東方scp財団幻想録 彼の99回目   作:妖ヶ夢

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7話 幻想郷:魔理沙との戦いと謎の乱入者

 

「高柳、準備は終わったか?」

 

「終わりました。早速やりましょう」

 

会話を終えるのと同期するように、神社の境内は急速に闇に沈み始めていた。

静寂が引き裂かれ、幻想郷の夜を支配する弾幕ごっこの幕が上がる。

 

境内の隅から、鋭い警告の声が飛んだ。

 

「建物やお社を壊したら、タダじゃ置かないわよ!」

 

「わかってるって! それじゃ、こっちから行かせてもらうぜ!」

 

魔理沙が不敵に笑い、八角形の謎の道具を掲げる。

 

「スペルカード発動――魔符『スターダストレヴァリエ』!!」

 

瞬間、夜の闇を塗りつぶすほどの大量の星型弾幕が展開された。それらは意思を持つかのように魔理沙を起点として一度激しく収束し、次の瞬間、全方位へと爆発的に拡散していく。後ろ、横、前。どこを見渡しても光の檻に閉じ込められたように隙がない。

 

(――なら、こちらもスペルカードで迎え撃つ!)

 

僕は背中に背負っていた長弓を素早く引き抜いた。

発動するのは僕の持つ力、「属性を操る程度の能力」。体内の魔力を一気に練り上げ、弓の弦へと集中させる。

 

「水符『水龍の連撃』!!」

 

大気中の水分が引き寄せられ、激しく渦巻く巨大な水の矢が形成されていく。僕はそれを引き絞り、魔理沙の頭上――はるか高き虚空へと向けて一気に放った。

一条の青い光となって、矢は夜空へと消えていく。

 

「どうしたんだぜ? 上に私はいないぞ!」

 

魔理沙が小馬鹿にするような声を上げる。だが、それでいい。ほんの少しの時間を稼げれば、僕の勝ちだ。

魔理沙のスペルカードが終盤に移り、収束したレーザーが僕の退路を狭めてくる。光の奔流がかすめる極限状態のドサクサに紛れ、彼女は箒を駆って鋭い体術の追撃を仕掛けてきた。

 

(見切れる……!)

 

最小限の動きで突進をかわし、僕はその無防備な脇腹へと、全魔力を乗せた「共振パンチ」を叩き込んだ。

 

「な、なんなのぜこのパンチは……!? 直接、中に響いてくるような……っ!」

 

凄まじい衝撃波が彼女の体内を揺らし、魔理沙が苦悶の声とともに顔をしかめる。

 

そして――僕が天に矢を放ってから、正確に「10秒」が経過した。

ドン、と上空の雲が爆発するように割れた。

そこから降り注いだのは、雨などではない。光り輝く無数の「水の弓矢」の豪雨だ。

 

「さっきの上に放った矢は、このための伏線だったのか!?」

 

焦燥に駆られた魔理沙は、箒にしがみつくようにして低空飛行で必死にその場を脱出していく。

完全にこちらの計算通り。体勢を崩した彼女に、ここでもう一撃を――そう思った瞬間だった。

ぞくり、と背筋に凍り付くような戦慄が走る。

空気の密度が変わり、肌を刺すような殺気が背後から爆発的に膨れ上がった。振り返る余裕すら与えられない、絶対的な死の気配。

 

「避けなさい!! 高柳、死ぬわよ!?」

 

背後からの悲鳴のような叫びが境内に響き渡る。

直後、回避した後に通過したのは冷たい三つの刃だった

 

 

「あぁ、避けられたか。これでも優秀な個体って聞いてたんだけどな。日本生類創研も大したことないね」

 

背後を仰ぎ見れば、宙に浮く尻尾に刃を付けた謎の小動物と、見慣れた、しかし今は酷く雰囲気がかわっている「コンドラキ博士」がそこに佇んでいた。

 

なぜ博士がここにいるのか?なぜ僕を殺そうとしたのか?混乱する頭を必死に抑えつけ、僕は声を絞り出した。

 

「コンドラキ博士……!これは、どういうことですか!」

 

「どういうことも何も、君を殺そうとしただけだよ。あと、敬語はやめてくれよ。もう財団は辞めたんだ。今の僕は、プロジェクト・パンドラ所属の職員さ」

 

プロジェクト・パンドラ?なぜ、財団を辞めた?世界が足元から崩れていくような感覚の中、僕はなんとか言葉を繋ぐ。

 

「……それは、あなたは僕に敵対している、ということですか?」

 

「変なことを言わないでくれ。当たり前じゃないか」

 

 

「あなた、正気じゃないですよ!」

 

「じゃあ、止めてみせろよ!!」

 

「待ちなさい!! そこのあなた、ここでこれ以上の乱暴な真似は許さないわよ!」

 

「じゃあ、お前も殺す」

 

「何がなんだか分からないけど、あんたを倒すぜ!」

 

「いいぞ、全員まとめてかかってこい!」





マリオン視点の別小説を上げます。プロジェクト・パンドラと言う要注意団体に関わってきます。R-18です。グロ注意

ちなみに謎の小動物の見た目ははミ█ウです。


コンドラキ博士の人事ファイル
著者:Dr.Kondraki
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-98754/dr-kondraki-s-personnel-file
作成年:2008
(SCP-408 SCP-515-ARCもコンドラキ博士の作品の為割愛)

タイトル: 要注意団体-JP
作者: ©SCP財団
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/groups-of-interest-jp
作成年: 2017

タイトル:反ミーム部門ハブ
作者:qntm
URL:http://scp-jp.wikidot.com/antimemetics-division-hub
作成年:2017年
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