TS転生したら小鳥遊ホシノだったので青春を………Q.誰?お前?A.エーテリアスです 作:如月トッポ
第十六話です!前回適当に終わりすぎたから少しだけ後日談って感じです………
う~ん、やっぱりシリアスよりこういうのの方が得意かもしれない
後日談
第十六話 いや、まぁ平和な時間くらいあってもいいよね?
暑い.....痛い、風に混じり飛んでくる熱い砂が体を打ち付けていく、ちりも積もれば山となるようで徐々に体を、皮膚を削っていく。
そして太陽が死ぬほど熱い....文字通りに死ねるほど....この熱さは体の水分を...体力を持って行っていく。
「■■■■….」
自分が、いや、この体が声を発した、けど聞き取れない、何かに阻害されるように、世界が、この肉体がそれを拒むかのように。
そんな中俺は砂漠を歩く、なんのために?わからない....わからない.....なんで?だが体は止まらない。
と、その時不意に殻が止まった、砂漠のど真ん中、こんなところに何があるというんだ....。
そんなことを思いながらふと顔を見上げると、何かがそこに在った、だが見えない、まるで片頭痛の前兆のあれが重なっているかのように、強い光を見た後に網膜に焼き付いた光によりその部分が見えなくなるように。
ただ、そこにはモザイクのような、歪みのような、そんなどうあがいても視認することのできない、認識出来ないものがあった。
そしてこの体は。
「■■に■■■■す■、■■■■」
また何かを言って、膝を着いて、目の前が真っ暗になった....、最後に少し、水色に近い色の髪が見えた気がした。
「っ!......はぁ....はぁ......」
目が覚めた、心臓が痛い、呼吸が荒い、怖い、良くわからないけど怖い夢を見た気がする、まだ体が震えてる、不安感が凄い。
不安からか怖いからか、今の自分の感情というのが良くわからないが漠然とした恐怖により体に力が入り、布団に入ったまま何かを抱いていた腕に力が入る。
そう、寝ている間から抱いていた何かを。
「(..........ん)」
頭が冷えてきてふと違和感を感じ顔を上げる、すると。
「おはよ、ホシノちゃん、うなされてたけど大丈夫?」
リンさんがいて少し心配そうにそんな風に言葉をかけてきた.....。
「(え.....あ.....)」
急速に頭が冷却されていく、時が止まったかのように完璧に外からの情報がシャットアウトされていく。
それに反して頭の中の思考が速いのか遅いのか分からないスピードで回り、【リンさんを抱きしめて寝ていた】、という事実に到達したとき。
「うわあぁぁぁぁ/////!!?!」
急速に冷えた頭は、顔は急激に沸騰しただ叫ぶことしか出来なかった。
「も~、なにもそんなホラー映画見たお兄ちゃんみたいな反応しなくてい良いのに.....」
「え、あ、ご...ごめんねぇ?ちょっと寝起きでびっくりしちゃって....」
俺の叫びを拒絶やそっちの方面で捉えたのか、すこし残念そうというか、悲しそう?な感じでそんなことを言われてしまった。
だが、俺の意識は今そんな所には無かった、何故かというと......。
「(やばいやばいやばい!あったかいし何か絶対柔らかいの当たってるてか良い匂いもずるし!!?!)」
そんなことで五感がいっぱいであるからである。
起きてから、いや、寝ているときからだろうか?今もなお依然として俺はリンさんを抱いている、......いや、抱いてるってそう言う訳じゃなくて、物理的に。
てかなんなら俺が抱き枕的な感じになってる、いつから自分が抱いている側だと錯覚していた?リンさんを抱いているとき、こちらもまた抱かれているのである。
まずい、思考が変になってきてる.....。
もともとっていうか今も精神は一般的な男子高校生なわけで、今現在、前世でも縁が無く今世もホシノは断崖絶壁であるため全く縁の無かった【それ】が惜しむこともなくこちらに押し付けられてる。
まぁ、そんな状態で冷静に居られるわけもなく.....。
「(これは百合なのか!?俺は不純物か!?いやでも今の俺は女でも...いやそれでも死刑か!?)」
???「えっちなのはダメ!死刑!」
「(まずい、慌てすぎてイマジナリーコハルが出てきてる.....)」
と、脳内でひとしきり暴れまわり少し落ち着き。
「え....えっと、リンちゃん?そろそろ離れてくれたり.....」
かれこれ数分間?いや、十分間は流石に経ったか?時間は分からないが俺は起きた後も抱き枕状態である。
全然嫌という訳でもないっていうのが本音だが悪いことをしている気分だしなにより精神というか理性というか、そういう系の何かがヤスリでゴリゴリ削られる感じがしてよろしくない。
そう思いそう頼んでみるのだが。
「え~、ホシノちゃんあったかいし離したくないなぁ~」
この様である。
どうやら俺は完璧抱き枕扱いのようである、いやまぁ、ホシノの抱き枕適性が高そうなのは否定するどころか同意ではあるが....。
「というか最初に抱きついてきたのはホシノちゃんなのに.....」
「う゛」
まぁそんな気は薄々してました...はい、......思い出したくないけど昨日事思い出してきて....、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あぁぁぁ!!!!!!(羞恥)
まぁ、そんなこんなありつつもう10分後程後に解放され、朝ごはんとなり.....。
「リン、少し聞きたいんだけれどいいかな?」
「ん?、どうしたのお兄ちゃん」
「いや、うん、なんでホシノを膝の上に置いてるのかな?」
解放されたと言ったな、あれは嘘だ、未だに抱き枕である、本当にやめてほしい、背中に当たってんのよ、背中に、何とは言わんけどさ。
「いや~、抱き心地良くてさ~、髪もサラサラだし、あったかいし」
「...」もきゅもきゅ
※諦めてご飯食べ中
「.......そう、」
※早々に諦め
そんなことを言いながらリンさんが髪を梳いてくるように頭を撫でてくる、リンさんの手の存在を感じる....、あと普通に久しぶりというかもう覚えてないくらい久しぶりに頭を撫でられたが意外と気持ちいい。
「そういえばリン、あのことをホシノに話したかい?」
「あっ、いや、話してないや....」
「ん~?どうかしたの?」
なんとか平静を装いつつ、そう疑問を投げかける、口ぶりからしてどうやら俺に話すことがあるようである、それに良いことでもなさそうである。
「あ~、まぁ、見てくれた方が早いかな、Fairy、いるかい?」
アキラがそう声をかける、が、辺りには来客も見当たらないしFairy?とかいう名前も初めて聞いた。
「(どういうことなんだろ...何も起こらないし...)」
そう思い再度食事を口に運ぼうとすると、電気が点滅した。
「(なんで朝なのに電気つけてんだ?)」
そんな些細な疑問も感じるがまぁそこは世界の違いの常識の齟齬ということにしておく、そして点滅やパソコンにも不具合が生じ始めたかと思うと、それらの異常が全て止み、一つの声が響いた。
「システムを起動──Ⅲ型総順式集成汎用人工知能……Fairyです」
無機質なような、そんな感じの女性のような声。
「人工知能?(つまりアレクサ的な感じってこと?)」
「そう、意外とホシノは驚かないんだね」
「まぁね~、それ以上にいろいろあったし....」
昨日のリンさんが目を覚ました時のことや今朝のことが脳裏によぎりまた沸騰しかけたが今も膝に乗っけられていてさほど変わらないという結論に至り、謎に抑え込んだ。
「ん?何かあったのかい?」
「いや?特に何もなかったよ?」
「なんでリンが答えて...」
「何も無かったよ?????、ね?ホシノちゃん?」
なんか俺の後ろでアキラに圧かけてる.....てかこっちにも圧がくる....怖い....。
「うっ..うん、何もなかったよ」
「.......そっか、変なことをきいてごめんね」
流石アキラ、空気の読める良い男、だが、空気を読まないものもここに居た。
「否定、昨夜のホシノ様が号泣している様子の画像の抽出がされています、ご覧になりますか?」
「え゛.......」
オデ コイツ キライ.....
ホシノ
・もう半ば全てを諦めた
・前回のやつよりリンへの好感度が凄く高い
・抱き枕となつた
・いつかあの人工知能はなんとかして殺す
リン
・よく正体がわかってなかったホシノの弱い部分が見れて少し安心してた
・そしてあんな号泣して謝るほど想ってくれてて何気にうれしかった
・ホシノを抱き枕にした
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