「じゃあ、始めようか」
コンドラキは無造作に三脚を肩に担ぎ、不敵な笑みを浮かべて語りかけてくる。
「……3対1で勝てると思っているんですか?」
「3対1じゃない。3対2だ」
彼の言葉に応じるように、その傍らへと何かが這い寄る。それはまるでネズミのような姿をした小動物。しかし、重力を無視して不自然に空中に浮遊していた。背後に控える二人に視線を鋭く向け、私は静かに告げる。
「霊夢さん、魔理沙さん私はあのコンドラキという男を叩きます。私は空を飛べませんそれは分かりますよねなのでお二人はあの不気味な小動物を抑えてください」
「いいわよ」 「いいぜ!!」
「じゃあ本当に始めぞ。」
速いとてつもなく早い踏み込みだ鋭い殺意を感じる頭が危険信号を出しているのが分かる
カァン!!
速くて重いそれが僕が攻撃を受けたあとの第一の感想だ異常な程に攻撃速度が速いのだあの攻撃の重さと速さは人間技ではない。まるでコンドラキ博士そのものがアノマリーのような感じだ
「1回聞きます貴方は誰ですか?貴方は...本物ですか?」
「その質問に答える義理はない」
上段から来る素早い剣先と燕返しによる連撃、突き中心のレイピアや小剣とは違い、サーベル独自の手首や肘の回転と遠心力を活かした力強い「斬撃」が中心の攻撃その重みで今にでも刀が折れてしまいそうだ。だが私には誇れる程ではないがここで学んだ戦い方戦略がある。
「火符『炎龍の一閃』」
自らを中心として広げていく僕の能力で作った規則性のないランダムな炎の弾幕それを惜しみなく周囲にばらまいくていくそして極限の集中状態に入り敵が間合いに入った瞬間.....斬る!!間合いに入った瞬間出す閃光のように速い三連撃一閃と書いてあるがその理由はこのスペルカードは最後の一撃で仕留める形になっているからだ一回目を防がれながらも相手の刃先をずらし二回目で相手の防御を崩し三回目で仕留めると言う構造になっているからだ。
一回目...防がれる
二回目...防御を崩す
三回目...は当たるはずだったのが非人間じみた身体能力で防がれた
カァン!!!!
先程より少し乾いた強い音が聞こえる相手に刀を押されている今にも倒れ込みそうな程の足への重圧を耐えるギリギリの所で堪えながら相手の武器の勢いを利用してバックステップで距離を取る
地面に着地する瞬間僕の頭の少し上に何かが通り過ぎた手で瞬時に出せる飛び道具...苦無(くない)だ。とてつもない量が僕の前に飛んでくる回避、防御、弾く色々な方法で攻撃を凌ぐ
「風符『タイフーン・スパーク』」
昔、僕が中二病の全盛期に口にしていたような恥ずかしい技名だ。普通の人間が聞けば、鼻で笑うか失笑するかのどちらかだろう。だが、今の僕にとってそんなことはどうでもよかった。
刀の切先に暴風を集め、限界まで凝縮していく。その凶悪な指向性を、目の前の敵へと向けた。
「貫け……ッ!!」
もしこれが決まっていれば、この戦いは一瞬で終わっていただろう。しかし、僕の放った渾身の攻撃は、頼りないそよ風をひとつ吹かせただけで、あっけなく霧散した。能力があるのにも関わらず。
「しまっ――」
呆気に取られている間にも、敵は距離を詰めてくる。気づいた時には、すでに目の前に肉薄されていた。
すぐさま、鋭く重い一撃が飛んでくる。
反射的に刀で弾くが、追撃が止まらない。頬をサーベルの凶悪な刃がかすめ、鋭い痛みが走る。一回、二回、三回。容赦のない連続攻撃が僕の身体を捉え、じわじわと「死の予感」が肌を刺した。
こんなところで終わるわけにはいかない。終わらせてたまるか。刃を必死に振り回し、攻撃を繰り出し続ける。まだ可能性はゼロじゃない。僕には、あの「財団神拳」がある。僕は財団神拳の師範代なのだ。まだ、死ねない。
「――真・確率論的回避」
自分でも驚くほど、澄み切った声が口から突いて出た。
そんな技は本来、存在しない。だが、今の僕なら作れる。いや、作ってみせる。
意識のギアを強引に引き上げ、先ほどの集中状態のさらにその先へと叩き込む。完全な『ゾーン』には及ばないものの、脳内麻薬が駆け巡り、思考がとてつもない速度で演算を始めた。
本来なら、敵の攻撃がどこに来るかの確率を予測する前に、刃が肉を裂く。しかし、極限状態の今なら違う。すべての軌道、すべての速度、すべての可能性を計算し、視認する前に避けることができる!
回避、回避、回避。紙一重ですべての凶刃を躱し、流れるように反撃へと転じる。
狙うは首筋。ただし、刃は裏返す。この狂った戦いの中で、彼を――コンドラキ博士を殺す気はさらさらない。
今の体力の半分以上を代償として捧げた、渾身の峰打ち。その一撃が、彼の首へと――届いた。
ドサリ、と重い音が響き、戦いは終わった。
だが、まだ本当の終わりではない。視線を巡らせる。少し離れた場所では、霊夢と魔理沙が戦っていたはずだ。顔を向けると、そこには満身創痍ながらも、仁王立ちをしてこちらを見下ろしている二人の姿があった。
「勝ったんですね……」
僕の呟きに、二人は静かに頷いた。
「ええ」
「あぁ、お見事だったぜ」
バサッ、と背後から奇妙な物音が聞こえた。緊張が走り、思わず勢いよく振り返る。そこには――異様な存在感を放つポンチョを身にまとった、クレフ博士が立っていた。
「コンドラキを回収しに来た」
その冷徹な眼光に、僕は身構える。
「……貴方も、僕たちの敵ですか?」
「お前らにこれ以上危害を加える気はない」
クレフ博士は感情の起伏がない声で淡々と言った。
「早くしないと、バックドア・タホーが閉まるからな」
博士は倒れたコンドラキを無造作に背負うと、鬱蒼とした森の奥へと音もなく消えていった。
「ようやく、これで終われ……」
張り詰めていた糸が、ぷつりと切れた。
限界を迎えた身体が地面へと崩れ落ちる。
「昇!? 大丈夫!?」
駆け寄る誰かの声が遠く聞こえる。
原因は分かっている。あの即興の神拳だ。脳を限界まで酷使して確率を計算したせいで、気力が完全に底を突いたのだろう。猛烈な睡魔と気絶の境界線が、急速に視界を黒く染めていく。
「すいません……疲れが溜まっていて……布団、貸してくれません……かね……」
今度こそ、僕の意識は完璧に闇へと沈んでいった。
幻想財団録 彼の99回目 外伝 投稿中ぜひお読みください
R-18作品となっております。グロ注意
クレフ博士の人事ファイル
著者:Dr.Clef
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-100224/drclef-member-page
作成年:2008
コンドラキ博士の人事ファイル
著者:Dr.Kondraki
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-98754/dr-kondraki-s-personnel-file
作成年:2008
(SCP-408 SCP-515-ARCもコンドラキ博士の作品の為割愛)
著者: Kwana
タイトル: SCP-710-JP-J - 財団神拳
URL: http://scp-jp.wikidot.com/scp-710-jp-j
作成年: 2014年
著者: sakagami
タイトル: INTRODUCTION OF 財団神拳
URL: http://scp-jp.wikidot.com/sakagami006-portal-of-foundation-shinken
作成年: 2016年