主人公が特別な力を持ってるやつ 作:匿名人
真人類 中央書記官の日記
私の過ちについて
あれは、真魔大戦の少し後だったはずだ。
いくつかの魔人が地上に出てきて、辺境の村を襲う事件が起きた。
しかし、王国内の中央では、勝利したことへの喜びと油断から、
あまり重要視されていなかったと記憶している。
数年の時が経つと、
魔人と、真人の混血である、亜人が地上に出てくるようになった。
のちの研究機関での研究から、亜人は襲われた村のこどもの子孫であることが判明したことで、
私は過去の事件について調べるようになった。
近人族と魔族
亜人は、
我々真人のような知性と、魔人のような魔力量を併せ持っていた。
争いを好まない者から好戦的な者など、さまざまな種族がいた。
エルフや、ドワーフ、獣人のように、友好的で、真人と近い亜人は、近人族と呼ばれ、始めは真人と仲の良い隣人のような関係を築いていたことを覚えている。
しかし、すぐに近人族は真人の貴族に、高級奴隷として扱われるようになってしまった。
これは、意思疎通が取れて、かつ魔力量が多かったことで真人ができない魔法や、技術を使えたためだ。
オーガやゴブリンのような魔人に近い亜人は、魔族と呼ばれた。
魔族は魔人や魔獣と同じく好戦的だったが、魔人に比べてまだ対話の余地があったはずだ。
しかし、貴族からの圧力を受け、近人族を奴隷として扱っていたときにはもう討伐対象となってしまっていた。
知能が高く好戦的な魔族には、討伐をしようとしていた街が滅ぼされるなど重大な被害が出たことから、いかにこれが無謀だったかを示している。
責任の所在
近人族は、命からがら奴隷商から逃げ出して、真人の寄りつかない辺境の地に独自の集落や村をつくっていた。
魔族は魔人と共にグループを組んで、王国軍を返り討ちにするようになってしまった。
これらのことには我々貴族達に責任があり、これを反省して二度とこのようなことがないように努める必要があるはずだ。
近人族の集落
エルフの集落は、森の奥深くにあった。
弓を使い、神話を否定して、森の神と弓の神の信仰を持っているようだ。
ドワーフの集落
ドワーフの集落は、竜が生息している険しい山脈をいくつも越えた山岳地帯にあった。
鍛冶の神への信仰が厚く、鍛冶職が多く住んでいた。
獣人の集落
獣人の集落は、ジャングルの中にあった。
木の家同士がつるでつながっていて、空中で暮らしているようだ。
獣人独自の獣の神への信仰があり、自分たちは神の使いだと信じているようだった。
近人族の集落はそれぞれに独自性があり、王国とはまったく別の文化や信仰心を持っていた。
王国内でも、他の神による新たな神話体系と、信仰が必要かもしれない。
3話目で速くも難産だったので、小説は向いてないかもしれんね。
誤字脱字報告ありがとうございます。短めが取り柄です。