……」
───でもね、あの日言った通りなんだ。僕はあの日からずっと、彼女を失うかもしれないっていう恐怖と一緒に生きている。だから……ううん。だからこそ、僕は行かなきゃいけないんだ
「……っ、どうして…どうしてそんな、穏やかな顔で笑うのですか……。…今ここでどんな言葉を重ねても、私の手では止まってはくださらないのですね……」
全てを悟り、絶望に視線を落として俯いていたオデットの細い肩を──「あなた」は一歩踏み出し、そっと両腕で優しく包み込むように引き寄せた。
「……っ!?ぁ……っ」
突然伝わってきた温かな熱に、オデットの身体が凍りついたようにピタリと硬直する。
耳元で重なる、「あなた」の穏やかで、けれどどこまでも優しい鼓動。
───僕なんかの為に、たくさん心配してくれて本当にありがとう。……でも、心配しないで。約束するよ。僕は必ず生きて、このスネージナヤへ主人と一緒に帰ってくるって
「あなた」はそう言いながらそっと腕を解くと、頬が赤く染まったまま呆然と固まっている彼女の頭に優しく手を置き、ゆっくりと撫でながら柔らかく微笑みかけた。
───だから、その時まで待っていてほしい。……また、君の素敵で誇らしい舞台を見せてね
「…っ、ぁ、あ……」
思考が完全にショートし言葉を失って立ち尽くすオデットの横をすり抜け、「あなた」は素早く列車のタラップへと飛び乗った。
───ジリリリリリリリ!!!!
発車を告げる大きなベル音が、冷え切った空気を切り裂く。
重々しい金属音と共に客室の扉が閉まり、分厚い車輪が軋みを上げながら、特別軍用列車がゆっくりと前進を始めた。
「…っ!あ、まっ…待ってください!「あなた」さんっ!!」
数秒遅れてハッと我に返ったオデットが、伸ばした手を宙に彷徨わせながらホームを駆け出す。
だが、速度を上げていく鉄の蛇に生身の足で追いつけるはずもなく、列車は噴き上げる白銀の蒸気の中へと容赦なく吞み込まれていった。
「……ずるい、ずるいですわ……っ。あんな、あんなに優しい温もりで誤魔化して、行ってしまわれるなんて……っ!!」
遠ざかる列車の最後尾を見送りながら、ホームの上にひとり取り残されたオデットは、膝から崩れ落ち、その場に蹲った。
段々と溢れ出る涙を止めることもできず、彼女は冷たい石畳の床に両手をつき、ただ声を殺して泣きじゃくることしかできなかった。
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ガタゴトと、規則正しい振動が伝わる特等車両の客室。
窓の外を流れるスネージナヤの猛吹雪と景色を眺めていた「あなた」の背中に、温かい紅茶の香りと共に、呆れたような主人の声が掛けられた。
「──あれで、良かったの?」
声に振り返ると、ソファに腰掛けたサンドローネが、ティーカップの縁に視線を落としたまま、どこか複雑そうな表情でこちらを見上げていた。
窓の外で繰り広げられていたオデットによる必死な引き留め劇を、彼女が気付いていないはずもなかった。
───……うん。だって、あれ以上話していたら…せっかく決めた覚悟と決意が揺らいじゃいそうだったから
「あなた」がどこか寂しそうに苦笑混じりにそう答えると、サンドローネはふんっと鼻を鳴らし、そっぽを向いてカップをテーブルへと置いた。
「……ふーん、あっそ」
刺々しい口調とは裏腹に、彼女の指先は自身のドレスの裾を少しだけ強く握りしめていた。
彼女とて分かっているのだ。
「あなた」がどれほどの覚悟を持って、他の全てを振り切ってでも自身の隣を選び取ったのかを。
「……絶対に、私の側から離れるんじゃないわよ。「あなた」」
───……仰せのままに、サンドローネ
温もりと僅かな油の匂いが満ちる車内。
まだ誰も知らない、ナド・クライで待ち受ける運命の足音を遠くに聞きながら、列車は白銀の凍土を切り裂き南の地へと走り続けていくのだった。
「傀儡」→メインヒロイン。かわいい
この時点で原作と違うのは、
この時点では自覚皆無。
「あなた」→神の目なし。戦闘関係もスーツの機能などがないとマジで何もできない一般人。
実は主人以上に危険なものを抱えている。最終盤までに分かる人いたら凄いかも
「召使」→内心超複雑。原作では(色々思ってはいるだろうけど)見えてる部分だけなら割と切り替え早そうな感じあっただけに、本作では多分原作の倍以上の心労があるかもしれない
オデット→ロザリンは変わらず原作通りになるが、こちらは原作と違いロザリンの出発前に誤解が解けて最後の最後で良好になれた。そのため、失ってしまう事の怖さを原作以上に深く認識している。
オデットのキャラ性が明かされるまでヤンデレ属性持ちだろこれと思っていたのは、ここだけの話…
なお、主的には今も適性がそこそこ高そうに見える模様
「博士」→本作では、原作よりも少し強化されてる
前書きであんな啖呵切っておいてあれですが、リアルの都合でまた更新が少し遅くなります…
予約投稿なので、多分今頃の主はツアー帰りで死んだ目をしているか翌日以降のやることで頭抱えながら倒れるように寝てるかのどちらかになっていると思いますw
あんまりダラダラとはならないようにしていきたいと思っているので、ゆっくりお待ちくださいませ…!